知事の記者会見
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令和元年10月21日(月) 午前10時
1 知事発言
(1)ラグビーワールドカップ2019™におけるファンゾーン(スカイホール豊田)の入場者数について
それでは、皆さん、おはようございます。10月21日月曜日午前10時の定例会見を始めさせていただきます。
ラグビーワールドカップ2019™でございますが、昨日ですね、スカイホール豊田におきますファンゾーンにおきましてもですね、昨日は4,300人という方にお越しをいただき、ほぼ一杯一杯ですかね、ウェールズ対フランス、そして日本代表対南アフリカのパブリックビューイングも行ったということでございます。
 これは収容人数が6,800人ということなんで、まだ後ろの方の見切り席は入れなかったのかな、ということでございますが、前の方というか、ほぼほぼ通常のところは一杯ということでございます。
 まだまだ準決勝、決勝もですね、ファンゾーン、パブリックビューイングを行いますので、多くの皆さんにお越しをいただいて、また盛り上げていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 また、日本代表のね、大活躍に心からエールを送りたいというふうに思っております。また、更にこれから日本のラグビーはね、盛り上がっていくように大いに期待をしたいというふうに思っております。
 日本対サモア戦、10月5日に森先生ですね、オリンピックの組織委員会会長がお越しになりましたが、これからだと。このワールドカップの後が大事なんだということを言っておられましたので、全くそのとおりだと思います。その後のフォローをね、今は盛り上がりますけど、後フォローをね、また皆さんと一緒にしっかりやっていければというふうに思います。
 
(2)東京オリンピックの日本代表として内定した愛知県ゆかりの選手について
 うれしいニュースでありますが、東京オリンピックの日本代表として、愛知県ゆかりの選手として、カヌースラロームで羽根田卓也選手が内定したということでございます。もう既に報道されているとおりでございます。
 ここのところのですね、10月18日から20日に東京都江戸川区で開催されたカヌースラローム競技日本代表選手最終選考会兼第42回NHK杯国際カヌースラローム競技大会でポイントがぐっとね、積み重なったということで、内定ということでございます。
 これで愛知県ゆかりの選手は、8名内定ということでありまして、続々とこうしたうれしいニュースが入ってくることを楽しみにいたしております。
 
(3)台風第19号に対する本県の被災地支援状況について
 台風第19号の支援関係で最新の状況をちょっと申し上げます。
 県職員等々はですね、ずっと派遣をさせていただいております。栃木県でありますとかですね、県警察は宮城県ということでございますが、特にまた栃木県の方にですね、今度は家屋被害の認定調査ですね、を県内各市町村からも派遣調整をし、今月末から継続して派遣をしていくという予定で、今調整を進めております。
 また、長野県へはですね、これは災害関係職員の派遣を行っております。それから、DMATの派遣も栃木県、長野県、宮城県と行っております。そして保健師の派遣は、長野市への派遣をずっと継続して行っております。それから、災害廃棄物の処理の応援職員に関する派遣、これもですね、長野市への派遣ということでですね、具体的に調整といいますかね、今週から派遣するということに相なっております。などなど、これは要請があり次第ですね、迅速に対応していきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 また半年なり1年なりの長期派遣というのはこれから、これからということになろうかと思います。息の長い復旧支援になるのではないかというふうに思います。
 
(4)2019年度第1回「大村知事と語る会」の開催について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/koho/20191031katarukai.html)

 2019年度第1回「大村知事と語る会」の開催についてであります。
 県政の様々なテーマについて、その分野で活躍をされておられる方と直接語り合う県政懇談会を開催しております。
 今年度は2回予定しております。1回目の今回は、10月31日に県庁本庁舎6階正庁において、「国際的な交流拠点を目指して~Aichi Sky Expoオープンを契機に~」をテーマに開催をいたします。
 今年の8月30日に、延床面積9万平方メートルを誇る、国内初の国際空港直結型の国際展示場「Aichi Sky Expo」が空港島にオープンしました。国内外から約1,200名の関係者をお招きして開業式典を行ったほか、開業式典後のオープニングイベントにおいては、KPOPライブとeスポーツイベントを開催し、3万5,000人の方に御来場いただきました。
 その後も、多目的利用地を活用した音楽イベントや地域の観光をPRするイベントが開催され、11月には技能五輪全国大会・全国アビリンピックの開催を予定しております。
 今後、様々なジャンルのイベントや会議に活用いただいて、Aichi Sky Expoが国際的な交流拠点となり、本県の産業力の強化と地域経済の活性化につなげていきたいと考えております。
 そこで今回は、名古屋鉄道株式会社の取締役専務執行役員の岩瀬正明さん、eスポーツのプロチーム「名古屋OJA」を運営し、愛知eスポーツ連合の代表も務める片桐正大さん、愛知県農業協同組合中央会専務理事の加藤勇二さん、愛知淑徳大学の教授で常滑市の観光事業にも取り組んでおられる林大策さん、知多半島5市5町の観光まちづくりのコーディネーターとして活動されている知多半島観光圏協議会の松見直美さん、展示場運営会社である愛知国際会議展示場株式会社代表取締役社長のモルガン・ショドゥレールさんの6名の方にお越しをいただいて、それぞれのお立場から、Aichi Sky Expoの更なる発展に向けて必要な視点や取組について御意見をいただくことといたしました。
 なお、開催に当たりまして、傍聴者30名を本日から募集いたします。多くの皆様からの御応募をお待ちをいたしております。
 また資料をお配りしておりますので御覧いただきたいと思いますが、それぞれのですね、方々のプロフィールも別紙でお配りをさせていただいておりますので、岩瀬さん、片桐さん、加藤さん、林さん、松見さん、モルガンさん、それぞれ御覧をいただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 なおですね、今年は2回を予定しておりまして、2回目はですね、11月下旬の開催ということで、来年、ワールドロボットサミット、そしてロボカップアジアパシフィック2020あいちを開催いたしますので、2回目はですね、11月の下旬に「世界に誇れるロボット産業拠点を目指して~ロボカップアジアパシフィック2020あいちを契機に~」という形で開催をしていきたいというふうに思っております。
 なお、今回はAichi Sky Expoをテーマの中心にいたしますが、お陰様で、8月30日からの、オープンから1か月足らずでですね、様々なイベント等々を通じて、10万人を超える方に御来場いただいております。
 また、これから11月には「技能五輪全国大会・全国アビリンピック」が、また、12月にはですね、中部地区最大級の大規模イベントが相次いで開催される予定でありまして、2020年以降も、6月の「食育推進全国大会」や10月の「ワールドロボットサミット」、「ロボカップアジアパシフィック2020あいち」、11月には2年連続となる「技能五輪全国大会・全国アビリンピック」が開催されるほか、ロボット・農業関係の展示会、大規模な学術総会などの開催が決定をされております。今のところ、2019年度の利用見通しについては、目標といたします稼働率15パーセントを大きく上回る見通しとなっておりまして、手応えを感じているところでございます。
 引き続きですね、運営会社を中心としてAichi Sky Expoの催事の誘致に取り組んでいきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)県からの公開質問状に対する河村名古屋市長の回答について
【質問】 河村名古屋市長が愛知芸術文化センターの敷地内で行った行為に関する県からの公開質問状について、市長から回答があったと思います。河村市長は合法的な街宣活動だったと主張していますが、この回答についてどう思いますか。
【知事】 詳細、全然詳しく見ているわけではありませんが、何か、そういう言い分を言われておりますけれども、全くそうではありませんのでね。県の施設、敷地の中でやられたということについてですね、じゃあ何やってもいいのかということなんですね。全くそうではないということなので、またそれはしっかりと正しいことを申し上げていきたいというふうに思っております。
 なお、あそこは、デッキというのは、ちょっと今確認中ですけどね、敷地のあの線のところは、これ我々、県の愛知芸術文化センターのもので、そういうつくりをしたんでしょうけど、あの反対側は多分、あれはオアシス21ですよね、あれ。あちらの方はね。市の敷地のはずですね。公道ではないはずなんですね。だから、それも駄目ですよ、それ。市の敷地ならいいんですか。ああいうヘイトまがいのスピーチは。
 それと、右翼団体の方々と一緒ではないと言われましたけど、最後、右翼団体の方とヘイトまがいのシュプレヒコールをされてましたよね。シュプレヒコールが記録に残ってますよね。あれ、違うと言うんですかね。一緒にシュプレヒコールをやってましたよね。
 だから、僕は、全く言っていることが、何か自分の都合のいいことだけで、事実をねじ曲げているとしか言いようがないので、それは正しいことを申し上げていくということだと思っております。
 是非正しいことを認めてですね、事実関係をしっかり、事実ですから、事実を認めて、しっかり反省していただきたい。そのことを強く申し上げたいというふうに思っております。
 公道ではありませんよね、間違いなく。ましてやあそこは我々県の敷地なんですよね。施設なんです。そもそも何があってもいけないんじゃないでしょうか。注意されなきゃやってもいいという言い分ですかね。初めて聞きましたけど、そんなことね。じゃあ、名古屋市役所の庁舎の前でも注意されなきゃやってもいいってことですか。それ全くおかしいですね。ということです。
 しっかり、正しいことをまたきちっと申し上げ、突きつけていきたいというふうに思ってます。

【質問】 河村名古屋市長への県からの公開質問状にあるように、謝罪を求めるという点は変わらないですか。
【知事】 もちろん、もちろん、もちろん。私がどたばたしているから、様々にいろんなことをやらないかんので詳細はまだあれしておりませんが、またしっかり詳細を見てね、事実でないこと書かれておられるということであれば、それは事実と違いますね、ということは指摘をしなければいけないというふうに思っております。
 間違った情報がね、流されていくというのは、これは看過できませんのでね。

(2)県の施設の利用について
【質問】 10月27日に県の施設であるウィルあいちで「あいちトリエンナーレ」に関連するイベントを予定している団体があるようです。その代表はヘイトスピーチの問題が指摘された団体の元会長ですが、県の施設の使用についてどう考えますか。
【知事】 報告は受けておりますがですね、最初からヘイトをやるんだというのであればですね、それは御遠慮いただくということがあるんだろうと思うんですけれども、そうは書いてなければですね、なかなかそこを除外するとか、遠慮してもらうというか、排除するということにはなかなかつながりにくいのかなというふうに思っておりますので、そこのところは、どういう会合になるかは後で報告があるのかもしれませんけれども、事前には確かにヘイトやりますよとは言わないんでしょうな、きっと。ということかなというふうに思っておりますけれども。

【質問】 県では過去に不当な差別的言動・デモを行っているような個人等が県の施設の利用を申請した場合は、申請者に利用目的について聴取することになっているようですが、今回は聴取していないようです。この点についての対応はどう思いますか。
【知事】 そういう報告は私のところには来ておりませんが、そういうことが可能なのかどうかも含めてですね、担当には、まだ日がありますのでね、聞いてみるということもあるのかもしれませんね。
 どこまでってのはありますけれども、一応過去にそういう事例があったという方にはそういうことを聞くと。聞いても、多分いやいやとかって言うのかもしれませんが、一応ちょっと担当には確認してみます。

(3)豚コレラ対策の予防的ワクチン接種について
【質問】 豚コレラのワクチンの接種について、進捗状況を教えてください。  
【知事】 この間、15日にですね、国が「豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針」を改定するということに合わせてですね、県内の畜産、養豚、それから農協、それから食肉関係団体、皆さんでね、合意形成をしていただいて、私のところにワクチン接種と豚肉のね、製品の広域流通の確保ということについての御要請をいただきました。それをもって、防疫指針も15日付けで改定ということでありましたから、直ちにですね、予防的ワクチンの接種に踏み切るということを宣言をさせていただいて、今はその手順に入っております。できるだけ早くやっていきたいというふうに思っております。
 もちろん、いろんな形での準備、シミュレーションをやってきておりますので、そういう意味ではもう、最短距離、最速でこれに取り掛かっていきたいというふうに思います。
 我々は予防的ワクチンを接種するという意向とその接種計画を作って国に出して、ワクチンは全部国が持ってますから、それを我々がもらってですね、譲渡を受けて、それでもって打つという形になりますので、その組立ては今やっているところでございます。ですから、近々ということになろうかと思います。

【質問】 豚コレラのワクチンの接種については、今月内には実施するということですか。
【知事】 今月末には打てると思います。打ち始めて、全県ですから、速やかにですね、広げていくということになろうかと思います。
 まずはやはり感染して陽性いのししが確認されている三河山間地域のところからかなとは思っておりますが、順次それは速やかに県内の全頭ね、ワクチン接種に持っていきたいというふうに思ってます。

【質問】 先週、静岡県で野生いのししの豚コレラ感染が確認され、ワクチン接種の推奨地域の豚の数がワクチン備蓄の150万頭分に迫るところに来ています。今後、ワクチン接種の推奨地域が更に広がり、ワクチンが足らなくなることも想定されます。県ではワクチンの備蓄が不足することは想定していますか。  
【知事】 これは、今回の「豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針」の改定のときにね、要は、予防的ワクチン、豚コレラワクチンについて接種していくときに、この分だとですね、広がっていくと足らなくなる可能性もあるということで、国の方が、関係のですね、そうした会社、製薬会社等に増産をですね、要請をして、今、その手順も進んでいるというふうに聞いておりますので、それはあくまでも必要な量については国の方が確保していくということだと認識をいたしております。
 ということなので、まず我々はですね、県内の全頭についてワクチン接種を着実に進めていくということに全力を挙げるということだと思ってます。