知事の記者会見
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平成26年11月25日(火) 午前10時
1.

知事発言

(1)

第35回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)における愛知県選手の成績について

【知事】  おはようございます。11月25日火曜日でございますが、定例記者会見を始めさせていただきます。昨日までが3連休でございました。1日ずれまして、今日火曜日の定例会見でございます。
 第35回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)における愛知県選手の成績についてご報告いたします。(https://www.pref.aichi.jp/0000078280.html
 ポートメッセなごやで全国アビリンピック大会が21日、22日、23日と開催されました。今回24の競技種目が実施され、332名の選手が全国から参加しました。愛知県からは21種目に21名の選手が参加し、お手元の発表の資料のとおり6名が金賞、6名が銀賞、5名が銅賞を受賞いたしました。私は、21日の開会式、それから22日の競技大会の本番を視察させていただき、激励をいたしました。選手の競技に取り組む姿を拝見いたしまして感銘を受けました。
 また、23日の表彰式、閉会式も、当然主催者でありますから参りまして、表彰もさせていただきました。最後の締めくくりのご挨拶を申し上げましたが、本当に感動いたしました。障害を持った方がひたむきに一つのなりわい、仕事に取り組む、挑戦するという姿は本当に素晴らしいものでございまして、その上でさらに栄冠を勝ち取った方々の喜びと涙で、本当に胸がじーんと熱くなりました。こういう素晴らしい大会を毎年愛知県でやってもいいなと思いましたけれども。いずれにしても、結果は2年連続でメダル獲得数が全国1位という素晴らしい成績でございました。
 なお、また今大会においてモノづくり分野で女性の活躍促進を図るために、技能五輪・アビリンピックあいち大会2014の推進協議会の会長賞、この協議会会長は私でございますが、愛知県独自の表彰として、女性の活躍度が一番高かったチームについて表彰する会長賞をつくりまして、これも愛知県選手団が獲得してくれました。モノづくり分野での女性の、一層の活躍に繋がっていければと考えております。
 また、28日金曜日からは技能五輪の全国大会も始まります。ぜひこの技能五輪全国大会、去年まで9連覇を果たしておりますので、地元で10連覇を達成していただきたいと思います。
 なお、アビリンピックの選手の皆さんは12月中旬に競技報告に来ていただきますので、また日程が固まり次第ご連絡をさせていただきます。
 資料にありますように17名がメダルを獲得したということでございます。資料の2枚目がその個別の賞をとられた方々ということでございます。
 それから、参考資料もお配りしておりますが、愛知県選手団は去年、今年とメダル獲得数第1位でございます。その前が2位、2位でありましたから、さらに強くなってきたということでございます。
 ちなみに、今年の成績は、愛知県選手団のメダルが17個でありますが、第2位は東京、長野、大阪、鹿児島の4都府県がメダルが4つということで第2位ということでございますから、第1位の愛知県の17個というのは圧倒的な成績だったということではないかと思っております。そういう意味では、愛知の技術力を大いにアピールできたのではないかと思っております。これからも大いに盛り上げていければと思っております。
 本当に多くの皆さんに取材をしていただけたと思いますが、やはり障害を持った方々がひたむきに打ち込んでいる姿、そしてその立派な成績をとる、実績をつくるという姿、素晴らしかったと思います。ぜひまた、これからも応援いただければありがたいと思っています。
 なお、2016年3月に世界大会がフランスのボルドーで開かれますが、そこへは各種目2人なので、今回金賞をとった人と前々回とった人も選考大会を兼ねていて、出場しましたので、その中で今後選考するということだそうでございます。一人でも多くの方が、またこの世界大会にも出場できるように期待をいたしたいと思っております。
  
(2)

日本体育大学との「体育・スポーツ振興に関する協定」の締結について

【知事】  日本体育大学との「体育・スポーツ振興に関する協定」の締結についてご報告をいたします。(https://www.pref.aichi.jp/0000077986.html
 愛知県は、国民体育大会におきまして、男女総合成績、女子総合成績とも常に上位に入賞しておりまして、今年の長崎大会では、皇后杯、天皇杯ともに第3位ということでございます。開催県の長崎が1位で、2位が東京で、3位が愛知県ですから、そういうことを言うとあれですが、実質的には第2位ということだと思いますが、東京も何とか敗って、第1位になろうというのを今、合言葉に、頑張っております。そのほかフィギュアスケート、レスリング、ソフトボールなど、世界のトップレベルで活躍する選手も多数輩出しているスポーツ王国でございます。
 現在、愛知県では、そうした競技スポーツにおける競技力の向上を図るとともに、県民一人ひとりが、それぞれのライフステージや、興味・関心等に応じまして、いつでも、どこでも、いつまでもスポーツに親しむことができるよう、学校、地域を挙げて様々な取組を進めております。
 特に、2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されますので、県民のスポーツに対する関心を一層高めていくことが重要でございます。また、愛知県ゆかりのスポーツ選手の育成もしっかりと進めていかなければならないと考えております。
 そうした中で、このたび体育・スポーツ及び健康づくりの分野におきまして、それぞれの有する教育資源を有効かつ適切に活用し、一層の発展とさらなる社会貢献を図ることを目的といたしまして、日本体育大学と体育・スポーツ振興に関する包括協定を締結することといたしました。
 締結式は12月2日火曜日に、松浪理事長と谷釜学長にお越しをいただきまして、愛知県の公館において行います。
 日体大は、1891年の開学以来120年以上の歴史がありまして、世界レベルで活躍する優れたアスリートや指導者を始めとする多彩な人材を輩出しており、最も多くのオリンピアンを送り出している大学でもございます。
 オリンピアンを始めトップアスリートや指導者の派遣などを通じまして、愛知の子どもたちがスポーツへの興味・関心を高めることで、体力の向上に繋がることはもちろん、東京オリンピック・パラリンピックを見据えた選手の育成強化にも効果を上げることができると期待いたしております。
 ということでございまして、日体大の理事長が松浪健四郎さんでありまして、国会議員時代から大変親しくしております。そういうところから含めまして、松浪さんは非常に精力的に活躍、活動されておりますが、過日、私が東京に行った際、松浪さんがたまに日体大にも顔を見せてよとか、見に来てよというような話もありましたので、駒沢の公園、競技場のすぐ隣でありますけど、久方ぶりにあちらの方に行きまして、お会いさせていただいたところ、話が盛り上がって、日体大として愛知県のスポーツ振興、そういったものに協力したいというお話をいただいたものですから、それはいいねという話で、こういった形の包括協定という形で結ばせていただくことにさせていただきました。
 どういう内容かといいますと、資料をご覧いただきたいと思いますけれども、学校・施設における教育・研究及び課外活動に関すること、教職員の交流又は指導員の派遣に関すること、学生生徒に関すること、行事・イベント、施設の利用などということで、具体的には推進協議会というものをつくりまして、両者で協議をしながら進めていくことになりますが、特に日体大にオリンピックの出場者、オリンピアン、それからメダリストがたくさんおられますし、第一級のスポーツ選手がおられますから、そういった方々の講師、指導者とか選手も含めて、いっぱい派遣をしてもらったらいいのではないかと思っております。そういったことをまずは期待したいなと思っております。
 ちなみに、日体大出身のオリンピック出場者は、ロンドン大会が23名、北京大会26名、アテネ大会22名ということでございまして、北島康介さんとか内村航平さん、谷亮子さんもそうですね。谷さんは大学院ですね。大変有名でございます。その他競泳とか、それからまた女子サッカーの丸山桂里奈さん、川澄奈穂美さんとかも日体大ということだそうでございます。大いに期待したいと思います。
 また、あわせまして、愛知県内にも体育、スポーツ系の学問を有する大学は幾つかありますので、そうした大学とも協定を結び、連携していくということも、当然、今後検討していきたいと思っております。並行的に検討していきたいと思っております。
 そういう形で、2020年の東京オリンピック・パラリンピックという大きな目標もありますから、それに向けて愛知のスポーツ力をさらに高めていきたいと思っておりますし、そして2020年、世界のひのき舞台に立てる選手を一人でも多く養成できたら、こんなにうれしいことはないのではないかと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。