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愛知県の稲は、海抜ゼロメートル地域から標高700mの山間地域まで、地理的条件を生かし、多様な品種が作付けされています。
平坦地域では、極早生(ごくわせ)品種の「あきたこまち」や「コシヒカリ」、早生(わせ)品種の「あさひの夢」や「ゆめまつり」、中生(なかて)品種の「あいちのかおりSBL」など田植え時期や収穫時期の異なる品種を組み合わせて、田植えや収穫作業を分散する工夫をしています。一方、標高の高い中山間地域で栽培される「ミネアサヒSBL」は、そのおいしさと出荷量の少なさから幻の米とも呼ばれています。
愛知県内で最も多く栽培されている品種は「あいちのかおりSBL」です。この品種は大粒でおいしい「ハツシモ」に「コシヒカリ」を親とする「ミネアサヒ」を交配して育成されました。病気に強い特性があるため、農薬を減らして栽培できます。現在では県内水稲作付けの約4割を占め、学校給食用としても供給されています。
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作付面積 |
26,400ha |
収穫量 |
130,900t |
産出額 |
274億円 |
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あいちのかおりSBLの主な産地 |
一宮市、安城市、西尾市 |
コシヒカリの主な産地 |
豊田市、西尾市、田原市 |
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(出典:令和3年産作物統計、令和2年生産農業所得統計、園芸農産課調べ) |
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愛知県農業総合試験場が開発した「不耕起V溝直播機」によるは種作業。
育苗、田植えを省略できるため、普及が進んでいる。 |
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米収穫の様子 |
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