知事の記者会見
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平成31年4月8日(月) 午前10時
1 知事発言
(1)第91回選抜高等学校野球大会における東邦高等学校の優勝について
 皆さん、おはようございます。4月の8日のですね、月曜日午前10時、定例の記者会見を始めさせていただきます。
 もう先週になりますが、先週、4月3日のですね、選抜高校野球におきまして、東邦高等学校がですね、優勝されたということを改めてお祝いを申し上げたいと思います。
 もう既にコメントも発表させていただいておりますが、平成最初の優勝と平成最後の優勝ということで、素晴らしい優勝だと思います。ミラクルかなというふうに思います。素晴らしい優勝でした。
 またね、胸を張って帰っていただきました。これからもうすぐ切りかえて、夏に向かって、春夏連覇に向けてですね、頑張るというふうにお聞きをいたしております。是非、平成最後の優勝と令和最初の優勝をね、勝ち取っていただけるように、大いにですね、前進をしていただきたい。心から期待、祈念をしたいというふうに思っております。おめでとうございました。

(2)広東省人民政府の馬興瑞(ば・こうずい)省長の来訪について
 今日はですね、私は朝から、9時過ぎからですね、先ほどまでちょっと準備、少しあれしたのは、9時過ぎから広東省のですね、馬興瑞省長始め一行が今日こちらに来られておりまして、先ほどまでずっと御一緒でございました。
 ロシア、韓国を訪問され、日本を訪問して、この後、東京でですね、ビッグベイエリアのですね、構想、いわゆる香港、マカオ、広州、深セン、広東省の珠江デルタの9都市の一体化という、そういったですね、中国の習近平首席肝煎りの国家プロジェクト、ビッグベイエリア構想に関するシンポジウムなどのためにですね、来日されたと聞いておりますが。今日はこの後、トヨタ自動車始め関係の企業さんのところも訪問されると聞いておりますが、大変友好裏に会談をさせていただきました。また近いうちにお会いできればということを申し上げ、友好裏に別れたということでございます。
 これからもですね、広東省は何と言っても、昔も今も中国で最大の経済と貿易の中心でありますし、向こうからもね、愛知県はやっぱり圧倒的に日本で製造業、モノづくり、経済の中心だと。是非これからも交流を深めていきたいというお声をいただきました。我々としても大歓迎でございますので、引き続きですね、広東省ともですね、しっかりと連携をし、協力をしていければというふうに思っております。

(3)フラリエみらい花フェスタにおける「あいち花の交流ひろば」の開催について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/engei/19408hanakouryu.html)

 フラリエみらい花フェスタにおける「あいち花の交流ひろば」の開催についてです。
 県民の皆様に花と緑を身近に感じていただくイベント「第4回フラリエみらい花フェスタ」が4月11日木曜日から14日日曜日まで久屋大通庭園フラリエで開催され、11日のオープニングセレモニーに私も出席をいたします。
 このフラリエみらい花フェスタの中で、56年連続で花の産出額日本一を誇る花の王国あいちを県民の皆さんに知っていただくため、あいち花の交流ひろばと銘打ち、花のPRイベントを開催をいたします。
 このあいち花の交流ひろばでは、愛知県の高品質な花による「あいちフラワーコンテスト」、愛知県の新品種の展示やブーケ作りの体験講座などの実施をいたします。
 また、6月2日に開催する「第70回全国植樹祭あいち2019」をPRするため、インスタ映えする写真スポット、木材とあいちの花を使ったディスプレイを設置をいたします。是非、フラリエにお越しをいただきたいと思います。
 また、愛知県では、豚コレラの発生を受け、その感染の拡大防止に総力を挙げて取り組んでおりますが、あわせて豚コレラに関する正しい知識の普及や消費拡大のための活動を展開していくことが大切だと考えております。
 そこで今回は、消費拡大イベントの一つとして、フラリエみらい花フェスタにおいて、豚肉消費拡大に係るポスター掲示やチラシを配布するとともに、バーベキューレストランガーデンキッチンフラリエの協力により、愛知の豚肉応援メニューを100名の方に提供します。
 このメニューは大人気でありまして、既に予約でいっぱいとなっていると伺っておりますが、今後ともこうしたPRイベントを継続して実施をしてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 資料を御覧いただきますと、まあこんな形でですね、なっておりますので、よろしくお願いをいたします。
 この、3のこの写真スポットイメージというのは、これはさっき申し上げた第70回全国植樹祭あいち2019PR装飾ということで、ここで写真を撮ってもらうようなところをですね、作りたいということでございます。
 裏面、2ページいきますと、県産花きの展示とか花の体験講座、それからあいちの豚肉応援メニューというものもですね、限定100人ということでありますが、提供したいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
 このフラリエみらい花フェスタというのは、平成27年(2015年)に全国都市緑化フェアを契機として、2016年4月から毎年開催されておりまして、造園とかガーデニングのですね、方々中心に、フラリエでですね、開催するということで、今回で4回目ということでございます。引き続きですね、しっかりと盛り上げていければというふうに思っております。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)統一地方選挙の結果について
【質問】 昨日、投開票のあった統一地方選挙について、全国では大阪で大阪維新の会が勝利しました。一方、県内では与野党の構図にあまり変化はありませんが、共産党が議席を失い、減税日本が議席を獲得しました。こうした全国と県内の結果について、知事の所見をお願いします。
【知事】 昨日は統一地方選挙前半戦ということでありまして、全国で知事選挙、ほぼ、ほとんどのところのですね、道府県会議員選挙と、そして政令市の議会選挙ということでありました。
 知事選とか、大体全体的な傾向は、事前のですね、各報道機関等々の調査なり報道で言われていたこととほぼ同じ傾向というか、同じということであったと思いますので、そういう意味では想定内ということではなかったかと思っております。そういう意味で、あらかじめ報道されたこととはそう大きく離れておりませんので、そういうことかということで受け止めたということです。
 ただ、選挙というのはね、やはりそれぞれその結果が出たことを、自分の選挙は別ですけどね、我々としては、それを「ああそういうことか」ということで受け止めるということではないかと思っております。
 もちろん選挙ですから勝敗がつきますので、当選された方にはですね、心からお祝いを申し上げたいというふうに思っておりますし、有権者の方にですね、いただいた負託をですね、しっかり受けて、選挙中にお約束をされたこと、そしてまた様々な課題について真摯に向き合って、その負託に応えられるように、また全力で頑張っていただきたい、心からエールを送りたいというふうに思っております。それが1点。
 愛知県内におきましても、これも大体、事前といいますかね、大体選挙の構図からして、議会構成がそう大きく変わるわけではないということだと思いますので、そういう意味では基本的な構造は変わらないと。
 私にとりましては、2月の自分の選挙を一緒に戦っていただいた同志の皆さんが大体、ほぼですね、各政党・会派、勢力的にはほぼ現状維持ということなんでしょう、実質的にはね。ということなので、引き続き、また県議会の皆さんとはしっかり連携しながら、また切磋琢磨しながらですね、県民のために政策を積み上げて、そしてこういう時代ですからスピーディーに、とにかくスピーディーにね、スピード感を持って、着々着とですね、やって、そして、我々は結果を求められますので、しっかりと結果を出す、実績を出すということでやっていきたいというふうに思っております。
 現状、日本全国どこよりもスピーディーにですね、全てのことをやって着々と実績、結果を上げてきているというふうに思っておりますので、引き続きこういう方向でやっていきたい。こういう愛知県の経済がしっかり成長しですね、若者、女性、そして高齢者、障害を持った方の雇用を作り、そして更に地域を元気にしていくというですね、このいい循環、流れを引き続き前進をさせていきたいというふうに思っております。
 それと、もちろんあわせてですが、選挙でありますので、当選された方には心からお祝いを申し上げたいというふうに思っております。
 また引き続きですね、これも有権者の皆さんにですね、いただいた御負託をですねしっかりと受け止めて、選挙中に約束したこと、そしてまた今の現状を含め愛知県の課題はたくさんございますので、そうしたものを一つ一つですね、善処させていけるように頑張っていただきたいと思いますし、ともに切磋琢磨しながらですね、一緒に愛知県を前に向けてね、進めていきたい、その思いでいっぱいでございます。
 個別の選挙区が、どこのということは申し上げるのはどうかとは思いますが、激戦区でありましたので度々と私もお伺いしましたが、例えば豊橋市選挙区なんかはですね、主要政党全ての方が名乗り出る、現職、新人、入っての大激戦区でありました。私も4度行ったかな。でありましたが、はっきり言って、新人の若い候補者の皆さんがね、私も一生懸命応援させていただきましたが、みんな頑張ったなと、よく頑張ったなと、よく議席を得たなという思いかなというふうに思います。
 その頑張りにね、心から敬意を表したいと思いますし、ああいう、本当にね、全力投球で頑張るという姿を見てね、自分もあのぐらいの年格好のときはああいう感じで頑張っとったんだなと思い起こしながらですね、頑張れよという形でね、私も応援にはちょっと力が入ったかなというふうに思っております。
 その今回当選の栄を勝ち取ったことについてはね、この感激をね、しっかり忘れずに、初心を忘れずに、有権者の皆さん、そしてまた県民市民の皆さんのね、負託にしっかりとお応えできるように精進して頑張るということでね、やっていただきたいということでございます。大いにエールを送りたいというふうに思っております。
 これで議会の構成が決まったわけですから、引き続きですね、基本的な議会の構造はその前ともほぼ変わらないということだったので、引き続きですね、議会とはしっかりと連携するときは連携する、そして切磋琢磨するときは切磋琢磨する、そしてまたきっちりとですね、議論を積み重ねながら、とにかく前に向いて、愛知県をですね、前に向けていけるようにしっかりと取り組み、進めていきたいというふうに思っております。
 我々、地方政府は首長と議会が二元代表ということで車の両輪ですから、お互いがですね、やはりそれぞれ民意を得て出てくる。お互いでやはり切磋琢磨しながらですね、県政運営を前に向けて進めていきたいというふうに思っております。

【質問】 愛知県議会議員選挙で共産党の議席がゼロとなりました。全国の都道府県においてもかなり珍しいことかと思いますが、知事の受け止めをお願いします。
【知事】 4年前の前まではしばらく、12年間でしたっけ、共産党さん議席が無かって、前回、2議席ということでありましたが。今回はですね、名古屋市内の定数2のところで自民党と共産党というのはちょっとこれイレギュラーだったかなという感じはしますのでそこはあれですけど、やっぱり定数の5の豊橋市選挙区はね、やっぱり大変なポイントだと思っておりました。ここでですね、保守系の方々ね、新人の皆さんが頑張れば、競り勝てるのではないかという思いはありました。ですから、重点的に私も参りました。4度入りましたので、そういう意味では、結果は出たのかなというふうに思っております。
 それと、2か月前の私の知事選挙の時もですね、共産党の候補の方は票が出ませんでしたので、そういう意味では、2か月前に自分としてもその役割の一端は果たすことはできたかなというふうには思います。ですので、そういう意味で、今回はそういう結果が出たんではないかというふうに思っております。あと、名古屋市内でもあれですね、市会議員選挙でも、共産党さんは相当議席を減らしてますね。だから、そういう流れということなのかなという気はいたしますけどもね。
 いずれにしてもですね、我々、出てきた結果を受けて、やはり議会としっかり向き合ってね、やっていくということではないかというふうに思っております。
 ただ、もう一つあるのが、やはり愛知県というか名古屋市のような政令市がどうしても、政令市は区単位で選挙区になるじゃないですか。そうするとですね、5とか6という大選挙区、6・7とかいう大選挙区が愛知県は、作りにくいので、そうすると、なかなかあれですね、ああいう何て言いますか、共産党さんというか、いわゆる少数勢力の方が議席を得るというのは難しくなりがちではあるなという感じはしますけどね。
 ただ、いつもいないわけじゃない、議席が無いわけじゃないので、たまたまということではないかと思いますけども。

【質問】 名古屋市議会議員選挙では減税日本が躍進し、県議会議員選挙でも4年ぶりに減税日本の議員が議席を得ました。このことについて知事の所感をお願いします。また、減税日本は都構想を掲げる大阪維新の会と連携していましたが、その影響があったと思いますか。
【知事】 都構想といってもね、河村さんが都構想を言っているわけじゃないので。むしろ、私と約束したにもかかわらず、翻したというのが現実ですから、全く関係無いんじゃないでしょうか。
 それと、大阪の話は愛知県には関係ありませんね、基本は。愛知県の人は何とも思ってないじゃないですか、基本的に。
 経済総生産も大阪府を上回っておりますから、そういう意味では、愛知県の人はみんな我々の方が、正直言って県民的には我々の方が上だとはっきり思っているんじゃないですか。現実にそうだと思いますけどね。ということだと思います。それはほとんど何の影響も無かったということではないかと思います。
 名古屋市内で減税日本のですね、関係の市議の皆さんが増えたということは、それは皆さん頑張られたということではないでしょうか。そういう意味では、その議席をいただいた皆さんにはね、心からお祝い申し上げたいと思いますし、また、引き続き市民の期待に応えて、負託に応えてね、しっかり頑張っていただければというふうに思っております。
 ただ、そうは言っても、定数が7減った上でですから、自民、新政あいちというか名古屋民主ですか、新政あいち、名古屋民主、それから公明党が1議席ずつ減ったのかな、ほぼね。だから、そういう意味では、基本的な割合というか枠組み、構造は変わらないということだと思いますので、名古屋市議会と河村さんとは引き続き、どういうふうな形でやっていくかあれですけども、議会の方の主導権はこれまでの3会派が引き続きとっていくんだろうということだと思いますので、引き続きそうしたことについては注視をしていきたいというふうに思っております。
 県議会議員さんに減税日本の方、1人できたとしても、それはあれじゃないでしょうか、市民・県民の負託を受けたということでありますから、当選されたということについては心からお祝い申し上げたいと思いますし、議席を得られたのでありますのでね、しっかりと頑張っていただきたい、心からエールを送りたいというふうに思っております。

【質問】 愛知県議会議員選挙では投票率が過去最低となり、盛り上がりに欠けた選挙になったとの指摘もあります。投票率に関してどのように考えますか。
【知事】 傾向的にずーっとこう下がってきてますのでね、この傾向的なトレンドといいますかね、流れということかなというふうに思います。
 その投票率もさることながら、やっぱり無投票がやはり増えているということ。今回4割でしたっけ。無投票で議席が決まるのが4割。そして残ったところもですね非常に、傾向的に下がってきているということでありますので、これはですね、私は、民主主義の原点というのは選挙でありますから、是非ですね、投票に行っていただいて、自分の一票一票をですね、行使するということを。
 こういうのはやっぱり習慣なんですよね、どちらかというとね。ですから、選挙に行くんだということをね、しっかり体に覚え込ませていただけるように、若い人にね、是非投票に、18歳になったらやはり選挙に行く、投票に行くという形でね、覚え込んでいただいて、やっぱりその度その度ごとに投票に行っていただくということを、是非お願いしたいなというふうに思いますのでですね、これからも引き続き我々はそういった選挙に行く、投票に行っていただくということについてのアピール、PRを着実に、地道にやっていきたいなというふうに思っております。
 2月の時は、1月2月の選挙は、自分の選挙も寒くて、1年で一番苛酷な条件でですね、この寒いのに外に、投票所にわざわざ行ってもらうのかというようなあれはありますし、今回はですね、こんなに天気が良くてですね、行楽のシーズンと重なるとやっぱりこれもいかんのかなという思いもしましたけどね。花見に行ったついでに、外出たらやっぱりついでに投票所に行って、また花見行ってとか言ってずーっと言いましたけど、引き続きしっかりPRをしていきたい、アピールしていきたいというふうに思います。
 次は夏の参議院選挙なのでね、統一地方選挙と重なる参議院選挙。亥年の選挙はですね、やっぱりみんな統一地方選挙でやれやれということになって投票率も下がると、あんまり盛り上がらないということはよく言われますので、そうならないようにですね、しっかり、我々自身もしっかり盛り上げてね、いきたいなというふうに思っております。

(2)イチローさんへの愛知県県民栄誉賞の授与について
【質問】 イチローさんが現役引退を表明した際に、知事は県民栄誉賞の授与の考えを示しました。先日、イチローさんは国民栄誉賞を辞退したとの報道がありましたが、県民栄誉賞の授与について、その後の進捗を教えてください。
【知事】 国民栄誉賞についてですね、政府の方は検討され、内々に、人づてにですね、御本人の感触を確かめたところ、御辞退という話をお聞きをいたしました。
 あわせまして、私どももですね、県民栄誉賞という形のことはいかがなものかと、どうかということで内々、人づてにお話といいますかね、御本人に伝わるようにという形でさせていただきましたが、併せて御辞退ということでありましたのでですね、これからの活躍をね、しっかり見守り、応援をしていきたいというふうに思っております。
 イチロー選手につきましては、これまで愛知県の特別表彰を平成6年か。1回、例の210本の日本新記録出した時、まだ本当に若いころね、オリックス時代に1回差し上げて、あとは同じように、大リーグに行って活躍された後はですね、それぞれ、やっぱり人づてにあれしましたけど、御辞退ということでありました。
 同じですので、我々もですね、何と言いますか、日本という枠組みではなくて、やっぱり日本とアメリカ、むしろアメリカにおけるさん然たる活躍なので、これからもですね、アメリカ・日本、日米を股にかけてですね、世界中にね、やはり野球というスポーツを通して青少年のね、夢を育む、そういう仕事をね、やっていただいて、大いに活躍をしていただきたい。心からエールを送りたいというふうに思います。

【質問】 イチローさんへの県民栄誉賞の授与について、辞退の連絡はいつありましたか。
【知事】 その国民栄誉賞の御辞退という後のすぐですね。併せてというような感じですね。

【質問】 イチローさんへの県民栄誉賞の授与について、辞退の理由は何ですか。
【知事】 同じです。国民栄誉賞の御辞退と。
 私がこれ以上申し上げるのは。同じことですね。