知事の記者会見
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平成27年11月30日(月) 午前10時
1.

知事発言

(1)

「年末の交通安全県民運動」出発式について

【知事】  皆さん、おはようございます。11月30日の月曜日ということで、定例記者会見を始めさせていただきます。
 今日、朝8時45分から県庁正面玄関にて、年末の交通安全運動の出発式ということで、寒い中といいますか、早朝から多くの皆さんに御参加いただき、また、取材していただきましてありがとうございました。
 明日から12月議会も始まりますが、今年最後の1か月ということであります。特に交通事故が非常に多くなっておりまして、大変残念で遺憾でございます。年末1か月全力で交通安全に取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
  
(2)

県庁本庁舎の火災事故について

【知事】  週末の土曜日の未明に県庁の本庁舎内1階の廊下と6階のコピー室において出火ということで、火災の事故が発生いたしました。極めて遺憾でございます。原因の究明と、今、これは不審火ということで、不審者を警察で捜査をしておりますが、私どもも土曜日の午後4時に被害届を出させていただきました。原因の究明と、また二度とこういうことが起きないような庁舎管理の徹底をしっかりとやっていきたいと思っております。
 なお、夜間は、身分証明書の提示と、誰だということを玄関で書いてもらわないと入れないということであります。それも南玄関の1か所だけを開けて、守衛がきちっと見て、入口でチェックするということでありますから、夜間の時間ではなくて、その前ではないかということも想定されます。いずれにしても、庁舎管理について、これはしっかりとやっていかなければいけないと思っております。この本庁舎は国の重要文化財でありますから、そういった管理を余計にしっかりやらなければいけないと思っております。
 ちなみに、財産管理課からは、直ちに、文化庁にその旨を報告をしております。そして、この建物の元々の当初材、いわゆる当初のものについての影響はないということでありますから、その旨もあわせて文化庁には速やかに報告をしているところでございます。
 いずれにしても、原因究明と庁舎管理の徹底をしっかりとやっていきたいと思っております。
  
(3)

インド政府内への進出企業支援窓口「愛知デスク」の設置について

【知事】  インド政府内への進出企業支援窓口、「愛知デスク」の設置についてでございます。
 インドの商工省は来年1月、愛知県企業の相談窓口となる愛知デスクを、同省ジャパンプラス内に設置いたします。この愛知デスクは、私が今年7月に県議会及び経済界の皆様とともにインドに渡航した際、モディ首相に提案し、その場で賛同を得たものでありまして、具体的な取組等につきまして、インド側と協議を進めてきましたところ、この度合意に至りました。
 愛知デスクの役割といたしましては、日本企業からの投資全般を促進する役割を担うジャパンプラスと連携いたしまして、愛知県からインドへの投資案件が迅速に処理できるように現地で活動する県内企業が抱える様々な課題に対処することで、愛知県とインドとの交流が更に活発になることを目指しております。愛知デスクでは、現地で活躍する県内企業への情報提供や相談対応等の支援を行うとともに、インドからの技能実習生の受入れに係る調整を行うことといたしております。
 体制といたしましては、愛知県が委託した法律・会計事務所のインド人専門家1名が週3日程度在席し、企業からの相談対応・情報提供業務等に従事いたします。愛知デスクの設置は来年の1月26日火曜日を予定しております。県内企業の方々に広くこのデスクを活用していただくことで、インドとの経済交流の更なる促進につなげていきたいと考えております。
 なお、既に御案内させていただいておりますが、本日午後、「インド投資セミナー」及び「愛知県・インド経済交流会」を名古屋市内のホテルで開催いたします。私も愛知県・インド経済交流会に出席し、冒頭に挨拶をいたします。これらの行事を通じて、インドの投資環境等に対する理解を深めていただくとともに、愛知とインドとの更なる交流につなげていきたいと考えております。
 私ども日本側とインド側が双方でプレスリリースを行うということで発表をしていきたいと思っております。実際の業務は、このジャパンプラスの中にインド人専門家1名が週3日ほど在席して相談に応じるということでございまして、しっかりとこういった形で取組が広がっていけばと期待をいたしております。
 今日の午後はインド投資セミナー、そして経済交流会、それぞれ100人ぐらいずつのお申込みをいただいておりまして、有意義なセミナーになることを期待いたしております。
             
2.

質疑応答

(1)

インド政府内への進出企業支援窓口「愛知デスク」の設置について

【記者】  「愛知デスク」に従事する法律・会計事務所の専門家の人選は、今後行うのですか。   
【知事】  これは、日本の法律・会計事務所に業務を委託いたしまして、その業務委託先がインドの提携する現地事務所からインド人スタッフを派遣するという形で考えておりまして、公募により2社から応募がありまして1社を選定いたしました。9月補正で予算を通していただきましたので、公募による2社から1社を選定し、そして12月初旬に契約を締結したいと思っております。
(2)

公立中学校教員のわいせつ事案について

【記者】  昨日、愛知県内の公立中学校の教員がわいせつ事案で逮捕されました。
 今年度、愛知県の教員の懲戒処分は12件あり、うち、わいせつ事案が5件もあります。なかなか無くならないと思いますが、教員のこういった事案について、知事としてどのように対応しますか。
【知事】  愛知県だけの特殊事情ということではなくて、全国的に、他県でもこういったことは見られるわけでありますが、特に今年、報道等々になるような事案が多かったような気が、私もしております。こういった、直接子供たちと相対する学校現場の先生、教員の皆さんのこういったことについては、とにかく教育委員会、更に、一番大事なのは学校現場での職務管理、人員管理ということだろうと思いますので、今一度しっかりとそういったものの自覚を促すことと、しっかりとした管理体制のチェック、そうしたことをしっかりやっていただくということではないかと思います。
 そして、それぞれの事案については、やはりその原因究明を徹底的にやるとともに、その再発防止をきっちりやっていくということだと思っております。とにかく学校現場で、一人一人の自覚ももちろんですが、学校全体でのマネジメントということが問われると思いますので、そういったことを今一度しっかりとやっていくということを徹底したいと思っております。
 こういった事案が、こうして数多くというか、複数起こってくるということは、極めて遺憾でありますし、子供さんや保護者の皆さんには大変申し訳ないと思います。そういったことが二度と起きないようにしっかりとやっていくと、体制をつくっていくということをやっていきたいと思っております。