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1 |
公共用水域の水質調査結果
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(1 |
)健康項目(人の健康の保護に関する環境基準項目) |
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カドミウム、鉛等26項目について、119地点で調査した結果、1地点で1,2−ジクロロエタンが環境基準を達成しなかったほかは、すべての地点で環境基準を達成した。 |
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(2 |
)生活環境項目(生活環境の保全に関する環境基準項目) |
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ア |
河川 |
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有機汚濁の代表的な指標であるBODについて、38河川49水域で調査した結果、29河川39水域で環境基準を達成した(達成率80%)。 前年度と比較して、天白川、乙川下流、梅田川、汐川が新たに環境基準を達成し、高浜川、新川が環境基準を達成しなかった。 このうち、梅田川及び汐川は環境基準類型指定(梅田川は昭和50年3月、汐川は 昭和62年3月に類型指定)以来、初めて環境基準を達成した。 |
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イ |
湖沼 |
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有機汚濁の代表的な指標であるCODについて、あぶらがふち油ケ淵(安城市・碧南市)で調査した結果、環境基準を達成しなかった。 |
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ウ |
海域 |
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有機汚濁の代表的な指標であるCODについて、伊勢湾11水域で調査した結果、 6水域で環境基準を達成した(達成率55%)。 富栄養化の代表的な指標である全窒素及び全燐について、伊勢湾6水域で調査した結果、全窒素は5水域で、全燐は3水域で環境基準を達成した(全窒素の達成率は83%、全燐の達成率は50%)。
COD、全窒素及び全燐の達成率は、いずれも前年度と同じであった。 |
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2 |
地下水質調査結果 |
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(1 |
)概況調査(メッシュ調査) |
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カドミウム、鉛等26項目について、113地点で調査した結果、105地点で環境基準を達成した。 |
(2 |
)概況調査(定点調査) |
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カドミウム、鉛等26項目について、21地点で調査した結果、19地点で環境基準を達成した。 |
(3 |
)汚染井戸周辺地区調査 |
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概況調査の環境基準を超過した10地点のうち、尾張地域の地層・地質に由来することが判明している調査項目である砒素を除いた8地点を対象として、周辺の井戸42本について調査した結果、33本で環境基準を達成した。 |
(4 |
)定期モニタリング調査 |
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過去の概況調査で環境基準を超過した41地点で調査した結果、8地点で環境基準を達成した。 |
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3 |
今後の対応
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引き続き常時監視に努め、環境基準の達成状況を把握するとともに、水質汚濁防止法、県民の生活環境の保全等に関する条例等に基づき、事業者指導、生活排水対策等を総合的に推進し、環境基準の達成・維持に努めていく。
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