知事の記者会見
メインメニュー
知事のマニフェスト 知事の発言・寄稿 知事記者会見 県議会知事提案説明 知事からのメッセージ 知事交際費の執行状況 プロフィール トップページ 写真で見る主な活動


平成29年11月20日(月) 午前10時

1 知事発言
(1)「第70回全国植樹祭」へのラッピングカー受渡式について
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/zenshoku/h291120.html
 皆さん、おはようございます。
 11月20日のですね、定例記者会見を始めさせていただきたいと思います。
 「第70回全国植樹祭」へのラッピングカー受渡式についてということで、この度、愛知トヨタ自動車株式会社様から、2019年春に、尾張旭市と名古屋市に広がる愛知県森林公園で開催する「第70回全国植樹祭」に対して、ラッピングカー2台の貸与の協賛をいただけることとなりました。
 貸与していただける車は、水素で作った電気で走行する燃料電池自動車の「MIRAI」と高級感のあるミニバン「エスクワイア」でありまして、全国植樹祭ロゴマークと大会にふさわしく、緑あふれる中で、人々が躍動する様子がラッピングされています。
 また、愛知トヨタ自動車株式会社様の御厚意で、車のナンバーは全国植樹祭の開催年にちなんで、2台とも「2019」が入っております。
 この車の受渡式を、11月29日の水曜日午後3時45分から、晴天時は愛知県庁本庁舎正面玄関前、雨天時は愛知県議会議事堂正面玄関前で行います。当日は、同社の代表取締役社長山口真史様から車両を受け渡していただく予定としております。
 受渡式には、全国植樹祭マスコットキャラクター「森ずきんちゃん」と「SKE48愛知トヨタ選抜メンバー」の中から代表の方に参加をしていただいて、盛り上げていただきます。
 全国植樹祭の開催まで、約1年半となりました。今年度は、ハード面においては、式典会場の整備に着手するなど、本格的な準備作業に取りかかっております。
 ソフト面におきましても、大会公式ホームページや森ずきんちゃんの公式フェイスブックを開設するとともに、県内の全市町村において、全国植樹祭をPRするキャラバン活動を始めとした各種記念事業の実施状況等を積極的に発信しております。こうした取組に加え、ラッピングカーを積極的に利用させていただき、しっかりと広報PR活動に努めてまいります。
 最後に、第70回全国植樹祭愛知県実行委員会では、引き続き協賛を募集しております。全国植樹祭を成功に導き、多くの方々の心に残る素晴らしい大会とするため、県民、企業等の皆様の格別の御協力をお願いを申し上げます。
 ということで、資料を御覧いただきますと、森ずきんちゃんと、SKEの愛知トヨタ選抜メンバーは、須田亜香里さん、小畑優奈さん、高柳明音さんという3人ということで、変更する可能性もあるということでありますが、正面玄関前で行います。
 ということで、それを更にもう1枚めくっていただきますと、MIRAIはこういうラッピングでありましてね、人と緑が連なっていくようなイメージということでございます。同じくですね、エスクワイアもそういうイメージで、これをお借りをしてこれからいろんなイベントに使っていきたいというふうに思います。
 もう1年半でありますから、もう式典会場等々の整備にはかかっておりますので、当日は1万人強のですね、多くの方にお越しをいただく、そういう大変大きなイベントでございます。
 広報大使としては、マリ・クリスティーヌさんにお願いをし、大会イメージソングは岡村孝子さんにね、あみんの岡村孝子さんに制作依頼をしております。来春ぐらいにはできるのではないかと期待をいたしております。
 ということなどなどでですね、これからもしっかりいろんなところでPRをしていきたいと思います。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)あいち航空ミュージアムについて
【質問】 あいち航空ミュージアムについて、若干改良する部分もあるのではないかということでしたが、具体的にどのような部分ですか。
【知事】 いや、本当の微調整でね。例えば、展示の飛行機をちょっとずらしたらどうかとか、昨日僕が行った感じなんで、そう大した話ではありません。
 あとはね、やっぱり実際にやってみて、いろんなお声を聞いたら、少しこう改善したらいいかなということではないのかなというふうに思っております。

【質問】 あいち航空ミュージアムについて、周辺取材をする中で、課題として、駐車場の問題があるのではないかという話があります。駐車場やアクセス面に関する考え方を教えてください。
【知事】 駐車場はですね、あそこで何だ、5,800平方メートルぐらいかな、建物造ったので、その分をこちらの調整池のところにね、立体の駐車場を造って、同じ台数は確保する。それから、こちらのターミナルビルのね、空港利用者のための駐車場も1,350台の立体駐車場を確保して、その分で平面駐車場だったところはMRJの量産工場にするということで、台数は確保してあります。
 そして、国道41号からこちらに来る、名古屋高速下りてね、真っすぐ空港に来るところの、豊山町役場の前の道路も、もう4車線化完了いたしておりますしね。そういう意味で、アクセス面でのやれることはやってきましたが、ただ、駐車場というのは、物理的にそりゃ今からどんどんと増やせるものではないので、やはりできるだけ公共交通機関の利用をですね、呼びかけをしていきたいというふうに思ってます。
 ですからバスですね、バス。今回、こちらのミュージアムに直行するあれは、栄の方からかな、栄のバスターミナルかね、そちらから直行するバスも今度できますので、そういう意味ではですね、公共交通機関をできるだけ利用していただくということをですね、更にPRをしていきたいというふうに思っております。

【質問】  あいち航空ミュージアムについて、展示内容に対する期待と見どころを改めて教えてください。
【知事】 展示内容もですね、やはりこれからいろんなお声をいただいて、どんどん進化をさせていきたいなと思いますが、あと何年かすればですね、あれは結構大きな建屋に造ってありますので、要は、いずれですね、いずれMRJの試験が終わりましたら、MRJの試験機をドンと入れるスペースは確保してあるので、あの大きいやつをですね、ですから、あれを早く入れたいなと思いますが。
 まずはね、いろんな、ここにゆかりのあるこうしたものを展示をしていきたいと思いますが。最初に入っていただくときのエントランスに飛行機のモニュメントを置いて、最初にですね、レオナルド・ダ・ヴィンチの描いた飛行機のですね、模型を置いて、そして、かつて県営名古屋空港のですね、ターミナルビルで展示していた「名機百選」を完全にこういう復元をして見ていただくということで、「名機百選」から入って、世界の飛行機の歴史、日本の飛行機の歴史、それからこの愛知でのですね、飛行機の開発の歴史等々を映像で見ていただき、そして、子供たちのサイエンスラボも作りました。そして、それを見ていただいた上で1階に下りていただいて、実機をね、目の当たりにしていただく。それはここで造ったね、名古屋で造った飛行機の実機ですね。MH-2000からMU-2からMU-300、それからYS-11、また零戦といったようなものをね、実機を置いてありますから、そういう意味では、是非ね、実際の飛行機をですね、見ていただき、そしていろんな飛行機の歴史、それから学習、科学的なこと、そういったことも子供たちに学んでいただける所も作りました。
 そしてさっき申し上げたように展望台がですよ、まさにあそこで中部空港ができる前は名古屋空港が国際空港であったときの国際線のターミナルビルのエプロンですからね。あそこに、ジャンボジェットが止まっていた所に建屋を造ったので、本当にそこであれですよ、昨日私、屋上の展望台見ましたけども、非常に目の前に飛行機がずらっと並んでですね、飛んでいくのを見るというのは、やはり何ていうかね、実感が湧いてくるんじゃないでしょうか。
 ですから、実際に造ったものを見られる、そして飛行機の歴史も見ることができる、そして飛行機が飛んでいるところを見ることができる。そして、ちょっと足を伸ばしてというか、ちょっと隣に行っていただくと、MRJのね、量産工場の造っているところが見られるということなので、これだけ全部そろっているところはないと思います。
 特に、やはり乗り物ですから、動くものなんで、やっぱり実際に動いているところが見られるというのはね、これはやはり見ものではないかというふうに思います。
 今回提携を結びます、シアトルのね、「The Museum of Flight」でもですね、実際に飛んでいるところは見られないので、そういう意味では、実際に飛んでいるところが目の前で見られるというのは、私は、マニアの方、好きな方にはたまらないんじゃないかなというふうに思いますね。ですから、そういったことで、是非空を飛ぶということへの思いといいますかね、あとこういう飛行機産業にね、応援する人がね、やはり増えてもらうと有り難いなというふうに思います。

(2)ウィリアム・ハガティ駐日米国大使との会談について
【質問】 本日のウィリアム・ハガティ駐日米国大使との会談で、どのような話をしたか教えてください。
【知事】 ハガティ大使はですね、テネシー州の出身でね、御出身で、ビジネスもされてこられたということなので、第一声でテネシーデンソーとかいう話から始まってね、日本の自動車産業には大変大きなビジネスをやっていただいて感謝しているということを言われました。
 僕は20年前にですね、テネシーのデンソー工場に行ったことがあると。そのときは確かね、3,000人ぐらいの雇用だったのが、今8,000人超えているんではないかと。どんどんエクスパンド、エクスパンドですよねと言ったら、大使は、いや更に、更にこの後1,000人また雇用が増えるんだと向こうから言っていただくぐらい、やはり非常に親日的で、日本のビジネスをよく御存じだということなので、経済関係をね、中心によく話をさせていただきました。
 今日、こちらに来られるまであれだね、JR東海の葛西会長と、名誉会長と一緒になったんだね、新幹線でねという話もされていたので。
 この後、企業経営者の皆さんとまた懇談をするというふうに言っておられましたが、特にビジネスの世界から来られた方なんで、経済関係には非常に熱心だということはよくわかりました。
 私から改めてね、愛知からは500社を超える企業がアメリカでビジネスをしていると。アメリカからは200社を超える企業が愛知でビジネスをしていると。大変良好な関係だと。特に自動車産業は、トヨタ自動車がアメリカに10の工場を持ち、更にもう1つ、更に工場をまたね、新設するということも計画発表していると。そういったことでね、お互いが良好な関係、ウイン・ウインの関係をね、作っていければ有り難いということは申し上げました。
 自動車に加えてですね、もう一つは航空宇宙産業ですね。愛知はボーイング社のね、世界の最大のサプライヤーがそろっていると。三菱、川崎、SUBARU、東レという中で、更にボーイングのサポートをもらいながらね、MRJのプロジェクトを今進めていると。ここが、愛知がヘッドクォーターだけれども、シアトルにはテクニカルセンターがあり、モーゼスレイクではね、飛行試験をやっていると。ですから、そういう意味で、このMRJプロジェクトをね、成功させるためにも、是非また大使のお力添えもお願いしたいということは申し上げました。
 そしてやはり私から申し上げたのは、日本の企業とアメリカの企業ということではなくて、やはりもう世界のね、経済の中では、企業の国籍問わずにもうアライアンスを組んでやっていく時代なので、そうなるとね、アメリカのIT企業がやはりそのキー、コアということだと思いますから、そういう意味では、またそういった良好な関係をね、きちっと作って、日本のためとかアメリカのためというよりも、もう人類のためにね、新しい技術開発、ビジネスがね、どんどん発展していくことを願ってますというような話をいたしました。
 特に、トヨタがシリコンバレーにね、AIの投資を1,000億円、5年間で1,000億円を超えてやると、投資をするということ等々を例に引きながらね、そういうことを申し上げました。大使からは特に、やっぱり日本とアメリカ、日米の経済関係をもっともっと強化をしていきたいという思いでね、私は、日本のいろんなところをこれからもしっかり、特に現場のビジネスをやっている方々の声をね、しっかり聞いていきたいということを言っておられました。ですから、愛知にはまた、そういう有力な企業がたくさんあるので、やはり日米の経済関係のね、強めていくためのね、大きなポイントだと思っているということも言っていただきました。
 私からは度々お越しいただきたいということと、また東京行ったらお伺いしますということを申し上げました。
 あとですね、私からは、愛知は、先月、こちらに来る機会あって、ちょうど1か月ぐらい前ですね、10月二十何日にアポイントとるという話あったんですが、ちょうど私がアメリカ行っているときだったんで、駄目だったんで。そのときに、10月にはアメリカに行って、ケンタッキー州、インディアナ州、それからワシントンDCに行ってちょうどすれ違いでしたということを申し上げたんですが。MOU結んで、更にテキサス州、ワシントン州とね、結んでいると。日本で一番アメリカのね、各州と提携しているのは我が愛知県だと、それはビジネスがあるからだということを申し上げました。ハガティさんは、いやテキサス州のグレッグ・アボット知事は私の親友だということなんで、是非またテキサスとの関係も大事にしてほしいということも言われまして、非常に和やかにありました。
 まさにね、そりゃビジネス界から来られた方ですから、やっぱり日米関係、日米の経済関係が更に発展するということが、お互いのね、メリットということはよくお分かりだと思いますので、私も全く同感なんで、是非ね、そういった形で前に進めていければというふうに思ってます。
 テネシーの宣伝もしたら、テネシーはおいしいお酒も造っているし、ギターも作っているよと。テネシーウイスキー、私も大好きだと言っておきましたけども。ジャックダニエルだな、ジャックダニエル。

(3)名古屋市議会議員東区選挙区補欠選挙について
【質問】 昨日、名古屋市議会議員東区選挙区補欠選挙の投開票が行われました。立憲民主党の候補者が当選し、初めて地方議会で議席を獲得しました。この結果について知事の受け止めを教えてください。
【知事】 というか、もともとあれですね、自民党は現職おられるので出さないと、二人区だから公明党も出さないという中で、いわゆる国政では野党側の中で誰がということの中でね、河村さんのところも出さないということだったので、選挙戦的には織り込み済みということではなかったでしょうか。ですからそう、何ていうか、何ていうんでしょうね、驚くべきことでもないといいますかね、想定したとおりの話ということではないでしょうか。
 ただ、もちろんね、選挙で受かった議員さんですから、それはまた有権者の皆さんにね、お約束したことをしっかりと実現できるように、名古屋市政でね、市会で頑張っていただきたいということで、心からエールを送りたいというふうに思っております。
 あとはですね、当面一人会派でやられるというふうに報道等々で聞いておりますが、そういった一人会派でずっとやっていくということはなかなか、議会の中でね、どこまでの発言力ということになろうかと思いますので、その点は、今後どう活動されるかは注目していきたいというふうに思ってますが、まずは、選挙の結果というかね、想定の中、想定の範囲内、想定どおりということではありましょうけれども、選挙受かったという、通ったということですから、しっかりとね、頑張っていただきたいということで、エールを送りたいというふうに思っております。

(4)民進党の国政及び愛知県での政治の動きについて
【質問】 民進党が国政で3分裂している状況ですが、愛知県内では県議会、市議会を中心に地域政党を模索する動きもあります。このような民進党の国政や愛知県での政治の動きをどのように見ていますか。
【知事】 国政の中での動きはね、それぞれ、この間のああいう選挙の形での結果ですね、野党サイドが幾つかの勢力に分かれたということだと認識をしておりますが、私はですね、一つはですね、ずっと前から申し上げてきましたけれども、やはり衆議院が小選挙区という選挙制度であればですね、与党は説明する責任、野党はただす責任ということですから、与党野党、できるだけ候補者はですね、まとめて一本化して束ねて、そしてお互いに論戦をするということが、やはり国民有権者に選択肢を示すという意味で望ましいというふうに申し上げておりました。ですから、できるだけそういった形で、与党サイド、野党サイドでね、やはりまとまっていくという方向でね、やっていただくことが望ましいということはこれからも申し上げていきたいというふうに思います。
 これは私が言っているわけじゃなくて、私だけが言っているわけじゃなくて、そりゃみんなそう思ってるんじゃないですかね。選挙制度、小選挙区制度の帰結ですよね。
 比例代表メインの制度ならね、ドイツのような、ああいう制度なら別にそれはそれぞれに主張されればいいと思いますけどね。その若干の微妙な違いで比例代表の議席が動いて。ただ、比例代表になれば、必ず一つの党が日本の場合ですね、単独過半数になることはあり得ないので、そうするとやはり連立、連合ということになってきますからね。それが民意の反映だということだと思いますが。小選挙区がメインの制度であればね、やはり与党、野党それぞれにまとまっていくと。いかないと、やはりこの選挙制度導入した意味がないということではないでしょうか。
 ですから、そのことは一つあって、そういう状況の中でですね、じゃあこの地方政治はどうなるのかということですが、私はですね、ここは愛知県会、名古屋市会の皆さん中心にね、旧民主党、民進党の、今でも当然民進党党籍あるんですな、地方組織は残す、存置するということになりましたから。ですから、そういった県会、市会の皆さんがね、やはり一つにまとまっていくということで話合いをされておられるというのは、私は大変結構なことではないかというふうに思っております。
 というのは、地方政治におきましても当然、県議会、市議会あって、やっぱり議会の、議会制民主主義というのは、やはり議席数に応じた発言時間とか議席数に応じたやはり委員会の委員の数とかポストの数、委員長の数というのが割り振られるんですね。ですから、そういう意味では、だから会派を作ってね、政策とか発言とかね、そういったものを調整をしてやっていくということなんですね。そりゃもう議会制民主主義は最後多数決で決めるわけですから、できるだけ多数をとる、多数会派を作るためにね、選挙を戦うんですよね。
 ですから、できるだけ寄せていくと、結集していくというのは、私はあるべき姿だと思いますし、有権者に対してやはり政策の実現ということでね、責任を持つという観点からもね、僕はやっぱりこの愛知県での旧民主党、民進党の皆さんの県会、市会の皆さんがまとまっていこうというのは、私は県民有権者に対して責任をね、果たしていくということではないかというふうに思います。ですから、是非そういった形でね、方向で取り組んでいただければいいのではないか。これもしっかりとエールを送りたいというふうに思ってます。