知事の記者会見
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平成29年8月7日(月) 午前10時

1 知事発言
(1)台風第5号の接近について
 おはようございます。8月7日月曜日のですね、8月最初の月曜日の定例記者会見を始めさせていただきます。
 先ほど部長会議でも申し上げました台風第5号の件でございますが、これはもう既に報道の皆さんの方がはるかにお詳しいと思いますが、もう既に愛知県内、大雨警報等々出ておりまして、今日の夜から未明にかけてですね、一番接近すると予想されます。
 私どもも必要に応じてですね、しっかりと体制を組んで、非常警戒配備等々の体制を組んでですね、やっていきたいというふうに思っております。情報にはしっかり対応してですね、県内各市町村とともにですね、万全を期していきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 なお、被害はない方が、被害というかそういうものは無いことを期待したいと思いますが、雨だけはちょっと山の方に降っていただきたいなと期待したいというふうに思っております。

(2)中日ドラゴンズの岩瀬仁紀投手による日本プロ野球最多登板新記録達成について
 昨日ですね、昨日、中日の岩瀬投手がですね、950登板の日本プロ野球最多新記録を記録をされました。心からお祝いを申し上げたいというふうに思っております。
 併せまして、今朝ですね、早速、これまでこういった記録、節目のときには私から祝電を打たせていただいておりますので、岩瀬仁紀投手には、今回ですね、「最多登板記録950試合の記録達成、誠におめでとうございます。この快挙を励みとされ、今後一層の御活躍をお祈りいたします」という私の名前の祝電を早速、朝打たさせていただきました。
 今年は、6月に荒木選手の2,000本安打でも祝電を打たせていただきました。
 ちなみに、昨年はですね、イチロー選手の日米通算4,257安打の大リーグ最多安打記録超えと、それは6月、8月には、イチロー選手、メジャーリーグの通算3,000本安打といったことなどなどでも打たせていただいております。
 ということで、今日ですね、岩瀬投手の950試合の登板の記録に祝電を打たせていただいたということを御報告をさせていただければというふうに思っております。

(3)第62回消防操法大会について
 一昨日、8月5日土曜日ですね、毎年この夏の時期にやっておりますが、第62回愛知県消防操法大会が碧南市の多目的グラウンドで開催をされました。
 愛知県下からですね、38の消防団の精鋭がね、そろっての大会ということで、私は国会議員の折から、もう二十何回ずっとですね、皆勤賞で激励に行っておりますが、今年は、ポンプ車操法で北名古屋市消防団が優勝、小型ポンプ操法で田原市消防団が優勝ということで、この暑い中ですね、本当に頑張っていただいた消防団員の諸君の皆さんにね、心から感謝を申し上げたいというふうに思っております。これからも是非ですね、更に頑張っていただきたいというふうに思っております。

(4)世界コスプレサミット2017について
 昨日までですね、世界コスプレサミット2017が行われまして、土日とですね、私どもの愛知芸術文化センター大ホールにてですね、このチャンピオンシップが行われました。17の国・地域、34人が決勝、昨日は参加をし、優勝は中国の代表のチーム、2位がメキシコ、3位が日本ということでありました。
 更にですね、このこうしたコスプレ、しっかり盛り上げていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(5)「あいちアール・ブリュット障害者アーツ展」の開催について
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/shogai/28art-brut.html
 「あいちアール・ブリュット障害者アーツ展」の開催についてでございます。
 愛知県では、平成26年度から障害のある方の作品展として「あいちアール・ブリュット展」を開催してきましたが、今年は、昨年開催をいたしました全国障害者芸術・文化祭あいち大会の成果を受けて事業展開を拡大をし、この9月にですね、「あいちアール・ブリュット障害者アーツ展」として開催をいたします。その概要、固まりましたので、御紹介をいたします。
 これがこのパンフレットでございましてね、障害者アーツ展が9月13日から18日まで、そして、舞台ステージの発表が9月の14日から15日ということでございます。障害者アーツ展では、作品展「あいちアール・ブリュット展」、舞台・ステージ発表、トークイベントを開催します。
 作品展「あいちアール・ブリュット展」では、県内の障害のある方から公募で寄せられた約670点。昨年は551点でありますから、またまた増えました。これを展示するとともに、「あいちアール・ブリュット美術館」と称して、これまでこのあいちアール・ブリュット展で2回入選された方18名の作品を展示をいたします。
 そしてまた、「全国障害者芸術・文化祭なら大会」と連携をして、あいちアール・ブリュット展で、なら大会関連作品を展示するとともに、あいちアール・ブリュット展からも関連作品、なら大会に出展します。
 今年は全国障害者芸術・文化祭、去年が愛知県で、今年は奈良県でやりますので、奈良県でやる際にですね、あいち大会の関連作品も展示をする。それから、あいち大会にもなら大会の作品を展示をするということで、相互に連携をしてですね、やりたい。そして、私どものあいちアール・ブリュット展が、なら大会、全国大会のサテライト型の芸術・文化祭と位置付けられるということで、奈良と連携をしてですね、やっていくということをしていきたい。お互いに作品を相互に出すということでございます。
 それからですね、新たな試みといたしまして、一般社団法人アティックアートと連携をして、あいちアール・ブリュット展の展示作品から原画を選定をして、企業のノベルティグッズを制作します。ティッシュの箱だとか、あと何だ、様々なグッズですね、ちょっと小物みたいなやつをですね、クリアファイルとかね、そういったものがありますが、そういったグッズをですね、作るということでございまして。
 一般社団法人アティックアートさんは、三河地域の企業を中心に、障害がある方の作品に光を当て、ノベルティグッズのデザインとして活用することで、障害のある方々を応援してきていただきました。昨年の全国障害者芸術・文化祭あいち大会でもグッズや原画を展示をいただいております。
 ということで、今回もですね、企業さん13社に協力をしていただいて、アール・ブリュット展の展示作品から原画を選定をしてグッズも作ります。企業のノベルティグッズも作ります。そして、企業の店舗等活用した作品展も、これは冬頃にですね、予定をいたしております。
 このアティックアートの皆さん、参加の企業の皆さん始め、この芸術ですね、全国障害者芸術・文化祭とかを機にですね、障害を持った方でこうした絵を描いたりした方の雇用が去年から生まれてきておりまして、全国大会の成果の一つでありますが、昨年はあいちアール・ブリュット展をきっかけに2人が一般企業へ就職をしました。在宅勤務ですけどね。その後、また2人が就職をしております。更に、報道でこうしたことを知り、自らハローワークに出向くなどして、在宅勤務で就職した方が3人おられます。
 ということで、このアール・ブリュット展、いわゆる障害者芸術の展示会で、自分はこういう絵が描けるとかこういうデザインができるということで、情報を知った方がハローワークなどなどに出向いたりしたこと、それから企業さんもそういった方をじゃあ雇用しようということで、これまでに7人の方がですね、雇用に就いているということでございます。大変有り難いことでございます。
 是非こういった形のね、雇用の広がりが更に広がっていくことを期待をしたいというふうに思います。
 そのためにもですね、こうした障害者芸術展、障害者アート展を、まずはね、多くの人に知っていただきたい。障害者の芸術、障害者のアートにね、知って触れていただいて、こんなに味のあるといいますかね、趣のあるといいますかね、そういった芸術があるんだということをね、知っていただいて、是非一人でも多くの方にその雇用の場が得られるようにね、関係者の皆さんにお願いができればかなというふうに思っております。
 それからまた、これは障害者アーツ展ということで、もう一つが舞台・ステージということで、舞台・ステージと2本立てになっておりまして、その舞台・ステージの中では、9月の、これはですね、舞台・ステージでございまして、その中で9月の15日にですね、夕方には「愛Wishプロジェクト」というダンスプログラムを展開されている皆さんとの連携企画として、リオパラリンピック閉会式にも出演した義足のダンサー大前光市さんらが出演するステージ「LOVE&PEACE 2017」がございます。大前さんは全国大会の開会式に続いての出演になります。この公演には、県内の福祉施設の利用者も出演し、障害のある人・ない人が一体となってステージのフィナーレを盛り上げるということでございますので、よろしくお願いをしたいというふうに思います。
 また、障害者アーツ展の会期中は、展示室内で「福祉とアートのあいだ」と題したトークイベントを開催し、福祉現場の取組を通してアール・ブリュットについて考える。
 3枚目の資料にね、書いてあります。もう一回見ていただきますと、9月の13日から18日が名古屋市民ギャラリー矢田におけるですね、これ、あいちアール・ブリュット展ですね。
 それから、舞台・ステージが9月14日から15日で東文化小劇場で、ステージ発表としては、去年やった「親指王子」と「ポパイ座銀河団」のバンド演奏と、そして、その裏面ですが、「愛Wishプロジェクト」ということで9月の15日の夜。
 そして、もう一つがトークイベントということで、「福祉とアートのあいだ」、9月16日・17日、名古屋市民ギャラリー矢田ということでこういう、スケジュールはこの表のようになっておりまして、大きく3本立てでやるということでございます。
 ということで、去年、ダンスも、ダンスや音楽なども全国障害者芸術・文化祭でやりまして、今年は新たにですね、出前講座で去年は美術とかいろんなものをですね、美術とか絵画、陶芸の出前講座を、障害者施設に専門家を派遣してアートの活動やりましたが、今年は出前講座にダンスの講座もですね、開設をし、ダンス練習をした福祉施設の利用者がこの9月15日の「LOVE&PEACE 2017」にも出演していただくということで、美術とか絵画、陶芸、そういったものから更にですね、こういったダンスパフォーマンスとかね、そういったところにも、舞台芸術にも障害者アートが広がっていると、輪が広がっていることで、御理解をいただければというふうに思います。
 最後にですね、障害のある方のアート活動につきましては、東京オリンピック・パラリンピックに向けて関心が高まっているところであり、このイベントも内閣官房オリパラ事務局の「beyond2020」プログラムの認証を受けております。
 去年の第16回全国障害者芸術・文化祭あいち大会は、東京オリンピック・パラリンピック大会委員会の公認プログラムに認定されていましたが、今回のあいちアール・ブリュット障害者アーツ展は、今言った内閣官房オリパラ事務局の「beyond2020」に認証をされておりまして、東京オリンピック・パラリンピック2020を盛り上げていくための一つのイベントということでもあります。
 是非多くの皆様に御来場をいただいて、障害のある方の芸術の力をじかに感じていただきたいと思っております。ちょっとたくさん、これも盛りだくさんなイベントですけれども、しっかりと成功させていきたいと思います。
 なおですね、毎年こうした「アール・ブリュット展」、障害者芸術に会場としてですね、名古屋市の名古屋市民ギャラリー矢田、それから東文化小劇場ということで、市民ギャラリー矢田をね、大変優先的にね、といいますか、使わせていただく御配慮いただいてね、名古屋市の関係の部局、そしてまたこの東区のね、関係の皆さんに心から感謝を申し上げたいというふうに思っております。

2 質疑応答
(1)台風第5号の接近について
【質問】 台風第5号の接近について、現在把握している県内への影響や今後の県の体制を聞かせてください。併せて県民の安全確保に向けた呼びかけをお願いします。
【知事】 今現在、愛知県内全域にもう大雨警報が出ております。洪水警報はほんの一部ということですが、この後接近をしてくればですね、もう今日の午後、それから夜、未明、夜から未明にかけてが一番接近しようかと思いますので、それも相当近いところを来るということが想定されますので、どうかですね、夜等々についてはですね、やはり不要な、急がない、不要不急な外出等々は避けていただくということが必要でありますし、台風情報等をですね、しっかりと常に注視していただいて、適切な対応をとっていただきたい、無理な行動は控えていただきたい。
 特に山間部等々のところではそういった情報、特に、様々なそういう雨の情報を我々も配信をしておりますので、そういったものに御注意いただいて、早め早めのですね、退避行動等も含め、慎重にですね、対処をしていただきたいというふうに思います。
 私どもはこれから、まだ今こんな状況ですけども、午後といいますかね、お昼過ぎには状況を見て非常警戒配備のですね、体制をとっていきたいというふうに思います。
 その上で、名古屋地方気象台、それから中部地方整備局等々と連携をし、そして、県内の各市町村の皆さんともしっかり情報を共有して、県民の皆さんのですね、安心・安全の確保に努めていきたいというふうに思ってます。

(2)新たな外来種と思われるアリの発見について
【質問】 名古屋港飛島埠頭においてブラウジングアントと思われる新たな外来種のアリが見つかったとの一部報道がありますが、県として、今後の対応を検討していますか。
【知事】 このことについては、環境省に私どもの方からも情報提供いたしております。
 環境省によりますと、このアリは、7月13日の木曜日に環境省が飛島ふ頭のコンテナターミナルで実施した調査において発見したアリと同一であり、現在同定作業を行っている状況だと聞いております。環境省は同定作業の結果等を踏まえて対応を検討すると聞いております。本県としては、その環境省の検討結果を踏まえて対応していきたいというふうに思います。
 同定というのは、同じく定めるって。要は、この個体が同じもんだよね、ということを確認する、そういう作業だということで、今作業をしているということでございまして、これ自身はですね、7月31日の月曜日に見つかったというもんで、今同定をしているということで。
 これは腹部に針はなくて、人体への直接の影響はないということでございますが、南ヨーロッパ原産のアリの可能性もありということで、日本では初の確認だということでございますが、人体に被害はないといいましても、やはり国内生態系には大変な大きな影響があると思いますので、まず、これが本当にそのものかということをですね、まず確認を今環境省がやっておりますから、その状況を見てですね、連携して適切に対処をしていきたいというふうに思ってます。

【質問】 名古屋港で7月13日の環境省調査で見つかったアリの件で確認ですが、7月31日にも同じアリが見つかったということですか。
【知事】 前のアリがですね、環境省によりますと、7月13日に環境省が飛島ふ頭のコンテナターミナルで調査をしたときにこのアリを一つ発見したということで、今調査をしているのは、7月31日にですね、先週月曜日ですね、これと同じアリがですね、見つかったということで、これが同じかどうかということでですね、今調査をしているということであります。ということです。
 13日も31日も同じアリなので、それがこのブラウジングアントの可能性が非常に高いのではないかということなので、それを今確認しているということです。

【質問】 新たに見つかったアリが巣を作っていたという情報もありますが、県として確認していますか。
【知事】 情報としてはですね、我々も報道で聞いておりますけれども、それも含めて、今環境省の方からの確定作業と併せての情報提供を待っているということであります。

(3)民進党細野衆議院議員の離党表明について
【質問】 民進党の細野衆議院議員が離党の意向を表明し、一部報道によると離党後に地域政党を立ち上げる準備があるとのことです。知事は親交もあると思いますが、どのように受け止めていますか。
【知事】 いや、特に聞いておりませんので、コメントはありません。
 それぞれ皆さんがいろんな思いで政治活動するのは、それは自由でありますから、自由にやっていただければいいのではないかというふうに思います。
 特に連絡をいただいているわけでもないし、この件について、私自身、何か話を聞いてるわけでもないし、特にコメントはありません。

【質問】 民進党の細野衆議院議員から、離党について特に連絡は来ていないということですか。
【知事】 特に連絡はありません。