知事の記者会見
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平成29年10月2日(月) 午前10時

1 知事発言
(1)第70回全国植樹祭あいち2019PR隊の結成について
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/zenshoku/h291002.html
 それではいつものようにですね、今日は10月2日ということで月曜日、定例の会見を始めさせていただきます。
 10月に入りましたということで、まだ9月議会中でございますが、ですから、我々もまだクールビズでありますけれども、そういったことでやっていきたいと思います。
 9月議会はですね、先週が本会議、今週から委員会でありますから、それぞれの各部局でですね、建設的な議論を積み重ねて、しっかりと進めていただきたいということを先ほど部長会議でも申し上げたところでございます。
 お手元に資料がございますので、御覧をいただきたいと思います。
 この度、2019年春に、尾張旭市と名古屋市に広がる愛知県森林公園で開催をいたします「第70回全国植樹祭」のPR隊を結成することといたしました。
 PR隊の名称は「チーム森ずきんちゃん」として、リーダーには第70回全国植樹祭マスコットキャラクターの森ずきんちゃんを、メンバーにはSKE48の皆さんを任命することといたしました。
 「チーム森ずきんちゃん」の皆さんには、今月、ポートメッセなごやで開催されるウッドワンダーランド2017を始め、全国植樹祭の記念事業等各種イベントへの出演やSNS等を用いた情報発信をしていただきます。
 任命式は、10月13日金曜日午後5時15分から、愛知県公館で行います。当日は、森ずきんちゃんとSKE48のメンバーから代表の方5人に御出席をいただいて、私から任命状をお渡しをする予定です。なお、森ずきんちゃんにつきましては、任命式が初お目見えとなります。
 全国植樹祭の開催まで約1年半となりまして、9月から式典会場の整備に着工いたしました。本格的な開催準備に取りかかっております。また、公式ホームページや森ずきんちゃんの公式フェイスブックを開設をし、県内の全市町村において全国植樹祭をPRするキャラバン活動を始めとした各種記念事業の実施状況等を積極的に発信をしているところであります。
 森ずきんちゃんとSKE48の皆様には、PR隊として大会を盛り上げていただけるものと大いに期待をいたしております。
 資料がありますが、キャラクターでございまして、この森ずきんちゃんは、去年の12月末から今年の2月の2か月、全国公募をし、855点というたくさんの応募の中から厳正に審査をいたしました。この愛知の頭文字Aをモチーフとして、森に住む女の子と、森に住む元気な女の子というイメージで作ったということでございまして、またしっかりとPRをしていきたいというふうに思います。
 イベントとしてはですね、ポートメッセなごやで開催されるウッドワンダーランド2017は10月27日から30日の開催で、そのうちのいずれか1日に出演をし、アピールをするということでございます。これは木のいろんな、木工家具とか木工の工作やいろんな木のね、木材産業のイベントでありまして、日本木工機械工業会の主催であります。そのイベントに出て、PRをするということでございます。
 資料の裏ページにありますが、参加者ですね、当日10月13日に来ていただける、任命式に来ていただけるSKE48はこの5名ということでございますので。小畑優奈さん、須田亜香里さん、江籠裕奈さん、大場美奈さん、斉藤真木子さんということでございます。とりあえずこの5名、今回来ていただけるということでございまして。
 2014年のね、ESDユネスコの世界会議もSKE48の皆さんにね、PRしていただきましたが、同じようにね、大いにアピールをしていただけたら有り難いというふうに思っております。
 なお、全国植樹祭2019は、2019年の春、愛知県森林公園を会場として、1万人程度の参加。広報大使としてはマリ・クリスティーヌさんにお願いをしております。大会イメージソングは岡村孝子さんに制作依頼をしております。大会テーマは「木に託す もり・まち・人の あす・未来」ということでございます。
 この資料に書いてあるとおりでありますので、また御覧をいただければというふうに思っております。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)第48回衆議院議員総選挙について
【質問】 9月30日の東京・大阪・愛知の3知事の共同会見で、大村知事は、「応援団としてしっかり頑張っていきたい。」と言いました。大村知事は、希望の党の憲法改正や安保法制に関する考え方についても応援していくのですか。
【知事】 9月30日土曜日ですね、夕刻、最初、小池さんと松井さんと私3人で大阪のですね、会場の会議室で会談をし、45分ぐらいあったかと思いますがね、会談をさせていただいて、様々いろいろお話をさせていただき、6時半から共同の記者会見をさせていただいたのは御案内のとおりでございます。全てフルですから、御覧をいただいたかと思っております。
 その上でね、我々が合意をしたものは、この先般、紹介いたしました、この三都物語という形で、東京、愛知、大阪の三都物語ということでございました。この三大都市圏が連携をしてですね、日本を前に進めていこうということでありました。それから、しがらみのない政治、身を切る改革、そして真の地方自治の推進、この3点で合意をしたということで申し上げさせていただきました。
 そして、具体的な三都の共通政策が、ちょっと細かいんですが、地方分権の大改革、二つ目として成長戦略の大改革、そして三つ目として環境エネルギーと安心の暮らし創造の大改革という形でですね、三つ、これを合意をして、三都共通政策という形でこの資料も配付をさせていただいたということでございます。ですから、これをベースに、これをベースにですね、我々はその三大都市圏連合、三都連合、三都物語でしっかりと連携をしてやっていこうということでございます。
 これは、三大都市圏の知事連合の枠組みということで、そういう意味で、いろんな活動をね、国に対してしっかり物申していこうということで合意をしたということで、その流れの中で、私もその場におりましたが、小池さんの希望の党と大阪・日本維新の会とは、東京と大阪では選挙区はすみ分けるということで合意をし、それ以外のところは切磋琢磨するところもあるでしょうということでございました。ですから、それぞれ政党、それから立ち位置が違いますので、私はね、そういう中で、その間をとって、私は両者の応援団としてね、しっかり頑張っていきましょうということを申し上げたわけでございます。
 ですから、政策的に合意をしたというのはこの3点ということを申し上げております。ですから、そのときの一番のね、ただ、いの一番、一丁目一番地がこの地方分権の大改革ということで、ここは私の思いも大分入れされていただきまして、徹底した地方分権、地方主導の特区設定。これは小池さんに言わせれば、お友達が得をするような特区ではなくて、地方主体のね、地方からの目線で、現場目線でこういう改革をやれということの意味での、この特区の設定だということでございます。
 それから、課税自主権の設定、課税自主権、財政自主権ということ。そして、それの行き着くところは憲法地方自治の章、第8章の改正と、私はかねてから申し上げていることでございます。憲法第8章ね、地方自治の章の改正。ここにですね、今、基本的には何も書いていないのと等しいところにですね、私は前々から申し上げております地方政府、そして立法機関を明確に位置付けて、前文にも地方自治を位置付けて、国とまさに名実ともに対等な地方政府を位置付ける。そのことによって劇的にですね、日本の制度、社会も変わり、そして分権を進めることによって、この現場目線での政策が機動的にできるということからですね、更に日本は成長する力をとることができるということを申し上げておりますので、そのことはですね、今回の、この共通政策の一番の大きな柱と言っても、私は過言ではないというふうに思っております。
 安保法制については様々な考え方があると思いますが、私はですね、かねて申し上げておりましたのは、もう国会では更に更にもっと議論をね、してほしいということを言っておりました。その上でね、何らかの形のことはね、これは必要であろうかと思いますが、やはりもっともっと国民に実際に分かりやすい形のね、定義付け等々もしてほしい。
 希望の党の若狭さんがテレビ討論等々、彼は法律家なんで非常に分かりやすく言っておられましたが、どういう事態がこの対象になるんだということをもっと明確にきちっと定義付けをしないと、逆にですね、使えないのではないかとかね、やっぱり国民の権利の侵害になるんではないか。だから、そこをもっときちっと定義付けをすべきじゃないかというようなことを言っておられましたが、そういったことは、私は当たってくるんだろうというふうに思います。
 ですから、いずれにしてもですね、私どもが合意をしたのは、この三都共通政策ということでありますから、これにのっとって私はね、しっかりと応援をしていきたいというふうに思います。
 ですから、それ以外のことは、100パーセント全部一緒ってそれはありませんよ、それはね。これはやはりこのベースにしっかりとやっていくということでございます。そういうことは明確に申し上げているつもりでございます。

【質問】 三都連合について、将来的には三都以外の、例えばこの地域の静岡県等に連合を広げていくことはありますか。
【知事】 こういう趣旨にね、賛成をしていただけるという方は結構たくさんおられるんじゃないかと思います。具体的にはね、こういった東海地区で様々、改革を進めていこうということは、静岡県の川勝知事とも前からいろいろお話をさせていただいておりますので、そういう意味では、川勝知事さんにもね、お話をさせていただく機会があればかなというふうにも思っております。趣旨には御賛同いただけるんではないかというふうに思います。
 それと、今回、土曜日に会見をした時のものとしてね、三都物語、三都連合ですが、その上にね、やはり東海道メガロポリスを更に発展をさせるんだと、東海道メガロポリスからのね、大いなる発信なんだということも申し上げております。
 これはですね、リニア中央新幹線もね、できます。ですから、東京、名古屋、大阪が1時間ちょっとで結ばれる、そういうこともありますし、やはりこの三大都市圏、この東海道メガロポリスが、日本経済のね、実に3分の2以上はここで稼いでいるということですから、そういう意味で、人口と経済も、人口が何か関東、東海、近畿だと7割か、広げるとね。経済規模的にいえば、多分その関東、東海、近畿で8割ぐらいになるんでしょう。ですから、そこがやはりもっともっと規制改革をして、もっと民間の力を解き放ってね、そして成長できるようにしましょうというのも、これ、先ほど申し上げたこの二つ目の柱のね、成長戦略の大改革の大きな柱の一つでありますから、そういう意味では、東海道メガロポリスの発展というのも入っておりますので、そういったところも含めてね、趣旨に御賛同いただける方はお声がけをしていきたいなというふうに思っております。

【質問】 3知事の共同会見で、大村知事は、「応援団をやっていきたい。」と言いました。元々、自民党の国会議員であった大村知事が、対立軸となる小池都知事や松井府知事の応援団をすることに、知事自身の思いはありますか。
【知事】 いや、あくまでも我々政治家は理念、政策をベースにね、動いていくわけでございます。ですから、理念としてはこの三つで合意をいたしました。しがらみのない政治、そして改革、真の地方自治の推進。特に私は地方分権ということをずっと申し上げてまいりましたし、この三つのね、共通政策で合意をしたということでありますから、こういったものをベースにですね、これをしっかり実現するように国に、国政に物申していきたいということで合意をして、一昨日ね、土曜日、発表をさせていただいたわけです。
 ですから、そういったことを共感いただける、そういう共通認識を持っていただける方をしっかりと応援をしていきたいなということを申し上げております。それが、私が応援団をやるという意味でございます。
 具体的にはね、具体的には、この間もあれは小池さんの方から言ったのかな、その前の会合でも話をして合意したんですが、3人で合同で街頭演説をやりましょうという形になりましたので、もう具体的には日程の調整にも入っております。ですから、それはしっかりとやっていこうと思っております。

【質問】 大村知事は、小池都知事と松井府知事の応援団をするとのことですが、県議会や県政運営への影響をどのようにとらえますか。
【知事】 県議会とはですね、これまでも、先ほど申し上げたように、これまでも建設的な議論を積み重ねて県政を進めてまいりました。県民のためにですね、どの会派というよりも、常に建設的な議論を積み重ねて、常に対話をし、常に建設的な議論を積み重ねてね、県政を積み上げてまいりました。
 これまでもそうでありますし、これからも一緒だというふうに思っております。これからも一緒だと思います。ですから、しっかり対話をし、建設的な議論を積み重ねて、県民のためにね、しっかりと、予算を始めね、各施策を積み上げてやっていきたい。ですから、私の姿勢、スタンスはこれからも変わりません。ですから、それでもってきっちりとやっていくということでございます。

【質問】 「三都物語」について、静岡県の川勝知事と事前に話をしていますか。
【知事】 いや、この件についてはですね、具体的にはお話ししておりませんが、それ以前に、様々な地方分権をね、もっとやっていこうと。東海地区でね。隣県でもありますし、私、6月に2度、選挙の応援にも静岡県に入らせていただきましたので、その折なんかにもやはりですね、この東海地区からやっぱり真の地方分権を言っていこうと、やっていこうということはね、申し上げております。
 川勝知事さんはね、学者さんとしてね、その専門家でもあられますし、私なんかよりもはるかに理論的にはね、非常にたくさんのね、蓄積がおありの方ですから、もう即座に全くそのとおりですねと、即座に賛同していただいてですね、とにかく地方分権ね、この東海地区からどんどんやっていきましょうと、そういう話でありましたのでですね、お話しすれば、当然、共鳴・賛同していただけるんではないかというふうに思っております。

【質問】 大村知事は、3知事の共同会見で、「愛知、東海に仲間がいるので応援団として頑張っていきたい。」といった趣旨の発言をしましたが、知事がこの地域で国会議員や地方議員等との政治グループ・政治団体に力を入れていこうという考えはありますか。
【知事】 そりゃまああれですね、将来的にはわかりませんけど。今、当面は、当面はもう衆議院が解散になりましたから、今、解散中なんで、事実上もう選挙に入ってますから、そんなことをやっている時間的な余裕はありませんわね。
 ですから、まあそういう意味で、この三都連合、三都物語で連携させていただいたこの趣旨ね、この理念、そしてまたこの施策、この共通施策を合意をして発表したわけでありますから、こうしたことをベースに、そうしたことに共鳴をしていただける、そしてまたやっていただけるような方をね、中心に応援をしていくということになると思っております。

【質問】 国政に物を申していきたいと大村知事は言いましたが、改めて、今回の衆議院議員総選挙において、大村知事自身が出馬することはないですか。また、知事として、総選挙への応援団ということでよろしいですか。
【知事】 はい。先週から申し上げているとおりでございます。しっかりとね、愛知県政を担っていきたいというふうに思っております。
 それと、先ほど来申し上げているように、そういう中でね、先ほど申し上げたこの理念、こうした理念とか政策に合致する、そうした方々をしっかりと応援をしていきたいというふうに思っております。
 そういう形で、先ほど合同の、合同の街頭演説をやるということも申し上げましたしね。ですから、そりゃ具体的にはどこでやるか、そりゃ東京、名古屋、大阪ですよ。そこでやっていこうという形で合意をしておりますから、またあとは日程調整をしてですね、しっかりと進めていきたいと思っております。
 ですから、そう細かいところまでいけないので、街頭に立つような形の活動で、愛知だけではなくて全国ですね、お話があればいろいろ、何か所かはですね、仕事の合間を縫って行ってね、街頭ぐらいしかできないと思いますが、そういった形でのね、応援はしっかりとやっていきたいというふうに思っております。

【質問】 民進党の枝野代表代行を中心にリベラル系の新党を結成するという話がありますが、知事はどのように受け止めますか。
【知事】 私はですね、そのことについて私がコメントする立場ではないかなと。
 そういう話に、そういう状況にあるんだってことをニュースとしてね、ニュースで率直に受け止めていると。ああそういうことなんだということで率直に受け止めているということなんでありますが。ただね、私、これは前から申し上げているし、皆さんもね、この選挙に出られる方もマスコミの方も、評論家、学者さんもみんな言われてますけれども、やはり今度の衆議院の総選挙の場合は、小選挙区制度がベースなんですね。ですから、基本的にはね、与党と野党でできるだけ候補者を絞ってね、そして国民の皆さんに選択肢という形で訴えるという必要があると思いますね。与党は、これまでやってきた施策を説明する責任、野党はそれをただす責任という形で、私はできるだけ候補者は集約して、できるだけ1対1でこう論陣を張り合うというのが、この小選挙区制度の妙というか、本来の趣旨だと思いますから。
 ですから、報道等々によりますとね、小池新党、希望の党の方で公認がされない方が、民進の方が集まって、リベラル系の新しい新党を作って出られる。それは、私は一つの在り方ではあるかと思いますが、そこのところをしかしですね、やはり野党同士であれしても仕方ないので、やっぱりそこはしっかりと候補者を調整してね、やっていくということが望ましいのではないかというふうに思いますし、そういうふうにも申し上げていきたいというふうに思ってます。

【質問】 三都連合の施策で、特に地方分権を強調していますが、知事として、今、最も必要な規制改革や地方分権の観点から必要な権限移譲は何ですか。また、そういった面から自公政権に足りないものは何ですか。
【知事】 いや、これは非常に大くくりなね、共通政策でありますから、憲法の第8章の改正から含めてね、地方自治制度、地方分権制度の根幹をね、しっかり作った上で、また枝葉を作っていくという意味でこういうふうにさせていただきました。
 ですから、そういう意味で、国と地方に関わるね、制度の権限とか税とかね、財政とか、もう森羅万象全てじゃないでしょうか。
 その中でね、やはり税財源のところがやっぱり大きな議論になるかと思いますが、ここのところね、東京都とか我々愛知県とかね、こういったところ、大都市圏から理屈もなくですよ、理屈もなく理不尽に税源をね、ちょっと、ちょっと増えたら召し上げていくというようなことが、制度の改悪が横行しているので、こういったことはけしからんというのは、私この何年間ずっと申し上げてまいりました。ですから、こういったね、地方自治に逆行するようなね、悪代官のような制度をね、これはやめてもらいたいということは当然ではないでしょうか。
 ですから、やっぱり地方の自主財源をもっと増やせと。そうすればこういう悪代官のようなことはやりようがない、なくなるということだと思います。ですから、そのことはね、まず一丁目一番地でやらなきゃいかんということだと思います。
 それから、あとはね、やはり地方の分権というよりも、やはり規制改革なんですな。 規制改革、要はもっともっとね、民間の力を解き放って、民にやっていただけるものを増やしていく。そういった規制の許認可権を国ではなくて、我々にドンと盛っていただければ、我々はきちっと実情に合わせてね、規制改革をしていくということだと思っております。
 ですから、国家戦略特区で我々が提案をしている改革項目はね、たくさん、たくさんありますよ。医療ツーリズムで、例えば外国人の方をね、入れるのをもっと早くやれとかね、ということも言っておりますし、外国人の雇用特区ということでね、技能実習で来られた方で、そのもう資格もあり日本語もある程度できるという方はもう来れないんですね、一度3年か来て帰って。そうじゃない、そういった方も、もう一度来たいという方はまたね、もっと来ていただくということとか。そういう外国人材とか雇用の関係の、その規制改革をね、これは分権と規制改革がセットなんでしょうけどね、我々に権限を持たせてもらって現場に合わせてやっていけば、もっともっと成長できるということをこれからも強く申し上げていきたいというふうに思っております。

【質問】 安倍政権において特区は目玉の施策であったと思います。大村知事は小池都知事と連携するということで、自公政権と対じする形になりますが、特区の施策を進める上で、支障にはなりませんか。
【知事】 そういう発想、そういう意見こそがですね、今回の選挙の争点、問われるんじゃないですか。それは森友・加計学園の発想でしょう。まさにそこが問われてるんですよ。お友達だけがいい目を見るようなね、特区は、そんなもん機能しないじゃないかと小池さんも一昨日言ってましたけどね、私、全く同感ですね。私も前から申し上げてますよね。そういう発想が間違ってるんですよ。
 うちもね、国家戦略特区、最初は外されましたね、理由もなく。だから、そういう政権なんですよ、この政権が。そのやり方をね、そういう不透明なやり方が問われてるんですよ。そこんところはね、国民の皆さんには本当によくわかっていただきたいなと思いますね。結局、他人ごと、人ごとではないんですね。私のところもそういう目に遭いましたよ。
 そのときにね、その前に、時の総務大臣から私に恫喝の電話が2回ありましたからね、前申し上げたと思いますが。この「地方公務員給与をね、カットしろ。」と。「うちは、もう5年連続自主的にやってて、それを更に上乗せっていうのはもうとてもできない。」と言ったら、「何だ。」と、「逆らうのか、言うこと聞かないのか。」と、「覚えとれよ。」ということで、「何だ、お前恫喝するのか。」って言ったら、「いやいやいやそういう意味で言ってない。」とかね、言ってたけども、まさにそう、そういうことですよ。その後ね、この特区をきれいに外してね、ざまあ見ろっていう話がね、聞こえてきましたけど、まあそういうことなんですね。ですから、そこがまさに森友、加計、一緒じゃないですか。それが問われてるんですよ、この安倍政権の体質が。
 それをね、それをやっぱり国民の皆さんにね、もっと明らかにしてね、はっきりして。要は、あちらの大阪府とか愛媛県で起きただけじゃないですよ。この愛知県でもそういうことがあったんですよ。それを是非ね、愛知県民の皆さんにもね、そういうことなんだということをね、しっかり認識してもらいたいということを強く言っていきますよ、私は。そういう体質が問われてる。
 公明正大でないじゃないかと。フェアでないことをね、フェアでないやり方でやればね、必ずそんなのうまくいきませんよ、そりゃ。私、長年長年いろんな仕事やってきたけど、大体ね、そのけちがついたらね、最後までけちがつきまとうんだ、これ。駄目なんだ。仕事ってのはね、スッスッスッスッとね、やっていかないと駄目なんですよ。けちがついたら、けちがけちを呼んでくるんだ。だから、そういうのはね、うまくいかん。
 そうならないように、やはりね、やっぱり行政というのはあれですよ、誰か特定の人のためにやっているわけじゃないんですよ。だってね、国も県も我々自治体もみんなですね、国も地方自治体、地方政府もあれですよ、税金、公金の、国民皆さん全員の等しい負担によって成り立ちね、公務員を雇って、そしてそこで予算を作って、それを国民皆さんのためにね、使っていく。それは公明正大にやらなきゃいけない公金、税金ですから、透明にやらなきゃいけない。説明しなきゃ、説明責任が当然つくわけですよ。フェアでなきゃいけない。アンフェアじゃいけないんですよ。フェアでなきゃいけない。
 だから、それがね、この昨日の新聞とかもいろいろなところでね、とある、何でしょうね、自民党関係者の発言とか何かでね、いやこれから予算取りが大変になるとか何とかっていうの、記事の中で書いてありましたけども、そういう発想こそがね、まさにこの安倍政権の傲慢、おごり高ぶりを表してるんじゃないでしょうか。
 そこが問われてるんですよ、そこが。予算というのはね、国民の税金であってね、別に自民党のね、自民党のあれですよ、私費ではないですよ、これ。公務員はね、あれですよ、この自民党政権の私兵ではありませんよ、下僕ではありませんよ。国民全体の奉仕者なんですよ。
 だから、それをそういう形でね、何かもう、何かおこぼれが少なくなるんじゃないかとかね、なんか言うこと自体が問われてるんですよ、それが。そこがこの選挙の争点なんです。公明正大にできるのかどうか。ちゃんと説明できるんですかと。透明でやってるんですかと。何か怪しいよねと。何か権力者に近い人だけがええ目見てんじゃないかと。それで説明し切れないじゃないですか。説明せずに解散しちゃったじゃないですか。
 だから、この解散、大義のない解散、疑惑隠し解散と言われるんですよ。だから、そこが争点なんです。

【質問】 三都連合で合意したことに理念や政策で合致する人を応援していきたいと言いましたが、希望の党や日本維新の会の候補者を応援するということですか。
【知事】 そりゃ、これイコールだから、希望の党の方、応援するわね、ということだわね。維新の方も、そりゃあれでしょ、何人か応援する方は出てくるとは思いますけどね。私が別に大阪まで、もちろん3人で大阪行って街頭はやるつもりなんで、それは自動的にそういうことになるんでしょうけどね。

【質問】 他の党や無所属の方でも同様の訴えをされる方は応援しますか。
【知事】 無所属の方おるかもしれんわね、そりゃね。
 だから、それもこれからですけど。