知事の記者会見
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平成30年9月18日(火) 午前10時
1 知事発言
(1)岐阜県における豚コレラの発生について
 それではですね、今日はですね、9月18日の火曜日ですね。3連休明けの火曜日ということで、午前10時、定例記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 岐阜県における豚コレラの発生について申し上げたいと思います。
 岐阜県における豚コレラの発生についてでありますが、9月9日、岐阜市の養豚農場におきまして、国内では平成4年以来、26年ぶりとなる豚コレラの発生が確認されました。豚コレラは、豚やいのししが感染する病気であり、強い伝染力、高い致死率でありまして、家畜伝染病に指定されています。
 農林水産省と岐阜県では、直ちにですね、対策本部、防疫措置の対応方針を決定、そして岐阜県では、発生農場における殺処分、埋却等の防疫措置の実施、9月11日に完了ということでありまして、それを受けて愛知県では、9月9日に農林水産省からの豚コレラ発生報告を受けて、県内での発生を防止するため、県内の養豚農家等に岐阜県での発生を周知し、農場における消毒等の徹底を注意喚起するとともに、異常がある場合の早期通報を要請をいたしました。
 また、9月10日には、愛知県豚コレラ防疫対策会議を開催をして、畜産関係者に県の防疫方針を周知するとともに、10日までに県内248の全ての養豚農場で飼育される豚に異常がないことを確認し、12日までに、養豚農場と関連のある県内のと畜場などの立入検査を実施をして、消毒等の実施状況に問題ないことを確認をしたところであります。
 そういう中で、岐阜県ではですね、9月14日と16日に、この発生農場周辺で野生いのししの死亡したものから豚コレラウイルスが検出をされたということで、これを受けてですね、死亡した野生いのししにおける豚コレラのですね、発生を受けて、愛知県としても、いのししの大量死だとか不審死について警戒の強化を要請するとともに、発見した場合は速やかに情報提供するよう通知をいたしました。
 この通知に基づいてですね、死亡した野生いのししの検査を実施しておりますが、本日までに2頭、設楽町、東栄町の1頭ずつ検査を実施したところ、いずれも結果は陰性ということでありました。
 岐阜県ではですね、防疫措置は完了したものの、死亡した野生いのししでの豚コレラの発生が続いておりまして、引き続き豚の移動制限、農場監視、発生源の究明が継続されておりますので、本県におきましても、引き続き緊張感を持って発生防止に努めてまいります。
 なお、豚コレラは、豚、いのしし固有の病気であり、人に感染することはありません。県民の皆様におかれましては御安心をいただきますとともに、死亡したいのししを発見した場合は、地元の市町村、各県民事務所の環境保全課へ御連絡いただきますように、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 経過等々の資料はお手元にお配りしてあるとおりでございますので、よろしくお願いをいたします。
 なお、愛知県はですね、改めて農業県だと思いますが、この豚のですね、飼育頭数は約33万頭でですね、全国10位でございます。田原市が10万頭、豊橋市が5万5,000頭ということで、この二つで半分ということでございますけれども、東三河及びですね、西尾市、碧南市といった三河地方、あと知多半島というところが多いかと思います。
 ちなみに、愛知県が10位、岐阜県が22位、三重県は25位ということでありまして、愛知県は飼養豚数が多いのでですね、やはりしっかり警戒をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(2)知事の南米等渡航の成果について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kokusai/southamerica20180906-0916.html)

 南米渡航の成果について御報告をいたしたいと思います。お手元に資料がありますので、御覧をいただきながらお聞きをいただきたいと思います。
 この度、9月6日から16日までの11日間、ブラジル、アルゼンチン、そしてアメリカ・ワシントン州を訪問してまいりました。
 ブラジルとアルゼンチンは、松川議長、そして神戸団長を始め9名の県議会議員の皆さんとも一緒に参りました。
 ブラジルでは、日本移民開拓先没者慰霊碑を訪問し、献花を行いました。
 そしてブラジル愛知県人会創立60周年記念式典に出席をし、当日350名が出席をされまして、会員の皆様を激励するとともに、県人会館に新設するエレベーターのボックスをですね、記念品として贈呈をいたしました。要は、エレベーターがないと、ああいう不特定多数の方が入るものは使ってはならないというサンパウロ市の規制が新たに入ったということで、今回急きょ、お金を募り、我々も協力をして差し上げたということでございます。また、80歳以上の御高齢の会員に一人一人賀寿状をお渡しをし、県人会の運営に御尽力されている役員の皆様に感謝状を贈呈いたしました。
 沢田会長からは、留学生・研修生の日本への派遣や、5年ごとの母県訪問団といった事業は日本とブラジルのきずなを深めるのに役立っており、今後も是非継続してほしいという御挨拶がありました。式典に引き続き祝賀会を開催し、元留学生によるピアノ演奏などのアトラクションを楽しみながら、交流を深めたところでございます。
 そして、その後、10日午前にはサンパウロ州政府を訪問し、「友好交流及び相互協力に関する覚書」を締結をいたしました。これは、生物多様性保全などの環境面に加え、経済、観光、文化の面で交流を含めた地域レベルの友好関係を構築し、双方の発展を図るというものでございます。
 これがそのものでございます。全部で、英語と日本語とポルトガル語で3通作りましたけれども、これがポルトガル語のものでございまして。これをですね、当日署名し、調印式も行わせていただいたということでございます。
 なお、この署名を行ったこのマルシオ・フランサ知事は、今ちょうど選挙キャンペーン中ということでですね、事前にサインしていただいたものを私が当日サインしたということでさせていただいたということでございますので、よろしくお願いいたします。
 サンパウロ州は、2010年に開催されたCOP10以降、生物多様性の面で交流があり、2016年8月に愛知県が主導して設立した「愛知目標達成に向けた国際先進広域自治体連合」のメンバーでありまして、世界最大の日系人コミュニティーがあるということで、愛知県にも日本最大のブラジル人コミュニティーがある。そして、愛知県企業57社がブラジルへ進出をしているなど、非常につながりが深いということでございまして、この大方がサンパウロ州に進出をしているというところであります。トヨタ自動車もサンパウロ州に四つの工場があるということなので、大変つながりが強いということでございます。今後も更に緊密な関係を築いていきたいというふうに思っております。
 また、10日の午後は、トヨタ自動車始め愛知県進出企業9社との意見交換会を行いました。
 また、その後、JICAのボランティア7名の皆さんと懇談をし、ブラジルでの日本語教育とか高齢者福祉、それから中には野球の指導という方もね、おられましたけれども、健康に気を付けて頑張っていただいて、元気に御帰国いただくように激励をいたしました。
 このほか、野口駐サンパウロ総領事と面談したほか、世界最大級の水力発電用ダム、イタイプダムとかサンパウロ市場、また、ジャパン・ハウス、ブラジル日本移民史料館なども視察をしたということでございます。
 続いてですね、11日からはアルゼンチンを訪問いたしました。
 アルゼンチンの県人会総会にも出席をいたしました。約100名が出席をされ、同じく高齢者の方に私から賀寿状をお渡しし、県人会役員に対して感謝状を贈呈しました。村瀬県人会長からは、県人会の設立や留学生・研修生の派遣は愛知県のおかげで実現できたものであって、引き続き御支援をお願いしたいという挨拶がありました。
 ちょうど50年前の1968年に当時の桑原知事がアルゼンチンを訪問し、当時は県人会はなかったそうですが、有志が集まって、じゃあ作ろうということになって、その3年後、1971年にアルゼンチン愛知県人会が設立されたというふうに聞いております。またブラジル同様ですね、またしっかりと交流を深めていただきたいと思います。
 また、12日は、福嶌(ふくしま)アルゼンチン日本大使も訪問いたしました。
 また、午後は、アルゼンチン・トヨタの工場も視察をいたしました。正直言って、20年前にですね、進出をして、その後、2001年にアルゼンチンはデフォルトを起こしてですね、最初、1万台規模のノックダウンぐらいの小っちゃな工場から苦労に苦労を重ねですね、あれだけ国が破綻をしたのを経ても、それでも着実に生産を上げて、今はそこで、アルゼンチンでですね、ハイラックスを14万台年間生産をし、7割を輸出で外貨を稼いでいるということで。アルゼンチンで製造業で外貨を稼いでいるのは、多分この工場だけではないかというふうに言われておりますが、まさに日本の国益というか、日の丸を背負って頑張っていると言っても過言ではないというふうに思います。
 そういう意味ではですね、大変苦労があったと思いますが、そのお話を聞かなくてもというか、聞くだけでも、よう頑張った、みんなに言われると言ってましたけどね。このアルゼンチンでよく、ようこんだけやってますね、ということだと思います。そういう意味では、また引き続きね、頑張っていただければというふうに思います。
 そして、その後ですね、13日からはアメリカのワシントン州を訪問し、シアトルにあるボーイング社の民間航空機部門の本社を訪問して、ケビン・シェム上級副社長、責任者と面談をし、これまで県内企業とボーイング社が築き上げてきた良好な関係が今後とも継続されるということを確認するとともに、現在検討されているボーイング社のね、次世代機の開発プロジェクトへの本県企業の参画などですね、愛知県の航空機産業の更なる発展に向けて意見交換をさせていただきました。
 ケビン・シェム副社長からは、もう既に愛知県企業とはそういう協議を始めているということでございました。どうもボーイング737と767の真ん中辺のものを作るというようなことのようでありますけれども、いずれにしても、10年スパンで次から次へと新しい航空機を開発していくというのがこの航空機産業だということを、思いを強くしたということであります。
 それから、三菱航空機が開発を進めている国産初のリージョナルジェットMRJについても、引き続きしっかりとサポートいただけるようお願いを、要請をいたしました。いや、それはもちろん関係は変わらないということの確認、確約もいただいたということでございます。またしっかりとね、フォローをしていきたい。
 このケビン・シェム副社長とは、もうこれで3回目、お会いするということでありまして、来年日本に来る、別の用もあって来ると言っていたので、是非こちらに寄ってくれということも申し上げたということであります。
 その後ですね、シアトルですからアマゾン社の本社を訪問して、トム・サリバン国際政策・政府渉外マネージャーとアシシュ・トリパティ ローンチパッドチーム ヘッド・オブ・ビジネスの両名と面談を行いました。
 幅広い分野で展開されている同社の事業概要、また、スタートアップ企業のユニークな製品を取り扱うインターネット・プラットフォームである「アマゾン・ローンチパッド」、いわゆるアマゾン・ローンチパッドというところで、アマゾンのネットを使ってですね、どんな中小企業でも一気に商品を国際的に展開できるという、そういう商品開発の舞台がこのアマゾン・ローンチパッドであって、日本でもその舞台はありますという話で、連携をしていきたいという話でございました。これからまた、いろいろ関係構築等々について協議をしたいということを申し上げたということでございます。
 そして、面談終了後は、「アマゾン・スフィア」という、大きな二つの球体のビルの中に木を生やして温室の中で仕事をしていいよという、そういうものがアマゾン・スフィアでありまして、私のツイッター等々でも出させていただきましたが、そういったものの視察。
 それから、レジのない新たなコンビニ、「アマゾン・ゴー」もですね、その本社ビルの1階にありましたので視察をしてきました。これがそのアマゾン・ゴーの、こういう袋を店の中に置いてあって、さあみんなただで持っていってくれと、要は紙袋のようなもんですね。スマホのアプリで登録をして、店の中に入ってですね、店の上に100ぐらいのセンサーとかカメラが付いていて、それで棚から取ってここに入れて店を出たら課金されるというシステムでありまして、レジがないと。こういうところ、ネットでの販売だけではなくて、こういう実際の店のところにもですね、アマゾンがどんどんと入っているというのがよく分かりました。やはり、これはいずれ日本でも始まってくるのではないかというふうに思います。日本というか世界中でね、多分始まってくるのではないかというふうに思っております。
 また、ワシントン州とは、2016年10月に「友好交流及び相互協力に関する覚書」を結んで以降、航空産業を中心に活発な交流を進めておりまして、14日には、県営名古屋空港と姉妹空港の関係にあるグラント・カウンティ国際空港を訪問しました。グラント・カウンティ国際空港では、MRJの飛行試験が実施をされておりまして、三菱航空機の試験拠点であるモーゼスレイク・フライトテスト・センターにおいて、MRJの開発チームを激励をしてきたということであります。
 MRJ、4機ですね。現地に行って、4機が全部ハンガーから出てきて勢ぞろいした。これはめったにないことですと言っておりましたが、実際、MRJが飛び立つところも拝見をし、中も拝見をしてきました。飛行時間も2,300時間を超えたということでありますので、この試験機での飛行試験は順調にいっていると。次は、設計変更したものがまた来て、さらに再度、最後の型式証明に向けての飛行試験をやっていくんだと、こういうことでありました。是非ですね、一日も早く現実のものとなるように期待したいというふうに思っております。
 それが南米・北米渡航の報告であります。

(3)愛知県国際展示場の愛称及びロゴマークの決定について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/chiiki/nickname-logo.html)

 愛知県国際展示場の愛称及びロゴマークが決定いたしましたので、お知らせをいたします。
 2019年9月に開業予定の愛知県国際展示場につきまして、開業まであと1年となりました。多くの人に親しみを持っていただくとともに、国内外に向けて更なる情報発信を行っていくために、この度、愛称及びロゴマークを決定いたしましたので、お知らせをいたします。
 愛称は、ここにありますが、「Aichi Sky Expo」(アイチ・スカイ・エキスポ)というふうにさせていただきます。
 これはですね、愛称につきましては、今年の5月1日から6月28日までの2か月間公募を行いまして、応募のあった計2,581点の作品を検討した結果ですね、「Aichi Sky」というのと「Aichi Expo」の二つがありましたので、その2案を組み合わせて、「Aichi Sky Expo」というふうにさせていただいたものでございます。
 このAichi Sky Expoを選定した理由は、海外の方にも分かりやすい英語表記であるということ。Skyは将来に向かって羽ばたいていくイメージを持ち、国際空港に直結をしている展示場だということ。それからExpoは、展示会を意味する用語としても国際的にも浸透し、海外の展示場の名称にも事例があるということでございます。
 例えばですね、この展示場のExpoということでの使用事例としては、フランス・リヨンでは、EUREXPO(ユーロエキスポ)。これはGLイベンツの本拠地ですけどね、展示面積13万平方メートルというもので、EUREXPO。それから、シンガポールではですね、SINGAPORE EXPO(シンガポールエキスポ)。シンガポールで一番大きな展示場ね。それから、アメリカのラスベガスにはSands Expo(サンズエキスポ)という形で、そういった例がございますので、今回、そういったものも参考にさせていただきました。
 なお、公募に当たって応募いただいた方の中から、抽選により最優秀賞として、名古屋市の久野慶久(くの よしひさ)様と三重県津市の竹内良三(たけうち りょうぞう)様の2名に賞品を贈呈するとともに、応募いただいた国内外全ての方々に感謝を申し上げたいと思います。
 今回、2名の方には、それぞれ1万5,000円相当の賞品を贈呈をすると。贈呈式等は行いませんがね、贈呈したいと思います。物はですね、もう決まっておりまして、昨年日本遺産に認定された常滑焼の招き猫の置物と、地元のブランド牛である知多牛のしゃぶしゃぶ肉1キログラムと、今年10月にオープンする「FLIGHT OF DREAMS」のペア入場券を含むギフトセットということでございます。お二人には心から感謝したいと思いますし、応募いただいた多くの方、全国47都道府県、そして海外からも8か国から応募いただきましたが、全ての方に感謝を申し上げたいというというふうに思います。
 今月でちょうど開業1年前となるために、来月以降、国内外のMICE見本市へ出展し、イベント主催者向けの説明会を開催していく中で、愛称やロゴマークを活用し、具体の施設仕様や利用条件を発信をしていきたいというふうに思っております。
 ちなみに、ここに書いてありますが、図柄でありますけど、それと、このロゴマークにつきましては、決定した愛称をもとに、本県を代表するデザイナーの一人である小川明生(おがわあきお)様へ依頼し、協議を重ねながら作成いたしました。
 このマークでは、展示場の建物の外装デザインとかね、立地環境の魅力である常滑の海、空、そして空港島の風を和テイストのタッチで表現しておりまして、構成する三つの要素は、Aichi Sky Expoの頭文字であるA・S・Eを表しております。
 最後に、今後の予定としては、パンフレットやWebページ等の広報に使用するとともに、国内外のプロモーション活動で活用をしていくということになっておりますので、よろしくお願いをいたします。
 なお、この小川明生さんという方はですね、Heart of Japanのロゴマークでありますとか、ESDユネスコ会議のロゴマークとか、セントレアのロゴマークとかね、エフエム愛知のシンボルマークとか、みなとアクルスの、今度できるやつだな、名古屋市港区のね、複合施設、みなとアクルスのシンボルマークなどなどデザインされている、そういうデザイン会社の専門家ということでございますので、よろしくお願いをいたします。
 それと今後はですね、この展示場の稼働についてでありますが、運営事業者が主体となってこの予約を取っていきますけれども、2019・2020年には東京オリンピック・パラリンピックなどによりまして、代替会場が必要だというものが、これからまだまだ未決定もたくさんありますので、そういったものに営業をかけていくとか、また、準備期間が短いコンサートとか企画展などのイベント需要を取り込んでいけるように、引き続き営業活動を展開していきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。


2 質疑応答
(1)岐阜県における豚コレラの発生について
【質問】 岐阜県における豚コレラの発生に関する愛知県の対応について、死亡した野生いのしし2頭の検査結果は全て陰性とのことですが、それ以降で検査中など対応しているものはありますか。
【知事】 今、現段階で私のところには報告は来ておりません。
 こちらの二つ目の資料のところにね、ありましたように、9月15日にね、この死亡した野生いのしし2頭について検査をした結果、陰性だったという報告を受けておりまして、その後は今のところ来ておりません。
 ただ、あれだけいのししがね、野生のいのししはたくさんおりますから、死亡したものはその都度発見されるのではないかと思いますが、その都度報告をいただいて、そしてしっかり検査をしていきたいというふうに思っております。

【質問】 岐阜県における豚コレラの発生について、野生のいのししはどのように移動するのか分からないと思います。隣接県ということもあり、今回、岐阜県で豚コレラが発生したことについての受け止めと、今後の県の対応を教えてください。
【知事】 岐阜県でも岐阜市の養豚農場なので、愛知県境にも近いということもありますので、これはしっかり警戒をしていきたいというふうに思っております。
 岐阜県境に近い方にはですね、養豚農場はこの10キロメートル以内にはないということ確認しておりますが、いずれにしても、県内248のね、養豚農場がありますので、全てしっかり周知をしてですね、確認しながら、そしてまた、野生のそういったいのしし等々についてもですね、関係者には周知してありますので、しっかり情報を集め、何かあればですね、即座に対応していきたいと思っておりますし、26年ぶりに国内で発生したということですから、発生経路等々もね、これなかなか捕まえられないということ、どうも海外から来たのではないかということですが、何で岐阜市のそこにピンポイントで行ったのかって、それは分かっておりません。分かっていないということは、他にも発生する危険性はあるということですので、とにかく緊張感を持ってですね、しっかりと警戒をしていきたいというふうに思っております。

(2)愛知県国際展示場の愛称及びロゴマークの決定について
【質問】 愛知県国際展示場の愛称及びロゴマークの決定について、東京ビッグサイトなど国内の展示場に様々な愛称がある中で、今回、愛知県国際展示場の愛称が「アイチ・スカイ・エキスポ」に決まったことをどのように受け止めていますか。
【知事】 常滑市の中部国際空港ね、国際空港にあるということとですね、やっぱりSkyというのは非常にね、何ていいますかね、未来に向かっても開かれたイメージで、何か明るいイメージがありますのでね、このSkyというのとExpoというのを二つ組み合わせていただいた言葉というのは大変、何ていいますかね、爽快さがあって、そして未来に向かって羽ばたいていくイメージがあって、私は大変いいネーミングではないかなというふうに思いますね。
 これで国内の同規模のものが、東京ビッグサイト、幕張メッセ、それから大阪インテックスと我々のね、Aichi Sky Expoということで四つそろいましたから、それぞれで特徴を出してですね、日本においてのこういう展示会、見本市とかそういうビジネスをね、しっかりと盛り上げていきたいなというふうに思っております。
 名称も決まりまして、もうオープンまで1年切りましたのでね、これからも着々と準備をして、大いに盛り上げていきたいというふうに思っております。