１　調査目的

　県内の幹線道路における道路交通騒音の実態を把握するため、平成１１年４月から平成１２年３月まで、県内の高速自動車国道、一般国道、主要地方道等の主要幹線道路沿道の道路交通騒音調査を実施した。

２　調査結果

　調査結果は表３−１−１及び表３−１−２に示すとおりである。
　環境基準については、昼間と夜間の両方の時間区分において環境基準を達成していたのは全測定地点１６２地点のうち７７地点（４７．５％）であった。
　要請限度については、朝、昼間、夕、夜間のいずれかの区分において要請限度を超過していたのは、全測定地点１６６地点のうち４９地点（２９．５％）であった。

昼間・夜間とも環境基準達成		昼間・夜間のいずれかで環境基準達成		昼間・夜間のいずれも環境基準非達成		計
地点数	％	地点数	％	地点数	％	地点数	％
77	47.5	18	11.1	67	41.4	162	100.0

時間帯	環境基準達成		環境基準非達成		計
	地点数	％	地点数	％	地点数	％
昼間	92	56.8	70	43.2	162	100.0
夜間	80	49.4	82	50.6	162	100.0

測定地点	昼間・夜間とも環境基準達成		昼間･夜間のいずれかで環境基準達成		昼間･夜間のいずれも環境基準非達成		計
	地点数	％	地点数	％	地点数	％	地点数	％
幹線交通 近接空間	71	46.4	16	10.5	66	43.1	153	100.0
幹線交通 非近接空間	6	66.7	2	22.2	1	11.1	9	100.0



（備考）環境庁告示により、道路に面する地域については、当該地域内の全ての住居等のうち環境基準値を超過する戸数及び超過する割合を把握することにより評価（面的評価）することとなっている。しかし、平成１１年度分については、具体的な面的評価方法が示されていなかったため、騒音測定地点の騒音レベルを環境基準と比較し、その測定地点のデータが環境基準を達成しているかどうかにより達成状況を把握した（点的評価）。

４時間帯全てで要請限度以下		４時間帯のいずれかで要請限度超過		４時間帯全てで要請限度超過		全測定地点
地点数	％	地点数	％	地点数	％	地点数	％
117	70.5	49	29.5	0	0.0	166	100.0

時間帯	要請限度以下		要請限度超過		計
	地点数	％	地点数	％	地点数	％
朝	147	88.6	19	11.4	166	100.0
昼間	161	97.0	5	3.0	166	100.0
夕	142	85.5	24	14.5	166	100.0
夜間	123	74.1	43	25.9	166	100.0

区域の区分	４時間帯全てで要請限度以下		４時間帯のいずれかで要請限度超過		４時間帯全てで要請限度超過		全測定
	地点数	％	地点数	％	地点数	％	地点数	％
第１種区域	5	83.3	1	16.7	0	0.0	6	100.0
第２種区域	34	54.8	28	45.2	0	0.0	62	100.0
第３種区域	72	80.0	18	20.0	0	0.0	90	100.0
第４種区域	6	75.0	2	25.0	0	0.0	8	100.0
計	117	70.5	49	29.5	0	0.0	166	100.0