知事の記者会見
メインメニュー
知事のマニフェスト 知事の発言・寄稿 知事記者会見 県議会知事提案説明 知事からのメッセージ 知事交際費の執行状況 プロフィール トップページ 写真で見る主な活動


平成31年4月1日(月) 午前10時
1 知事発言
(1)新年度の御挨拶
 皆さん、おはようございます。今日は4月1日月曜日ということで、新年度最初の定例記者会見はこの公館でですね、こういう形で行うということになっておるようでございますので、大変恐縮でございますが、今日はこちらの方にお付き合いいただきました。ありがとうございます。
 さて、私からまず新年度の御挨拶を申し上げたいと存じます。
 本日4月1日、今日、あと1時間30分後ですね、11時30分に新元号が発表されるということでございます。新しい時代が始まるということでありますので、また皆さんと一緒にですね、気持ちも新たに1年間取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 なお、新元号がどうなるかって非常に予測等々、いろんな番組、新聞、テレビ等々活発でございますが、個人的には私は特に興味はありません。どういう元号になるかはですね、多くの有識者の方が考えていただいて、ふさわしいものを決めていただければいいのではないかというふうに思います。どういう形であっても、素晴らしい元号になることは間違いないと思いますので、それをね、なるほどそういうことかというふうにですね、受け止めていきたいというふうに思っております。
 なお、こういう形で改元が行われて重なってくると、段々何年というのは通算が、昭和、平成、新しい元号になってくるとやはり、段々やっぱり西暦でしゃべるということ、西暦を使うということが多くなるんではないでしょうか。グローバル化が進めば段々そうなるんではないかと私自身も思います。私も最近、やはり西暦でしゃべることの方が多いような気もいたしますが。まあいずれにしても、新しい元号ができる、そしてまた新しく皇太子殿下が天皇陛下に御即位される。その最初の行幸啓業務をですね、6月2日、私ども愛知県で、第70回全国植樹祭でお迎えするということでありますので、しっかりと受け止めていきたいというふうに思います。
 さて、それではですね、申し上げます。
 昨年度は、ジブリパーク、さらには杉原千畝さんの施設のオープン、また、医療・療育総合センターの全面開所、また瀬戸つばき特別支援学校の開校、スペシャルオリンピックスの開催、認知症施策の推進条例、オレンジタウン構想の推進、子ども未来基金の創設など、「すべての人が輝く愛知」の実現に向けて全力で取り組んできた1年でありました。
 また、2026年のアジア大会の開催都市契約の締結、愛知デスティネーションキャンペーンなど、愛知の魅力も発信いたしました。全国で初めてとなる5Gを活用した遠隔型自動運転の実証実験、Aichi-Startup戦略の策定など、産業首都愛知の経済力、産業力を大いに高めた1年でありました。そして、それを更に前進させるのが2019年度でございます。
 2020年の東京オリンピック・パラリンピック、そして2023年の技能五輪国際大会、2026年のアジア大会、2027年のリニア中央新幹線の開通を見据え、着実に歩みを進めるとともに、愛知の魅力を一層磨き上げ、愛知を更に前進をさせていきたいというふうに思っております。
 さて、先の2月議会では平成31年度当初予算を議決いただきました。一般会計2兆5,125億円、特別会計・企業会計合わせますと4兆1,638億円の予算であります。未来に輝く愛知を創ってまいりたいという思いを込めて、「未来へ輝く『進化する愛知』を創る予算」とさせていただきました。
 加えて、豚コレラの追加の緊急対策として予算額4億5,620万円、債務負担行為13億4,774万円の平成31年度補正予算も御議決をいただきました。
 先月末、瀬戸市、田原市の養豚農場の豚から豚コレラの感染が確認されました。引き続き、愛知の畜産を守るため、豚コレラの防疫対策と感染防止対策に全力を尽くしてまいります。そして養豚農家の経営再建にしっかりと取り組んでまいります。
 さて、今年度の取組として、まずはジブリパーク構想の推進であります。2022年秋のオープンに向けてしっかりと着実に進めてまいります。
 また、リニア大交流圏の形成にも力を注ぎ、名古屋駅のスーパーターミナル化、鉄道・道路ネットワークの充実強化、港湾の機能強化など、社会基盤の整備を着実に進めるとともに、LCC向けターミナルの整備、航空ネットワークの充実、2本目滑走路の早期実現などにもしっかりと取り組んでまいります。
 また、「産業首都あいち」の実現に向けて、製造品出荷額が41年連続日本一を誇る愛知の産業力と県別GDPで全国2位になった経済力を一層強化してまいります。自動運転などの次世代自動車や航空宇宙、ロボットの分野を始め、ICTやAIなどのデジタル分野まで幅広く産業集積を進めるとともに、スタートアップ支援に戦略的に取り組むことで、次々とイノベーションを巻き起こす世界一の産業の革新・創造拠点を目指してまいります。
 8月30日には、常滑市の空港島に国内最大級の愛知県国際展示場 Aichi Sky Expoがオープンします。こけら落としのイベントとしてeスポーツの国際大会を開催いたしますので、大会を成功させ、新しく誕生する展示場を国内外へ大いにPRしていきたいと思います。
 11月には、G20の外相会合が愛知・名古屋で開催されます。会合の成功に向け万全を期すとともに、愛知の魅力を世界に向けて発信してまいります。また、6月には全国植樹祭、8月からはあいちトリエンナーレ、9月からはラグビーワールドカップ、11月には技能五輪全国大会・全国アビリンピックと、大変行事の多い年になります。しっかりと準備を進め、大いに盛り上げてまいります。
 いよいよ新年度が始まりました。最初から全力で、まさにロケットスタートで職員一丸となって取り組んでまいります。先ほど局長会議も行いました。初めての組織改正ということで、大きな組織改正でありまして、局制のスタートということでございます。しっかりと取り組んでいきたいと思います。
 県民の皆様、そして県政記者クラブの皆様にも一層の御支援をいただきますよう心よりお願い申し上げまして、新年度に当たっての御挨拶とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

(2)平成31年度の知事の名刺を使った県産農林水産物のPRについて
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/shokuiku/h31meishi.html)

 平成31年度の知事の名刺を使った県産農林水産物のPRについて申し上げます。
 愛知県では、あいちが誇る全国トップレベルの農林水産物の更なるブランド力の強化、県産農林水産物全体のイメージアップを進め、需要拡大を図っております。
 その取組の一環として、今年度も私の名刺に愛知の農林水産物の図案を入れて、県内外へPRを行ってまいります。これは平成23年度から毎年取り組んでおりまして、今年度で9年目を迎えます。
 今年度PRする品目は、産出額等が全国上位である「茶」、「牛乳」、「マイワシ」、「ぎんなん」、「豚肉」、「守口大根」の6品目であります。
 今回初めて取り上げるマイワシは、近年漁獲量が増えておりまして、強い体を作る栄養の宝庫と言われております。
 4月になってからは、既にお茶の図案を入れた名刺を使っておりまして、今後とも名刺を使って本県の農林水産物をしっかりとPRしてまいります。
 資料を御覧をいただきまして、資料の2枚目ですね。こういう形で2か月ごとにこうした形でPRをしていきますので、よろしくお願いをいたします。
 別紙の2がその産出額ということでございますが、やはりあれですね、牛乳、豚肉、畜産はやはり、値段が張るといいますかね、やはり農業生産額に占める割合が非常に大きいということなので、そういう意味では、愛知の豚、今回の豚コレラは大変、私どもは大変厳しく受け止めております。しっかりとやっていきたい、対応していきたいというふうに思っております。
 なお、お茶につきましては、今年の11月、西尾市におきまして、「全国お茶まつり愛知大会」が開催をされます。しっかりとPRをしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

(3)本県の養豚農場で発生した豚コレラの防疫措置状況について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/chikusan/chikusan-csf.html)

 豚コレラの発生状況、防疫措置の状況について私からも、先ほど局長会議でも少し申し上げましたが、申し上げたいと思います。
 先ほど報告を受けましたので申し上げますが、3例目、4例目、5例目、6例目につきましては、当初のですね、飼養頭数は、これは農家への聞き取りということで1万4,000頭を超えていたということでありますが、実際に殺処分、防疫措置に入りまして、最後、数はやっぱりきちっと精査しますが、今のところ1万3,000頭余りということでございまして、それを今朝のですね、田原市の分について、今朝の8時に殺処分は完了をいたしました。あとは埋却処分で、今週いっぱいといいますか、4月の5日か、最後、終わるのが。4月の5日ということでですね、更に作業を進めてまいります。現場で全力で取り組んで封じ込めを図っていきたいと思っておりますし、愛知の畜産、日本の畜産を守るために全力で取り組んでいきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)新年度の御挨拶
【質問】 愛知県では今年1年、様々なイベントが相次ぎますが、どのように取り組んでいきますか。また、これを機会にどのようなところを全国あるいは世界へ発信していきたいと考えていますか。
【知事】 今年度改めてというよりも、ずっと、去年、その前からずっと連綿と続いてきてますので、いよいよその準備段階を経てですね、今年度様々に、次から次へとやってくるということなので。どれもこれもですね、大きな節目の行事だろうと思いますので、しっかりと取り組み、進めていきたいというふうに思っております。
 そういう意味で、日本国内にアピールできるもの、それから国内外にアピールできるもの、たくさんあろうかと思います。改めてですね、愛知の様々な魅力、力をですね、産業力、文化力、そしてまた、様々な地域の魅力をですね、大いに発信をしていきたい。そういう元気の出る1年にしていきたいというふうに思っております。

(2)愛知県議会議員一般選挙について
【質問】 先週末から愛知県議会議員一般選挙が始まりましたが、半数近くの選挙区で無投票当選となるなど、盛り上がりが心配されています。この選挙期間中、どのような論戦を期待しますか。
【知事】 先週金曜日、29日からですね、愛知県議会、名古屋市議会の選挙が告示、スタートいたしました。
 4年のですね、任期ということで、これからの4年間を決める大変大事な選挙、愛知・名古屋のね、行く末を決める大事な選挙でありますので、私からお願いしたいのは、是非、有権者の皆様には、1票を行使していただきたい。是非、投票所にお足を運んでいただいてですね、またそれぞれの皆さんのね、思う方を投票していただきたい。
 とにかく民主主義の原点は選挙でありますから、投票にですね、参加をしていただくということが一番の原点でありますので、是非多くの方にですね、御参加いただきたい。心からお願いを申し上げたいというふうに思っております。それがまず第一でございます。
 それとですね、確かに無投票という形が多かったということでありますが、やはり3月半ばぐらいにいろんな新聞報道等々で今回こんなに無投票が多いとなった途端にですね、いや無投票阻止だといって幾つかのところが手続されたということで、当初の想定よりも無投票の数が減ったというのはあろうかと思いますが。それにしても、過去最多でしたっけ、ということでありますので、その点はですね、これは立候補者、立候補される方、そして有権者のですね、そういう雰囲気、空気ということもあろうかと思いますが、基本的には私はね、やはり選挙は4年に1回、どういう形にしろやるべきだ、あった方がいいというふうに思います。どういう形でもですね。
 ただ、それでも立候補の手が挙がってこないということについては、まあそれはそれぞれの選挙区事情なのでですね、それは了としなければならないのではないかと思いますが、基本的には選挙はあった方がいいというふうに思います。
 ただ、今回、これに至る理由、要因等々は、それぞれ皆さんがね、分析をされておられることだと思いますが、やはり定数2の場合だと、どうしても愛知県の場合は自民党系ともう一つの野党系をすみ分けてしまうということで、なかなか選挙になりにくいということ、それから1人区ではどうしても保守系という形になりやすいということ等々でですね、どうしても、県議会議員選挙は定数が小分けなのでどうしてもそうなる。これはもう全国的にそうじゃないでしょうか。
 ですから、定数が3以上のですね、ところだと、やはり複数政党が、主要政党は必ず出してきますので選挙戦になるわけですけども、その選挙構造そのものにもよるところはあるのではないかなという気はしますね。それは別に愛知県の話ということだけではなくて、全国的にどうするんだということは、やはり議論をいただくということが必要ではないかと思います。
 現に、名古屋市議会は全部中選挙区ですから、1選挙区だけが無投票で、あとは全部。結構定数も減りましたしね。7減なので、定数減ったところも含めていけば、やはり激戦区が多いという感じがいたします。
 そういう意味でですね、そこはやはりよく、これは愛知県だけというよりも、全国的に議論していただくということではないかというふうに思います。
 それが1点と、あとはですね、やはり、これも新聞報道で言われているとおりですけど、自民党系に対して野党系、与党系に対して野党系の方が力が弱まっているので、調整する力がだんだん落ちてきているということはあるのかもしれません。あるのかもしれません。
 それ以上に、さっき言った選挙区の区割りがですね、どうしても2人区、1人区というのはそうなりがちなところがあるのではないかなという気がしますね。一方で、労働組合の強いところは、みよし市選挙区なんかは1人区でね、自民党は調整しませんからね。それで無投票だということ。愛知県の場合はそういうところはほかにも、実際問題そういう事情のところはほかにもまだあるんじゃないでしょうか、現実にね。
 そういう意味で、これ1人区、2人区ということがやっぱり大きな、そういうふうな形になっていくということではないでしょうかね。そういうこと言うとあれですけど、東三河は豊橋市以外は全部無投票ですからね。それはいいか悪いかというのは私がコメントすることでありませんが、やっぱり選挙区の状況がそういうことだとそういうことになりやすいというのはあるんではないかというふうに思います。それを受けてどういうふうに、全国的にどういうふうにそれを考えていくのか。愛知県だけ別のことをやるということは、多分それは難しいでしょ、やっぱり。全国的にどうするかということではないでしょうか。
 そういったことを、今回、無投票がこれだけ増えてくると、そこはやはり突きつけられてくるのではないかなという気がいたします。感想めいたことしか申し上げませんが。
 それと最後にもう一つ、一言付け加えて言えば、統一地方選挙はね、4年に1回、その地域の方向を決めていく大変大事な選挙でありますので、先ほど申し上げましたが、やはりまずは投票に参加をしていただきたいというふうに思います。その上でですね、それぞれの皆さんの思いを込めて1票をね、投じていただきたいと。そのことを是非お願いしたいというふうに思います。
 そして、統一地方選挙、前半戦が県議会・名古屋市議会の選挙で、その後が、後半戦が市町村長さんと市町村議会の選挙がありますので、またより身近なですね、選挙戦も始まりますので、是非投票に行っていただいて、民主主義の原点である選挙に参加をしていただく、そのことを是非お願いしたいというふうに思っております。

(3)本県の養豚農場で発生した豚コレラ(患畜)について
【質問】 先週、愛知県の養豚農場で豚コレラの患畜が相次いで確認され、県内6例目となりましたが、知事の受け止めをお願いします。
【知事】 これはですね、先ほど申し上げましたが、愛知の畜産、日本の畜産を守るためにですね、全力で取り組むと。現場で、この防疫措置にですね、死力を尽くして取り組んで封じ込めていくということに全力で取り組んでいきたいと思います。
 あわせて、困難な状況に立ち至っているこの養豚農家、一番苦しんでいるのはこの養豚農家であります。ましてや感染経路が分からない、どういう原因でなったか分からない。消毒措置、防疫措置はずっとやってきたにもかかわらず、この豚コレラウイルスの侵入をしてしまってですね、突如降って湧いたようにですね、手塩にかけて育ててきた豚をですね、全頭殺処分という大変悲しい事態に直面するということについては、もう本当に言いようのない悲しみにですね、包まれていると思います。そういった方にしっかり寄り添ってですね、私どもは経営再建をね、果たしていただけるように全力で取り組んでいくということだと思っております。
 いずれにしても、原因が分かれば、感染経路が分かればですね、その対応が、そこをシャットアウトするということができるんだろうと思いますが、何といってもですね、これだけやっても分からないわけでありますから、我々としては、とにかく防疫措置に全力を尽くして、もうとにかくこれ以上発生しないようにですね、死力を尽くして取り組んでいくということだと思っております。
 そしてもう一つはですね、私は、今回やはり、田原市の方は野生いのししの感染は確認されておりませんのであれでありますが、野生いのししに感染、まん延して、それが養豚場にまでですね、感染したということは、これはもうほぼ間違いないだろうと思いますので。そういう点では、この野生いのししへのワクチンの投与ということも、これは効果は少し、長い目で少し見ていかないかんのだろうと思いますが、これもやりつつですね、どこまでのことができるかはあれですけど、やはり野生いのししを駆除していく、もっともっと頭数をね、劇的に減らしていくということをやらないとですね。それはワクチンを使ってその豚コレラウイルスの感染を止めるといっても、本当にそのワクチン食べてもらえるかどうかというのは非常にどうなのか、これからの話ですから。
 一番手っ取り早いのは、そりゃ野生いのししをね、もう劇的に数を減らしていくということではないかと。いや、そう簡単にできるかとはね、私もあれですよ。もちろん部局にはですね、劇的に減らす対策をね、持ってこいと、検討しろということは指示をしておりますが、是非それはね、やっていきたいというふうに思います。
 渥美半島には元々いなかったはずですから、野生いのししは。今、知多半島にもいないんです。野生いのししは。ですからですね、渥美半島は、私は撲滅できるんではないかと思えてならないんですね。
 何であそこに、山が続いているわけじゃないのにですね、何でって、あれは人が放したんではないかと言われているんですね、今から20年ぐらい前。30年ぐらい前はおらんかったと言うんですよね。だから、これはですね、数は少ないかもしれませんけれども撲滅できるはずなんですね。ですから、そういったことに私はね、全力で取り組んでいく必要があるというふうに思っております。
 私、聞いた話ですけどね、昔、江戸時代に徳川秀忠将軍のときに渥美半島で大規模な鹿狩りやってですね、武士が半島をだーっと行って、一人一人全部こう等間隔でもって根元から伊良湖の方までだっだっだっだっと行ってですね、全頭撃ち殺したと。だから、ずーっとしばらく渥美半島に野生の鹿、いなかったと。当時の武士は世界最強という侍集団でしたからね、そんなことができたんだろうと思いますが、そんな逸話もね、話も聞きましたんで、やれんことはないのではないかというふうに思います。
 是非ね、野生いのししの頭数、駆除、劇的に減らすことをね、これはみんなで知恵も力も出してやるということではないでしょうか。そういったことも是非ね、取り組んでいければというふうに思います。
 それと、豚コレラ対策はとにかくこの養豚農家に対して寄り添って、経営再建を果たせるようにしっかり頑張っていきたいということ、そして愛知の豚肉はですね、安心・安全でおいしいということも引き続きですね、しっかりアピールしながら、風評被害の対策を全力で取り組みたいと思います。

(4)改正出入国管理法の施行について
【質問】 改正出入国管理法が施行され、今後、多くの外国人材が入国することが想定されます。愛知県は全国で2番目に在留外国人が多いということですが、知事の所見をお願いします。
【知事】
 今日4月1日から新たな在留資格制度がスタートいたしました。
 まだまだスタートしたばかりなのでですね、この受入れ等々については、まだ受入れ試験、資格試験等々、希望に十分対応できないというようなこともお聞きをいたしますが、最初はやはりね、当初の制度設計の仕立てどおりに、100パーセントね、うまくワークするということにはならないのかもしれませんが、これは徐々に徐々に、やはり慣れてきて定着してくるんだろうと思います。
 そうなりますと、私ども愛知県には元々、今、現段階でも東京都に次いで2番目に多い外国人材を受け入れているわけですから、この方々にですね、引き続き、我々、外国人材受入れを推進、進めていくための協議会を、県が事務局、音頭を取って、国の機関7機関、それから愛知県の経済団体、労働団体、そして関係の業界団体全部入れて、あと市町村も入れた協議会を作っておりますので。そこで取り組んでいく視点として、一つは労働環境の整備、それから生活環境の整備、日本語教育の充実、この三つの視点をね、しっかりとやって、これまでもしっかりやって取り組んできましたが、これからもしっかり取り組んでいって。労働環境の整備、労働法制を遵守してやるのは当たり前のことでありますが、これをしっかりやっていただくことと併せてね、生活者としても、勤労者だけではなく、生活者としても受け入れていって、円滑に地域社会の担い手としてね、外国人材が地域社会に受け入れていただけるように、円滑にね、受け入れていただけるように、我々行政としてもしっかり取り組んでいきたい。改めてそういうふうに思っております。