知事の記者会見
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平成24年9月18日(火) 午前10時
1.

知事発言

(1)

「全国都市緑化フェア」のメイン会場について

【知事】  皆さんおはようございます。9月18日の火曜日ということでございまして、昨日は敬老の日でございましたので、定例記者会見は今日ということでございます。
 まずは、「全国都市緑化フェア」のメイン会場につきまして御説明をいたします。
 愛知万博10周年の節目となる平成27年度、3年後ですね、花と緑との触れ合いを通じて緑豊かなまちづくりを目指す全国的なイベントであります「全国都市緑化フェア」の開催を計画しております。この開催にあたりましては、フェアの基本構想を今年度中に取りまとめて、それをもとに来年夏頃までに国土交通大臣の同意を得る必要がありますので、今回、まずはメイン会場の候補地を決定したものでございます。
 メイン会場につきましては、これは都市公園でやるということになっておりまして、県が管理している中から、利用可能面積、アクセス、期待できる効果などを検討いたしまして、愛・地球博記念公園ということに決定をいたしました。また、県を挙げて都市緑化の気運を高めるとともに、地域の特色を発信するために、市町村が管理する都市公園の中から1、2箇所のサブ会場を、希望を募り選定していきたいというふうに考えております。愛知県は花きの生産額が全国第1位ということでありまして、森と緑づくり税によりまして都市の緑化を進める緑化施策の先進県でもありまして、その特色を生かした「全国都市緑化フェア」を開催していきたいというふうに思っております。
 なお、花と緑のイベントとして、花き産業の一層の振興を図ることを目的とした「あいち花フェスタ」を、今年のラグーナ蒲郡を皮切りに県内の3地域で順次開催していきたい。それで、今年は東三河のラグーナ蒲郡、来年は西三河、26年度は尾張地域でやって、そして27年度の「全国都市緑化フェア」につなげていきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
 なお、この「全国都市緑化フェア」というのは、都市における総合的な都市緑化を推進するために、国土交通省の提唱により昭和58年から全国の都道府県または市町村で開催されている全国的なイベントでありまして、フェアでは多数の花と緑により花壇、庭園を修景するとともに、企業、地方公共団体による出展ステージイベントなどが展開をされております。フェアの中心的行事として「全国都市緑化祭」が開催されまして、近年のフェアでは秋篠宮さま御夫妻が記念植樹をされておられます。そういうことで大変大きなイベントだということでございます。
 これはですね、最近では、今年は、この平成24年は9月29日から10月28日の30日間、東京都が開催いたします。去年は鹿児島県と鹿児島市、一昨年は奈良県と、こういうことで全国順々と持ち回りでやっておりまして、この東海地区、この地域で、東海三県というか、この地域での開催事例は、第6回の昭和63年。昭和63年ですから、24年前に名古屋市で開催されました。名古屋市主催で開催されておりまして、名城公園と若宮大通公園で開催されております。ということでありまして、ですから、今から3年後だから27年ぶりということになるのかな、ということでございます。だから、覚えておる人があんまりおらんかもしれませんけれど、ということでございまして、大きなフェアにしていきたいと思います。
 なお、愛・地球博記念公園というのは何でかといいますと、やっぱりちょうど3年後が愛・地球博の10周年だということもありまして。愛知万博ではバイオラングという巨大な緑化壁に植物を、鉢というかプランターみたいなやつに植物をいっぱい入れて巨大な植物の壁を作って、そこで二酸化炭素の吸収とか酸素の供給とか、地球温暖化の防止などなどを提案して、これ、長さが150m高さ15mって確かありましたね、大きな緑化の壁というのが。そういったこともありまして、そういった環境問題ということでやってきた、そのちょうど万博の10周年というのが3年後ですので、環境首都あいちを発信するのにちょうどいいのかな、というふうに思います。
 開催時期は、ちょうど10月が都市緑化月間ということでございますので、その10月を中心に2カ月程度開催をしていきたいというふうに思っております。フェアの開催費用といたしましては、最近では大体10億円から20億円ぐらいかけてやっていると、結構巨大なイベントだというふうに思っております。今後、実行委員会などなど作って精査をしていきたいと思いますが、しっかりと取り組んでいきたいというふうに思っております。ですから、愛・地球博記念公園だけではなくて、サブ会場も作って、全県挙げての大きなイベントにしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
  
(2)

交通死亡事故多発警報の4回目の発令について

【知事】  交通死亡事故多発警報の4回目の発令についてでございます。
 これは先週の金曜日、14日にもう既に御報告をさせていただいておりますが、愛知県では本年、交通死亡事故が多発いたしておりまして、昨日までに147名の尊い命が失われております。特に、3月30日以降、昨日までずっと全国ワースト1位というのが継続しておりまして、これまでに3回の交通死亡事故多発警報を発令いたしました。しかしながら、依然として2位埼玉県との差が10人という厳しい状況でございまして、大変残念ではありますけれども、この交通死亡事故多発警報制度の基準に該当いたしましたので、9月14日、4回目の交通死亡事故の多発警報を発令いたしました。発令期間は9月14日から27日までの14日間ということでございます。県と県警、市町村、関係機関一丸となって交通安全対策に取り組んで、ワースト1位の返上に努めていきたいと思っております。
 なお、今週金曜日、9月21日から30日までの10日間、秋の全国交通安全運動が実施されまして、私ども愛知県におきましても、9月21日の8時45分から県庁本庁舎正面玄関前で出発式及び啓発キャンペーンを行って、先頭に立ってこの交通安全を呼びかけていきたいというふうに思っております。
 ちなみに、過去のこの交通死亡事故多発警報制度の発令の実績でありますが、第1回は4月23日から5月6日連休中、2回目が6月18日から7月1日、それから3回目が8月1日から8月14日ということで、3回発令をいたしておりまして、その都度、これは集中的に取組をやりますので、その前の2週間と比べて、それぞれ交通死亡事故は各期間とも4人ずつ減少しているということでございますが、これから秋の行楽シーズンになりますし、また、ちょうど日暮れ時が早くなって、薄暮の時間が早く来ますので交通事故も起きやすいということもありますので、集中的に、この交通安全に取り組んでいきたいというふうに思っております。
 ちなみに、8月末までの交通死亡事故の実態を見てみますと、特徴的なものは、高齢者が全死者数の約半数を占めているということ、それから交差点での事故が死亡事故の約半数を占めていること、それからシートベルト非着用の死者が非常に多いということなどの特徴があります。また、事故原因の面から見ると、わき見運転だとか安全不確認などの安全運転義務違反による事故の増加が見られているわけでございます。そういったことをしっかりと念頭に置きまして、この警報の発令期間中、この警報発令件数、また秋の全国交通安全運動もありますので、しっかりと取り組んでいきたいというふうに思っております。高齢者対策と交差点対策を重点として、県民総ぐるみで運転マナーの向上を目指していきたいというふうに思っております。
 なお、これから、例年10月から年末にかけては、非常に交通事故が多くなる期間でありますから、これは県警察と一緒になりまして年末に向けてしっかりと取り組んでいきたいというふうに思っております。
  
2.

質疑応答

(1)

全国都市緑化フェアについて

【記者】  都市緑化フェアの開催自体は既に発表していますか。    
【知事】  今年の当初の予算の時に、2月議会の時に、24年度は花フェスタというのをやると。24年度、25年度、26年度と花フェスタというのをやっていって、27年度に都市緑化フェアという大きなやつをやっていきたいということは言ってました。  
【記者】  名古屋市で開催した後は、岐阜県、三重県でも開催していないのですか。   
【知事】  ないということです。
 だから「全国都市緑化フェア」というのは、さっき申し上げたようにイベントで10億円とか20億円ぐらい使うというのは結構大きなあれなんで。
 ちなみに、今年の東京都の予算が15.8億円、去年の鹿児島の予算額が19.9億円など、まあまあそこそこというか結構なイベントだと思います。大体1カ月半から2カ月ぐらいやりますので。もちろん通常は入場料も取ってやる形になるので、そういう意味では準備もし、結構大きなイベントになると思います。ですから、そうやっていく上において、まず場所を決めないとあれなので、やっぱり万博10周年なので愛・地球博記念公園かなということだと思います。今、大体整備は、ある程度あれしてきていますけど、まだいろんな御意見、御要望もあるので、この際それも含めて、しっかり整備できればというふうに思っています。
 そういうことを言うと、県が持っている都市公園というのは、例えば大高緑地公園も結構老朽化しているので本当は少し手を入れたいんですけどね、なかなか手元不如意なんで、ぼちぼちということだと思います。
【記者】  都市緑化フェアを愛知県で開催することは決定したのですか。   
【知事】  場所を決めて手を挙げて、登録してもらうと、やらせてもらうと、こういうことですね。これからだけど、一応27年度に手を挙げるところは、ほかに今のところないと。だから、先に手を挙げたところからという感じだと思いますけど。
 毎年毎年やっているから、どこがどうのこうのっていうのは、やっぱり手を挙げたところからっていうことじゃないでしょうか。
(2)

交通死亡事故多発警報の4回目の発令について

【記者】  交通死亡事故多発警報4回目というのは過去にもありましたか。  
【知事】  この交通死亡事故多発警報制度というのは今年度から、この4月からですね、今年度からスタートいたしましたので。そういう意味では、これだけ頻繁にこういう形になるというのは、非常に残念だなというふうに思っております。とにかく関係者と一緒になって交通死亡事故を一件でも減らしていけるように努力をしていきたいというふうに思います。
 先ほど申し上げたように、毎年10月から年末にかけては、やはり非常に増えていく時期なので、これは引き続きしっかり取り組んでいきたいというふうに思っていますし、去年の年末は私と県警本部長で、ここで緊急事態宣言も出しましたが、そういったことも念頭に置きながら、ちょっとこれは、これからさらに取り締まり、取組、啓発強化をしていきたいというふうに思っています。あと、県民の皆様にも是非、やはり特徴が出ているもんですからね、今、申し上げたように高齢者の方の事故が半分を占めている、交差点の事故が多いということ。交差点の事故が多いというのは、やっぱり交通マナーにも起因いたしますので、お手元にお配りしている資料にもありますように、「交通マナー向上五則」って、後ろから2枚目の紙ですけど、是非こういったことを、特に交差点なり、そういったところ、信号なり、そういったところを十分に御認識いただいて、交通マナーの向上に県民の皆さん挙げて、是非取り組んでいただきたい。そのことをお願いしたいと思います。
(3)

中国国内での反日デモについて

【記者】  中国国内で現在反日デモが続いており、知事も出張をとりやめていますが、県内企業の現地での被害は、現在どのような状況でしょうか。   
【知事】  現段階、先ほど部長会議でもちょっと申し上げましたが、今の段階の日中関係の状況というのは極めて憂慮すべき状況だというふうに思っております。大変遺憾だというふうに思います。
 そもそもといいますか、本当であれば、この3連休に、昨日までの3連休で、今年が日中国交正常化40周年なので、改めてその友好提携先である江蘇省の皆さんと連絡、連携しながら、日中漫画交流事業というのを私ども企画いたしておりました。「あしたのジョー」のちばてつやさんとか、森田拳次さんとかやなせたかしさんなどなど日本を代表する漫画家、漫画家といっても、漫画協会の会長さんとか役員さん、大御所的な皆さんにお願いをして、日本と中国、日中の未来、それから人類の未来とかそういったものを、未来志向の漫画を描いてもらって、43人75点だったかな、75点の漫画を描いてもらって、中国側15点と合わせて90点の展覧会、展示会を予定いたしておりました。もう段取りをして、既に絵のものも、あと額装もして、江蘇省の南京にもう既にあります。そういったことをやって、江蘇省側からは、会場は江蘇省の方で段取りをし、その会場費なんかは向こうが持つというようなことも含めて、着々と準備を進めてきていたわけでありますけれども、この夏以降の様々な問題から日中関係がこういった状況に至っているというのは極めて残念でありますし、遺憾だというふうに思っております。
 そういう中で江蘇省側と相談をしながら、いろんな事情ありましたけれども、今この時期はあまりよろしくないのではないかという向こうからのいろんな話も受けて、先週急きょ、この日中漫画交流事業、今回はとりあえず延期をし、事態が落ちついた後は速やかにやっていこうということで話をしておるわけでございまして、大変残念な状況でありますが、そういった中で、この3日間の状況を私も注視しておりましたが、ああいう形で、デモというよりも暴動が各地で頻発するということ、それも日本の企業なり日本のデパート、スーパーなりが標的にされて焼き討ちなどに遭う。これが、こんなに全土的にあるということが現代の今の世界の各国の中であるのだろうかと。本当に現代の、現時点での国際社会の中で到底許されることではない。この世のものとは思えないような映像を見させられて、極めて遺憾だというふうに思っております。一刻も早くこれは事態の収拾を、中国側も日本側もしっかりと政府同士が協議をし、特に中国国内での治安の維持というのは、一にかかって中国政府の責任でありますから、責任をしっかり果たしていただきたい。国際社会のルールと国内の法律、そうしたものをしっかり守っていただきたい。当たり前のことであります。そういうことを守れないという国が国際社会の一員であるべきなのかと、あっていいのかということに、私はつながってくるというふうに思っております。従って、一刻も早くこれは事態を収拾し、正常化していただきたいというふうに思っております。
 なお、日本の企業、それから特に愛知県からたくさんの企業が中国に進出しておりますけれども、その状況などなどにつきましては、今まさに事態が進行中ですから、我々が今の段階で各企業さんにお問い合わせするというのもいかがなものかと思いますので、我々も今現段階では報道でしか知るよしはありませんが、いずれにしても、各企業さんにおいては、今回のこの事態の中で、やはり従業員の皆さん、そして邦人の皆さんの安全を確保するように、これはしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思っております。全体の状況などなどにつきましては、またいずれといいますか、しかるべき時期にしっかりと状況を把握していきたいというふうに思っております。
 ただ、今現段階ではまだまだ事態は進行中です。今日は18日でありますから、まだ、この18日もデモが呼びかけられておりますので、そういったことが、昨日、一昨日のこの3連休のようなことにならないように、中国当局にしっかりとこれは対応してもらいたいというふうに思っております。
 さらに言いますと、日中関係はこの数年、戦略的互恵関係ということでウイン・ウインの関係を作っていこうと、未来志向でやっていこうというふうに言っていたんでありますが、それがこういった形になるというのは極めて残念であります。それから、いろんな国際機関にも中国は参加しているわけですね。WTOにも何年も前に参加をしている。それで、いろんな国際社会の機関に加盟をして、国際社会のルールを守っていくことを前提に加盟をしているわけでありますから、それがルールが守れないということは、私は極めて遺憾だというふうに思います。これだけの暴動が頻発するというのは、本当に国際社会に責任を持つ、それも国際社会の国連の常任理事国という、ある意味で特別な地位を持った国で、あっていいことなのかというふうに思いますね。私は極めて遺憾だと思いますし、そういったことを一日も早く、国際社会に責任を持つ国であるなら、責任を持つ国であるなら、是非一日も早く収拾してもらわなきゃいかんということだと思っております。
【記者】  デンソー、アイシン精機など一部の企業で中国への出張を自粛する動きが出ていますが、経済活動への懸念については、どうお考えですか。    
【知事】  企業活動は相当萎縮するでしょうね。萎縮すると思いますし、相当な影響は出てくるんだろうと思いますし、これは日本の企業だけではなくて、中国経済全体が私は大きな停滞をするんではないかというふうに思いますね。要は、まさに中国という国には、こういうカントリーリスクがあるんだということを世界の各国及び各企業が認識するということですから、そりゃ経済取引も投資活動も当然ちゅうちょすることになると思いますね。ですから、そういう意味で、私は中国の経済全体にとって、極めてこれはよくないというふうに思います。中国に進出している日本の企業はたくさんありますし、現に今日本の一番の貿易相手国はアメリカではなくて中国でありますから、そういう意味では、こういった状況が長く続くということは、日本経済にとってもよろしくないというふうに思いますので、そのことも含め、一刻も早くこれは事態を収拾していただきたいというふうに思っております。
 なお、報道などなどで拝見いたしますが、トヨタ、デンソー、アイシン始めトヨタグループ各社は、昨日ですか、一応操業は平常どおり現地の工場も動いているというふうに聞いておりますので、私は今回のデモというか暴動は、ほんの一部の人間の暴発ということだろうというふうに思っておりますけれども、それはやはり中国の政府及び地方政府当局が、しっかりこれは取り締まろうと思えば取り締まれるはずでありますから、しっかりと、そこはきっちりと事態の収拾を図っていただきたいというふうに思っています。
 しかし、あれ来週だったっけね、中国国慶節の祝賀会というのがここであるのは。来週だなあれ確か。違ったっけ。25日じゃなかったっけ。名古屋のどこだったかな、どっかホテルであるんだったんですけど。そうだ、来週だ、来週だ。予定どおりやるのかね。やるんだろうかな。やるんだろうな、どうするんだろうね本当に。来週あるんだよ、来週確か。どこが主催だ、総領事館が主催かな。困ったもんだ。 
(4)

高校入試の見直しに関する県教育委員会の検討会議について

【記者】  先週、高校入試の見直しに関する県教育委員会の検討会議が開かれ、現状の複合選抜制度を前提に議論していくことになりました。知事が抜本的な改革を求めている方向とは違うと思いますが、いかがでしょうか。 
【知事】  一部報道からそういう報道があったので、教育委員会が早速、私のところへ来て、その報道は違っておりますという報告がありました。
 というのは、内容とちょっとタイトルが、ちょっと違ったタイトルかなということだと思いますが、要は、その会合で出た意見としては、複合選抜制度にはこういった声もある、こういったメリットもある、こういったデメリットもある、こういった声もあるということがあって、そういったことを踏まえてしっかり検討していきましょうと、こういう話になったと聞いておりますから、私が教育懇談会で言った複合選抜制度の全般的な見直しを含めて、よりよいものを目指していくということはしっかりやっていきます、ということの報告がありましたので、そういうことでしっかりやってくれということを申し上げておりました。
 ですから、そこの場でどういう議論がこれからあるかわかりませんけれども、大いに議論していただきまして、教育懇談会で出たいろんな意見を踏まえて、その場で具体的なものを詰めていくということでありますが、教育懇談会の意見を踏まえてやっていただくということになります。  
【記者】  検討会議の会長が、現行制度を前提に議論すると言っていますが。  
【知事】  いや、そんなことない。それは、どう言われているかは僕は直接聞いておりませんが、現行制度前提というかそれは、会長さんそう言っておられるのかもしれませんけれども、私はそれを含めて、現行制度ももちろんだけど、いろんなことを議論してよりよいものを作ってくれということですから、私のとおりにやっていただくということです。それが違っていれば、私は是正します、その会合の方向を。ということです。  
【記者】  知事が言っている複合選抜方式を見直す方向で進んでいるという理解ですか。  
【知事】  だからそういうことで、違っていれば、それは私の方向に従ってもらいます。ということです。
 だから、あのときに出た議論として、いろいろあるけど、名前がどうかとかやり方がどうかですけど、何をもって現行制度を前提にと言うかどうかは別だけど、いろんな声、確かに二つ受けれるようにはしてくれというのが大方だったと思うんですね。あと、学校現場の負担はあんまり増やさんでくれというのもあったと思うし、あと、ただ、学区と群とグループのところのあれがなかなか分かりにくいんじゃないかとか、多分そういったところが大きな議論。ただ、制度としては、入試制度としては、そこの学区と群とグループの組み合わせが一番のポイントなんでしょうな、きっとね。あと、内申のあり方とか点数の、試験と内申の割振りとか。だから、入試制度というのは、全くこれまでのやつをやめちゃって一発勝負にするとか、そんな大きな話かどうかは別にして、ある程度のコンセンサスとしては、取材されたらわかると思うけど、二つは受けれるようにしてもらうといいわねと、これは大体大方の。学校現場は、できるだけあんまり負担を増やさんで欲しいねということ、あんなくしゃくしゃになっちゃうからということと、あと、だからその間にある学区とか群とかグループとかそういう組み合わせだとか、あと、試験の点数と内申のあり方なんとかというのをもう一回、これはいろんな議論があるわね、ということなので、私はそういったことを含めて、十分議論をしてもらえると思ってますから、もしそれがそうでないということであれば、それはその会の方向は変えてもらいます。その会長の発言も変えてもらいます。ただそれだけです。