知事の記者会見
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令和元年11月11日(月) 午前10時
1 知事発言
(1)「Central Rally Aichi/Gifu 2019」の来場者数等について
 おはようございます。今日はですね、11月11日の月曜日午前10時、定例の会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 昨日、おととい、9日・10日で行われました「Central Rally Aichi/Gifu 2019」におきまして、来場者は岡崎市の「クルまつり」の参加を含みまして2日間で4万人の方にお越しをいただいたということで、本格的なですね、国際的なラリーレースを拝見をしていただきました。
 来年、「Rally Japan」ということで、11月の19日から4日間、世界ラリー選手権、WRCの第14戦、最終戦が10年ぶりに、2010年まで北海道でやっておりましたが、10年ぶりに日本で開催をされます。
 愛・地球博記念公園に巨大なピットを作ってですね、そこでチューンナップし、整備をし、そしてタイヤ交換も行って、そこからですね、豊田市、岡崎市、新城市、設楽町、それから中津川市、恵那市という6市町の林道コースに出撃をしていくということでございます。公園内でもタイムアタックをやりますので、大変盛り上がるというふうに思っておりますので、また来年のね、大会を成功させていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。

(2)豚コレラワクチン接種の実施状況について
 豚コレラのワクチン接種の実績でありますが、昨日まで、土日もなく、この養豚場に対する豚コレラワクチンの接種を行っておりまして、昨日まででですね、接種17日間でありますが、農場数は73.7パーセント、209農場のうち154農場。接種頭数が24万頭のうち13.7万頭で57.2パーセントということで、順調に接種は進んでおります。今月のですね、後半、下旬までにはですね、何とか打ち終えたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(3)台風第19号の被災地に対する本県の支援状況について
 台風19号等のですね、風水害への、被災地への支援でありますが、現状はですね、栃木県栃木市に県の職員の防災の関係の応援、それから家屋被害の認定調査で県内市町村の職員の皆さんを編成をして応援をさせていただいております。そして長野県には県の職員も派遣をしておりますが、短期派遣というのはですね、今週で一区切りをし、来週からいよいよですね、土木と農業土木の職員を長期派遣として派遣をするということになっております。とりあえず土木職員を来週から2名、農業土木の職員を1名、これは長野県に派遣をするということでございます。これは長野県サイドからの要請に応えてということであります。
 それから、災害廃棄物の応援は、これは市町村の関係の車両と職員を今も派遣をし、今週ぐらいをめどにということでございます。とりあえずそこまでということであります。
 そして、災害廃棄物の広域処理ということで、先週申し上げました千曲市からの要請によりまして、愛知県の産業廃棄物協会と調整を行って、この協会の加盟企業さんがですね、災害廃棄物の広域処理を実施することを決定をし、今日、11日月曜日から現場での仮置場で分別作業に入ります。分別作業を実施をすると。その上でですね、分別をした上で速やかにこの愛知県内に持ってきて焼却処分を行う。あわせて、県の環境局職員2名を仮置場に派遣をし、実際の調整作業も併せて行うということに相なっております。今日からであります。
 
(4)あいち・なごや生物多様性EXPOの開催及び連携事業の募集について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/shizen/expo2020.html)

 あいち・なごや生物多様性EXPOの開催及び連携事業の募集についてであります。
 2020年は、COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)で採択をされました「愛知目標」の目標年でありまして、「国連生物多様性の10年」の最終年となります。
 愛知県では、COP10以来、県内はもとより広く海外まで、多様な主体の皆様とともに、生物多様性を保全する様々な取組を進めてまいりました。この2020年を迎えて、これまでの成果を集大成をし、本県における生物多様性保全の取組を一層推進するため、2020年の1年を通じて「つながる ひろがる 生物多様性の輪」をキャッチフレーズに、この度作成した統一ロゴマークの下で様々な事業を展開し、地域全体の気運の盛り上げを図ってまいります。
 まず、そのキックオフイベントとして、国連生物多様性の10年日本委員会、環境省、名古屋市と連携をして、来年1月11日・12日の土日の2日間、名古屋国際会議場におきまして、COP10以降、本県において多様な主体が取り組んできた成果を共有・発信する「あいち・なごや生物多様性EXPO」を開催いたします。
 このイベントは、2020年の1年を通じて、全国で展開される生物多様性せいかリレーの最初のイベントとして、あいち・なごやで全国に先駆けて開催するものです。
 このイベントでは、生物多様性保全に取り組む多くのNPO、企業、学生等による取組発表を始め、シンポジウム、分科会、「生物多様性交流ひろば」における展示やステージイベントを展開します。生物多様性リーダー・地球いきもの応援団の「さかなクン」による基調講演、「LOVEあいちサポーターズあいち広報大使」のSKE48の皆さんが参加する生物多様性ミニ授業など、どなたでも楽しく生物多様性を学んでいただけるものとなっております。また、地元食材を使ったメニューを提供する生物多様性フードコートも併設します。是非多くの県民の皆様にお越しをいただきたいと思います。
 さらに、2020年の1年を通じて地域全体の生物多様性保全の気運を盛り上げていくため、2020年に県内で、NPO、企業、大学、行政等が実施する生物多様性に関する事業・イベントを、「あいち・なごや生物多様性2020連携事業」として登録をいたします。本日から登録する事業等を募集します。
 登録した事業につきましては、県のWebサイト等に掲載してPRするほか、この度、本県と名古屋市が作成した「あいち・なごや生物多様性2020ロゴマーク」をそれぞれの行事で使用していただいて、統一感をもって気運の盛り上げを図ってまいります。このロゴマークは、2010年のCOP10のときのシンボルマークの「一枚の葉」のデザインをモチーフとして、その後の10年の取組の拡大を「10枚の葉と実」で表したものであります。様々な主体において活発な取組が行われることを期待をするものであります。
 ということで、これがCOP10の一枚の葉ということですね、このデザインを、これを10年で10枚の葉として、「生物多様性2020 AICHI-NAGOYA」ということでね、大分にぎやかい、にぎやかいシンボルマークということでありますが、ということで、これを、この「あいち・なごや生物多様性2020連携事業」に登録をしていただいた事業にこれを使っていただいて、大いにPRをしていただきたいというふうに思っております。本日から登録する事業などを募集をしたいというふうに思っております。
 是非ですね、この1月11日・12日、土日のこの「あいち・名古屋生物多様性EXPO」ということでですね、未来へつなぐ「国連生物多様性の10年」せいかリレーキックオフイベント、成功をさせていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 詳しくは資料をまた御覧をいただければというふうに思っております。シンポジウム、分科会、生物多様性交流ひろばなどなど、盛りだくさんでやってまいりますので、よろしくお願いをいたします。もうこういうPRチラシもできておりますし、連携事業の募集もこういう形でございますので、よろしくお願いいたします。
 「国連生物多様性の10年」せいかリレーはですね、全国を対象としてリレーイベントを行うものでありまして、10年間の「成果」とですね、オリンピックイヤーでありますので、オリンピックの「聖火」を掛けたネーミングということでございます。来年1月から11月にかけて国内各地で行われるわけでございます。ということで、よろしくお願いします。
 1月に私どもがこのキックオフイベントを行った後はですね、3月に地域フォーラム、5月から6月にかけて国際生物多様性の日記念シンポジウム、生物多様性アクションフォーラム、エコライフフェアというのを5月6月に行って、この四つは全部東京都でやるということでありますが、また我々もですね、1月にキックオフイベントをやった上で、また多くの皆さんに御参加をいただきたい。そういう意味で連携事業を募集するということでございます。
 この10年間では、「生態系ネットワークの形成」、「あいちミティゲーション」の推進を柱とする「あいち方式」の取組を全県に展開をしたといった成果でありますとか、県内9地域を生態系ネットワークとして作ったということでありますとかですね、また、今年8月に「愛知県SDGs未来都市計画」を作ったものだとか、大学生が中心となって地元企業と連携をした「命をつなぐプロジェクト」なども行われております。また、「愛知目標達成に向けた国際先進広域自治体連合」も組織をして、サブナショナル政府でですね、連合を組んでですね、2年に1回のですね、そうしたCOPの会合でアピールをしてきたということでございます。
 是非ですね、この「あいち・なごや生物多様性2020連携事業」に、多くの皆さんに登録をしていただいて、県内全体で生物多様性保全の気運醸成を図っていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 例えば、もう連携事業として予定しておりますのは、1月に「海ごみを減らそうプロジェクト・ごみゼロ社会推進あいち県民大会」とか、「あいち森と緑づくり活動発表・交流会」、「東海三県一市グリーン購入キャンペーン」、2月に「2020愛知環境賞表彰式」、2月に「EV・PHV・FCV普及加速フォーラム」、3月に「もりの学舎まつり」などなども、もう予定をいたしているところでございますので、よろしくお願いをいたします。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)台風第19号の被害に伴う災害廃棄物の広域処理について
【質問】 台風第19号の被害に伴う災害廃棄物の広域処理について、本日から分別作業を実施するとの発言がありましたが、これは愛知県産業廃棄物協会の職員が実施するということですか。 
【知事】 産業廃棄物廃協会の職員の皆さんが現地に行って分別をして、それをですね、地元の自治体等と調整するのに県の職員も2名現場に行って、そして立ち会いながら一緒に作業する。
 実際の分別は、そりゃ専門の事業者の皆さんでなきゃできませんのでね。ということなので、どのくらいの人数が行くかはちょっと私のところにまだ報告はありませんが、何人かで行って分別をして、できたものからこちらに運んでくるということになろうかと思います。

【質問】 災害廃棄物の広域処理について、愛知県が受け入れる時期や量など、決まっていることはありますか。
【知事】 そこまでまだ私のとこには報告は来ておりませんが、速やかにということなんでしょう。雪が降るまでには、とにかくそこそこ持ち出したいということではないでしょうか。

【質問】 災害廃棄物の広域処理について、実際の受入れは11月中にできますか。
【知事】 月内でしょう、持ってくるのはね、多分ね。富山県以外はですね、うち愛知県と三重県、三重県にも大きな事業者さんがおられるそうでありますので、それはもう間違いなくそれは月内というか、そりゃ今週内じゃないでしょうかね。1回目が来られるのはね。

【質問】 災害廃棄物の広域処理について、受け入れた災害廃棄物は、最終的にどこに持って行くことになりますか。
【知事】 この愛知県産業廃棄物協会の加盟する企業さんが受け入れていただけるというところに持ってきて、そこが持っている焼却場で焼却をして、そしてその自分が持っているか契約している焼却灰のですね、処分場に処分していくということになります。

(2)台風第15号に対する千葉県知事の対応について
【質問】 千葉県の森田知事が、台風第15号が県内を直撃した翌日に自宅に公用車を使って戻った後の行動について、「私的な視察」をしたと言っているようですが、同じ知事という立場としてこうした対応についてどのように思いますか。
【知事】 もう既に報道されていることでありますから、その報道、こういうことがあったんだということで受け止めさせていただいておりますが、あれだけ大きな被害、災害があったわけですから、やはりですね、そのトップとしてですね、まずは被災地への支援ということに全力を尽くすということではなかったかというふうに思っております。
 あの行動自体ですね、様々に御本人もですね、いろいろ説明、釈明をされておられますが、災害対策本部を設置をして、たとえそこを離れるとしてもですね、常に連絡がとれるようにするとか、指示をきちっとした上でですね、行動するということがなければいけなかったのではないかというふうに思っております。
 私も報道を聞くだけでありますけれども、災害対策本部というのは、形はね、すぐに立ち上げたということではあったんでしょうけれども、実際に被害、災害が集中したのは千葉県の南部の方だったわけですから、そちらの方の市町村に県の職員がリエゾンとして行っていなかったというようなこともね、報道で聞いておりますから、そういう意味では、その立ち上がりについてはですね、初動について、それは極めて遅かったのではないか。
 それから、ああいう大きな被害があるんであれば、まずはですね、やはり自衛隊の災害派遣をですね、要請をするのは県知事の、何ていいますかね、権限といいますか職務でありますから、そういったこともっと早く、いち早くですよ、自衛隊への派遣要請をしていれば、自衛隊は自己完結で、自家発電機も持っておりますから自己完結で道路啓開もやりですね、もっと早く入れたんではないかと言われても、そりゃ仕方がないんではないかと思います。私もそう思いますね。
 我々、台風第19号のですね、愛知県内にはもうほとんど被害がなかったときもですね、市町村に、10か所ぐらいだったかな、それでもやはり県の職員をリエゾンとして送っておりますからね、連絡役として。そういうことは普通にやらなければいけなかったんではないかと思います。それでもって、そういう中で、自宅が心配だから見にいったというふうに言われても仕方ないような行動をとられたというのは軽率ではなかったかというふうに思っております。
 ただ、それ以上のことについては、実態はですね、私も報道を聞くだけでありますから、御本人がそれは説明をする責任があるのではないかというふうに思っております。

(3)豚コレラのワクチン接種をした豚の出荷状況について
【質問】 豚コレラのワクチン接種をした豚の出荷について、11月15日から始まる見通しとの報道がありますが、愛知県の見通しはいかがですか。
【知事】 10月の25日から、大体ほぼ同時期にワクチン接種が始まっておりますから、それがですね、一定の期間が過ぎて出荷が可能になるということになるのはそのくらいではないかということでは、という報道ではないでしょうか。というふうに受け止めております。愛知県内もそのぐらいの時期に始まるということではないかと思っております。
 ただ、どの豚が打った打たないということはですね、これはまさに様々な議論を呼ぶということになりますので、それは言わないということではないでしょうか。それを言った途端に風評被害ということになりますでしょ。ということだと思いますけど。
 愛知県もですね、平成12年まではですね、ですから2000年までは全頭打ってたんです。2000年までは。普通に食べていただいていました。その後、もう発生しないということになって、平成12年までは全頭で、その後はもうほとんど、だんだん打たなくなってですね、最後まで打ったのが平成18年でありますので、それを最後に、平成19年から一切打たなくなったということですので、それまでは普通に打っていたのを出荷して食べていただいていたということでありますから、それは何ら問題ないということであります。