参考
 

自動車騒音及び道路交通振動に係る基準

 
 
1 自動車騒音に係る基準
(1
)道路に面する地域に係る環境基準
   環境基本法第16条第1項に基づくもので、騒音に係る環境上の条件について生活環境を保全し、人の健康の保護に資する上で維持されることが望ましい基準。
 
地域類型 基準値 幹線交通を担う道路に近接する空間
第1種 低層住居専用地域
第2種
第1種 中高層住居専用地域
第2種
左記のうち、2車線以上の車線を有する道路に面する地域 昼間 60 dB以下 昼間
 70 dB以下

夜間
 65 dB以下

(全地域共通)

※備考参照

夜間 55 dB以下
第1種 住居地域
第2種
準住居地域 市街化調整区域
左記のうち、2車線以上の車線を有する道路に面する地域 昼間 65 dB以下
夜間 60 dB以下
近隣商業地域 商業地域
準工業地域 工業地域
左記のうち、車線を有する道路に面する地域 昼間 65 dB以下
夜間 60 dB以下

 

※備考
   個別の住居等において騒音の影響を受けやすい面の窓を主として閉めた生活が営まれていると認められるときは、屋内へ透過する騒音に係る基準(昼間にあっては45dB以下、夜間にあっては40dB以下)によることができる。
 
(2
)自動車騒音の要請限度
   騒音規制法第17条第1項に基づくもので、自動車騒音により道路の周辺地域の生活環境が著しく損なわれていると認められるとき、市町村長が県公安委員会に対して道路交通法の規定による措置をとるよう要請する際の基準。
 
区域区分 道路に面する区域 幹線交通を担う道路に近接する区域
1車線 2車線以上
第1種 低層住居専用地域
第2種
第1種 中高層住居専用地域
第2種
昼間 65 dB 70 dB

昼間 75 dB

夜間 70 dB

(全区域共通)

夜間 55 dB 65 dB
第1種 住居地域
第2種
準住居地域 市街化調整区域
昼間 65 dB 75 dB
夜間 55 dB 70 dB
近隣商業地域 商業地域
準工業地域 工業地域
昼間 75 dB
夜間 70 dB
  
注) (1)、(2)共通

 「幹線道路を担う道路」とは、次に掲げる道路をいう。
  (1)高速自動車国道、一般国道、都道府県道及び市町村道(市町村道は4車線以上の区間)
  (2)一般自動車道であって都市計画法施行規則第7条第1項第1号に定める自動車専用道路

 「幹線交通を担う道路に近接する空間(区域)」とは、次の車線数の区分に応じた道路端からの距離により特定された範囲をいう。
  (1)2車線以下の車線を有する幹線交通を担う道路 15m
  (2)2車線を超える車線を有する幹線交通を担う道路 20m

 時間の区分については、昼間は6時から22時、夜間は22時から翌朝6時
 
道路交通振動に係る基準
  ・道路交通振動の要請限度
   振動規制法第16条第1項に基づくもので、道路交通振動により道路の周辺地域の生活環境が著しく損なわれていると認められるとき、市町村長が道路管理者に対して舗装、修繕等の措置をとるよう要請し、又は県公安委員会に対して道路交通法の規定による措置をとるよう要請する際の基準。
 
地域区分 要請限度
第1種・第2種低層住居専用地域
第1種・第2種中高層住居専用地域
第1種・第2種住居地域 準住居地域
昼間 65dB
夜間 60dB
市街化調整区域
近隣商業地域 商業地域
準工業地域 工業地域
昼間 70dB
夜間 65dB
注) 時間の区分については、昼間は7時から20時、夜間は20時から翌朝7時
 

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