知事の記者会見
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令和2年2月25日(火) 午前10時
1 知事発言
(1)「にっぽん城まつり feat.出張!お城EXPO in 愛知」の開催について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kanko/shiromatsuri.html)

 皆さんおはようございます。2月25日火曜日、3連休明けのですね、午前10時、定例会見を始めさせていただきます。
 それではですね、今日の発表事項1点を申し上げます。
 「にっぽん城まつり」の開催についてということでございます。資料を御覧いただきながらお聞きをいただければと思います。
 愛知県では、昨年10月に、名古屋市を始めとする県内21の市町や関係団体と連携の下、「愛知のお城観光推進協議会」を設立をいたしました。協議会では、イベント、シンポジウムの開催といった情報発信や、自治体職員を対象とした勉強会の開催を通じ、本県の誇るお城観光を推進しております。
 この度、本協議会が参画して、2020年5月の2日土曜日から4日の3日間、2・3・4ですね、連休の2・3・4の3日間、名古屋市千種区の吹上ホールにおきまして、大規模城郭イベント「にっぽん城まつりfeat.(フィーチャリング)出張!お城EXPO in 愛知」、ちょっと長いですけどね、を初開催をいたします。
 全国に点在する本県出身の武将ゆかりの城などを集めたブース出展や、武将隊などによるステージイベント、例年横浜市で開催されている城郭イベント「お城EXPO」と連携したお城の模型やパネルの展示コーナーなど、お城の魅力を存分に楽しめるイベントです。
 お城に加えて日本酒もお楽しみいただけるほか、日本酒の製造が盛んな本県の様々な銘柄のほか、出展するお城ゆかりの銘柄も取りそろえ、飲み比べのできるコーナーも設けます。
 また、静岡大学名誉教授の小和田哲男先生、城郭考古学者の千田嘉博先生といった名立たるお城の専門家に御出演をいただく講演会を毎日開催します。イベント初日の5月2日には、お城好き、時代劇のスターであります俳優高橋英樹さんをお招きして記念シンポジウム、トークショーを開催をする予定でございます。
 本日からイベントの特設サイトを公開し、3月6日からは全国のコンビニなどで前売りチケットの販売も開始します。
 ゴールデンウイーク期間での開催となりますので、多くの方がイベント会場でお城の魅力に触れ、その足で実際に各地のお城に足を運んでいただくといった楽しみ方もできると思います。是非是非よろしくお願い申し上げます。
 ということで、資料がこちらということでございます。また御覧をいただければというふうに思っております。
 なおですね、この「にっぽん城まつり」はですね、「お城EXPO」ということで、城郭イベントとしては日本最大級である「お城EXPO」、これ横浜市でですね、毎年12月ですね、毎年12月パシフィコ横浜で「お城EXPO」という形でやっておられる、それの何といいますかね、出張バージョンということですかね、ということでございまして、その「お城EXPO」にも城の模型やパネル展示を御協力いただいて、一緒にお城の魅力を盛り上げていきたいということで、「お城EXPO」という名前も使わせていただいたということでございます。「出張!お城EXPO in 愛知」ということでございまして、そうした名前をつけさせていただいたということでございます。
 これはですね、こうしたイベントの開催を計画していた民間の方からですね、「愛知のお城観光推進協議会」と連携できないかという相談がありましたので、良い機会だということで、これに参画をするということになったというものでございます。連休ということで、まだ先ではございますけれども、そうした形で準備を進めていきたいと思っております。
 なおですね、これについて、今新型ウイルスの対策等々、我々としても全力で対応しておりますが、そうした状況を見ながらですね、これは臨機応変にですね、対応していきたい、そして適切に対応していきたいというふうに思います。ただ、やはり準備しなければできませんので、今から準備は進めながら、そこのところはその状況をですね、しっかり注視をし、臨機応変にですね、そしてまた適切に対応していくということでやっていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。まだちょっと先の話ですのでね、今から準備をしながら、状況を見て臨機応変に、機敏に対応していくということでございますので、そういうことで御理解をいただければというふうに思っております。
 私からは以上であります。

2 質疑応答
(1)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 新型コロナの関係でお伺いしますけれども、県内で出ていらっしゃる患者のその後の経緯、もし回復された方なり、若しくは悪化された方がいらっしゃるようでしたら、その後の経緯を教えていただきたいんですけれども。
【知事】 総括的に申し上げたいというふうに思いますが、愛知県内でですね、これまでに発症が確認された方は、1月26、28のですね、中国からの、そのお二人とも中国・武漢からのですね、旅行者ということでありましたが、その方から勘定いたしまして17例ということでございます。うち、最初の、2月の14日金曜日に申し上げましたが、その中国から来られたお二人は軽くてですね、お二人とももう2月の6、8で全快をして退院をされ、そして濃厚接触者、同行者ですね、御家族の方も14日間の観察期間を、各保健所で経過観察を行い、いずれも陰性ということでもう既に全員退院をされておられるということでございますが、その後ですね、2月の14日の夜にですね、名古屋市内の御夫婦の方が、1月にハワイ旅行に行かれて、帰ってこられて感染が確認をされて入院されたというのが14日でございまして、その翌日にその奥様が入院され、14・15・16・17日と連続して、それから15例でございますし、基本というか、そのハワイに旅行に行かれた方の接触者という関係者だけで15人ということでございますが、うちですね、もうその中でお二人の方は陰性が確認されて、もう退院をされておられます。ですから、今のところですね、今のところ13人だな、入院してるのは。今2人退院して。
【保健医療局長】 そうです。
【知事】 2人退院したんだな、日本人の方もね。ということでいいだね。
【保健医療局長】 はい。
【知事】 いいんだね。ということでございます。
 それから、横浜のクルーズ船で感染確認されて症状が軽い若しくは発症していないという方をですね、直接医療機関で受け入れた方が7名、プラス同行者の方もお一人感染が確認されたので、今8名の方が入院されておられます。
 それから、藤田医科大学病院の岡崎医療センターにクルーズ船からのですね、陽性を確認されましたが発症していないという方を受け入れたのがですね、受け入れた方、同行者も入れて96名でありますが、そのうちですね、感染症指定医療機関などに搬送した方は16名でございました。そして、今もう、そのうちお一人が陰性が確認されて退院されましたので、今15名ということでございます。そうした今状況でございます。
 96人のうち、これはロシアに帰国された方がお二人ということでありますので、今現在、岡崎医療センターにおられる方は77名ということでございます。
 また、今日明日ですね、また横浜の方からですね、バス等でですね、陽性確認されたけれども発症していないという方がまたお越しになられるということでございますので、私どもとしてはですね、万全の態勢で受入れをさせていただき、そして、その上でですね、願わくばですね、できることならそのまま陰性という形でですね、できるだけ早く退院していただけるように是非是非願いたいと思いますし、私どもも全力で対応していきたいというふうに思っております。
 また、地元の皆様に対しましてはですね、皆さんも取材していただいてお分かりだと思いますが、完全に動線を分けておりますし、きちっとそれはですね、対応させていただいておりますので、そういった形でですね、その来られた方々が外に出るということは絶対ありませんしですね、そしてまたそういった形で広がっていくということも絶対ないということでですね、我々は万全を期していきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 以上です。
【保健医療局長】 全員入院中です。まだ2名も。
【知事】 最初の2名も退院してないんだな。すみません、最初のですね、あれは17人で、最初の2名を除いて、今まだ15人はですね、入院中でございます。

【質問】 新型コロナに関連してですね、お聞きしたいんですが、既に報道では、一部地域でですね、全国的に見てということなんですけど、一部地域で専用の病床がもう既にフル回転になっているという、そういう報道もあります。
 愛知県内では、今、その専用病床というのはどういう状況になっているんでしょうか。
【知事】 今の数字で申し上げますとですね、感染症指定医療機関に入院されている方は、今申し上げた県内発症の方、そして横浜のクルーズ船から来られた方、また、医療センターで発熱等でまた医療機関へ搬送された方、全部合わせまして33床ということでございます。そして、それに加えてですね、協力医療機関には5名の方に入っていただいております。今現在38名の方が入院中ということでございます。
 そして、感染症指定医療機関の病床は72ありますので、まだ受け入れる能力はあるということでありますので、またしっかりと対応していきたいというふうに思います。
 ただ、だんだんだんだんこれマックスということになりますと、やはりいざというときに対応に支障があってもいけませんのでね、やはり少し余裕を持っておきたいということなので、今、今回の件も含めてですね、協力医療機関にお声掛けをしておりますので、そういったところに今もう既に5名の方が入っていただいておりますが、そうしたところも含めてですね、病床を確保して、万全の体制でやっていきたいというふうに思っております。
 現状はですね、先ほど申し上げましたが、県内で発症された方の17名のうちですね、最初のお二人の方はもう、中国からの旅行者でもう退院されました。あと、2月の14日の夜からですね、感染が確認をされ入院していただいている皆様は全てその関連ということであります。それ以外の方は、今県内ではまだ発症されておられないということでありますので、そうした状況をですね、しっかり注視しながら万全の態勢をとっていきたい、万全の対応をしていきたいというふうに思っております。

【質問】 新型コロナの関連ですけれども、県主催のですね、行事ですとかイベント、こういったものの開き方、考え方というのは現状どうお考えでしょうか。
【知事】 私どもはですね、一つ一つの行事、イベント、規模感もありますしね。規模とかその参加者、それぞれ対応が違いますので、それぞれのですね、行事とか会合、そうしたことの在り方などをですね、一つ一つ検証して、そして適切に対応していくということでやっていきたいというふうに思っております。

【質問】 今の行事の関連なんですが、県として、県主催だけではなく、例えば県内で開催される行事ですとかに対して、例えば何人以上のものは自粛をした方がいいであるとか、そういった一定の基準ですとか目安のようなものを示すお考えはありますでしょうか。
【知事】 今申し上げましたようにですね、一つ一つの会合のですね、趣旨、そしてまた参加される皆さんの対応をですね、しっかり把握をして、そして我々県なり市なり、行政が関わるものももちろんありますし、純粋に民間のものもあると思いますが、そうしたところでそれぞれにですね、その趣旨、対応を改めて検証していただいてね、一つ一つ。一つ一つ対応が違いますので、検証していただいて、そして現下の状況を見てですね、感染拡大の防止という観点からですね、万全の態勢、万全の対応でやっていただきたい。そのことを強く申し上げたいというふうに思っております。これは国の方針も踏まえということだと思っております。

【質問】 先ほど、今日は火曜日ですので文部科学大臣の定例の会見がありまして、閣僚会見の中で、この新型コロナの関連で、ある小学校でコロナウイルスが出たら、発症していない小学校も含めて休校とか閉鎖も検討するというような、それを要請するというような方針を示されておりますが、これに関しての受け止めと、県として、こういう要請があった場合にどういうふうに対応、検討されるのか、教えてください。
【知事】 ほかのところといいますか、千葉県と北海道でしたかね、教員の方が感染確認されたということで、当然その学校はしばらくの間といいますかね、1週間もないのかな、4日か5日ぐらいの休校にして消毒してまた、という形で対応する。それはもちろんそういうことに、当然なろうかというふうに思いますが、その近隣なり、その通っている子供さんかまた教員の方かということでありますが、やはり人間なのでその行動の範囲がありますからね。特に教員の方がなられた場合は、多分自宅からの通勤の動線とかもあると思いますので、そういった形でですね、一つ一つの事案にね、一つ一つの個別のケースをしっかり検証した上で、そこで判断をしていくということではないかというふうに思っております。
 なので、そういったケースがあればですね、それはもう直ちにそれは検証して、適切に対応するということになるというふうに思っています。
【質問】 つまり、なかなか、今一概に、事前にこうだとは決めにくいという、そういうことですか。
【知事】 そういうことなんでしょうね。だから、今申し上げたように、どういう方が感染されたか。そこに通っている子供さんであれば、その学区でありますのでね、例えば小学校で出たら同じ学区の中学校もそうだね、念のためにというのはあるかもしれませんけれども、全く同じ市でも離れているところでということには、それはなりにくいんだろうなというふうに思います。
 ただ、その学校の先生がね、なった場合は、自宅からの通ってくる動線がありますし、いろいろ活動されておられるんであれば、そういったところの広がりもありますからね。例えば、その時期にその地域で他の学校の先生方と打合せがあったり会合があったり、そういう場合は、やはりそこは考えていくということではないでしょうか。
 ですから、やはりケース・バイ・ケースでですね、対応していくと。それも、もし仮にですね、そういった形で確認されれば、直ちに検証して、そして速やかに対応していくと。基本的にはケース・バイ・ケース、その事案事案ごとにということになると思います。
 小学校の場合、中学校の場合、あと高校の場合とかね、それぞれではないでしょうか。高校になればより広域になりますからね、そのときにどうするか、それまたケース・バイ・ケースになろうかと思います。小学校、中学校は学区が決まっていますからね、基本、公立の場合はね。私立の場合だとちょっと広がるので、エリアがね。またそれに応じてしっかりちょっと検証していかなきゃいかんということだと思いますが、何せそういう事案が確認された場合はですね、直ちに、速やかにですね、検証して、ケース・バイ・ケースで適切に対応するということだと思います。

【質問】 ちょっと経済のお話なんですけれども、株価の方ですね、一時1,000ドル急落して、新型コロナの影響などもありますけれども、そうしたところの受け止めだったりとか、企業さんとかの対応みたいなところって何か今現状でありますでしょうか。
【知事】 先日ですね、先々週か、2月14日に、私ども県の信用保証協会の保証の機能を使って新たにつなぎ融資をですね、要は3か月間の売上げ減ではなくて、1か月の売上げ減でつなぎ融資の新たな対応ができるということをですね、スタートするということで、先週から対応させていただいております。また、セーフティネット保証についても対応になるということで、そうした面ではですね、きちっと対応していきたいというふうに思っておりますが、その際にも、そしてまた先週も申し上げましたが、やはり経済への影響、これからだというふうに思っております。もう直ちにね、中国を始め海外からのインバウンドのお客さんを対象としている観光事業者の方々、観光、交通、様々なそういった方々にはもう直ちに影響が出ているわけでありますので、そうした皆さんのお声をしっかりお聞きしながらですね、私どもとしては適切に対応していきたい。つなぎ融資もその一つだと思います。
 そしてもう一つはですね、やはり何といっても、愛知県は自動車始め製造業、ものづくりということで、サプライチェーンが中国のですね、中国でももちろん愛知の企業がいっぱい製造拠点を作って活発にビジネスをやっております。そういうところが今大体、ほぼ工場の稼働を再開したということでありますが、まだ、要は中国の現地の従業員の方がですね、実際にその工場の地区に、春節で一旦帰省されたり何とかした方がまだ戻り切られておられないということなどなどもあってですね、やはり生産が完全に軌道に乗るにはまだ時間がかかるというふうにもお聞きしております。なので、そういった面も含めですね、やっぱり我々としてはしっかりと状況を注視しながら、機動的にですね、対応していかなきゃいかんということだと思っております。
 私ども愛知だけではなくて、これはもう日本全体だと思いますが、日本経済全体に与える影響は大変大きいというふうに思います。ということなので、まずはやはり感染拡大を抑えていくということとですね、あわせてこの事態を注視しながら、機動的にですね、速やかに対策を打っていくということが必要ではないかというふうに思っております。しっかり事態を把握して対応していきたいというふうに思います。
 私、前からずっと申し上げておりますが、感染症なので、その拡大防止についてはやはりオールジャパンで一つ対応するということが当然必要ではありますし、今言われた経済への影響につきましてもね、これも、たちまち影響が出ている観光事業者、交通関係の、これもオールジャパンで影響が出ているわけでありますし、私どももですね、中部国際空港なんかはなかなか、ようやく軌道に乗ってきて、ぐっと伸びてね、一気に二本目滑走路までつなげていけるかというふうに思っていたんですが、本当に、なかなか苦しいところ、試練だと思っておりますが、我々もそうですけれども、もっともっと、どちらかというとあれですね、関西より西日本の方々は、地理的に近いということもあって、中国からのお客さんというのはいっぱい来られたわけですよね。そういった皆さんがもう本当に来られなくなったということに対しては、やはりこれはもうオールジャパンで対応していくということが不可欠だと思います。
 それと、やはりもう一つ我々の、先ほど申し上げたように自動車始め製造業はもう完全にですね、中国での、製造拠点ももちろんそうなんですが、部品も含めてですね、完全サプライチェーンを作り上げているということなので、そのサプライチェーンでその物が入ってこないとなると、日本の生産もですね、滞るということも一部起きているわけですね。ですから、そういった面の影響はですね、相当大きな影響があるということをしっかり覚悟しながらですね、我々としては事態を十二分に注視して、本当にやれることはしっかりやっていくと、機動的に対応していく。それも、我々はもちろん頑張りますし、やはりオールジャパンでね、しっかり対応していくということが必要ではないかというふうに思っております。

3 知事発言
(1)名古屋高速道路の料金所入口閉鎖解除について
 あと、今日の午前6時から名古屋高速のですね、東海線始めあちらの方で、6か所の入り口を閉鎖しておりましたが、これは午前6時からETC車は通行可能ということで運用しておりますので、引き続きですね、お客様の利便性を踏まえ、安全誘導員を配置してですね、しっかりと対応していきたいというふうに思っております。