知事の記者会見
メインメニュー
知事のマニフェスト 知事の発言・寄稿 知事記者会見 県議会知事提案説明 知事からのメッセージ 知事交際費の執行状況 プロフィール トップページ 写真で見る主な活動


平成26年12月15日(月) 午前10時
1.

知事発言

(1)

皇太子同妃両殿下行啓への御礼言上について

【知事】  皆さん、おはようございます。12月15日月曜日、定例の記者会見を始めさせていただきます。
 まずは、先週の11日木曜日に東宮御所に参りまして、先月、ちょうど1か月前のESDユネスコ世界会議に皇太子殿下、そして雅子妃殿下にお越しいただきました御礼に行ってまいりましたことをご報告させていただきます。当日はもちろん殿下ではなくて、東宮大夫と侍従に御礼を申し上げさせていただきました。
 その折に、東宮大夫から両殿下からのお言葉ということで、1つは、私、大村知事始め県民の皆様にくれぐれもよろしくお伝えくださいということ。そして2つ目として、これは雅子様の12月9日のお誕生日のときのご感想にも書いてありましたが、沿道を含めて多くの県民の皆様に温かく迎えていただいたということで大変うれしく思いましたということ。それから3つ目として、そういう中でESDの会場の中のお花がとてもきれいだったということで強く印象に残っておりますというお言葉をいただきました。
 今日お手元にお配りしております資料の、このカラー写真でございますが、そういえばそうだなと。ESDは名古屋国際会議場に愛知の花で世界各国の皆様をお出迎えしようということで、こうして色々と花をたくさん配置させていただきました。バラ、カーネーション、ダリア、レースフラワー、バンダ、トルコギキョウ、レモンリーフ、スマイラックスなどなどということでございまして、シクラメンとかコチョウラン、ポインセチアなどなどもございます。そういったことで花が大変きれいだったのが印象に残っておりますというお言葉をいただきました。大変うれしく、ありがたく思いました。ということを、まずご報告させていただきたいと思います。
  
(2)

衆議院議員総選挙の結果について

【知事】  昨日行われました衆議院議員総選挙につきまして、私からも一言申し上げさせていただきたいと思っております。
 昨日、第47回衆議院議員総選挙が挙行されました。当選された皆様には心からお祝いを申し上げたいと思っております。国政の課題は山積でございますので、選挙中にそれぞれの候補者が訴えられた、そして、それぞれの政党が訴えられたことの実現に全力を尽くしていただきたい、しっかりと取り組んでいただきたいということを心から申し上げたいと思っております。
 そういう中で、個々のことについてのコメントは、結果についてのコメントは控えたいと思いますが、1つあるのは、投票率が非常に低かったということでございます。
 全国的には、まだ推計でありますが52.36%ということで、前回より6.96ポイント低く、戦後最低ということでございました。そういう中で愛知県は、全国平均は上回ったものの、54.19%ということで、前回より4.88ポイント下がったわけでございまして、これも戦後最低ということでございました。特に名古屋市内で50%を割るところが何か所かあったということでございました。こういった投票率が低かったということは大変残念でございます。
 私も政治家として選挙の洗礼を受ける身でありますので、多くの皆さんに投票に行っていただくためには何をしなきゃいけないのかということ、色々なことを、もっともっと選挙啓発、PRを、選挙の投票というのは大事なんだということをすべきということはもちろんだと思いますが、それも含めまして、やはり政治家、審判を受ける側が、国民、有権者の皆様にしっかりとしたビジョン、そしてまた方向性を、魅力ある施策をしっかり示して、国政選挙の場合は政権選択の選挙ということに、特に衆議院議員選挙の場合は政権選択という選挙になるわけでありますから、対立軸、争点をしっかり明確にして、国民の皆さんに投票に行きたいというような形のインセンティブを持っていただくような、そういったことをしっかりと示していく必要があるのではないかと思います。そういった点では、また引き続き、国会、国政各党は、政策を中心に切磋琢磨していただきたいと思っております。
 いずれにしても、国政の課題は山積しておりますので、これで4年間の任期の負託をいただいたわけですから、しっかりとその負託に応えていただきたいと、そのことを申し上げたいと思っております。
  
(3)

県営名古屋空港立体駐車場の完成について

【知事】  県営名古屋空港立体駐車場の完成についてご報告をいたします。(https://www.pref.aichi.jp/0000078614.html
 本年5月より建設を進めてまいりました県営名古屋空港の立体駐車場が12月20日土曜日にオープンいたします。オープンに先立ちまして、午後1時から私も出席して完成式を開催させていただきます。
 立体駐車場の概要は、お手元の資料にありますとおり、鉄骨5階建ての建物2棟を建設いたしまして、平面とあわせて従来の駐車場台数と同じ1,350台を確保いたします。
 この立体駐車場には2つ意味がありまして、1つは、名古屋空港本来の役割である「コミューター航空の拠点」としての使い勝手を向上させております。ターミナルの近いところ、目の前に駐車場を集約したことにより、より快適に空港をご利用いただくことができます。また、もう1つは、空港の駐車場を集約することで生み出した用地で、いよいよ国産初のジェット旅客機MRJの量産工場の整備が始まるわけでございます。まさに、我が国の航空機産業をリードする生産拠点、拠点形成に向けた第一歩を踏み出したということでございます。
 近い将来、名古屋空港にはMRJが並び、量産工場でも最先端の航空機生産を見学できるように工夫されると伺っております。そういう打ち合わせをずっとしております。私も大いに楽しみにしております。今後とも航空機産業の振興の取組を進め、モノづくり愛知をさらにレベルアップしていきたいと思っております。
 お手元の資料が、1枚目はその説明でありますが、2枚目は平面図が書いてありますので、ご覧いただければと思います。こういう形で、ターミナルビルの真ん前に2棟の立体駐車場をつくるということでございます。
 別添2が立体駐車場そのものでございますが、左上の図のように、進入道路に真っ直ぐ、ターミナルビルのどんつきのところに立体駐車場をつくります。左側の土地が、今2階建ての駐車場になっていますが、そこの網かけがかかっている県有地をあけて、MRJの量産体制の一角にするということでございますので、よろしくお願いいたします。
 なお、別添3は、県営名古屋空港の駐車場料金を、3月まではこう、4月からこういうふうに変えていくということでございまして、これは9月議会で議決をいただいております。
 県営名古屋空港の駐車場は、平常時は大体、1日当たり700台から800台ぐらいということでありますが、これまでと同じ容量を確保いたしましたので、通常はいいのですが、年末年始とかお盆とかはちょっと、今でもオーバーしておりますので、そういうときはできるだけ公共交通機関をご利用いただくように、電車、バスの乗り継ぎなどなどの公共交通機関をご利用いただくようにお願いしたいと思っております。
 なお、名古屋駅からのあおい交通の空港直行バスは10月から増便になったと聞いております。引き続きバス事業者には増便を要望いたしております。
 また、年内に三菱航空機の1,300人がこちらに来ますし、工場完成の暁には三菱重工も数千人が移ってきますが、そうしたときは専用のチャーターバス、会社の送迎バスということでやっていただくと我々からも要請しておりますし、そういうことで進めていただいております。
  
  
(4)

森下千里様への「LOVEあいちサポーターズ」委嘱について

【知事】  名古屋市出身の女優、タレントで、数多くのテレビ番組、舞台、映画に出演されている森下千里さんに、愛知県のPRを手伝っていただく、「LOVEあいちサポーターズ」の「あいちしあわせ大使」を委嘱することといたしました。(https://www.pref.aichi.jp/0000078302.html
 森下千里さんには、これから「あいちしあわせ大使」として、テレビ出演、雑誌取材など様々な機会に、愛知・名古屋をPRしていただくということでお願いしていきたいと思います。
 委嘱式は、12月22日月曜日の午後4時30分からということでございまして、愛知県公館で行いますので、よろしくお願いを申し上げます。
 現在、「LOVEあいちサポーターズ」は21組目ということでございまして、今後とも様々な方にお願いしていきたいと思います。2枚目以降にその内容がございます。
 3枚目に森下さんのプロフィールがございます。名古屋市、地元のご出身でございまして、地元の情報番組のレギュラーも務めておられまして、愛知の魅力をよくご存じで、愛知に親しみを感じていただいているということでございまして、テレビ、舞台、映画などで活躍されているとともに、多彩な趣味もお持ちだということでございます。
 この「あいちしあわせ大使」というのはご本人のご希望なんです。ご本人から、自分にとって愛知とは幸せな時間を過ごした地であり、今愛知に戻って過ごす時間が幸せであり、この気持ちを多くの人に伝えたいということから、「あいちしあわせ大使」ということでお願いすることといたしました。
 当日はまた取材も含めて、何とぞよろしくお願いいたします。
   
(5)

愛知県内にオープン予定の水素ステーション情報について

【知事】  いよいよ本日15日、世界に先駆けてトヨタ自動車のFCV「MIRAI」の一般販売が開始されたところであります。それにあわせまして私ども愛知県では、この究極のクリーンエネルギーカー、燃料電池自動車FCVの普及を効果的に進めるため、「愛知県水素ステーション整備・配置計画」を策定し、その計画的な整備を図っているところでありますが、この計画では、県内の水素ステーションを来年度末までに20基、2015年度末までに20基、2025年度末までに100基という目標を掲げております。現在、県内の水素ステーションは、整備中を含めまして全国最多の13基。決まっているのが13基ということでございまして、今、着々とやっております。今日15日の販売開始に合わせまして、県内にオープン予定の水素ステーション情報を取りまとめて発表することといたしました。(https://www.pref.aichi.jp/0000078621.html
 内容といたしましては、水素ステーションのオープン予定時期やアクセスの図のほか、営業日、支払方法等の情報を掲載することといたしております。こうした情報を積極的に発信することにより、潜在的なユーザーにも県内の水素ステーションの状況を理解していただいて、その購入意欲につながることを強く期待いたしております。これらの情報は随時更新し、最新の情報を皆様にお伝えしていく予定でございますので、よろしくお願いを申し上げます。
 本県は、自動車産業が基幹産業でもありますし、自動車の登録台数が500万台を超え、510万台近くまでありまして、日本一の自動車普及県でありまして、第2位の東京都が440万台ですから、圧倒的な車社会なんですね。一方で、東京、大阪はやっぱり山手線、環状線から、地下鉄、私鉄といい、電車があれだけできていますからね。それと県の広さが、愛知県は東京、大阪の2.5倍ぐらいありますのでね。小さいように思えて、ちょうど県の広さでいうと全国の真ん中ぐらいなので、そういうこともありまして、日本一の車社会と言っても過言ではありません。そういう中で、こういう究極のエコカーFCVを普及させていくという、そういう使命が我々にもあるのではないかと思っておりまして、今後とも水素ステーションの普及について全国をリードしていきたいと思っております。
 3枚目以降はその資料でございますが、4枚目に、今後のオープン予定が決まっているものをこういう形で示させていただいております。例えば、豊田のインターチェンジ水素ステーションが来年1月、2月が熱田、これはDr.Driveセルフ三好ヶ丘、それから岡崎羽根、それから上半期が日進水素ステーションで、6月以降ですけれども一応決まっているのが豊田通商さんの名古屋のかいわい。こういうことでございまして、こういう形で情報発信していきたいと思いますし、あわせて、こういう整備中のもので全県の地図に落としたものもございます。我々、これからですね、こういったところはもちろんですが、さらに、今13基まで決まっていますが、来年度末までに20基というと、一生懸命これを仕込んでいかなければいけませんので、こういったことも含めてしっかりと。
 これでいくと、例えば東三河の方にはまだありませんので、そういうところも含めて、あと、尾張部も名古屋だけなので、名古屋と西三河の間が多いという感じで、尾張北西部についても整備が必要ではないかと思いますので、そういった形でまた整備を進めていければと思っております。
 今後順次、決まりましたら、またこういった形でホームページにアップしていきたいと思っています。今日もこれを10時からアップしてるということでございますので、よろしくお願いいたします。
 なお、今週の18日木曜日には西庁舎の駐車場で移動式水素ステーションのオープンをやりますので、またよろしくお願いいたします。
   
(6)

愛知県出身のフィギュアスケート選手の活躍について

【知事】  愛知県はフィギュアスケートの選手がたくさん出ておりますけれども、今回はフィギュアスケートのグランプリファイナルですね、スペインで行われているものにつきまして、女子では、愛知県からは本郷理華選手が日本で唯一出場して6位ということで、自己ベストの更新をしたりして大変活躍していただけたのではないかと思っておりまして、大いに敬意を表したいと思っております。
 それから、ジュニアグランプリファイナルがあわせて行われて、これにつきましては、男子の中京大中京高校2年生の宇野昌磨選手が優勝、そして名古屋市立の東港中学3年生の山本草太選手が2位ということで、ワンツーフィニッシュをしていただけましたので、これも大変明るいニュースではないかと。あと数年というか、2018年の次の平昌、3年後にはもう主力になっていただけるのではないかと思いますので、また大いに楽しみができたかなと思っております。
 
  
2.

質疑応答

(1)

衆議院議員総選挙の結果について

【記者】  衆議院議員総選挙の結果について、今回愛知県の小選挙区では、自民党が8議席、民主党が6議席、維新の党が1議席ということですが、このような各党の議席の獲得について、どのようにお考えですか。
【知事】  それも含めて、余り私がコメント、感想めいたことは言わない方がいいのではないかと思います。
 ただ、マスコミ各社及び各政党、色々なところが事前の世論調査を、選挙前、そして選挙中も直前まで一生懸命やられますので、あと出口調査もやられますので、時々刻々と色々な情報が漏れ伝わってきますので、そういうことを考えますと、ある程度、何となしに予想できたのかなという感じがいたしますが、いずれにしても、愛知県では若干、民主党が戻したという感じではあるんでしょうけれども、全国的にはやっぱり自民党が295議席といっても、小選挙区の5議席減のところが全部自民党の人だったから、現有が290議席からスタートということだとすれば、まさに現状維持だし、追加公認の方を入れれば291議席になるんですか。ですから、290議席という数字は圧倒的な大勝利だと思いますから、公明党さんの35議席を足せば3分の2を超えるわけなので、巨大与党が引き続き政権を担うということではないかと思います。
 ただ、私、いつも申し上げていますが、私も国会議員時代の色々な、国対もやった経験からすると、たとえ衆議院で3分の2あって、2005年以降もそうでしたよね、郵政解散のときも3分の2あって、参議院も多数あったとしても、そうそう何度も何度も強行採決なんかできるものじゃないので、やはりこういったときこそ、よくよく国会の中で十分議論し、そして色々な意見、少数意見も含めて耳を傾けていただいて、その上で、やはり決めるときは決めなきゃいけないと思いますが、国民の負託にしっかりと応えていただければありがたいなと思います。
 これで第3次安倍内閣がそのまま継続ということになるわけでありましょうから、もう既に色々な予算編成、税制改正の日程が漏れ伝わってきました。税制は12月30日、予算の関係が1月14日というスケジュールが漏れ伝わってきますけれども、正月返上で、多分元旦ぐらい休んであとは全部、霞が関、永田町というか霞が関の役所の皆さんは仕事をするんでしょうけど、予算編成がこれから本格的に始まると思いますから、そういったことはしっかりと情報をつかみながら。我々も今予算編成がこれから本格化いたしますので、しっかりとそれにあわせてやっていかないかんので、情報を的確につかんで対応してほしいということを、先ほど部長会議では指示しておきました。
 12月に選挙をやれば、ずれていくというのはありますが、来年の4月に統一地方選挙もありますので、予算の成立とか何とかっていうのは、通常国会が始まれば、年度内成立がどうのこうのって様々な議論があると思いますけれども、全体的に言えば、今年4月の消費税増税の後の国内消費、自動車の販売動向などなども含めますと、今ちょうど日本の景気は、株は高いのですけれども、全体的には胸突き八丁という感じではないかと思いますので、そういった点では、引き続き、安倍総理がデフレ脱却ということを、いの一番に、最初の旗に掲げておられるということであるのであれば、そうした面での予算、それからまた予算だけではなくて、やはり規制改革ですね。規制緩和、規制改革、そういったことも含めてやれることを、それもスピード感をもって、しっかりと取り組んでいただきたいと思っております。
 我々は引き続き有料道路のコンセッションとか様々な改革に取り組んでおりますので、引き続き多数あるわけですから、そういった点では、ぜひスピード感をもってやっていただきたいなということを申し上げたいと思っております。