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園芸農産課の
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菊は、古くから日本人に親しまれてきた花です。正月、端午の節句、重陽の節句、お月見、七五三などの季節の折々に飾るなど、広く冠婚葬祭に使われています。また、花の色や形がバラエティーに富んでいるスプレー菊や、緑やオレンジなどの新しい色の輪菊は、洋風、和風どちらにでも合い、様々なフラワーアレンジや花束に利用されています。
大輪菊、スプレー菊は電照栽培が行われています。菊は、日照時間が短くなると花芽を作り、花を咲かせる短日植物です。その性質を利用して、花芽ができる前の段階で夜間に電照して、昼の時間を長く感じさせることで開花を遅らせ、出荷時期の調整を行っています。菊産地では真夜中に電気に照らされて浮かび上がった温室を見ることができます。最近では省エネの観点から、LEDを使った電照も試されており、夜の菊産地の風景も変わってくるかもしれません。
さらに、電照と光を遮る(遮光)技術を組み合わせて一年中菊の花を出荷することができ、愛知県は全国の約3分の1の出荷量を誇る菊の大産地となっています。
また、愛知県農業総合試験場では生産者と協力して菊の育種をしており、最近では「かがり弁」と呼ばれるフリルのような花びらが特徴的な菊を開発しました。華やかなイメージで、ブライダルや生け花での利用が期待されます。
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作付面積 |
1,281ha |
出荷量 |
440,700千本 |
産出額 |
197億円 |
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作付面積・出荷量・産出額:全国1位(産出額シェア36.7%) |
(出典:令和2年産花き生産出荷統計、令和2年産生産農業所得統計) |
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「かがり弁ギク」 |
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