知事の記者会見
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平成30年6月18日(月) 午後2時
1 知事発言
(1)大阪府北部で発生した地震について
 それではですね、6月18日月曜日、今日、午前中は6月議会の開会の本会議がありましたので、午後にずらさせていただいての定例会見ということでございます。よろしくお願いをいたします。
 今朝午前7時58分、大阪府北部で発生した地震について申し上げたいと思います。
 マグニチュード6.1の地震、そして最大震度6弱ということが大阪府北部で観測をされております。そして、私ども愛知県におきましては、名古屋市南区で最大震度4を観測をいたしました。大体名古屋市内は震度3から震度4、震度3が多かったかと思いますが、県庁もすぐ測定できますが、県庁は震度2でございました。もうちょっと揺れたような感じがしますけれども、ということでございます。
 現段階、午前中ですね、午前11時30分現在、大阪府では亡くなられた方が3名、負傷者が91名、大阪府、滋賀県、京都府、兵庫県で91名という情報を得ております。そして、私ども愛知県では、地震発生とともに、第1非常配備体制をとり、県防災情報システム等により市町村からの被害情報の収集を行っておりますが、正午現在、被害の報告はなく、警察及び消防への通報もありません。
 なお、消防庁から午前9時10分、愛知県に対し緊急消防援助隊の出動可能隊数の報告及びその出動準備依頼がありまして、91隊333人が出動可能な旨報告をいたしましたが、今日正午に出動準備は解除されております。なお、現地には、兵庫県、京都府から緊急消防援助隊が大阪府に救助に入っているというふうに聞いております。
 また、現時点におきましては、被災県、全国知事会からそういった要請はありませんが、引き続きですね、現地の動向を注視し、関係機関から要請があった場合には迅速に対応できるようにしてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 まず、地震については現状でございまして、引き続きですね、最新の状況把握に努めてまいりたいというふうに考えております。

(2)AKB48世界選抜総選挙について
 明るい話題ということでありましたが、6月16日のですね、土曜日、AKB48のですね、世界選抜総選挙がナゴヤドームで行われ、松井珠理奈さん、須田亜香里さんのワンツーフィニッシュ始めですね、大変盛り上がりました。SKE48の皆さんがね、本当に大躍進ということで、私もツイート、Twitter等々でさせていただきましたが、大変大躍進でございました。上位16人中に5人が入り、全部で100位以内に24人ですか、大変素晴らしい結果でございました。またこれを糧にですね、大いに御活躍をいただきたいと。あわせてですね、「LOVEあいちサポーターズあいち広報大使」もお願いしておりますので、様々な機会でまた愛知のPRをお願いをしたいというふうに思っております。
 
(3)愛知・豊田ラグビーフェスタ2018について
 昨日、愛知・豊田ラグビーフェスタ2018を開催いたしまして、早稲田大学、慶応義塾大学、明治大学、同志社大学、伝統4校のですね、定期戦、交流戦が行われまして、同志社大学 対 慶應義塾大学は同志社大学が勝利をし、早稲田大学 対 明治大学は明治大学が勝利をしたということでございましたが、今週の土曜日、23日土曜日は、いよいよ日本代表 対 ジョージア代表のですね、テストマッチが行われます。多くの皆さんにね、お越しをいただけるように期待をしたいと、また働き掛け、お声掛けも今しているところでございます。
 ちなみに、2年前のですね、6月18日には日本代表 対 スコットランド代表のテストマッチが行われまして、2万4,000人を超える観客で、ラグビーのテストマッチ、国内でのテストマッチでは最多ということでございました。1週間後に味の素スタジアムで3万5,000人ぐらい入って抜かれちゃいましたけれども、その時点では最多ということでございました。ただ、その1週間後の味の素スタジアムでの日本代表 対 スコットランド代表戦は、天皇皇后両陛下が御臨席ということで。
 いずれにしても、ラグビー、来年に向けてしっかり盛り上げていきたいと思っております。よろしくお願いします。

(4)ル・マン24時間レースについて
 6月17日にですね、フランスのル・マンで開催されました24時間レース、世界耐久選手権第2戦におきまして、TOYOTA GAZOO Racingが1985年の初参戦以来、出場20回目にして初優勝を果たしたということでございます。
 本日、早速祝電を打たせていただきました。優勝したドライバーの中に中嶋一貴選手、岡崎市出身、中嶋悟さんの息子さんもおられますしね、そういう意味では大変めでたいことだというふうに思います。更にモータースポーツね、盛り上がっていただきたいなというふうに思っております。

(5)アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパンについて
 昨日ですね、私もスターターをやりましたが、6月17日、昨日、アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパンが開催をされました。全部で参加者数1,591名/組、それから完走者が1,466名/組、完走率92.1パーセントということでございました。優勝者は、男性がLindsey Lawryさん、オーストラリアの方、女性もGrace Thekさん、オーストラリアの方ということでございました。男女とも1位・2位・3位、1位・2位・3位全部海外の方ということでございました。
 いずれにしても、こういった形に更に盛り上がっていければというふうに思っております。
 
(6)「輝く女性 ソーシャルビジネスプランコンテストあいち2018」の開催について
(https://www.pref.aichi.jp/site/womenomics/300618-2.html)

  「輝く女性 ソーシャルビジネスプランコンテストあいち2018」の開催について申し上げます。
 愛知県では、女性の活躍と雇用の拡大を通じた新たな産業の創出、既存産業の生産性向上、人材の育成・確保促進の実現を目指して、平成27年度にあいち・ウーマノミクス研究会を設置し、この研究会でいただいた意見を踏まえて、あいち・ウーマノミクス推進事業を実施しております。
 この取組の一環として、昨年度に引き続き、介護・福祉、子育て、地域のコミュニティづくりといった身近な社会問題をビジネスの手法で解決するソーシャルビジネス分野における女性の創業を促進することを目指し、「輝く女性 ソーシャルビジネスプランコンテストあいち2018」を開催することといたしました。本日から8月20日までの2か月間、ビジネスプランの募集を行います。
 応募の対象となるのは、女性起業家や女性経営者が行うソーシャルビジネス分野のプランで、「社会課題の深刻さ」、「プランの具体性や新規性及び実現可能性」などの審査項目により、10月上旬に公開で行う最終審査会を経て、愛知県知事賞3件を決定をいたします。受賞したプランにつきましては、受賞決定から来年3月までの約半年間、事業者に寄り添ったハンズオン支援を行い、具体的な事業化を後押しいたします。
 昨年度同様、知事賞3件のうち2件を「総合部門」、1件を「女性活躍支援部門」とし、愛知県内の女性たちの活躍支援をテーマとするビジネスプランを表彰いたします。
 また、御協賛いただいた8金融機関からは、それぞれの協賛機関賞を授与していただきます。昨年度御協賛をいただきました愛知信用金庫、株式会社クレディセゾン東海支社、瀬戸信用金庫、知多信用金庫、中日信用金庫、西尾信用金庫、碧海信用金庫に加え、今年度新たに愛知県信用保証協会からも授与していただけることとなりました。このほか、県内の起業支援機関の御協力をいただいて、協力機関賞の授与や企業支援メニューの提供等により、多くのビジネスプランの事業化を支援してまいります。
 昨年度は、合計43件の応募をいただいて、審査の結果、「産後女性と家族のための産後ケアハウスを設置するプラン」など、3件の知事賞を決定し、私から表彰状をお渡ししたほか、協賛機関賞8件を各機関から表彰いたしました。その中からは既に起業し、ビジネスを展開している事例も出てきております。
 今回も、応募を検討される方を対象とした、プラン作成を支援する事前のフォローアップセミナーや、最終審査に進んだ方を対象とした、プランの充実、プレゼンテーション力向上のための「ブラッシュアップセミナー」も開催いたしますので、多くの女性の皆様の御応募をお待ちしております。
 県としては、こうした取組を通じ、「女性が輝くあいち」、「女性が元気に働き続けられる愛知」の実現に努めてまいりたいと考えております。
 これはカラーのパンフレットですね、冊子でございますが、具体的にはそれぞれの資料にですね、3枚目以降が資料ということで御覧をいただければと思いますが、これはですね、ソーシャルビジネスというのはですね、介護・福祉、子育て、地域のコミュニティづくりなど、身近な社会的課題の解決をビジネスの手法を用いて継続的な事業活動として進めていくビジネスのことであります。
 ソーシャルビジネスの普及により身近な社会問題の解決を促すとともに、地域における新たな起業や雇用の創出等が期待をされるものであります。
 女性はですね、日々の生活の中で感じた身近な課題解決のために起業することも多く、ソーシャルビジネスの分野は女性の活躍が期待できる分野でありまして、多くの応募をお待ちをしております。
 ちなみにですね、昨年、愛知県知事賞を受賞したプラン3点は、ちょっと申し上げますと、後で詳細はまた事務方に聞いていただきたいと思いますが。
 一つはですね、先ほど申し上げた、「ひとり親家庭の子供と地域がつながる『こどものひみつきち』」を計画をしていた春日井さつきさんは、既に事業を開始され、今年4月に愛知県の「既存の社会資源を活用した子ども食堂開設モデル事業」の委託先に選定をされました。これが一つ。
 二つ目がですね、鈴木佐和子さんは、昨年11月3日、いいお産の日ですけども、産後女性と家族のための産後ケアハウスをオープンをされまして、心身とともに健やかな育児のスタートのための母親のサポートづくりに取り組まれております。
 三つ目がですね、南知多産のビワを生かした商品開発により地域活性化を計画していた林浩子さんは、ビワの葉っぱのお茶や、みなみちたフルーツソープなど様々な商品開発に取り組まれて、南知多町の活性化に向けて取り組んでおられると。
 もう既に様々に事業化をし、事業化に取り組んでおられると、こういうことでございますので、御披露をさせていただければというふうに思っております。
 それから、ハンズオン支援というのは伴走型支援とも言われまして、マラソンの伴走者のように事業者に寄り添って、きめ細かく支援するものであります。例えば、専門家を付けましてね、マンツーマンで助言・指導を行ったり、資金計画、スケジュール、それから解決方法のブラッシュアップなどなどを先輩起業家や金融機関から行う、そういう支援を愛知県があっせんをしてやるということでございます。
 今後のスケジュールは、申し上げたように一次審査、二次審査を行って、10月上旬プレゼンテーションによる最終審査を行って、愛知県知事賞及び各協賛機関賞を決めるということでございまして、来年3月までハンズオン支援をやりまして、それから3月中旬に成果の発表会を開催する予定でございます。今年やったとおりということでございますので、よろしくお願いをいたします。
 
(7)「あいち働き方改革推進キャラバン」及び「あいちワーク・ライフ・バランス推進運動2018」の実施について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/rodofukushi/caravan-wlbaction2018.html)

  「あいち働き方改革推進キャラバン」及び「あいちワーク・ライフ・バランス推進運動2018」の実施について申し上げます。
  「働き方改革」は、長時間労働の是正のほか、多様な働き方が選択できる社会の実現を通じて、働く人々の意欲、能力を引き出すとともに、労働生産性の向上にもつながる重要な取組となっております。
 愛知県におきましても、企業における人手不足感が強まっており、企業の側にとっても働く人々にとっても働き方改革への関心は日々高まっております。
 そこで、愛知県では、“ゆっくり いそごう 働き方改革”をスローガンに掲げて、今年度新たに「あいち働き方改革推進キャラバン」を開始いたします。
 このスローガンは、ゆっくりと確実に、しかし、今すぐに働き方改革に取り組んでほしいとの思いを込めたものでありまして、街頭啓発活動や企業向けのセミナー等を通じて、県内企業の皆様の働き方改革を支援してまいります。
 また、このキャラバンの開始と合わせて、愛知県、労働団体、経済団体等で構成するあいちワーク・ライフ・バランス推進協議会による「あいちワーク・ライフ・バランス推進運動2018」も開始をいたします。
 まずは、この記者発表資料の1を御覧をいただきたいと思います。
 この二つの事業の開始に当たりまして、6月の27日の水曜日午後0時15分から、名古屋のサカエチカにあるクリスタル広場とドコモスマートフォンラウンジ名古屋においてキックオフイベントを実施いたします。これは去年もやりましたけどね、ここでね、ということでございます。
 そして、当日は、男女を問わず、幅広い年齢層の方に人気がある、中日ドラゴンズのマスコットキャラクターのドアラに今年度の「あいち働き方改革推進大使」を委嘱し、ドアラと中日ドラゴンズオフィシャルパフォーマンスチームであるチアドラゴンズ2018と一緒に働き方改革の必要性を呼び掛け、啓発グッズの配布も行います。
 次に、記者発表資料の2を御覧ください。
 「あいちワーク・ライフ・バランス推進運動」は今年で7年目となりますけれども、県内の企業等の皆様にワーク・ライフ・バランスの実現に資する愛知県内一斉ノー残業デーを始めとする八つの取組について呼び掛けて賛同を募ってまいります。
 このチラシのここに八つありますね、賛同事業所募集中で、この八つでありますね。県内一斉ノー残業デーとかね、11月の定時退社とかそういったものでございます。
 そして、昨年度はね、この八つの事業のうち、その中で一つでもいいんだな、ということをやっていただいた方、事業所が延べ4万185事業所と多くの皆様に御賛同いただきました。八つの取組については、記者発表資料のこのAからHの取組ということでございます。
 今年度も7月1日から11月30日まで御賛同いただける企業等を募集いたしますので、積極的なお申込みをお願いをいたします。
 県内企業等の皆様には、それぞれの職場において働き方改革の取組を更に前進をさせていただいて、働き方改革の大きなムーブメントを生み出していただきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
 働き方改革というのは、もうこの何年来ですね、日本の大きな課題ということでございまして、私どももですね、街頭啓発活動とかセミナーなどを通しまして、社会的気運の醸成、また、県内中小企業等の対応、支援も今やっているところでございますが、とにかく中小企業さんにとっては、全ての項目に一度に取り組むというのはなかなか難しいのかもしれませんので、一つからでも、まず自社にとって優先課題と考える取組を進めていただきたいということをお願いをしていきたいと思います。
 また、大企業さんはですね、長時間労働の是正を始め、いろいろ工夫をされて取り組まれていていると思いますので、その成功事例を県内全体に広げていく一つのきっかけにもなるよう、グループ企業への働き掛けも含めて是非積極的に参加をいただいて、一層この取組の輪が広がるような役割を期待したいと思います。
 県としても、個別の企業、こうした企業さんの働き方改革を支援するために、個別の企業を訪問して普及啓発を行ったり、企業の求めに応じて専門家をアドバイザーとして派遣する、そういう事業も行っております。
 平成29年度はですね、働き方改革普及員の個別訪問は101社。ですから、大体今年も100社ぐらいを個別訪問する。それから、働き方アドバイザーの派遣はですね、平成29年度は15社に掛ける5回。今年は20社に掛ける5回。1社5回ね、アドバイザーを派遣するというのをやっていきたいなということで計画をいたしております。
 愛知県が実施した労働条件・労働福祉実態調査によりますと、約半数の企業が労働時間の短縮に向けた取組をしておりまして、働き方改革に取り組む企業は、大企業を中心に少しずつ増えております。
 ただ、愛知県のですね、一般労働者の年平均労働時間は、平成28年度の調査が2,053時間、全国が2,006時間なので、全国平均をずーっとやっぱり上回ってるんですね。やっぱり長時間労働を前提として労働慣行とかですね、人手不足を時間外労働に頼っているというところはあるのではないかと思いますが、是非これはですね、長時間労働の是正を始めとした働き方改革をとにかくみんなで取り組んでいくということにしていきたいと思います。
 そして、労働時間も全国平均より長いですし、年次有給休暇の取得率では全国平均は上回っているものの半分をようやく超えたという状況で、平成29年度で愛知県が有給休暇の取得率が53.2パーセント、全国が49.4パーセント。政府の目標とする70パーセントにまだ遠く及ばないということで、もっとPRしなきゃいけないと思います。
 などなどですね、まだまだこれからのものがたくさんございますので、しっかりやっていかなければならないというふうに思います。
 この「あいち働き方改革推進キャラバン」と運動でですね、県全体に働き方改革の大きな動き、ムーブメントを起こして、長時間労働の是正、ワーク・ライフ・バランスの推進、そして子育て、介護など多様な背景を持つ人の活躍につなげていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)大阪府北部で発生した地震について
【質問】 大阪府北部で発生した地震について、正午時点で愛知県内の被害はないとの説明がありましたが、現時点でもありませんか。
【知事】 そうです。今のところ、そういう報告はありません。

【質問】 大阪府北部で発生した地震について、大阪府高槻市では小学校のプールの周りのブロック塀が倒壊して女児が下敷きになって死亡し、このほかにも通学路で崩れた外壁に巻き込まれて児童がけがをしたとの情報もあります。通学路や学校施設の危険なブロック塀の安全点検など、今後の対策などを考えていますか。
【知事】 私、今日は12時から一八会という在名古屋のですね、官公署会議に出ましたので、そこに向かうちょうど昼前のニュースでですね、各社の報道を拝見をしておりましたけれども、ちょうど学校のプールの塀が倒れてる映像とかを拝見して、これかということとかですね、拝見をいたしました。
 大変痛ましい事故でありまして、今現在亡くなられた方が3名ですね。この9歳の女の子と、あとは高齢者の方が家の何ですか、家具の下敷きになったりというようなことで亡くなられたというふうに報道を聞いております。
 亡くなられた方の御冥福を心からお祈り申し上げますとともにですね、負傷された方にはお見舞いを申し上げ、一日も早い御快癒をですね、御祈念申し上げたいと思います。
 それでもって、そういう報道等々に接しましたので、早速ですね、この児童等々のですね、通学路や学校施設、小学校、中学校、高校ということになろうかと思いますが、通学路や学校施設のですね、そうしたブロック塀だとか建物、そうしたもの等々について、危険箇所の点検やその安全対策などにつきまして、至急ですね、これは調査・点検をすべしということで教育委員会と、私立学校の場合は県民文化部なので、教育長と県民文化部長には先ほど、午後一番でですね、早速指示をいたしました。
 ですから、具体的には教育委員会と知事部局でよく協議してですね、県内一斉に今一度この学校のですね、施設の安全性の点検、それから通学路の安全性の点検、とにかく一斉に行っていただくように指示をしたところでございます。
 できるだけ早くそうしたものを把握をいたしまして、必要な点については安全対策をしっかりと施していきたいというふうに思っております。

【質問】 大阪府北部で発生した地震に関連して、現時点で愛知県内の学校関係、通学路等でブロック塀などの危険箇所がどれくらいあるか把握していますか。
【知事】 これはですね、何をもって危険なのかということも含めてですね、今一度、もう一回総点検をしてもらおうというふうに思っております。そういう観点からの検証というのは、多分ですね、やられてないんだろうというふうに思います。ですから、全体像はまだ把握しておりませんので、この際、一斉に点検をしたいというふうに思います。
 なお、通学路についてはですね、今から五、六年前だったかと思いますが、朝の登校のときに、京都の福知山市だったかな、通学路に車が突っ込んだりとかいう事故が立て続けに全国で2件ぐらいあったので、そういった交通安全の観点からですね、通学路の危険性といいますかね、危険な所がないか、危険箇所がないかということで一斉点検をして、そういった所は緊急にカラー舗装したりですね、車歩分離をしたりということとか、あと、そういう見守りというか、交通指導員を配置したりと、そういう交差点とかね、ということはもう既にやっておりますが、今回の地震等々でですね、こういった形で塀が崩れたり建物等が倒壊したりというような形でのこういった危険性の点検というのは今までやってなかったと思いますので、これは至急総点検をしていきたいというふうに思っております。

【質問】 大阪府北部で発生した地震で、緊急消防援助隊の出動準備は解除されたとのことですが、職員等の派遣についての依頼はありますか。
【知事】 現時点では、被災県及び全国知事会からの要請は受けておりませんのでですね、今のところはないということでございます。
 ただ、いつでも対応できるようにですね、いつでも対応できるように、引き続き現地の動向をしっかり注視をしていきたいというふうに思っておりますし、県内の動向もしっかり把握をしていきたいというふうに思ってます。

(2)IR実施法案について
【質問】 IR実施法案について、先週多くの野党が反対する中で、衆議院内閣委員会で可決されました。こうした状況をどのように見ていますか。
【知事】 あれですね、委員会で可決して、本会議はこれから、明日かな、ですね。
 国会で議論している状況でありますから、そうした法案についてはね、与野党が真剣に議論をしているという最中ですから、その状況をしっかりと見守りたいというふうに思っております。
 その上でですね、これまでにもこのIRについては、賛成の観点から、そしてまた反対の観点から様々な議論がなされておりますので、更にそうしたですね、議論、論点がですね、更に明らかになっていき、何て言いますかね、国民の皆さんが分かりやすい形でね、議論をしっかり進めていただくということをね、望みたいなというふうに思います。そうした国会での議論を注視していきたいというふうに思っております。

【質問】 IR実施法案について、ギャンブル依存症対策や入場料の議論などがありますが、知事から見て問題だと思うところはありますか。
【知事】 ギャンブル依存症対策については別法案で、これは今参議院ですかね。確かね。衆議院は通過をしましたですね。ですから、これはIRとかカジノとかそれとは別にして、やはり現実には日本国内で公営ギャンブル等々があるのは事実ですから、そういう意味では、このギャンブル依存症対策はやはりこれとは切り離した形でやはりしっかりとね、取り組み、進めていかなければならない対策だろうというふうに思っております。
 我々としてもそうした、特に精神的なカウンセラーという形が中心になろうかと思いますが、国のそういった制度ができていけばですね、それに並行して我々もしっかり対応していきたいというふうに思っております。
 そのほかの、IR実施法案本体については、今国会の中でね、与野党で真剣な議論をされているところでありますから、そうした議論をしっかりと見守りたいというふうに思っております。