移住者インタビュー

移住者インタビュー

育児も仕事も充実するのは、どんな街? 
〜東京から愛知へ移って分かったこと〜
廣瀬あゆみさん(左)押上桃子さん(右)

東京から結婚・転勤などで愛知へ。実際に暮らして感じたことは?

—— 押上さんは東京出身、廣瀬さんは大阪出身で、始めはそれぞれ東京に勤務。愛知にはそれまで縁がなかったかもしれませんが、住むことに不安はありましたか?

押上:本社が愛知なので、入社時の研修で1カ月くらい住んでいたんです。夫が愛知出身で土地勘もあるし、それほど不安はありませんでした。ただ、それまで東京しか知らなかったので、落ち着いた街だな、と。

廣瀬:私は夫がずっと愛知にいたので、東京勤務の時は遠距離恋愛で週末などに遊びに来ていました。自然が身近にあるし、東京ほど人が多くないのがいいなと思っていました。東京では通勤電車のあまりの混雑に耐えられず、自宅から10kmの職場まで自転車で通っていたので、愛知のその混雑のなさが魅力的。「早く愛知に住みたい、早くプロポーズしてくれないかな」ってずっと思っていたんです(笑)。

—— 実際に愛知に来てみて、住みやすさはどうですか?

押上:最初は私自身に土地勘がなくて、どこにどんな店があるのか分からず戸惑ったりもしましたが、慣れてくるとすごく便利! 「あのエリアに行けば、欲しいものが全部揃う」といったコンパクトな距離に店が集まっているのがうれしいです!

廣瀬:分かります!

押上:また、子育てするようになってより感じますが、どこに行っても人が密集している状況から解放されたのがすごく大きいです。街中にも子連れで躊躇なくおでかけできるし、渋滞も少ない。「深呼吸できる~!」という気持ちです。

廣瀬:私は市内に分譲マンションを購入したのですが、東京に住んでいたら郊外でもとてもこの金額では買えなかったと思います。暮らすのにかかる費用が安いですよね。また、人も多すぎず街も近いから、起業する場所としてもポテンシャルが高いと思います。いろいろな面で「ちょうどいい場所」だと実感していますね。

愛知に本社がある企業は、キャリアアップの狙い目!?

—— 押上さんは愛知に転勤して、営業職から離れたんですね。

押上:はい。弊社の場合、愛知以外のエリアはほとんど営業職だけで、本社機能は愛知に集約しているんです。愛知に来てから、技術部、営業職、経営企画部と、様々な部署を経験しました。だからこそ得たものがたくさんありました。会社が急速にグローバル化しているので、今携わっているCSRの仕事でも英語を使う機会が増えてきました。「英語を身につけたい」と思うようになったのは、自分自身のスキルアップにプラスになっていると思います。

—— 愛知はモノづくり産業を中心とした世界有数の産業集積地で、グローバルな企業も多いんですよね。

押上:そういった中で、私も通訳を介さず自分の言葉で海外のグループ会社の人とコミュニケーションをとりたくて、会社の制度を利用してスカイプで英会話を学んでいました。英語に負い目を感じてコミュニケーションで一歩引いてしまうのはもったいないので。

廣瀬:会社員として大きな仕事に携わりたい人は、愛知に本社がある大手企業を選ぶと可能性が広がりますよね。実は、職種の選択肢も多いし、住みやすいから、仕事やスキルアップのための学びに時間が使える! かなり狙い目じゃないでしょうか。

愛知で「起業」。事業の実現しやすさは?

—— 廣瀬さんは愛知に来てから起業したんですよね。愛知で起業することへのハードルはありましたか?

廣瀬:愛知に来てから働いた2社目のベンチャー企業が自由な社風で、企業で働きながら起業している人が結構いたんです。なので私自身、起業へのハードルはあまり感じていませんでした。


押上:愛知にも枠にとらわれない働き方をしている人がいるんですね。

廣瀬:ただ、愛知は良くも悪くも閉鎖的なところがあるのも実感しました。そこに名の知れない新参者がアプローチをかけていくということはもちろん簡単なことではなかったのですが、一度、中に飛び込んで人とつながると皆さんいろいろな人を紹介してくれて、応援してくれる。人情に厚くてやさしいんです。

押上:ああ、それはあるかもしれません。

廣瀬:愛知には新しいビジネスの可能性がいっぱいあると感じています。というのも、東京や大阪には、私みたいな業種や境遇で起業している人が大勢います。でも、愛知では「ママであり妊婦が、起業して新しい事業にトライする」ということを珍しく思ってもらえて、まずはその行動に価値を感じてもらえる。他県での起業も検討しましたが、「愛知はブルーオーシャン(※)かも!」と、改めて愛知に住もうと決めたんです。

※ブルーオーシャン:競争相手のいない未開拓の市場のことを指す。

        

仕事と子育てを両立できているのは「通勤時間の短さ」が大きい!

—— 愛知での仕事と子育ての両立はどうですか?

押上:昨年の3月半ばに名古屋市内で引っ越したのですが、そのタイミングでの保育園の転園が難しく、2週間くらいはもともと住んでいた家の近くの保育園に通わせていたんです。通勤時間でもそこまで道が混むことがないし、車で行き来して出勤に影響がなかったことに助かりました。愛知での子育ては「車が使える」「電車移動もラク」というのが大きいですね。今は朝、保育園に子どもを送ってから地下鉄に乗り、会社の最寄駅まで乗り換えなしで20分。東京にいた時は1時間40分かけて通勤していたので、帰りは定時で退社しても家に着くと20時近く。子育てはもちろん、結婚生活も想像がつかなかったです。

廣瀬:今は名古屋市内に住んでいますが、市内のどこで打合せがあったとしても、子どもの保育園の送り迎えを含めても片道1時間以内で行き帰りできます。起業して1年目の昨年はすごく忙しかったんですが、ほぼフルタイムで働けていたのは名古屋だったからこそ。東京のように通勤に時間や体力が必要だと、仕事に費やせる時間がもっと少なかったと思います。

押上:愛知だと、会社帰りに子どもを連れてスーパーで夕食の買い物をするのもラク。混み合っている東京では考えられませんでした…(笑)。

「車でふらっとドライブ」も愛知だからこそ。夫婦でオフを満喫。

—— プライベートはどのように過ごしていますか?

廣瀬:休日にでかけても東京ほど混んでいないのがうれしい。我が家は「名古屋港水族館」と「東山動植物園」の年間パスポートを持っているんですが、車でふらっとでかけてショーだけ見て帰る……なんてことも気軽にできちゃうので、すごく重宝しています。

押上:確かに! うちは「とだがわこどもランド」にもよく行きます。無料で入れて、あれほどの遊具の充実ぶりに最初は驚きました。三重や岐阜にも近いので、伊勢神宮に行ったり、高山に行ったりも。夫が車好きなので、名古屋に来て車ででかけられるようになったり、家の敷地内の駐車場で車の手入れをしたりと、夫も愛知での暮らしを楽しんでいます。

廣瀬:うちは夫も私もアウトドア好き。ワンシーズンに2、3回はキャンプに行くんですが、岐阜まで少しドライブするだけで、無料で利用できるキャンプ場が充実していてうれしいですね。無料でも整備されていてトイレなど水回りもキレイなんです。

押上:のびのびとした環境や通勤ストレスの少なさも相まって、夫は家事や子育てにも積極的。愛知でのこの環境があるからこそ、なのかもしれません。

廣瀬あゆみさん プロフィール

1989年生まれ。大阪府出身。東京の大手通信企業でマーケティング職として勤務した後、結婚を機に愛知県へ移住。教育関連の企業で新規事業立ち上げに携わり、介護のベンチャー企業でブランディング職を経験。2018年、採用ブランディング・人材育成・介護を中心とした人材紹介業の株式会社Liiを仲間と立ち上げ、子育てしながら代表取締役として会社を経営するパワフルウーマン。休日には親子で水族館や動物園などテーマパークに出かけたり、近所の銭湯でのんびり過ごしたり。(インタビュー時は第2子妊娠中)

        

押上桃子さん プロフィール

1984年生まれ。東京都出身。都内の大学を卒業後、アイカ工業株式会社へ入社。東京オフィスで営業職として勤務した後、同僚である夫の愛知県への転勤を機に結婚し、自らも愛知県へ転勤。2度の産休・育休・復職を経験し、2人の子どもを育てながら勤務。現在は経営企画部に所属し、経営企画や広報、CSRなどを担当。週末は車好きの夫や子どもと愛知県の知多半島や三重県、岐阜県などへドライブに行くのが楽しみのひとつ。

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