航空宇宙産業の世界三大拠点を目指して

アジアNO.1航空宇宙産業
クラスター形成特区推進協議会 会長
愛知県知事 大村秀章
中部地域は、我が国随一の航空宇宙産業の集積地として、その発展を支えてまいりました。2011年12月に愛知県・岐阜県が国際戦略総合特区「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」に指定され、2013年10月には三重県まで、2014年6月には長野県・静岡県までエリアを拡げました。現在、中部5県の389の企業や団体の参加により、フルセットのクラスター形成に向けて前進しております。
航空宇宙産業は、今後20年間で世界のジェット旅客機の運行機数が1.6倍に増加すると見込まれている、大変有望な成長産業です。また、高い安全性や技術力が要求され、最先端の技術が結集する産業であり、そうした技術が幅広い産業に波及・蓄積し、地域の技術力・競争力の強化に寄与する重要な産業でもあります。
宇宙関連事業においても、中部地域は、国産基幹ロケットの製造・組立の中核をなしており、我が国が進める宇宙関連産業の拡大への貢献が期待されております。今後も、中部地域は、航空宇宙産業の集積と生産能力の拡充に地域を挙げて取り組み、更なる飛躍を目指してまいります。