知事の記者会見
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平成29年9月4日(月) 午前10時

1 知事発言
(1)北朝鮮の核実験について
 おはようございます。9月の4日、月曜日ですね、9月最初の定例記者会見を始めさせていただきたいというふうに思っております。
 昨日の北朝鮮の核実験に対してでございます。
 これは、昨日ですね、直ちに午後、コメントを私も出させていただきましたが、これは、先週29日のミサイル発射に続くですね、昨日の核実験についてはですね、断じて許せない、容認できない事態だと思っております。明白な安保理決議違反でありまして、北朝鮮に対して厳重に抗議するとともに強く非難をするというものであります。北東アジアの平和、恒久平和を願う世界の人々の思いを受け止め、一切の核兵器の開発を直ちに中止するよう強く求めるものでございます。
 また、国際社会と連携をしてですね、しっかりとこの核開発の阻止、そしてですね、ミサイル発射についてもですね、取りやめるよう、これは断固としてですね、対応していかなければならないというふうに思っております。そのことをまず申し上げたいと思います。

(2)交通死亡事故多発警報の発令について
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/chiikianzen/keihou-290904.html
 交通死亡事故多発警報の発令についてということでございます。
 8月25日から昨日までの10日間でですね、13人が亡くなるという大変厳しい事故情勢でございます。特に昨日ですね、昨日一挙に5人亡くなるという大変厳しい情勢でございます。
 したがって、10日間の間に、これは愛知県が6年前に作ったものでございますが、10日間で10人を超えて交通事故で亡くなる方が出た場合は、交通死亡事故多発警報を発令をし、県警本部からその多かったところのですね、所轄の警察署に警察官、パトカーを応援として派遣をし、取締りの強化をするとともに、県、市町村、関係機関で広報啓発活動の強化に取り組み、交通事故の防止にですね、取り組んでいくと、強化をするという制度でございまして。
 これはですね、昨年は5回発令をいたしまして、今年は3月の頭にですね、1回ありまして、今年2回目のですね、交通死亡事故多発警報ということでございます。今日9月4日から13日までの10日間というふうにいたしますが、期間中の事故情勢によりましては延長する場合もあるということでございます。
 なお、昨日までの交通事故死者数は129人で、全国ワースト1位という大変残念な状況でございます。また、今申し上げましたように、この警報の発令を受け、警察の取締りの強化、そして行政及び関係機関とで広報啓発活動の強化で交通事故の抑止に取り組んでいきたいというふうに思っております。
 この10日間の事故の特徴としては、高齢者の歩行中の事故、二輪車と四輪車の交差点での出合頭の衝突といったようなことが多発をいたしております。高齢者の皆様には、無理な横断をせず、慣れた道でもですね、しっかり安全確認を行った上で道路横断等々していただきたいというふうに思っております。
 県民の皆様の交通安全意識の高揚を図り、交通事故の減少に努めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

(3)愛知県国家戦略特別区域会議(第6回)について
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kikaku/kokkasennryakutokku-6th.html
 今日ですね、今日午後5時から東京におきまして国家戦略特区の区域会議が開かれます。それぞれに、国家戦略特区に指定されているところは10か所、10地域でありますが、それぞれに、東京なら東京圏の特区会議、愛知県なら愛知県の特区会議ということをやって、それを合同会議でやるということを、今日午後5時からということであります。
 私は、急きょということでありましたのでですね、日程が入っておりまして、これはテレビ会議でですね、参加をすることといたしております。
 もう既に、これは9時半に発表したのかなということでございますが、内容はですね、今回決定する一つ目は、一つは農業への信用保証制度の適用につきまして、従来は常滑市内としておりましたが、これは愛知県全域の農家さん、例えば農家レストランとかいろんなことをやる上において信用保証制度を、金融機関からの借入れでですね、適用するということでありましたが、これを愛知県全域に拡大をする。常滑市以外の農家さんからも非常に問合せがあったものですから、そういった需要を掘り起こしていくということで、農業への信用保証制度の適用を常滑市内から愛知県全域に拡大をするというのが1点。
 それから、自動走行実証ワンストップセンターの設置ということでございます。
 これは、私ども愛知県から、平成26年度から、最初から私どもが、愛知県が提案をしていたものでございまして、それを受け入れて、今回、内閣府が制度化をしたということでありますが、私ども愛知県は、平成26年度から全国に先駆けて、自動走行に関するワンストップサービスはもう既に提供いたしております。産業労働部を窓口にし、全てのことをですね、そこで受け止めて段取りをするということをやっておりますが、国が制度化をしたものですから、今回それの指定といいますかね、その制度に乗っていくということでございます。
 もう既にですね、私ども、実験を希望する企業、大学、そして実証地域たる市町村とのマッチングはもう既に行っておりまして、平成26年度は知多半島道路、平成27年度は守山区、そして平成28年度は15の市町、そして今年度は10市町で、レベル4の遠隔型自動走行を含む実証実験を順次実施をしていきたいというふうに思っております。
 このワンストップセンターの設置というのが2点目。
 それから、後はですね、農業支援外国人受入事業について、これは提案といいますかね、提案といいますか、さきの国会で制度化をされましたので、この特区が指定されている10地域の中で農業分野の外国人材の受入れを唯一提案しているのが私ども愛知県でありまして、既に農協にもリサーチをかけ、ニーズがあることも確認をしておりますので、制度が施行されましたら、直ちにこれを受け入れて手を挙げていくということをですね、発言をしたいというふうに思っております。ですから、平成30年の受入開始に向けた準備を進めていきたいということを表明をいたします。
 それから、外国人雇用特区の早期実現を促す発言もいたします。サンドボックス制度の活用ということも申し上げたいというふうに思っております。
 これが今日の国家戦略特区会議の愛知県会議、合同会議での私の発言内容ということでございます。

(4)第15回教育懇談会の開催について
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/seisaku/dai15kaikyouikukonndannkai.html
 第15回教育懇談会の開催についてでございます。
 これからの愛知の教育について広く御意見をお聞きする教育懇談会を、9月の20日水曜日に開催をいたします。15回目となる今回の議題は、「理数工学系人材の育成」についてであります。
 経済のグローバル化や少子高齢化が進む中、愛知県の産業競争力を一層強化していくためには、モノづくりあいちを支える産業人材の育成・確保は喫緊の課題であります。そのため、愛知県では、工業教育の中核となる愛知総合工科高校を昨年度開校いたしました。その専攻科については、今年度から全国初となる公設民営がスタートし、実践的な技術・技能や高度な知識を身に付けた即戦力として活躍できる人材の育成を進めております。
 また、今年度から新たにSTEM教育推進事業に取り組み、理工系大学と連携した研究活動や教員の指導力向上に向けた支援員の派遣等を進めたところでございます。
 理数科教育については、ここに書いてありますように、まず一番トピックは、愛知総合工科高校を昨年4月、星ヶ丘に開校いたしまして、専攻科のですね、公設民営化におきましては、生産現場の経験を有する企業の技術者・技能者、技能五輪のメダリストとかですね、トヨタ生産方式を実践してきた方などを迎えて、実習、指導していただいたり、大学教授、准教授が専門科目の講義を行っていただいたりということで、大変高度なレベルのですね、授業、講義をマンツーマンで直接行っているところでございます。産業界、大学などと連携しながら、生産現場のリーダーとなる人材の育成を目指した教育を日々実践をしております。
 そして、STEM教育の前に、スーパーサイエンスハイスクール制度というのがありまして。これは国がやっておりますが、これは平成14年の第1期から、もう15年前からやっておりますけれども、愛知県内では現在10校。県立が7校、名古屋市立が向陽、あとは国立が名大附属中・高、私立は名城大学附属高校。県立もね、明和、岡崎、一宮、時習館、豊田西、半田、刈谷と進学校がですね、中心で、よりレベルの高い、こうした理数科のですね、人材を養成するということでやっております。
 それに、今年度県単独事業でSTEM教育推進事業。STEMというのは、Science、Technology、Engineering、Mathematicsの略でありますが、スーパーサイエンスハイスクールはよりレベルの高い理数科人材を養成するということですが、STEMの場合は、より裾野を広げてですね、実践的な理数科教育をやっていきたいということで、今年度県単独でスタートいたしました。
 5校は研究指定校ですが、瑞陵、大府東、半田農業、岡崎工業、豊橋工業で、更に研究指定校ということで、企業や大学から支援員を派遣していただいて底上げを図る、理数教育の底上げを図る高校を8校指定をしております。
 そういったことを取り組んでおりますが、そういったことも踏まえながら、今回の教育懇談会では、日本一の産業県あいちの将来を担うモノづくり人材の育成に向けまして、今後取り組むべき課題について幅広い視点から御意見を伺っていきたいと考えております。
 今回は、特別参加として愛知総合工科高校専攻科責任者の久保全弘さんに御出席をいただきます。久保さんはですね、これは名城大学の理工学部の教授を長く務められて、名城大学附属高校の校長、そして名城大学の副学長も務められた方でございまして、現在は愛知総合工科高校専攻科の責任者をお務めをいただいております。
 そして、愛知県出身の漫画家江川達也さんにも御出席をいただきます。江川さんはもともと、名古屋市内で最初は数学の先生をやっておられた方でありますから、一家言、しっかりとしたまた御意見をいただければというふうに思っております。
 傍聴者もですね、一般公募で募集いたしますので、また奮って御応募いただきたいというふうに思っております。

(5)秋篠宮眞子内親王殿下の御婚約について
 先ほど部長会議でも申し上げまして、昨日コメントも出させていただきましたが、秋篠宮眞子内親王殿下の御婚約についてですね、一言申し上げたいと思います。県民を代表して心からお祝いを申し上げたいと存じます。
 眞子様におかれましては、秋篠宮同妃両殿下とともに、2005年の愛知万博にですね、お越しをいただきました。そしてこども環境サミットの、豊橋で行われた「こども環境サミット2005」の開会式、閉会式にも御臨席をいただきました。
 小室さんとですね、明るく楽しい家庭をですね、明るく温かい御家庭を築かれるものと確信しております。
 末永いお幸せを御祈念申し上げますとともに、また愛知県にもおそろいで、お二人でですね、お越しいただくことを切に願っておりますということでございます。

2 質疑応答
(1)北朝鮮の核実験及び弾道ミサイル発射への対応について
【質問】 北朝鮮の核実験及び弾道ミサイル発射について、愛知県の対応を教えてください。
【知事】 私どもはですね、一つはこういう、我々としての、当然これは断じて容認できない、日本及びですね、北東アジアの平和と安定を脅かす大変な脅威だというふうに申し上げております。
 したがって、これは断固非難。非難し抗議するという意思を表明をするということでありますが、併せて政府に対しては、このことをですね、きちっと伝えて、毅然として対応してもらいたいということを申し上げていきたいというふうに思っております。
 あとはですね、私は、過剰な反応はやはりどうかと、いかがなものかと思いますが、先ほど部長会議でも申し上げましたが、いざ何が起こってもですね、しっかり対応できるように緊張感を持って部局でですね、それぞれの防災の面、それから様々な国民保護事態の面、いろんな非常時の訓練も我々やっておりますので、そういったことをしっかり点検しながら、そんなことは起こってはいけませんが、どんな事態にも対応できるように、特に県民の皆様の生命をですね、生命と財産をしっかり守れるように対応していきたいというふうに思っております。

【質問】 北朝鮮がミサイルを発射した場合、どのように避難したら良いかといった県民の不安もあるかと思いますが、県民への情報提供や避難の在り方など県の対応を教えてください。
【知事】 これは、先週29日のですね、ミサイル発射のときについても、北海道、東北等々でJアラートがですね、作動いたしまして、そういったアナウンスがされております。同じことだと思います。
 ですから、そういった非常警報等々は発信する、そういう仕組みになっておりますので、そういった形で直ちに情報を提供し、そして、それぞれですね、できる限りのですね、安全確保の対応をとっていただくということだと思っております。
 我々としても、とにかく直ちに情報を把握をし、その非常時での対応っていうのは、取組方針ができておりますので、直ちにですね、そういう情報を把握した上でそういう非常時への警戒態勢にですね、直ちに移行していくと。そして、情報収集とその県民の皆様への情報提供、そして的確な対応、避難措置等々をですね、しっかりと直ちに発動できるように、緊張感を持って取り組んでいきたいというふうに思ってます。

【質問】 8月29日の北朝鮮の弾道ミサイル発射の際、Jアラートと防災行政無線が連動しなかった自治体が他県にありました。県内では点検等の対応はしますか。
【知事】 これはですね、もう既に仕組みとして、システムとして、Jアラートとそういった防災無線等々でですね、連動して、県民の皆さん、国民の皆さんにね、迅速に、直ちに情報提供するということになっているわけですので、それが作動しなかったということは、やはりですね、そこはしっかり点検しなきゃいけないんではないかと思います。
 ですから、我々愛知県の県内の市町村の皆さんともですね、そこはしっかり検証を常にね、常に。これはいつというよりも、いつも動けるように常に検証していくということだと思っております。
 ですから、こういう状況ですから、そんなことはあってはいけませんが、何が起こっても対応、即応できるように、そういったものを不断に緊張感を持って検証していくということだと思っております。

(2)特定外来生物「ヒアリ」の発見及びその他外来種のアリについて
【質問】 先週、名古屋港で女王アリを含むヒアリが確認されました。今後の県の対応を教えてください。また、ブラウジングアントと思われる外来種のアリが見つかってから1か月以上が経過しましたが、県は何か対応していますか。
【知事】 ヒアリにつきましてはですね、もうこれで2か月、7月の頭ですかね、大体、名古屋港で、そしてまた内陸部で春日井市でということでですね、あれしまして、これでかれこれ2か月経過をするわけでありますが。
 先週もですね、1日の金曜日に名古屋港で、コンテナの中でヒアリ1,000匹と女王アリが見つかったということでございます。コンテナの中でですね、いたというのを見つけて、すぐですね、くん蒸、殺虫をして、そして個体を確認したということでございます。
 ですから、そういう意味で、その港湾の関係の皆様、特に、これも鍋田ふ頭からコンテナで陸送でですね、名古屋港の船見ふ頭の運送会社へ運ばれたと、こういうことでございますが、そういう意味で、そのコンテナをいちいち港に着いて全部開けるわけにいきませんが、陸送かかった後でも、やはりそういう皆さんですね、港湾・運送関係の事業者の皆さんが、意識は徹底していただいていて、開けて、あっこれおかしいなと思ったらですね、直ちに確認をして、くん蒸処理をしてですね、そして確認をしていただくということで今回も見つかったということでありますから、水際で徹底的に防除していくということは徹底をされているんではないかというふうに思っております。ですから、そういう意味で、いまだ定着・繁殖をしている段階にはなっていないというふうに我々は思っております。
 引き続きですね、この事業者の方々にですね、大変お手数でありますけれどもそういった形での、こういうちょっと変わったですね、アリ、外来種と思われるようなアリが見つかった場合はですね、そういった対応で水際の防除をお願いしていきたいというふうに思います。
 私どももですね、国、それから港湾の管理者といいますかね、私は港湾管理者をやっておりますが、名古屋港、それから三河港、そういった港湾と地元の市町村と連携をしてですね、そういうスポットをですね、トラップを仕掛けて常に監視をし調査をし、そしてしっかりと水際でですね、防除できるように対応していきたいというふうに思います。
 それからもう一つのですね、新たな外来種等々についてもですね、これはほかにもいっぱいあるわけですね。ですから、同じくですね、同じくこういったものについては、不審なもの、それからどうもおかしいなというようなものについては、また同じような対応でですね、水際で防除をしていきたいというふうに思っております。
 関係者の皆さんには大変お手数をかけますが、これは国内に入れ込んで繁殖されたら、えらいことになりますので、とにかくですね、やれるだけのことをやって水際でブロックをしたい、防除したい、そういうふうに思っておりますし、そう取り組んでいきたいというふうに思います。

(3)全国学力・学習状況調査の結果について
【質問】 先週、全国学力・学習状況調査の結果が発表され、愛知県は数学の成績は非常に良く、一方で国語が全国平均を下回るという結果でした。知事はどのように受け止めていますか。
【知事】 傾向的にはほぼ例年と同じぐらいということだったかなと思っておりますが、今言われましたように国語と数学というよりも、むしろ小学校と中学校の違いが極端だなというふうに思いませんか。これは前からもうはっきりくっきりと出てる傾向ですけれどもですね。
 そういう意味ではですね、関係の学校現場の皆さんにはそれぞれ努力していただいて、今回、全国的な傾向ですけど、学力テストやっていって、だんだんだんだんいわゆる底上げが図れてきて、上位と下位の差がグッと、かつての半分ぐらいまで縮まってきたというのはもう御案内のとおりなんでね。そういう意味では、全国的にみんな学力レベルの底上げという点ではね、私は大いに、何て言いますかね、評価されていいんではないか。学校現場の先生方、そしてまた児童生徒の皆さんもね、そういった意味で底上げという点では努力をしていただいているということは、私は率直に評価をし、受け止めたいというふうに思っておりますが、ただ、愛知県の場合は、小学校が悪くて中学校は一桁までいきますからね、5番6番とかね、特に数学はね。
 ですから、中学校は平均よりグッと上だけれども、小学校は平均より下だということなんで、そこはやはりしっかり傾向を分析しながら、またそういった弱い点等々をですね、これは修正できるように、改善できるように努力をしていくということだと思っております。
 ただ、全体的な底上げができているということは、やはり皆さん、現場の方々が本当に努力をしていただいているということだというふうに思います。
 私は前ですね、数年前から申し上げてますが、この傾向の一つの大きな要因として、愛知県の場合、愛知県に独自の要因としては、やはり外国人の子供たちが非常に多いと、日本語教育が必要な外国人児童生徒の数が全国で断トツで1番だと。うちが七千何百人いて、第2位の神奈川県の倍以上ということがあるんだということは申し上げておりますが、ただですね、昔は、これ大変残念なことですが、10年以上前とか10何年前はですね、小学校まで、中学校はなかなか行かなかったということもあってですね、それで中学校の点数が非常に良くなるということがありましたが、今は結構ですね、皆さん中学校行ってくれてるんですね。それで点数がコロッと良くなっているというのは、やはりいろいろお聞きしますとね、日本語教育がですね、これは奏功していると、効果出てるということで、だんだんついていけるようになって、それでもう中学で平均点が上がってくる。大分高校へ行く子供たちもね、外国人の子が増えているというふうにも聞いております。
 ですから、これは喜ばしいことだと思います。日本語適応教員をですね、県単独で大分増員をしておりますが、そういったことが、やはり効果が出てきているんじゃないかというふうに思います。
 ですから、もちろんこういう全国テストで強いとこ、弱いとこって出てくるわけですから、そこはやはりその傾向を見ながらですね、しっかりと改善をしていく、それから学習をね、学力の底上げをしていくということをまた引き続きしっかり取り組んでいただきたいなと思います。
 ただ、いつも私申し上げてるのは、大事なのはですね、平均点ではなくて一人一人の子供たちですから、一人一人の子供たちの学習の改善に役立てていただくということに使っていただくということが大事ではないかというふうに思います。
 ですから、平均点という子供がね、服着て歩いているわけではないので、私はそういう意味で、あくまでもその傾向を見て、その一人一人の子供たちの傾向を見てですね、じゃあ君はもうちょっとここのところがね、基礎的なところをもっとやってちょうだいとか、同様のこういったところを応用問題をもうちょっとしっかりね、こういうの工夫したらいいよとかね、そういった形の指導に役立てていただければいいのではないかと思います。
 ですから、引き続きですね、私は効果が出てると思いますので、引き続き学校現場の皆様には頑張っていただきたいというふうに思っております。