知事の記者会見
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令和2年4月20日(月) 午前10時
1 知事発言
(1)手作りマスクの披露について
 皆さん、おはようございます。4月の20日月曜日午前10時、定例会見を始めさせていただきます。
 まずはですね、今日はちょっとこの色のついたマスクをさせていただきました。
 これは、実は、先週頂いたんですが。ちょうど2か月前ですね、2月の14日にですね、一宮でやっている「劇団シンデレラ」というね、子供たちのですね、劇団の皆さんが、一宮の木曽川町役場の昔の庁舎でミュージカルのですね、ジュニア・キッズ部門の全国大会に出るということで練習をされている劇団シンデレラ、環境に関するミュージカル、そういうコンテストにですね、2月19日に「脱炭素チャレンジカップ2020」というのに出るということで、私のところに表敬に来ていただきましてね。
 2010年に「COP10ガールズ」というユニットを作って以来の活動ということで、茨城県水戸のそういう子供たちの劇団とも一緒にやっているということで、その後、ESDあいち・なごや、2014年のね、2010年COP10、2014年のESDユネスコ世界会議でもそうして出ていただいた、その「劇団シンデレラ」の皆さんが、今回あれですね、実際、文部科学大臣賞とオーディエンス賞を取られたということで、その報告方々、その子供たちのお母さん方がこれを作ってくれて、頂いたので、今日はちょっと御披露も含めてやってきました。
 もう一つ、これもらったんだけども、これはちょっと大き過ぎるのでですね。これは何かゴジラのマスクぐらい大きいので、ちょっとこれはあれしませんけど、これはちょっとね、させていただきました。
 布マスクでありますので、時々これは使わせていただければというふうに思います。「劇団シンデレラ」の皆さん、本当にありがとうございましたということを申し上げたいというふうに思っております。
 何かいろいろ、子供たちの手紙もたくさん直筆で頂きましてね、本当に有り難いことでございます。こんな写真も頂きました。ありがとうございます。
 ということで、まずはちょっと御披露だけさせていただきます。
 そしてちょっと、新型ウイルス関係のですね、記者発表等々があるときは手話通訳をお願いしておりますが、今日は通常の会見なのでということで、ちょっと距離がありますので、口元が分かるように、ちょっと外させていただきます。よろしくお願いいたします。

(2)愛知県職員・警察職員の募集について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/jinji-syokuin/2-1kai-happyo.html)

 それでは、私の方からですね、まずは今日の発表事項、まずは申し上げたいというふうに思っております。
 発表事項は、今日は1点でございます。愛知県職員・警察職員の来年度のですね、2021年4月の職員採用についてのですね、定員について申し上げたいというふうに思っております。
 愛知県では、2021年4月の採用に向けまして、大卒程度の第1回試験の採用予定数を約280人として実施をいたします。なお、第1回試験におきましては、警察職員につきましても約30人を採用する予定でありまして、県職員・警察職員を合わせた採用予定数は約310人としております。
 次に、発表資料の裏面の2を御覧いただきたいというふうに思っております。
 1枚目が、このいろんな職種に分かれておりますがね、これで県職員280、警察30ということでございます。裏面につきまして、2でございますが、「心理」と「社会福祉」の区分につきまして、昨年度に引き続き、「30歳から59歳までの方」を対象とした特別募集を行わせていただきます。
 県では、児童虐待の防止対策といたしまして、これまで専門職員の心理職、社会福祉職について計画的に増員をし、体制の強化を図ってきたところでありますが、児童虐待の相談は複雑、困難なケースが増加をし、相談対応件数も著しく増加をしており、専門職員の質と量の確保が重要であります。そこで、より経験豊富で専門性の高い人材に来ていただくため、幅広い年齢層の方を対象に募集するものであり、昨年度から始めた取組でございます。
 そして次、3でございますが、これはいわゆる就職氷河期世代の皆さんへの対応ということでありまして、「社会人を対象とした職員採用試験」につきましては、今年度も引き続き実施をしてまいります。
 この試験は、就職氷河期等の影響により、やむなく非正規雇用にとどまっている方の正規雇用化を県として率先して取り組むため、学歴や職務経験を不問として行っている試験でありまして、2016年度から実施しておりまして、今年度で、6、7、8、9、10と5回目ということになります。もう5回、2016年度からやっている、5回目ということでございます。
 今年度の試験では、受験資格の年齢要件の上限を国が示している就職氷河期世代の年齢の考え方に合わせるため、昨年度の「30歳から44歳まで」を「30歳から50歳まで」へ変更するとともに、募集人数を、これまでの「約5人」から「約10人」へと拡大する予定でありまして、より幅広く積極的に採用してまいります。
 就職氷河期世代というのは、1993年から2004年採用のその方というのが一般的な定義になっておりますので、年齢がいくに従って、やはり少しその年齢のね、アッパー、上限を上げていくという必要もありますし、国の方がそういう形で示しておりますので、「30歳から50歳まで」ということで広げたいということでございます。
 なお、社会人採用試験の詳細につきましては、6月末に人事委員会から発表する予定であります。
 愛知県職員として「日本一元気な愛知」を一緒に作っていくことに興味をお持ちの方は是非、関心をお持ちの方は是非受験を検討していただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 なお、補足をして申し上げますと、この三つのほかにですね、「高卒程度の第2回試験」、「民間企業等職務経験者採用試験」、それから「障害者の採用試験」も合わせて三つ、実施をいたします。詳細については、全て6月末に人事委員会から発表いたします。
 今回のですね、この380人はですね、今申し上げた280人にですね、県の職員のもろもろを加えると380人ということになります。心理・社会福祉が20人、第2回試験高卒程度で25人、民間企業等の職務経験者35人、社会人の就職氷河期対応が10人、身体障害者等の採用試験が10人で、380人ということでございます。
 障害者の採用試験でありますが、今年度と同程度の10人を見込んでおります。本県知事部局の障害者雇用率は2.74パーセントということで、全国平均が2.63なので0.11上回っておりますが、法定雇用率が2.5なので一応上回っておりますが、教育部局は大分下回っているので、そういった面ではやはりしっかりと取り組んでいかなければならないというふうに思っております。
 それから、他府県の動向でいきますと、東京などはですね、オリンピックの準備が減るということで大分減るということであります。そりゃそうだよね。オリンピックでぐーっと伸ばしているのでということなので。大阪は若干増加と聞いております。大体、愛知県のこの数というのは、全国的にはやはり多いということでございます。
 それから、毎年ですね、来年3月末の退職見込みが大体、今現在289人、定年退職はね、ということでありますが、途中で自己都合退職の方等々もおられますので、それを勘案して380人の採用枠ということであります。
 それから女性の割合はですね、2019年度試験、この4月1日採用では、この大卒の対象の方、第1回試験の採用者294人中129人で、43.9パーセントが女性ということで、大分上がってきているということだと思っております。これは、過去10年のですね、女性の割合は35パーセントなんで、やっぱり上がってきているということだと思っております。全ての業態というか、民間企業さんでも大体そういう傾向ではないかというふうに思います。
 それから、就職氷河期対応の採用というのは、これまで約5人という募集でありましたが、最終合格はこれまで6、8、8、8。ここのところ毎年8人でございますが、今年の採用は、8人が合格して、6人ということでありました。併願の方がおられますのでね、ということで8人で6人。だから5人を10人に増やしても大体まあ、合格は毎年8人出してますので、もうちょっと増やすということなので、それはそれでいいことではないかというふうに思っております。
 そういう形で、関心のある方、そういう志とか思いをね、お考えをお持ちの方は、是非チャレンジをしていただけるようにお願いができればというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 まずは、私からは以上でございます。
 今回、今日はこの1点、愛知県職員・警察職員の募集、280人。大卒相当が280人プラス警察で30人。280人プラスその他の社会人枠とかいろんな枠等々、また、高卒対象の方、それから民間企業経験者、それから障害者、全部入れて380人ということでございます。
 まずは、この点について以上であります。

(3)新型コロナウイルス感染症について
 さて、それでは続きましてですね、新型コロナウイルス関係について申し上げたいというふうに思っております。
 まずは状況でございます。お手元にですね、資料がありますので、御覧をいただければというふうに思っております。昨日までの状況でございます。まずこの一覧表で。今日ここで発表した後にホームページにアップをしたいというふうに思っております。
 昨日までの陽性者数は中国の方、再陽性になった方を外して、実際の人数ということで整理をいたしているものが403人、昨日までで403人ということでございます。だから、これに再陽性の方が4人いますから、延べでいくと407人ということになります。
 入院中が205人、これは再陽性の方も入れてありますので、今、現段階のもので勘定しているということ。我々としては、人数であれした方が実態が分かりやすいということで、そういうふうに整理をいたしております。205人。施設入所が38人ということでございます。昨日に比べまして、昨日は10人、県が6人、市が4人ということでありました。退院が1名、それから施設に、健康プラザに行かれた方が2名ということで、10名増えましたが、入院中はマイナス3でプラス7人、入院中の方が7人。そして施設の健康プラザが2人ということでございまして、二つ足しますと243人ということで、やはりだんだんと上がってきているということは事実でございます。
 ということなので、入所施設をですね、11日前、9日の木曜日から開けましたので、これを開けてなかったら大分窮屈というか大変だったなというふうに思いますが、そういう意味では、この病院の病床と入所施設をこう組み合わせてですね、しっかりと対応していきたいというふうに思っております。また引き続きしっかりと取り組んでまいります。
 そして、2枚目の方はですね、昨日までの検査件数で、土日はこれは県だけで、ちょっと名古屋市の分はこの後、大体いつも午後に聞きますので、これを乗っけますから、大体これを乗っけて8,500件ぐらいはやっているということではないかというふうに思います。それでもって5,500人。で、名古屋市の分を乗っけますから、5,600人ぐらいにはなるんではないかというふうに思います。また今日の午後にでも御報告をさせていただきたいと思います。
 そして、ちなみに、感染者の中でのですね、感染経路不明者の推移でございまして、この数字になるとやはり再陽性の方はカウントしない方がいいんですね。もう一回だから。延べになるので。元々のね、枝のあれですから。そうしますと、昨日までの403人でですね、感染経路不明の方が102人、割合が25.3パーセント、全体はね、ということでございます。
 そして、直近の1週間、直近の1週間というのは13日から19日ですね、月~日で79人の感染者、患者さんで33人なんで、ここは41.8パーセントということで割合が上がってきているというのはですね、割合が上がってくると、東京、大阪等々のようにですね、こう噴き上がっていくという政府の専門家会議の皆さんの見立ては、結果はまさに当たっておりますので、大変この点はですね、少し警戒を要しなければいけないというふうに思います。
 その前の1週間が、4月6日から12日までが99人で29人、これは29.3パーセント。30日から4月の5日が60人で20人で33.3パーセント。ここから上がってきてますのでね、3月23日から3月29日まではですね、患者さんは24人で感染経路不明3人ということで、明らかにですね、それまでが22人、24人ときて、60人、99人、79人でこういうふうに上がって。一旦ちょっと上がったのが少し落ちておりますが、いずれにしても、やっぱりクラスターが幾つか発生したというのが大きいかとは思いますが、そういう意味では、少し感染がですね、拡大しているというのは事実だと思っておりますので、引き続きしっかりやっていきたいと思います。
 ただ、東京、大阪のようにぐーんと噴き上がっているという感じではないというのは、まだ救われているかなというふうに思います。我々はですね、とにかく日々日々、感染者の方、そして入院中の方、そして施設の入所の方、そこのところをしっかり見てですね、日々日々運営をして、そして何といってもですね、医療をしっかり守るということをもう最優先、第一義にしてやっております。
 そういう意味で、この新型ウイルスの陽性者、患者さんを必ず医療に結びつける、アクセスするということを確保することと併せてですね、通常の救急医療はこれは不可欠でありますので、そういう意味で、この新型ウイルス感染症の方をしっかり対応するということと、あとやはり通常の救急医療もしっかり確保していく。そこのところをですね、何といいますかね、両方やれるように、日々日々、日々日々ですね、心砕いてやっているということであります。
 東京でも、週末の報道等々で、救急患者さんがね、40か所断られた上で何時間後にですね、ようやく受けていただいたとかですね、大阪でも救命救急センターが4か所外来を停止しているということとかですね、そういう報道に接するにつけですね、そうなりますと事実上もう医療崩壊でありますから、そうならないようにですね、そうならないようにもう何としてもですね、医療を守っていきたいというふうに思っております。そのために、常に先、先、先手先手でですね、これまで対応してきましたし、これからもですね、先手先手で対応していきたい。
 要は、救急病院ですね、救命救急センター、第三次救急、第二次救急等々でも、救急の患者さんを受けられないということはまさに医療崩壊の入り口だし、実質的にそういうことだというふうに思いますので、そうならないようにですね。もうそうなってから手を打っても、それはもう全部後手後手になりますから、それは対応が難しいですね、そうなると。極めて難しいというふうに思います。もうそこに医療資源、医療スタッフが、人員が充てられちゃいますから、さらに入所施設を作って人を出してくれと言っても、皆それは自分のところが大事なので、とても対応できなくなりますから、そうならない前にやはり手を打っていかなければならないということだと思います。
 そういう思いでずっとやってきましたので、何とか今日まではですね、そういう面でぎりぎり踏みとどまっている、ぎりぎり持ちこたえている、ぎりぎり対応できているということではないかというふうに思っておりますので、引き続きですね、しっかりやっていきたい。
 そのためにも、医療関係者の皆さんに大変御苦労をおかけしている、御尽力いただいていることに心から感謝を申し上げたいというふうに思っております。
 さて、それではもう1点、今日はお話を申し上げたいと思います。
 先週のですね、金曜日の夜ここで、7時15分から医療物資のお願いということをさせていただきました。
 先週のですね、金曜日の夜、医療物資提供のお願いということで、7時15分にやらせていただきました。マスク、防護服、フェイスガード、医療用ゴム手袋、医療用キャップ。防護服には全身タイプ、エプロンタイプ、ガウンというのもありますし、マスクも、通常のマスクはもちろんですが、やはり特に医療用のマスク「N95」、医療用のマスクが非常に逼迫(ひっぱく)しているということなので、お願いをしたい。フェイスシールド、ゴーグル、フェイスガード、それから医療用の手袋、キャップもお願いをしたいということを申し上げさせていただきました。
 そして、連絡先は県庁のこちらということでお願いをさせていただきましたところですね、やはり早めにといいますかね、金曜の夜だからと思ったんですが、とにかくアナウンスしてお願いするのは早い方がいいと思ってですね、金曜日の夜にさせていただきましたが、早速ですね、様々なところからこういうお問合せなりお申出なり、お話を頂いております。関係の皆様にですね、心から感謝を申し上げたいと思います。
 ツイッターでちょっとやり取りしましたが、それとは別途、ソフトバンクのですね、孫会長のところからも有り難いお申出を頂いております。具体的に詰めていきたいというふうに思いますし、他にもですね、相当たくさんの、100何十件というですね、お問合せといいますかね、提供できるというお申し越し、お申出をうちの担当窓口の方には頂いております。もちろんその実際の物がちゃんとその仕様に合っているかということと、やはり価格、価格は、こういうときに一般入札なんかできませんので、個別にですね、調達をしていくということになろうかと思いますが、価格も、やはりいろんな方からのお申出を頂きながら、リーズナブルなところをですね、これはもうどんどん契約をして、まず確保していくと。まず確保していくということでやっていきたいというふうに思っておりますので、引き続きよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 そして、今日はですね、新型コロナウイルス感染症のですね、感染拡大に伴いまして、医療や介護施設等で看護職の人材が数多く求められております。現在、病院、診療所、介護施設はもとよりですね、保育所、学童保育など様々な場で看護職の方が求められておりますということでありますので、改めてお願いをさせていただきます。
 現在、職に就いておられない看護職の皆さんに是非、期間限定で結構でありますので、是非現場に復帰をしていただきたいというお願いでございます。可能な限り看護職の方に現場への復帰をお願いをしたいというふうに思っております。是非ですね、お願いをして、もう愛知県看護協会にはですね、そういうお申出がですね、頂いているというふうにもお聞きをしておりますが、この際、県の方からもですね、この看護職の皆さんに是非是非、是非是非現場への復帰をお願いをしたいというふうに思います。
 多分ですね、私の想定といいますか、頭の中での想定でありますが、この新型ウイルス感染症に対応するためにはやはり相当な熟練度が要りますので、そういう方は今の現場で頑張っていただいている方の中での特に熟達した方が対応される。そうすると、そこにやはり、まあ何ていいますかね、そこのところが手薄になる。そういったところをですね、やはり埋めていただくということになるのかなというふうに思いますが、いずれにしてもですね、この看護職の皆様の現場への復帰をですね、可能な限り是非、こういうときでありますのでお願いをしたいというふうに思います。
 そしてあわせまして、連絡先はですね、愛知県ナースセンターということで、是非御連絡を頂きたいと思います。もちろん、県庁に御連絡頂いてももちろん結構といいますか、有り難いことでありますが。この愛知県看護協会にですね、看護協会の建物は、県の施設、県の建物との、何ていいますかね、合築みたいになってありますけれども、その高辻にある愛知県看護協会の本部のところに愛知県ナースセンター。これは通常やっぱり、看護師不足ということでありますので、県が資金、お金を少し出して補助をしてですね、このナースセンターという窓口を日常作っておりますが、そのナースセンターで看護師さんのね、様々な手配もさせていただいておりますので、このナースセンターに御連絡を頂ければ有り難いというふうに思っております。
 もちろんそれぞれの病院にね、医療機関に直接お話しいただいても結構でございますが、是非看護職の皆さん、資格を持っている方にはですね、是非、こういうときでありますので、何とぞ現場へのですね、医療現場への復帰を是非お願いをしたい。心からよろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。
 私からは以上であります。

2 質疑応答
(1)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 医療現場への看護師さんの復帰をということですけれども、具体的にこれぐらい足りていないとか、これぐらい必要だみたいな目安というのはあるのでしょうか。
【知事】 逆に、じゃあこれだけになったら足りるのかという話になりますから、そういう数字はありません。とにかくお一人でも多くの方にですね、お願いをしたいということであります。
 今ですね、看護の職に就いておられない方はですね、いろんな御事情がおありだと思うんですね。そうでなければやはり働いておられると思いますので。そういう意味で、そういった方々にはですね、お一人でも多くの方にですね、いろいろ御事情はおありかもしれませんが、是非是非、復帰をしていただいて。そんな、ずっとなんて言いませんから、もうとにかく期間限定でも結構なので、とにかくとにかく復帰していただいて、今の状況をね、サポートしていただけるようにお願いできればというふうに思っております。

【質問】 昨日、孫さんからのツイッターを拝見したんですけれども、具体的には、今のお話はどのような状況なんでしょうか。
【知事】 もちろん一昨日から昨日にかけて、昨日も夜いろいろやり取りしましたので。まずは我々からこのくらいのものということをですね、至急リストアップして、先方にですね、お渡しをしたいというふうに思います。
 というのは、今後1か月とか2か月とかそんな話じゃないのでですね。少なくともですね、やはり当面ですね、今日もう4月の後半なんで、これから半年ぐらいを見越した感じのものをですね、少し確保したいと思いますので、少し数は多くなると思います。そうしたものの全部とは言いませんが、その一部でもということで個別にお願いをしたいというふうに思います。あと、他にもいろいろお申し越しというかお申出の方がたくさんおられますので、そういった方も、できるだけ無理のない範囲でお願いをして確保したいというふうに思います。
 十分確保できるというふうに思います。相当多くのお申出を頂いているのでですね。いや、僕はもっと大変かなと思いましたが、有り難いことに本当に相当多くのお申出を頂いているので、何とかなるんではないかなというふうに思ってきております。
 もちろんやはり医療用のマスクとですね、その防護服の、この実際全身のタイプとガウンのタイプとね、そうしたもの、それからキャップ、手袋。やっぱり先ほど申し上げたあれが足らないんですね。金曜日に申し上げたこれは足らないんですよ。この五つが特に。特に。なので、これは是非ですね、もう早めに確保するもの、それから1か月、2か月単位で確保するものも含めて、しっかり確保したいと思います。

【質問】 看護師の確保の関係で、県内で潜在的にどれぐらいの看護師さんが休業してらっしゃるというふうに認識しているのでしょうか。
【知事】 それは数字がありますので、また後でね、数字はお示ししたいというふうに思います。

【質問】 物資の確保の件で、100数十件のお申出が来ているということですけれども、実際に各医療現場にですね、そういうのが配給できるというかですね、届けられる時期というのはいつ頃からやっていきたいというふうにお考えでしょうか。見通しがあれば。
【知事】 いやいや、もう先週末から始めてますので、できるだけ早くということですね。
 今はもちろん、この県内の企業でね、元々在庫を持っているという方はすぐ頂けますから、すぐできますけど、これから調達する、例えば中国から輸入するということになりますとね、そりゃやっぱりどんなに早くしても2週間はかかるんじゃないでしょうか。物を実際向こうで確保してこっちへ送ってきてということになる、さらに検品してうちが受領するわけですから。
 もちろんこれから生産して送っていただける、ソフトバンクの孫さんのあれでも、その生産ラインを確保したということなので、調達できるのは1か月先とか、5月末とかそんな感じでしたよね、確かね。実際にそうだと思いますよ。だから、そういう意味ではまず、数は少なくてもまず今あるやつを、備蓄しているとか在庫で持っているというやつをまず最優先で集めて、その後は輸入、生産という形になるんじゃないでしょうか。ですから、もちろん今、一日二日、あと1週間でなくなるということではないので。ただ、1か月先を見るとですね、半分以上の医療機関が、先ほどの五つのものはですね、非常に不安だということなので、その間に順次手当てして供給したいというふうに思います。

【質問】 最初に医療機関に聞き取りをされたのが4月の上旬だというお話だったので、月内ぐらいにはもう回せるというような見込みなんでしょうか。
【知事】 いや、上旬じゃない。もっと最近。先週ぐらいですかな、確かね。
 足らないと言ったのは4月の上旬だから、先々週の、10日ぐらい前ということですかね。10日よりちょっと前ぐらい。数字とかの積み上げとかは先週、一応1週間ぐらい前かな、ということでございますので、いずれにしても、できるだけ早くそういう形で手当てをしていければというふうに思っています。
 それから、さっきの看護師の数のあれですけど、愛知県内は、私の認識では、大体資格を持っている人は6万人ぐらいいて、実際働いているのが3万7,000~8,000かな、そのぐらいの数字だと思います。
 要はですね、そのギャップってあんまり意味がないんですよ。全く意味がなくて。要は、資格を持ってても、例えば高齢でリタイアした方というのはさすがにもう出てこられないと思いますし、様々な理由でリタイアしたという方、例えばもう働かなくてもいいと、要は旦那さんの給料で十分だということとかね、あと子育て中だとか、いろんな理由で来られない方もいるので、そこのギャップという数字に意味はまず、まずというか全然ないんですね、基本。基本ないので、そうじゃなくて、やはり今そういういろんな理由であれな方でも、とにかく、とにかく手を挙げて出てきてほしいということで、一人でも多くの方にお声がけをする、出てきていただければということでお願いをしたいと思います。
 潜在的何とかっていうのは、ほぼ100パーセント意味のない数字だというふうに思います。

【質問】 看護師の呼び掛けというのは、もう以前からされているのでしょうか。
【知事】 看護協会にはお願いしています。看護協会にはですね、そういうことで、組織の中で声をかけていただいて。今現役で働いている方も入っておられますし、しばらく入っているという方もおられるし、ちょっとやめてね、今休職してまたという方もおられるので、そういうところから声をかけて、そこそこの人数の方がね、名乗り出ていただいているというのは聞いておりますが、とにかくその看護協会のネットワークだけで届くということはないので、改めてこういう形でお願いすれば多くの方にまた知っていただけるんじゃないかというふうに思いますので、そういう意味で、先週末は医療物資、今日は看護師ということでお願いをするということであります。

【質問】 現場からその看護師の必要性、例えばどれぐらい不足しているとか、今の状況についてどのような要望があるのでしょうか。
【知事】 もともと看護師不足というところがありますのでね、そういう意味では、これぐらいというのはありません。とにかく、とにかく欲しいということです。
 いればいるだけ欲しいということで、希望の人数が確保できるということはありませんので、これ。だから、それは希望の人数を言っても詮ないことなんで。よそから取ってこりゃ別ですよ、よその病院から引っこ抜いて。そんなことできませんからね。ですから、それは全く意味のない、詮ないことだと思います。要は一人でも多ければいいということです。

【質問】 看護師の話じゃなくて、医師不足という医療機関の状況の関係なんですけども、昨日も北名古屋市の病院で新たに職員だったり患者さんだったりの感染が確認されたりとか、愛知医大病院でもまた看護師さんが感染されたとか、少し前だと名古屋市の東部医療センターだとか医療機関での感染というのが散発的に起きているんですけども、今後、医療機関の崩壊とは言いませんけども、医療機関が患者を受け切れなくなるんじゃないかというような印象もあるんですけれども、その辺り、知事はどういうふうに受け止めているのでしょうか。
【知事】 医療機関での院内感染が一番怖いんです。もう既にですね、今言われたように名古屋市内の幾つかの医療機関でこれまでも起きておりますね。ですから、医療スタッフが1人感染をすると、その濃厚接触者、当然職場に帰って毎日毎日ミーティング、カンファレンスをやりますから、そういった方は全部自宅待機になって、基本、外来受入れとかそういったことが止まりますのでね、そういう意味では、その病院がどーんと機能ダウンするんですね。ですから、そういう意味で、この病院、医療機関でのですね、院内感染をいかに減らしていくか、いかにこれを増やさないかということが、これはもう一番の肝だと思いますよ。医療崩壊を防ぐためには。
 ということなんで、我々はずっと、3月半ばからですね、軽い方は宿泊施設に入ってもらおうということで準備をしてきたんですね。ですから、そういうことも含め、できるだけその病院、医療機関と、こちらの軽症、無症状の方との接触を断つという形のことをですね、やってきた。これからもそれはしっかりやってかないかんというふうに思います。
 もう東京がですね、ああいう形で噴き上がって、さらにですね、もう一般の救急の患者さんも受け入れられない、ほとんどの病院が受け入れられてないと思いますが、受け入れられないというのはもうその救急病院の中でですね、とか大学病院でも院内感染がいっぱい起きたということが一番効いていると思いますよ、あれ。
 ですから、そういう意味では、それを引き起こさないようにですね、どうするかということが一番大きな課題ではないでしょうか。
 なので、それぞれの医療機関で心して、注意してやっていただくということはもちろんなんですが、昨日の済衆館病院でも、その看護師さんがどっからうつられたか分かりませんのでね。そういう意味では、多分そこで出て患者さんに接触されたんで、そこだということだろうと思いますが、そうなると本当に苦しいので、そうならないように、できるだけそのリスクを減らしていく。
 ですから、一般の病院とかクリニックに行かなくて検査ができるような、いわゆる検査外来をですね、作らなきゃいけないというのもそういう趣旨だと思っております。もう今具体的にどんどん準備を進めておりますので、準備が整ったらこれは発表したいというふうに思いますが、そういう意味では、そうした形で、できるだけ病院と、通常の病院ですね、通常の病院と感染者を受け入れる病院とのあれを切りたいというふうに思いますので、そういった面での対策を、今ならまだやれるんですよね。東京や大阪のようになったらもうできません。もうそのキャパが全くありませんから。そうなっては遅いので、そうなる前にですね、いかに手が打てるかということだと思います。
 ということなので、何とか、感染がぐっと噴き上がってないので、今のうちに準備を進めていきたいというふうに思っております。