知事の記者会見
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平成27年2月23日(月) 午前10時
1.

知事発言

(1)

愛知県公立大学法人の次期理事長の任命について

【知事】  皆さん、おはようございます。2月23日月曜日の定例記者会見を始めさせていただきます。
 既に先週の火曜日、2月17日に資料提供させていただいておりますが、改めて私から申し上げたいと思います。愛知県公立大学法人の次期理事長についてでございますが、現在の笹津恭士理事長の任期が今年の3月末に満了いたしますので、その後任といたしまして、現在、国立大学法人名古屋大学の理事・副総長であります鮎京正訓氏を次期理事長に任命することといたしました。鮎京氏は大学法人の3代目の理事長にあたりまして、任期は、平成27年4月1日から4年間ということでございます。(https://www.pref.aichi.jp/0000079396.html
 現在、グローバル化の進展、少子化など大学を取り巻く環境は大きく変化をしておりまして、国においては大学のガバナンスや大学入試制度など大学改革に向けた様々な取組が進められております。県立大学と県立芸術大学においては、今までの実績を基に、さらに大学の力を高め、グローバルな人材の育成、大学の枠を超えた共同研究を進めるとともに、公立大学の使命であります地域貢献に積極的に取り組んでいく必要があります。
 鮎京氏は、これまでアジア各国との連携強化に取り組み、グローバル人材の育成に対する豊富な知識と経験をお持ちであるだけでなく、名古屋大学の理事・副総長として、法人運営の経験とノウハウもございます。この地域の主たる大学とのつながりを持っていることから、大学の枠を超えた研究の推進も期待できると考えます。そうしたことから、公立大学法人の理事長として最も適任であると考えまして、今後4年間の大学法人・大学のかじ取りをお願いするものでございます。
 県立の大学は、平成19年4月に法人化をいたしておりまして、初代の清水哲太理事長には、県立大学と看護大学との統合と学部学科の再編という、大学法人としての基盤づくりを行っていただきました。また、平成23年4月、4年前にご就任いただきました笹津現理事長におかれましては、平成25年度からスタートしております大学法人の第2期中期計画を策定し、大学の新しい方向性を定め、グローバル人材の育成の強化などを、着実に進めていただきました。お二人には、堅実な法人運営に向けた基礎を確立していただいたと考えておりまして、心から感謝を申し上げます。
 3代目となる鮎京理事長には、2大学の運営を通じまして、「人が輝くあいち」の実現に向けまして、新しい時代を担う多くの有為な人材を育成していただけるものと確信をいたしております。大いに期待をしたいと思っております。
 これまでも、愛知県のアジアを始めとした様々な国際戦略にもご協力をいただいておりますし、名古屋大学のアジア各国との連携強化にも取り組んでいただいている。そういう意味では、私ども県立大学の方向と全く方向を一にしている人材だと思っておりまして、大いに期待したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
  
(2)

あいちロボット産業クラスター推進協議会ワーキンググループの立ち上げについて

【知事】  あいちロボット産業クラスター推進協議会ワーキンググループの立ち上げについてご報告をいたします。(https://www.pref.aichi.jp/0000080486.html
 愛知県では、産学行政が連携いたしましてロボットの研究開発や生産の拠点を形成し、新技術・新製品を創出していくことで、この地域を世界に誇れるロボット産業拠点として発展させるため、昨年11月に「あいちロボット産業クラスター推進協議会」を設立し、第1回会合では藤田保健衛生大学の才藤先生をはじめとする有識者から、ロボットの研究開発・事業化に関する課題についてご議論いただきました。
 本協議会では、ロボットの開発側と利用側の双方が参画するワーキンググループによりまして、開発や実用化、普及に向けた具体的な取組を進めることといたしておりまして、このたび、有識者の意見や会員のニーズ、企業さんに様々なアンケートも行いまして、そうしたことを踏まえて、今回3つのワーキンググループを立ち上げることといたしました。製造・物流、そして医療・介護、そして無人飛行ロボット、この3つでございます。
 1つ目の「製造・物流等分野ロボット導入実証ワーキンググループ」につきましては、国のロボット導入に係る競争的資金の積極的活用を視野に入れまして、製造・物流等の現場へのロボット導入を促進してまいります。座長は名古屋工業大学の梅崎教授にお願いしておりまして、これは一番早く、明後日、25日の水曜日に第1回を行うことといたしております。ちなみに、このワーキンググループには、大口町にありますプラスチック製造ロボットメーカーのスター精機でありますとか、刈谷市にあります産業用ロボットメーカーのアスカ、そういった会社を始め60の企業・団体が今、手を挙げてくださっております。
 そして2つ目は「医療・介護等分野ロボット実用化ワーキンググループ」でございます。医療・介護現場や生活の場で活用するロボットの開発・実用化を促進してまいります。座長は、国立長寿医療研究センターの鳥羽総長にお願いいたしておりまして、3月25日水曜日に第1回を開催いたします。この医療・介護分野につきましては、本協議会の委員企業でもありますトヨタ自動車、それから工作機械メーカーであり知立市に本社があります富士機械製造を始めとする開発側とともに、国立長寿医療研究センター、また様々な県内の病院とか、そういった福祉施設を運用しております愛知県厚生事業団を始めとする利用側など、100社・団体を予定いたしております。もちろん藤田保健衛生大学も参画をするということでございます。
 それから3つ目が「無人飛行ロボット活用ワーキンググループ」でございます。ドローンというやつですね。無人飛行ロボットの開発・実証実験の実施、新たなビジネスモデルの可能性を検討してまいります。座長は、大同大学の橋口講師にお願いしておりまして、4月24日金曜日に第1回を開催する予定でございます。このワーキンググループには、無人飛行ロボットの開発・製作を行っております名古屋市の会社のキャリオ技研、あとこれも名古屋市の会社でケイアンドエス、そういった開発側とともに、同ロボットの活用を検討している企業、自治体を始めとする利用側など、20の企業・団体を想定いたしております。
 今後、こうした取組を通じまして、一つでも多くのロボットを様々な現場に投入するとともに、新たなビジネスモデルを創出することで、日本一の産業県・愛知をさらにレベルアップしていきたいと考えております。
 3枚目以降がその関係資料でございますが、ご覧をいただければと思っております。具体的な場所、日時などは記入してございますので、よろしくお願いをいたします。
 ちなみに、この資料の2ページでありますが、あいちロボット産業クラスター推進協議会につきましては、今現在、会員数が133社及び団体ということでございまして、徐々に増えているということでございます。
 なお、こうしたワーキンググループは、原則、協議会の会員のみの参加ということにしておりまして、会員の皆さんには電子メールで案内をしておりますが、会員以外の方々もですね、今日、県のホームページでこれを告知いたしますので、その段階で協議会の会員に登録をして参加申込みをしていただければ参加できるということでございますので、奮ってのご参加を期待いたしております。
 また、取材はもちろん可能でございますので、マスコミの皆様には直接会場へお越しいただければ結構でございます。マスコミオープンということでやっていきたいと思います。
 それから、ワーキンググループとしては、今後それぞれの分野ロボットにおきまして、新技術・新製品を創出し、普及させていく上での課題を様々に議論、検証をいたしまして、それを解決する取組を進めていくということでございます。
 なお、先般、2月13日、先々週の金曜日に、国の近未来技術実証特区に3つの分野で応募いたしました。一つが「リハビリ遠隔医療・ロボット実証プロジェクト」、それから「無人飛行ロボット実証プロジェクト」でございますが、これは今回のものとかぶってまいりますので、一緒にやっていくということになろうかと思っております。もう一つ、自動走行というやつがあります。自動走行は自動走行でまた別途やっていければと思っております。こうした国の施策も活用しながら、ワーキンググループで精力的に取り組み、進めていきたいと思っております。
 なお、会員の企業さんに様々なアンケートをとらせていただきましたところ、当面はこの3つの分野でやっていきますが、ご要望とかご意見としては、さらに、例えば農業分野で研究をしたらどうかというご意見もたくさんございました。また、エンターテイメントとか接客の分野でもやったらどうか、こういうご意見、ご提言もありましたので、今後随時、そうしたニーズをくみ上げながら進めていければと思っております。
  
(3)

「第32回全国都市緑化あいちフェア半年前イベント」の実施について

【知事】  「第32回全国都市緑化あいちフェア半年前イベント」の実施についてご報告をいたします。(https://www.pref.aichi.jp/0000080572.html
 既にお知らせをいたしておりますように、今年は愛知万博10周年の節目でございまして、愛・地球博記念公園をメイン会場といたしまして、9月12日土曜日から、花と緑のイベント「第32回全国都市緑化あいちフェア」を開催いたします。
 開催まで、まもなく半年という節目を迎えるにあたりまして、多くの皆様方にフェアをPRするため、3月21日、22日の土日に愛・地球博記念公園で半年前イベントを開催いたします。記念セレモニーは、3月21日正午から、私も出席して行います。1年前イベントでもご出演いただいた安藤美姫さんをゲストにお迎えいたしまして、あいちフェアへの応援メッセージを頂戴したり、あいち戦国姫隊の演舞などでイベントを盛り上げていきたいと思っております。詳しくはお手元の配付資料をご覧いただければと思います。
 なお、愛・地球博記念公園ではちょうど「モリコロパーク春まつり」も同時開催いたしておりますので、多くの方々のご来場をお待ちいたしております。よろしくお願いいたします。
 安藤美姫さんには、1年前イベントということで昨年9月21日にアスナル金山で行ったときにもお越しいただき、トークショーにも参加をいただきました。大変花が好きだということでありますし、愛知出身ということでもございまして、今回もお願いいたしましたところ、快諾をいただいたということでございます。しっかりと盛り上げていきたいと思っております。