愛知県では、県内各市町村の協力の下県保健所を通じ、市町村における歯科保健対策事業の実施状況及び疾病状況のデータの把握を行っています。愛知県の歯科保健状況をお知らせします。
<データの基本となる報告>
データは名古屋市、中核市を含む数値です。ただし、名古屋市を含まない(*)ものが一部あります。
一人あたり現在指数 | 一人あたり未処置のむし歯 | 進行した歯周病のある人 | |
平成15年度 | 28.6本 | 1.3本 | 14.0% |
平成16年度 | 28.1本 | 1.5本 | 13.0% |
平成17年度 | 28.5本 | 1.4本 | 15.1% |
※名古屋市を除く
妊娠中は、むし歯や歯周病になりやすい時期です。進行した歯周病と早産や低体重児出産との関連性についての報告もあります。早めに治療を受けておきましょう。
むし歯のある子の割合 | 一人あたりのむし歯の本数 | |
平成15年度 | 2.4% | 0.07本 |
平成16年度 | 2.2% | 0.07本 |
平成17年度 | 2.1% | 0.06本 |
むし歯のある子の割合 | 一人あたりのむし歯本数 | |||
2歳 | 2歳6ヶ月 | 2歳 | 2歳6ヶ月 | |
平成15年度 | 6.0% | 10.1% | 0.2本 | 0.3本 |
平成16年度 | 5.3% | 9.9% | 0.2本 | 0.3本 |
平成17年度 | 4.9% | 8.0% | 0.1本 | 0.2本 |
※名古屋市を含まない
むし歯のある子の割合 | 一人あたりのむし歯本数 | |
平成15年度 | 22.7% | 0.9本 |
平成16年度 | 21.3% | 0.8本 |
平成17年度 | 19.2% | 0.8本 |
乳歯(20本)が生えそろう2歳児では、むし歯のある子は19.2%です。「むし歯のない児90%以上(健康日本21あいち計画目標)」を目指しましょう。2歳から3歳にかけてむし歯のある児が増加しています。よく飲む飲み物への注意が必要です。
むし歯のある子の割合 | 一人あたりのむし歯本数 | |||||
年少 | 年中 | 年長 | 年少 | 年中 | 年長 | |
平成15年度 | 28.8% | 43.0% | 53.4% | 1.1本 | 2.0本 | 2.7本 |
平成16年度 | 27.6% | 41.4% | 52.2% | 1.1本 | 1.9本 | 2.6本 |
平成17年度 | 25.3% | 38.9% | 49.0% | 1.0本 | 1.7本 | 2.2本 |
むし歯(永久歯)のある児童・生徒
1年生 | 2年生 | 3年生 | 4年生 | 5年生 | 6年生 | 中1 | |
平成15年度 | 5.2% | 12.9% | 21.6% | 29.3% | 37.4% | 44.3% | − |
平成16年度 | 4.7% | 11.6% | 20.5% | 28.3% | 36.0% | 41.6% | − |
平成17年度 | 4.4% | 10.7% | 17.5% | 25.6% | 32.3% | 38.5% | 47.7% |
一人あたりのむし歯数(永久歯)
1年生 | 2年生 | 3年生 | 4年生 | 5年生 | 6年生 | 中1 | |
平成15年度 | 0.09本 | 0.24本 | 0.44本 | 0.65本 | 0.92本 | 1.18本 | − |
平成16年度 | 0.08本 | 0.21本 | 0.39本 | 0.59本 | 0.80本 | 1.03本 | − |
平成17年度 | 0.07本 | 0.19本 | 0.33本 | 0.54本 | 0.73本 | 0.98本 | 1.36本 |
6歳臼歯(第一大臼歯)のむし歯のある児童※名古屋市を含まない
1年生 | 2年生 | 3年生 | 4年生 | 5年生 | 6年生 | |
平成15年度 | 4.9% | 12.5% | 21.0% | 27.7% | 35.3% | 40.7% |
平成16年度 | 4.2% | 11.6% | 19.4% | 26.8% | 33.4% | 38.2% |
平成17年度 | 4.1% | 10.8% | 18.1% | 25.8% | 31.4% | 38.3% |
6歳臼歯(第一大臼歯)の一人あたりのむし歯数※名古屋市を含まない
1年生 | 2年生 | 3年生 | 4年生 | 5年生 | 6年生 | |
平成15年度 | 0.08本 | 0.22本 | 0.42本 | 0.58本 | 0.79本 | 0.95本 |
平成16年度 | 0.07本 | 0.20本 | 0.39本 | 0.55本 | 0.73本 | 0.88本 |
平成17年度 | 0.07本 | 0.19本 | 0.34本 | 0.54本 | 0.69本 | 0.87本 |
12歳児(中学1年生)の一人平均むし歯数は1.36本です。健康日本21あいち計画の目標は1本以下です。永久歯のむし歯のほとんどが6歳臼歯です。6歳臼歯をむし歯から守る方法のひとつとしてフッ化物洗口があります。愛知県ではフッ化物洗口を推進しています。また、フッ化物配合の歯磨剤を毎日使うこともむし歯予防に効果的です。※フッ化物洗口の水溶液でぶくぶくうがいをする方法
一人あたり現在歯数
40歳 | 50歳 | 60歳 | 70歳 | |
平成15年度 | 28.1本 | 27.0本 | − | − |
平成16年度 | 28.0本 | 26.8本 | 25.4本 | 22.2本 |
平成17年度 | 27.9本 | 26.8本 | 25.2本 | 21.8本 |
進行した歯周炎のある人
40歳 | 50歳 | 60歳 | 70歳 | |
平成15年度 | 24.5% | 37.5% | − | − |
平成16年度 | 25.6% | 34.2% | 43.2% | 44.8% |
平成17年度 | 22.6% | 35.5% | 45.8% | 49.3% |
年をとったら歯が抜けるのはあたりまえ? そうではありません。今では80歳の人の4人に1人は8020(ハチマルニイマル)を達成しています。(平成17年歯科疾患実態調査) 80歳で20本自分の歯を保つ「8020(ハチマルニイマル)」を目指し、まずは60歳で24本「6024(ロクマルニイヨン)」を保ちましょう。歯周病は歯を失う大きな原因です。歯の健診を受け定期管理に心がけましょう。