知事の記者会見
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平成27年1月13日(火) 午前10時
1.

知事発言

(1)

平成28年度(第16回)障害者芸術・文化祭の愛知県開催決定について

【知事】  皆さん、おはようございます。今日は1月13日、昨日は成人の日でございまして、3連休明けての記者会見ということでよろしくお願いいたします。
 平成28年度(第16回)障害者芸術・文化祭の愛知県開催決定についてご報告をいたします。(https://www.pref.aichi.jp/0000079222.html
 平成28年度(第16回)障害者芸術・文化祭の開催地が、愛知県に決定いたしました。本県におきましては、先に開催が内定しております国民文化祭と併せて開催をすることで、障害のある方の社会参加と障害に対する理解を促進する絶好の機会となるものと考えまして、開催することといたしました。
 障害者芸術・文化祭の目的は、障害のある方の芸術及び文化活動への参加を通じまして障害のある方の生活を豊かにするとともに、国民の障害への理解と認識を深め、障害のある方の自立と社会参加の促進に寄与することでございます。主催は、厚生労働省と開催地の都道府県であります愛知県等ということになります。
 次に内容でございますが、文芸、美術、音楽、演劇等の分野で構成され、対象者は障害のある方、または障害のある方を含むグループや団体となっておりまして、展示作品、舞台出演は全国から募集することといたしております。開催時期は、平成28年の秋、概ね10月から12月でございまして、休日等を含んだ概ね1週間以内の期間で開催するということになっております。
 過去の開催状況は、平成13年度に第1回が大阪府で開催されて以来、毎年度、各都府県で開催されておりまして、今年度は鳥取県ということで、14都府県で開催されております。来年度の第15回は鹿児島県ということでございます。直近におきましては、展示作品は700作品程度、舞台出演は20団体程度の参加がありまして、1万人から2万人の来場者が見込めるということでございます。
 次に、記者発表資料の裏面の愛知県の開催についてでございますが、本県では従来から障害のある方の社会参加の促進に積極的に取り組んでおりまして、今年度も新規事業として障害者アート展である「あいちアール・ブリュット展」などの「障害者芸術活動参加促進事業」を実施するなど、障害のある方の社会参加の機会拡大を図っているところでございます。こうした中、障害のある方の全国的な交流を通じた社会参加と障害に対する理解の更なる促進を図るため、本県が平成28年夏から開催いたします「あいちトリエンナーレ2016」に引き続く第31回の「国民文化祭・あいち2016」の開催と併せて「障害者芸術・文化祭」を開催するということが、基本的な考え方でございます。
 主なスケジュールでございますが、「国民文化祭」と歩調を合わせながら、今年2月から3月に第1回の実行委員会、7月から8月に第2回の実行委員会を開催し、8月頃には実施計画を発表してまいりたいと考えております。2016年、来年の秋ですから、1年前ということでございます。
 なお、「障害者芸術・文化祭」のこれまでの開催状況は、その下にある表のとおりということでございます。
 障害のある方の社会参加と障害に対する理解の促進を図るため、関係団体始め県民の皆様に協力をいただきながら「障害者芸術・文化祭」を開催してまいりたいと考えておりますので、ご支援をいただきますようよろしくお願いいたします。
 もともと、国民文化祭とは別々に開催されていたようでございますが、最近は、厚生労働省の方は国民文化祭と一緒に開催したらどうかというのを推奨するようになっているようでございまして、今回も、昨年11月に、2016年、平成28年の国民文化祭を愛知県開催に内定ということでありましたので、それであれば、我々としては2016年あいちトリエンナーレを夏から秋、それから国民文化祭をまた秋にやり、そして障害者芸術・文化祭をまた併せてやるということで、一連の現代アートから日本の伝統文化、そして障害者アート。まさに2016年を芸術、アートの年にできると思っております。そういう意味では非常に盛り上げることができると思いますので、改めて、芸術、アート・文化の愛知を大いに発信していきたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 なお、具体的にはこれから精力的に詰めていきますが、文芸、美術、音楽、演劇等の分野で構成をしていきたいと思っております。そういった形で、美術、文芸等では作品を全国から広く募集し、そして音楽、演劇等の舞台芸術への出演団体は県内団体を中心といたしますが、全国からも広く募集いたしまして選考していきたいと思っております。愛知県は芸文センターもありますのでね、大変レベルの高い素晴らしいものができるのではないかと思っております。いずれにしても、これからしっかりと内容を詰めていきたいと思っております。
 さらにちょっと補足いたしますと、先ほど、県では今年「あいちアール・ブリュット展」をやっていますということですが、名古屋市民ギャラリー矢田で、10月末から11月頭にアート展を開催いたしまして、835点の作品を全て展示いたしました。それからさらに選抜をいたしまして、次は3月3日から8日まで愛知芸術文化センターで、優秀作品33点を選抜して、アール・ブリュット優秀作品特別展を開催いたしますので、よろしくお願いいたします。また、特別展の開催期間中の3月7日土曜日には、優秀作品の表彰式並びに車いすのアーティスト佐野有美さん、豊川市出身の先天性四肢欠損症の方でありますけれども、その方のトークショーなどPRイベントを開催いたしまして、障害のある方の芸術活動、そういった理解を深めていければと思っております。
 また、特別展の詳細は、2月に入りましたらお知らせさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。