知事の記者会見
メインメニュー
知事のマニフェスト 知事の発言・寄稿 知事記者会見 県議会知事提案説明 知事からのメッセージ 知事交際費の執行状況 プロフィール トップページ 写真で見る主な活動


平成30年12月4日(火) 午前10時
1 知事発言
(1)倉知俊彦元愛知県議会議員(県政功労者)の訃報について
 12月4日火曜日午前10時、定例の会見を始めさせていただきます。昨日がですね、本会議初日でありましたので、1日ずれて今日ということでございます。
 一昨日お亡くなりになりました元愛知県議会議員、倉知俊彦様、倉知先生が亡くなられたということを昨日お聞きをいたしまして、大変驚きました。つい最近までね、お元気で、私の所へもちょくちょく顔を出していただいておりましたが、大変残念でなりません。
 1971年のですね、初当選以来、連続11期お務めになりですね、県政をですね、リードをしていただきました。心から御冥福をお祈りしたいというふうに思っております。

(2)第18回アジア競技大会及び世界選手権に係る愛知県スポーツ顕彰の表彰について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/sports/sports-kennsyo.html)

 第18回アジア競技大会及び世界選手権に係る愛知県スポーツ顕彰の表彰についてであります。
 8月から9月にかけて開催されました第18回アジア競技大会及びソフトボール、新体操の世界選手権がありました。そちらで優秀な成績を収めた愛知県ゆかりの選手11名を、来る12月21日に愛知県スポーツ顕彰規程に基づいて表彰します。
 表彰される選手のうち6名は、本県のオリンピック強化指定選手ということであり、今回の活躍は大変喜ばしいことであります。
 いよいよ2020年東京オリンピック開催まで2年を切りまして、出場を目指す選手の皆様の日々のトレーニングも熱を帯びてきております。開催に関わる多くのニュースも報道されるようになりました。今回表彰いたします選手の皆さんはもちろんですが、本県ゆかりの選手が東京オリンピック出場に向けて更に研さんを積まれ、数多くの方々が大会に出場してですね、輝かしい成績を収めることを期待しています。
 また、2026年アジア大会についても、多くの選手が出場して活躍をしていただきたいというふうに思っておりますし、次代を担う選手を含め、今後もしっかりと応援をしていきたいと思います。
 これは、オリンピック強化指定選手につきましてはね、私ども県単独で「あいち強化指定選手」という制度をやっておりまして、競技団体から推薦をしていただいてその指定をいたしますと、トップ選手、ジュニア選手ですね、遠征の費用でありますとか様々な用具などなど、ささやかではありますけれどもサポートをさせていただいているということでございます。しっかりと進めていきたいと思います。
 そして、表彰させていただくメンバーは2枚目の資料のとおりでありまして、まずですね、1ページにありますように、世界女子ソフトボール選手権大会2018千葉について、出場しましたこの5名の選手でございます。この方々。
 そしてですね、その裏面、2ページでありますけれども、第18回アジア大会に出場した以下の選手ということでございます。ここに書いてあります、全部で10名の選手ですね、10名の選手。
 それから世界新体操の大会の杉本選手。
 アンダーラインを引いてありますのが、オリンピックの強化指定選手ということでございます。オリンピック強化指定選手は全部で269名。オリンピック234名、パラリンピック35名ということでございまして、また引き続きですね、こうした世界の大会、そしてまた2020東京オリンピックなどなどにも御活躍いただくように大いに期待したいというふうに思っております。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)倉知俊彦元愛知県議会議員(県政功労者)の訃報について
【質問】 倉知俊彦元愛知県議会議員の訃報について、知事は西三河地方で一緒に活動し、自民党愛知県支部連合会でも様々に関わりがあったと思います。知事から見て、倉知氏はどのような政治家で、どのような印象が残っているのか教えてください。
【知事】 倉知県議、倉知先生につきましてはですね、先ほど申し上げましたが、昭和46年、1971年初当選で、当時同期の桜でね、倉知俊彦、寺西学と、愛知県政をね、引っ張っていった、まさに両巨頭というか両輪がね、当選同期で、その後ですね、当選10期11期と重ねる中でまさに県政をリードし、自民党の愛知県連についてもね、それぞれお二人とも議長さんもやられ、幹事長も県連会長もお務めになられました。
 ちょうど私は、もちろんその後の、はるか後輩でありますけれども、その後、同じくこの愛知県で政治活動をさせていただいた者として、倉知先生も寺西先生もね、私にとっては仰ぎ見るようなね、両巨頭、大先輩であったというふうに思っております。特に私は西三河でありますから、中選挙区時代からね、浦野先生、中野先生ね、それから稲垣先生、3人おられましたが、特に北のね、豊田地区、浦野先生のね、重鎮として御活躍いただいたということで。
 そういう意味で、僕はちょうど今から23年前にですね、役所をやめてこちらに戻ってきましたが、そのとき、政治活動入るときの、倉知先生、自民党県連幹事長でありましたんで、そういう意味では大変お世話になったと思っておりますし、そして、何ていいますかね、非常に気配り、目配りをされますし、非常に多くの皆さんの意見、声を聞いて調整をし、しっかり方向性を作っていくという政治手腕ということはですね、本当に敬服に値するものだというふうに思っております。
 それと、やはり故事来歴といいますかね、様々なことに精通されですね、そういう意味では、何ていいますかね、政治の道をある意味で説いて聞かすようなね、そういった懐の深さ、大きさというのもあった、そういう非常に徳のある政治家だったというふうに思っております。
 またあわせてね、国内だけではなくて、毎年後援会でね、中国に行かれたりね、ベトナムに行かれたり、いろんな海外との交流もね、特にアジアの皆さんとのね、交流も率先してやられね、その折にも必ず何か、ちょっと行ってきたから、中国のこんな物ということで手土産をいただいたりとかね、そういう意味では、本当にいろいろお世話になった方だと思っております。
 もちろん私も政治家ですから、折々はですね、政治的な方向が若干違ってね、ぶつかることもありましたが、それは政治家なので。みんなね、やはりそれはそれぞれがみんな真剣にね、命懸けでやっている中でのことということだと思いますし、それがね、済めばやはりノーサイドといいますかね、私は、大変懐の深い素晴らしい政治家だったと、徳のある大政治家だったというふうに思います。
 特に、西三河の郷土の大先輩でありますから、私なりに心から尊敬をしておりました。今回、こういう形で、本当についこの間も、まだ1か月ぐらいなるかならないかじゃないですかね、愛知県公館にはよくお越しをいただいたので、昨日、午後に聞いて、本当に驚いたということだと思います。
 そういう意味ではね、何ですかね、言葉はあれですけど、愛知県政をね、今日の隆盛に導いた一大功労者、立て役者の一人だと思いますし、一時代をね、愛知県政の一時代を築かれた方だとも思いますし、また、いろんな仕事をやられですね、そしてまた後継者として鈴木県議という若い方をね、立てられて、そういう意味では、全てをやり切ったという感じで逝かれたのかなという感じもいたします。
 突然のことなので驚いているということでありますが、心から御冥福をお祈りしたいというふうに思っております。

(2)河村名古屋市長のカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致提案に関する発言について
【質問】 河村名古屋市長のナガシマリゾート周辺へのIR誘致提案に対する定例知事記者会見での知事発言について、河村市長は不快感を示しました。このことに対する所感と、その後、河村市長と何かやりとりはありましたか。
【知事】 河村さんとは先週土曜日に愛知県体育館でね、世界空道選手権のオープニングセレモニーで一緒になりましたので、その折に話したのは、その前日にですね、名岐道路ですね、名古屋高速一宮線の延伸というか、国道22号の上、名岐道路について延伸という方向で国の方でね、認めてもらったというか位置付けてもらったので、その事業手法についてね、いろいろやり方があると思うんで、それは事務的にもしっかりと詰めてね、相談するのでまたよろしくねということは申し上げました。それだけですね。
 この件につきましてはね、我々の仕事はね、あくまでも法令に基づいて、法律とかね、規則、条例等々に基づいて、役所、行政体というのはそういうもんなんですね、恣意的で仕事はできませんから。我々は法令に基づき、また国民の皆さん、市民の皆さんから負託をいただいた税金を使って仕事をしておりますので、あくまでもそうした法令に基づいた仕事をね、やっていくということなので。私は、法令に基づいて県の仕事に関することについてこれまでも申し上げてまいりました。
 それ以上のものでも以下でも何もないということなので、そのことについてね、名古屋市内であっても愛知県であり、県の仕事に関することについては言わなければね、私の職責が果たせませんので、それを淡々とやってきている。ただそれだけのことでございます。そのことをしっかりとね、理解というか、当たり前のことですけどね、そのことは踏まえていただかなければいけないというふうに思います。
 いろいろ発言は報道等で、直接は聞いておりませんが、報道等々でお聞きしましたが、私は、普通のことを普通に言っただけということなので。そういう意味では、そういったことについてね、しっかりと聞く耳を持っていただかなければいけないのではないかというふうに思います。
 特にね、河村さんについては非常に人気があって、市民の多くの人にね、支持されて仕事をしているのでありますので、もう少し人の声にね、耳を傾けていただく必要があるんではないか。私は別に何といいますかね、上下関係でも何でもなければね、普通の社会人として対等の関係でありますから特にあれですが、特にね、やっぱり市の職員のね、皆さんの声をね、よく聞いて仕事をやっていただければかな、というふうに思いますね。市役所の職員の方々、私が見ている、私の感じではよくやっていると思いますよ。本当にそれぞれの部署部署、つかさつかさでね、一生懸命仕事をやっていただいている。よくやっていただいていると思いますので、そういう特に頑張っている市の職員の皆さんのね、声をよく聞いてね、仕事をしていただいたほうがもっといいのではないかというふうに思いますね。
 名古屋市はね、この地域のやはり要でありますし、愛知県というよりも中部地区のね、拠点、要でありますから、そういう意味ではね、多くの皆さんの期待があるわけなので、名古屋市にもね。河村さんにもやはり多くの皆さんの期待があると思いますので、あとは、やはりいろんな市民の皆さん、特に、市民の皆さんもそうだけど、やっぱり実際に仕事をしているのはね、市の職員の皆さんなんで、市の職員の皆さんが一生懸命やっているということについて、やはり虚心坦懐にといいますかね、耳を傾けて仕事をしていただければもっといいのではないかというふうに思います。
 そういう意味では、エールを送りたいなということで申し上げたいというふうに思っております。
 私からは以上です。