知事の記者会見
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令和2年2月10日(月) 午前10時
1 知事発言
(1)ボイメンファミリーへの「LOVEあいちサポーターズ」委嘱について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/koho/love-aichi-happyou0202.html)

 おはようございます。2月の10日月曜日午前10時、定例会見を行わせていただきます。よろしくお願いいたします。
 それでは、今日はですね、発表事項3点申し上げます。
 まずはですね、ボイメンファミリーへの「LOVEあいちサポーターズ」の委嘱についてということでございます。
 愛知県では、県のPR活動をしていただくため、2015年7月に、エンターテイメントグループ「BOYS AND MEN」に「LOVEあいちサポーターズ あいちエンターテイメント大使」を委嘱し、活動をしていただいているところであります。
 この度、このボイメン弟分のですね、「祭nine.」と「ボイメン研究生(BMK)」、そして妹分の和風エンターテイメントユニット「小野小町」にも加わっていただいて、今後は「ボイメンファミリー」として、皆様に愛知県のPRを行っていただくことといたしました。
 「BOYS AND MEN」を始めとしてですね、各グループとも愛知県を拠点に日本全国で活動をされておりまして、今後は更に海外へと活動の場を広げていかれるとのことであります。
 LOVEあいちサポーターズ「ボイメンファミリー」の皆様には、今後、ライブ・イベントやテレビ・ラジオへの出演、雑誌など様々な機会に、愛知県をPRをしていただくこととなります。
 委嘱式は、2月19日午後3時半から愛知県公館で行いまして、私から各グループに委嘱状を手渡しをいたします。
 今後も、県のPRを行っていただくため、「LOVEあいちサポーターズ」の輪を広げていきたいと考えております。
 資料にありますように、ということでございまして、名前はですね、LOVEあいちサポーターズのあいちエンターテイメント大使ということで、これは変わりませんね。そのままということで。要は、ボイメンの弟分と妹分を加えて「ボイメンファミリー」という形でね、したということでございます。
 そして、その資料の2ページにはボイメンファミリーからのメッセージが書いてありますので、また御参考にしていただきたいと思います。
 そして、3ページが「LOVEあいちサポーターズ」の一覧表。総数は変わりませんね。対象を広げたということでありますので、28組ということでお願いをしております。
 その別紙にそれぞれの、ボイメン、祭nine.、BMK、そして小野小町さんのプロフィールがありますので、御参考にしていただければというふうに思っております。
 この地元といいますか、愛知の特にテレビ局さんがね、各局さんがそれぞれにいろいろ番組を作ったり、いろいろな企画でですね、PRをしていただいておりますので、大変有り難いと思っております。是非ですね、このボイメンファミリーの皆さんに、また愛知のPRも引き続きお願いをしたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(2)「ロボカップジャパンオープン2020あいち」の開催内容と公式ロゴマークの決定について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/robotconv/rcjo2020-logo.html)

 それでは二つ目でございます。「ロボカップジャパンオープン2020あいち」の開催内容と公式ロゴマークの決定について申し上げます。
 3月にAichi Sky Expoにおいて開催する「ロボカップジャパンオープン2020あいち」の開催内容と公式ロゴが決定したので、御報告をいたします。
 この大会は国内の学生を中心としたロボットの競技会です。今年10月に開催するアジア・太平洋地域の学生を中心とした国際大会「ロボカップアジアパシフィック2020あいち」のプレ大会と位置づけておりまして、大会を通じて国際大会の開催気運を盛り上げてまいります。
 開催期間については、既にお知らせをしておりますが、3月の20日金曜日・祝日から22日日曜日の3日間です。
 競技内容といたしましては、記者発表資料の3ページにありますように、自律移動ロボットによるサッカー競技や災害救助を想定したレスキュー競技を始め、5種類のロボット競技を実施をいたします。現在、大学生や高等専門学校生など学生を中心とした56チームが参加を予定をいたしております。
 資料の3ページにね、別紙、「ロボカップジャパンオープン2020あいち」についての競技概要ということで、競技内容として、ロボカップサッカー、そしてロボカップレスキュー、ロボカップ@ホームですね。キッチン、リビングでのロボットの利用を想定してのタスクを競う競技。それからロボカップインダストリアル。工場の生産現場を想定をして、産業用ロボットが複数の加工機械と協調しながら効率的に動く技術を競う競技。そしてフライングロボットチャレンジ。ドローンが指定されたコースの移動やタスクをこなす技術を行うということでございまして、五つの競技ですね、そうしたことで取り組んでいきます。
 そして、会場内では、ロボット競技会のほか、サイドイベントとして、19歳以下の子供たちによるロボカップジュニアエキシビションを始め、一般来場者向けに、4ページにございますような子供向けワークショップやロボットのデモンストレーション、5Gを活用した企画展示など、幅広い年齢層の方にお楽しみいただけるコンテンツも用意をいたしております。
 3ページの3にあるように、ロボカップジュニアエキシビション、19歳以下の子供たちが参加する競技、サッカーとかレスキューとかね。4ページに、ロボットワークショップ「わくわくロボットfactory」ということで、プログラミング教室とかロボット工作、ドローンといったことも行うということでございます。
 そうしたものについて、今回その公式ロゴマークを作らせていただきました。ということでございまして、こちらが公式のロゴマークでございます。
 学生を中心とする大会参加者など若年層へのアプローチとして、文字は若者らしくさわやかで力強く、また技術的にも未来に向けて伸びてゆく、広がるイメージを表現をいたしております。ということですね。「ロボカップジャパンオープン2020あいち」ということでございます。
 また、本大会は、10月の「ロボカップアジアパシフィック2020あいち」のプレ大会として位置づけられているため、各競技のイメージカラーや、ロボットの重要な部品である歯車を共通のものとするなど、両大会を関連づけやすいデザインとさせていただきました。歯車が幾つか使ってありますね。ということでございます。
 今後、この公式ロゴマークを活用しながら、来月開催される大会に向けてしっかりとPRをしていきたいと思っております。
 なお、ジャパンオープンの会期中には、様々な種類のサービスロボットがデモンストレーションを行う「あいちロボットショーケース」を、会場のAichi Sky Expoと中部国際空港のアクセスプラザで実施いたします。一部のワークショップでは、教材費が必要なものもございますが、入場料は無料となっております。御家族や御友人お誘い合わせの上、是非会場までお越しをいただきたいと思っております。
 これがロゴマーク、そしてこちらがポスターですね、いろんなことがございます。
 そして、資料を見ていただくと、1ページが今申し上げた内容が書いております。そして2ページにロゴマークの決定ということで書いておりまして、3ページ、4ページは、先ほど申し上げた競技内容とサイドイベントということでございます。
 ということでございますので、よろしくお願いをいたしたいというふうに思っております。
 5ページには「ロボカップアジアパシフィック2020あいち」のですね、公式キャラクターということで、「あいべえ」というのがですね、出ております。また御覧をいただければ。
 あわせてワールドロボットサミットを行うということで、これをセットで、ロボットの競技大会と、そしてですね、ロボットの最先端のですね、国内最大の展示会、見本市を行うのが10月ということでありまして、その何といいますか、前哨(ぜんしょう)戦という位置づけですね。ということでございますので、よろしくお願いを申し上げます。
 なおですね、このロボカップというのは、ロボット工学と人工知能が融合する自律型ロボット、コントロールするんでなくて自律型ロボットの研究、教育を深めることを目的とした、学生等によるロボットの競技大会ということでございます。2017年夏にですね、この名古屋、世界大会が行われましたが、これは13万人の来場者があり、大いに盛り上がったところでございます。そして、このジャパンオープンはですね、ロボカップの国内大会でありまして、1998年に第1回が開催されて、2020年で第21回大会を迎えるということでございます。
 ワールドロボットサミット、そしてロボカップアジアパシフィックの前哨戦として、今回3月にですね、このAichi Sky Expo、愛知で行うということになりましたので、よろしくお願いをいたしたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 「あいちロボットショーケース」というのはですね、県内外から公募・選定で集めましたサービスロボットが、実証実験やデモンストレーションを行う事業でありまして、今年度は8月と11月の2回ですね、8月にはAichi Sky Expoのオープンに合わせて、11月には、G20愛知・名古屋外相会合に合わせて11月にということで、名古屋で2回実施をいたしまして、今回3回目ということでございますので、よろしくお願いをしたいというふうに思っております。
 なお、この競技は海外の選手も参加できまして、現在登録されている選手338名のうち10名が海外からの選手でありまして、その内訳は、イランから3名、タイから7名ということでございまして。現時点で大会への参加制限を設ける予定はありませんが、特に海外の選手には、日本政府が実施している中国湖北省に滞在歴がある外国人等の入国制限については伝えているというところでございますので、粛々とやっていきたいというふうに思っております。
 
(3)更なる女性の活躍促進に向けての経済団体への要請及び意見交換について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/danjo/jokatsu-yousei-2020.html)

 そして最後、三つ目でございます。更なる女性の活躍促進に向けての経済団体への要請及び意見交換についてであります。
 近年、少子高齢化の進行に伴う生産年齢人口の大幅な減少が見込まれる中、企業における人材確保は深刻な問題となっております。
女性を始めとする多様な人材の活躍が企業の競争力強化につながります。本県がこれからも持続的に発展をし、「日本一元気な愛知」を実現するためには、更なる女性の活躍が不可欠です。
 このため、愛知県では、働く場における女性の「定着」と「活躍」の拡大に向け、2013年から、全庁挙げて「あいち女性の活躍促進プロジェクト」を展開してまいります。そこで、「女性の活躍促進宣言」の募集、「あいち女性輝きカンパニー」の認証など、企業の皆様の御協力をいただき、様々な取組を通じて女性の活躍を促進をしております。こうした取組により、女性の就業率が上昇するなど、女性の「定着」は着実に進んでおります。
 しかしながら、女性管理職比率や女性役員のいる企業割合が全国平均を下回るなど、「活躍」については一層の取組が必要であります。
 また、昨年、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」が改正され、特に中小企業において求められる取組が強化されることとなりました。これにより、新たに一般事業主行動計画の策定義務等の対象となる事業主の方は、遅滞なく準備を進める必要があります。こうしたことから、愛知県は、経済団体の皆様に対しまして、更なる女性の活躍促進に向けた要請及び意見交換を行うことといたしました。
 経済団体の皆様におかれましては、女性活躍の更なる促進に御理解いただくとともに、愛知県の取組及び法改正への対応について、加盟団体・企業等に対する周知啓発に御協力をいただきたいと考えております。
 今後、青山副知事が要請書を携えて、愛知中小企業家同友会を始め県内の五つの経済団体を訪問し、要請書の趣旨をお伝えするとともに、女性の活躍の現状、課題等について意見交換してまいりますので、よろしくお願いをいたします。
 お手元の資料の1ページが、その青山副知事が訪問する日程と相手さんということで、愛知県内の経済団体5団体を訪問して、女性の活躍についての要請と意見交換を行うというものでございます。要請書は、今私が申し上げた内容をですね、付したものでございまして、こういうことで何とぞよろしくお願いしますということで持ってまいります。
 現在ですね、女性の「定着」は着実に進んでおりますが、「活躍」についてはまだまだこれからですね、関係の皆さんと一緒に頑張っていきたいというところでございます。
 また、今回の法律改正によりまして、一般事業主の行動計画の策定が、これまでは301人以上でありましたが、今回、義務対象外でありました101人以上300人以下の事業主にまで拡大されるということでありますので、施行はね、2022年の4月1日でありますけれども、この該当企業においては行動計画の策定に向けて遅滞なく準備を進めていただく必要があるので、そういったことも含めて要請をしていきたいというふうに思っております。多くの皆さんにこれは御協力をいただけるのではないかと思います。
 これからもですね、これまで進めてきた「女性の活躍促進宣言」の企業さん、今ですね、宣言企業が1,459社、この2月1日現在ですが、でございます。そして、あいち女性輝きカンパニーの認証企業は611社まで増えております。そして、毎年ですね、あいち女性の活躍促進サミット、今年は11月5日にやりました。そうしたこともやっております。また、「あいちの女性活躍中小企業探訪記」掲載ということで、こうしたこともやっておりまして、引き続き着実にですね、やっていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大について
【質問】 新型肺炎、新型コロナウイルス関連なんですが チャーター機の第1便で帰国された方が、もう明後日にももしかしたら施設を退去されるという話で、県として、そうした施設退去されてこのエリアに住まわれる方のケアとかそういったことって考えてらっしゃるんでしょうか。
【知事】 その施設をですね、出られるという方は、要は、陰性であって経過観察の上ですね、問題ないということのはずでありますので、それで普通にですね、生活をですね、日常生活、そしてまた仕事、いろんなことをね、やっていただければと思いますが、これは、そうした情報等々についてはですね、国の方からこういった方々が、まずは県内在住であればね、おられるということの情報提供はあるだろうと思いますので、そうした場合にはですね、当然プライバシーのことについてはしっかりと注意しながら、また、何ていいますかね、しっかりフォローしていきたいというふうに思っております。通常の日常の生活と仕事ができるようにフォローをしていければというふうに思っております。
 
【質問】 横浜のクルーズ船関連なんですけれども、名古屋は、近々で多分入港してくるクルーズ船はないと思うんですが、もし万が一ああいった同じようなケース、クルーズ船等でたくさんの方が中にいて同じようなケースが起きた場合、例えば名古屋港で何か対応とか、今検討されていることっていうのはありますでしょうか。
【知事】 クルーズ船を含め海外のですね、国際的な航路の船については、国の港湾関係の部局からですね、特に中国からのもの、そうしたものについては入港を制限するという要請が来ておりますので、その方針を踏まえてですね、適切に対応したいというふうに思っております。
 ですから、例のあれでしたっけ、今まだこっちに来てないウエステルダムってやつでしたっけ。中国からこっち、日本国内何か所か行くということですが、それはもう入れないということですよね。ということなので、そういうふうに対応、何ていいますか、その方針を踏まえてね、適切に対応したいというふうに思ってます。

(2)IR(統合型リゾート)について
【質問】 IR関係なんですが、情報提供がですね、「愛知カジノを考える会」からちょっとありまして。2月の6日付けでカジノに反対する集会決議文を送ったというふうに伺ったんですけれども、もし御覧になっていれば、その受け止めなどお伺いしたいなと思うんですが。
【知事】 何かそういう動きというのがあったというのは、報告は受けておりますが、特にそのものを見ているわけではありませんのでですね、様々な御意見があるのは承知をいたしておりますので、そういった御意見はしかと受け止めていきたいというふうに思っております。
 いろんな御意見がありますのでね、いろんな御意見が。今は意見募集をしているということでありますから、いろんな御意見をお聞きをしている段階だというふうに思っております。

(3)新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大について
【質問】 ちょっとまた新型肺炎に戻るんですが。
 新型肺炎の関係で春節の休暇を延ばしていた企業が多かったと思うんですが、多くは今日から操業再開ということになると思うんですが、中国に進出している県関連企業ですとかそういったところで今後の対応ですとか、若しくは影響で見えてきているものがあれば教えてください。
【知事】 愛知県関係の企業さんで、中国に多くの企業さんが進出しているのはもう御案内のとおりでございます。全部でですね、事業所、拠点数でいえば1,200ということでありますのでね、投資額等々からすれば国内でも最大級ではないかというふうに思いますので、本当に中国全土でですね、幅広くビジネスを行っているというのが事実でございます。
 そういう中で、随時といいますかね、先々週そして先週とですね、県内関係企業さんにはですね、状況等々については聞き取り、ヒアリング等々も行わせていただいているところでありますが、特にその中でも最大手のトヨタ自動車さんが2月の16日まで全事業所というか全工場を停止するというふうに決定しておりまして、再稼働、2月17日以降の再稼働については、今週、12日に判断する予定というふうに聞いておりますので、多くのトヨタ関係、自動車関係の事業所は、多くはそれにそろえるといいますかね、足並みを合わせるという会社が多いかなというふうに聞いております。
 一方でですね、2月の10日、春節の休みがね、続きましたが、今日から再開をするという企業さんももちろん聞いております。ただ、中国国内で中国の方の、従業員の方の移動がね、ちょっと制限されてますので、完全に再開は難しい状況だとも聞いておりますので、現地の工場とか事業所に来られる方、出社・出勤可能な方で再開をしていくという会社が多いといいますか、そういう会社もあるというふうにお聞きをいたしております。そういう意味ではですね、細心の注意を払いながらですね、着実に再稼働していただければというふうに思います。
 なお、例えばマスクなどの衛生用品を生産をしている会社なんかはもう、それは現地政府からのですね、依頼でフル操業だというふうにも聞いております。ということなので、そういった意味でですね、引き続き、中国でビジネスを行っている企業、会社の皆さんには注視をしていきたいというふうに思います。
 そして、その一方でですね、特に県内の観光関係事業者さんについてはですね、なかなか、特にこの春節の途中からですね、中国からの団体旅行客の皆さんが規制されている、制限されているということからですね、この2月、そして3月と大変キャンセルが多く出て、厳しい状況だということもお聞きをいたしております。
 そうした面でのですね、様々なお問合せ等々もですね、いただいておりますので、私ども愛知県、それから市町村、それから商工会議所、商工会、それからあいち産業振興機構など様々なところで相談窓口を開設いたしておりますので、そういったところにですね、御相談をいただいて、また、様々な融資制度も用意をしておりますので、そういった点も、とにかく何かあればですね、相談をいただければと思っております。我々としても全力で対応をしていきたいというふうに思っているところでございます。また、引き続きですね、状況を注視しながら適切に対応していきたいというふうに思っております。
 そういう中で、中国の何ていいますかね、我々が友好提携、姉妹提携関係を行っている例えば江蘇省とか広東省政府からはですね、マスク等の衛生用具についてですね、そうしたものを生産している企業があれば紹介してほしいというようなお問合せがありまして、愛知県内でもそういった会社がありますが、その企業さんはもう全てですね、基本的には大量生産は中国でやっておりますので。そういったところにお聞きをしたところですね、もう現地政府からのですね、要請により、もうとにかくフル生産だと、フル稼働だということなので、更にその増産できるかどうかはまた現地に確認するというお答えもいただいております。
 お問合せいただいたのは、江蘇省、上海市政府、それから広東省政府。やはり人口が多く、人の往来が活発で産業活動が非常に行われているということと、江蘇省さんと広東省さんとは我々姉妹提携を結んでおりますし、上海市政府とも様々な形で関係がありますのでですね、そういう意味では、そういったところからお問合せをいただいたということでございまして、我々としても、そういった関係の企業に働き掛けをしていきながらですね、しっかりと対応していきたいというふうに思っております。

(4)開港15周年を迎えた中部国際空港について
【質問】 セントレアがですね、来週、ちょうど15周年を迎えますもんで、空港に関することを2点ほどちょっとお聞きしたいと思います。
 一つ、ガルーダ・インドネシア航空の件ですが、3月からのですね、夏ダイヤをもって運休するっていうことで。知事がトップセールスでですね、持ってきたっていいますか就航した会社ですので、知事としてもちょっと思うところもあると思いますが、その辺どう、何ていいますかね、開発させていくか。来年度予算の中にもそういうのも入れてるみたいですけれど。
 もう1点はですね、第二滑走路の件なんですけれど、知事は2027年に間に合わせたいとここのところおっしゃっておりますが、何かこう、間に合わせるための方策とかですね、考えていらっしゃったら教えていただけますか。
【知事】 2点御質問いただきましたが、まず、ガルーダ・インドネシア航空によるセントレア-ジャカルタの直行便につきましては、昨年3月末のですね、2019年の夏ダイヤから週4便という形で運航されたわけでありますが、残念ながらといいますか、搭乗率が期待したほど伸びていかなかったということも含めですね、この秋以降のダイヤではですね、週2便に減便されていたということと、昨年の末にですね、現状ではですね、もう次の夏ダイヤから運休せざるを得ないということも、お話も聞いておりました。
 我々としては、いろいろしっかりサポートするということとですね、我々県、それから地元の経済界、そして中部空港の会社、そして中部空港利用促進協議会としてですね、更に需要をね、掘り起こしてやっていくということも申し上げ、そしてガルーダ本社、そしてまたインドネシア政府の運輸大臣、そしてまた副大統領等々にもですね、御連絡といいますかね、御要請もさせていただいたんでありますが、残念ながら、やはりこれはビジネスの話でありますので、搭乗率がですね、そこまで現状いかなかったということなのでですね、その点はですね、大変残念ではありますけれども、今回はですね、やむを得ないことではないかというふうに受け止めております。
 ただ、我々としては、引き続きですね、需要はあると、需要はあると。要は、インドネシアには愛知県の企業250社も進出しですね、日本の企業の総投資額の半分以上が愛知県企業だという実態がございます。インドネシアにいる日本人、邦人の2万人のうちの5,000以上、4分の1以上が愛知県民だと。最大勢力なんであるんですね、間違いなく需要はあると。
 ただ、残念ながら、その需要が他のエアラインに流れているということの実態もあると思います。なので、様々に情報提供させていただいて、ガルーダ側にはですね、こういうふうにしたらどうか、こういうふうにやったらどうかというような話とかね、いろいろさせていただきました。例えば、乗っている間に映画見るのにね、日本語の映画が見れるようにすべきではないかとかですよ、いろんな機材をもうちょっとゆったりした機材にしたらどうかとかですね、様々なサービスの改善についても空港会社の方からも御提案をしてきたのは事実でありますけれども、残念ながら搭乗率が向上しなかったという現実がございます。
 しかしながら、需要はあると。実際需要はあると。他のエアラインに流れているということだと思います。ですから、セントレア以外の空港を利用してですね、行っているということは事実だと思うので、我々としては、引き続きですね、その需要を掘り起こしていけるように。これはジャカルタ便だけではなくて、本来この中部地区からですね、セントレアを使ってフライトする需要がある。しかし、それが特に首都圏の空港だろうと思いますけどね、交通の便がいい、そしてその便数もたくさんある、便利がいいということで流れている実態はあると思いますので、我々としては、そういったものをしっかりとここのセントレアの航空需要に取り込めるようにですね、それは実態を分析しながら対応をしていきたいということが一つ。
 それが二本目の滑走路とね、つながる話でありますけれども、それを取り込んだ上で二本目滑走路に向けていきたいということでずっとやっておりまして、昨年度の旅客数が、2018年度がですね、1,236万人ということで、開港時2005年度が1,235万人でしたので1万人を上回って過去最高というところまで来ました。今年はですね、暦年で、2019年12月までのカレンダーイヤーで1,349万人だったかな。この年度、今年度もですね、この新型ウイルスがなければですね、春節祭で過去最大規模の中国からのお客様が来られるというふうに踏んでおりましたので、1,350万は優に超えていくだろうというふうに思っておりましたんですが、残念ながら、この1月末からのですね、こうした状況で、これも相当大きな打撃であることは間違いないというふうに思っております。
 何としてもこれをですね、今回の新型コロナウイルスについて、我々としても万全の対策を講じてまいりますが、これが一日も早く終息をしですね、また再び、また中国経済、そしてまた日本と中国との人の往来がね、元に戻って活発に行われて、その需要を取り込んで、二本目滑走路につなげていきたいなというふうに思っております。
 とにかく何といっても需要が伸びていくというところがね、一番大事なところでありますし、それがようやくこうはずみがぐっとついてきたと。もう趨勢(すうせい)的にというかトレンド的にいって、今年度は1,350万なんか軽く超えてくなと思っていたところでありましたので、正直言って大変厳しい状況だと、試練だというふうに思っております。なので、そういう意味では、まずは需要を取り込みしっかりと盛り上げていって、そしてですね、二本目滑走路に向けていきたいというふうに思っております。
 一方で、名古屋港の浚渫(しゅんせつ)土砂のですね、処分場について、中部空港沖合にですね、造るということで、今、漁業者の皆さんと話合いを行っているところでございますので、これをできるだけ早くですね、妥結といいますかね、折り合って、そこに造っていく。そして、その上でそれをですね、港湾事業でスタートいたしますが、そこを活用しながら、それを加速してですね、空港事業に持っていければというふうに思っております。
 ただ、それにしても、いずれにしてもですね、とにかく需要、需要を取り込んでいかなければ、これ、相当大きな事業費がかかる事業でありますので、まずはやっぱりその需要をしっかり取り込み、盛り上げてですね、二本目がなければこの空港機能が果たせない、この中部地域のね、経済にとっては必要不可欠だと。そして日本にね、お越しいただけるインバウンドのお客さん4,000万人という政府の目標を達成するためには、もうこれは不可欠だというふうに是非持っていきたいというふうに思っております。