知事の記者会見
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令和2年8月11日(火) 午前10時
1 知事発言
 皆さん、おはようございます。8月11日火曜日の午前10時、定例の記者会見を始めさせていただきます。

(1)新型コロナウイルス感染症について
(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/)

 お盆休みに入りまして、最初、前半の3連休、山の日を含む3連休はですね、終わりましての休み明けということでございますが、今週は、平日とはいいながら、明後日13日、13、14、15とお盆でありますし、16日はですね、日曜日ということでありますので。
 お盆休み前ということでありますし、また、いつも申し上げておりますが、愛知県はやはり製造業、トヨタカレンダーで動いている会社が多いわけでありまして、今週はお休みという会社が多いかと思います。また、学校も全て今お休みということでありますので、そういう意味では、このお盆休み、そしてその前後で行動の自粛・変容をお願いをして、この新型コロナウイルス感染症を抑え込んでいきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 まず、お手元のですね、この新型コロナウイルス感染症の資料について、昨日のですね、101人を加えたものの分析というのが、いつも申し上げておりますが、夜中までかかって作って、この午前の会見に間に合わせたというものでございますので、御覧をいただければというふうに思っております。
 まず、1枚目がですね、年代別の内訳ということで、30歳代以下は65.1パーセントということでございます。40代、50代の方が、やはり少し年代が、広がってきているというのが受け止められます。より警戒が必要だということでございます。
 そして二つ目、2枚目でございますが、中等症、重症の方の割合が6.4パーセントということで、これも徐々に中等症の方が増えてきているということで、要警戒、警戒が必要だということでございます。
 3枚目はですね、その入院等の内訳でございます。中等症の方がですね、7月、8月、2枚目の紙でいきますと159人ということでありますが、今入院されている方は127人ということでありまして、32人の方、一部重症になられた方もおられますが、ほとんどの方は軽快をして、軽症の方に移っているということでございます。
 そして、昨日の時点で入院300人、入院調整92人、そして自宅療養1,310人、調整は昨日の101人ということでございます。
 そしてですね、この施設入所でございますが、施設入所につきましては、健康プラザが24人、名古屋の東横INNが25人ということでございます。健康プラザの方はですね、その1日前に比べて、これは4人減っております。名古屋の東横INNにつきましては、7人増えて25人ということでございます。
 やはり名古屋市内の方が多いものですから、やはりだんだん名古屋の東横INNの方に人が増えてきているということではないかと思います。ただ、能力的には十分余力がありますので、またこの施設入所もですね、しっかりと運用をしていきたいというふうに思っているところでございます。
 ちなみに、昨日は101人の方が新たに新規の陽性者ということでありますが、退院の方は97、施設からの退所の方が7ということで、差引きで入院等の方が3人減っております。3人減っておりますということでございまして、これからそういう方、今日、明日は多分相当、退院・退所の方というか、特に退院の方が多いのではないかというふうに思います。お盆前でもう退院するという方が多く出てくるのではないかというふうに思っておりますが、いずれにいたしましても、そういう状況ということでございます。
 65パーセントの方が30代以下ということで、多くの方が若い。そしてまた、94パーセントの方が軽症・無症状。ほとんどの方が軽症・無症状だということの中で、こうした病院、そしてまた入所施設の運用を引き続きしっかりとやっていきたいというふうに思っております。
 そして、4枚目の検査件数。これは前から申し上げておりますように、木曜日までの数字しか入っておりません。変わっておりません。今日の午後ですね、3時過ぎに名古屋市から数字をもらってですね、集計して、金、土、日、月という形で修正して、また報告をしたいというふうに思っております。
 なお、名古屋市の方には、これは毎日報告しなければならないということをですね、きつく申入れをしております。休みであっても、みんなやっているわけですからね。現に現場、名古屋市の衛生研もフル回転で頑張っているということでありますので。集計だけなので、それはきちっとやってもらうということで、やってもらうことにいたしております。
 そして、最後は経路不明の割合ということで、御覧をいただければというふうに思っております。
 いずれにいたしましても、何度も何度も繰り返しで恐縮でありますが、愛知県は緊急事態宣言を発出中ということでございます。お盆休みを挟んで8月の24日月曜日まで、名古屋の栄・錦の休業要請、営業時間短縮と併せて、8月24日までこの緊急事態宣言ということでございます。お盆休みを挟んで、こちらの不要不急の行動自粛・変容、お盆休み期間中の行動自粛、県をまたぐ不要不急の移動の自粛、帰省につきましては御家族と今一度御相談をしていただいて、不要不急であれば控えていただきますようにお願いを申し上げております。感染防止対策の徹底をお願いをいたします。このお盆休みを挟んだ期間、今しばらく、今しばらくですね、行動の自粛と変容、我慢をですね、お願いを申し上げたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 以上がですね、この新型コロナウイルス関連ということでございますが、また今日の午後ですね、3時半をめどにまた皆様には御報告をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。

(2)「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントについて
(https://www.pref.aichi.jp/kenkotaisaku/netyuusyou/1.html)

 それではですね、今日は1点しかありませんが、その前にですね、連日暑い日が続いております。新聞、テレビ等の報道でもですね、この新型コロナウイルス感染症と併せて、熱中症についてもですね、お気を付けをいただきたいという報道、番組等が連日連日出されております。
 そういう意味で、お手元に資料が2枚お配りをしてあります。「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントということと、これは今、県のホームページでお知らせをしている内容でございます。そして、夏休み前にですね、夏が始まる、本格的な暑さが始まる前に、愛知県内の子供たち全員にですね、6月23日付けで、熱中症に気を付けていただきたいということで、私からメッセージを子供たちにお届けをさせていただいております。それをお配りをしております。
 是非、この新型コロナウイルス感染症の拡大防止と熱中症予防についてですね、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 ということで、私からは改めてですね、この「新しい夏の新しい予防」、「熱中症予防行動」ということで、県民の皆様にはですね、何とぞ、この「熱中症予防行動」を取っていただくということをお願いを申し上げたいというふうに思っております。
 そして、具体的には、「暑さを避ける」、そして「適宜マスクをはずす」、「こまめに水分補給」をする、そして「日頃からの健康管理」、そして「暑さに備えた体力づくり」ということで、5点お願いを申し上げたいというふうに思っております。「新しい夏の新しい予防」、「熱中症予防行動」を何とぞよろしくお願いをいたします。
 もう一度申し上げます。「暑さを避ける」。炎天下ね、無理をしてといいますか、炎天下の外に出たり、暑い日なたで活動するということは避けていただく。日陰、木陰、そしてまたエアコンの効いた室内でお過ごしをいただきたいと思います。そしてマスクは適宜外していただくと。もう2メートル離れていれば、する必要はないということでございます、屋外ではね。ということなので、「適宜マスクをはずす」。そして水分をこまめに取る、「こまめに水分補給」。そして「日頃からの健康管理」。感染症対策ということで、皆さんね、適宜適宜、定期的に体温を測っていただいていると思いますが、健康管理をお願いします。そして「暑さに備えた体力づくり」ということで、適度な運動をお願いをいたします。「新しい夏の新しい予防」、「熱中症予防行動」ということで、よろしくお願いを申し上げます。
 これはまた後でお配りもしますね、これね。ちょっと準備が。これに間に合わせるのにちょっと一生懸命やっていましたので、後でこの紙はお配りをいたします。御覧をいただければというふうに思っております。
 ちなみにですね、熱中症での救急搬送のデータはですね、毎日毎日、これは集計をしておりますが。救急搬送もあれですね、データ的には、2年前、一昨年が非常に多かったんですね。非常な猛暑でありました2018年夏。そして、去年はそれよりも少し減り、今年はですね、それよりも大分減っております。というのは、やはり梅雨明けが、7月はほぼほぼ梅雨だったということでありましたのでね、そういう意味での熱中症での搬送は、これまでは大きく減っておりますが、この先週来の猛暑でですね、これは大変厳しい状況だと思います。しばらくはずっと、名古屋も36度、37度のですね、この猛暑日の予報でありますので、お気を付けをいただきたいというふうに思っております。よろしくお願いをいたします。

(3)令和2年度愛知県教育文化奨励賞被表彰校の決定について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/syogaigakushu/0000053312.html)

 それではですね、私から今日の発表事項を1点申し上げます。令和2年度愛知県教育文化奨励賞被表彰校の決定についてであります。
 愛知県では、教育文化の振興を図ることを目的として、2007年度から「愛知県教育文化奨励賞」を設け、優れた文化芸術活動を行っている学校を表彰しております。
 この度、令和2年度を決定しました。今年度は、市町村教育委員会、学校から推薦された13校の中から、総合的に評価をし、知事表彰として3校、教育委員会表彰として3校を決定をいたしました。
 知事表彰には、県の無形民俗文化財である「えんちょこ獅子(じし)」の保存・継承活動を27年間継続して行っている高浜市立南中学校、全国高校漫画選手権大会(まんが甲子園)で第2位の成績を収めた県立豊明高校、日本高校ダンス部選手権公式選抜大会グランプリ決定戦でグランプリに輝いた光ヶ丘女子高校を決定しました。
 また、教育委員会表彰は、東海アンサンブルコンテスト・サクソフォン四重奏で優秀賞朝日新聞社賞を獲得した碧南市立棚尾小学校、中部日本高等学校演劇大会で文部科学大臣賞を獲得した県立津島北高等学校、全日本合唱コンクール全国大会で金賞岡山県知事賞を獲得した桜花学園高校を決定をいたしました。
 表彰式は、8月22日土曜日、愛知芸術文化センターにて開催します。私も出席し、表彰状を授与するとともに、受賞校の皆さんにお祝いの言葉を申し上げます。
 なお、表彰式は、新型コロナウイルス感染症対策を徹底するため、受賞校の皆さんを始めとした関係者のみで行います。
 また、当日は、県内の国公私立高校文化部生徒の総合的な発表の場である「アートフェスタ-愛知県高等学校総合文化祭-」を、同じ愛知芸術文化センターで開催をしております。今年度の「アートフェスタ」は、8月の18日の火曜日から23日日曜日まで、展示部門のみの開催ではありますが、入場無料、どなたでも御覧をいただけます。感染防止対策に十分御留意いただきつつ、高校生によるえりすぐりの芸術作品もお楽しみをいただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
 その資料がその後にお配りをしてありますので、御覧をいただければというふうに思っております。
 受賞校のですね、概要でございます。そして、カラー刷りのパンフレットが愛知県高等学校総合文化祭のペーパーでございます。
 残念ながら、今年は展示部門のみの開催ということでありますが、多くの皆さんにね、「密」にならないように、また御覧をいただけたら有り難いなというふうに思っております。
 今回の教育文化奨励賞はですね、芸術文化の分野において、県域を越す広域的規模のコンクールなどで優勝等の成績を収めた学校、又は国、県、市町村の無形民俗文化財の保存・継承活動を10年以上継続する学校ということでございます。
 ということで、今年度は、この新型コロナウイルス感染拡大防止のため、このアートフェスタは、美術・工芸、書道、写真の展示部門、美術・工芸と書道、写真の展示部門だけを開催いたします。舞台、パネル、文芸というのは、舞台というのは合唱、吹奏楽、演劇、それから文芸は講演会とか交流会、それからパネル部門は自然科学、ボランティアの発表ですが、こういったものは、残念ながら今回は中止ということでございます。美術・工芸、書道、写真の展示部門だけの開催ということでございますが、関係の皆様には、是非、御覧をいただけたら有り難いなというふうに思っております。
 私からは以上でございます。

2 質疑応答
(1)リコール運動について
【質問】 愛知県の選挙管理委員会が今日、申請書を受理する予定で、高須院長がリコール運動を始めるようですけれども、それについて一言頂戴できますか。
【知事】 何度も申し上げておりますが、特段のコメントはありません。
 ただ、スケジュール的にはですね、選挙管理委員会が、先週の6日の木曜日に、もう手続は済んだということで連絡をしてあったようでありますが、何かそちらの方の方々の準備ができていないということで、この何日か過ぎたというふうに聞いております。手順、手続は粛々とやっているというふうに聞いております。
 ただ、特段のコメントはありません。前から申し上げているとおりであります。
 なお、やはり法律、日本は法治国家でありますから、法律を守って、法律を遵守して、すべからく活動をやっていただかなければならないというふうに思います。そして、事実と違うことをですね、事実でないことを言い募るということは、最近話題になっております誹謗(ひぼう)中傷、名誉毀損ということになりますので、そういった場合はやはり厳正に対処するということが必要ではないかと思っております。
 そしてもう一つ、やはり新型コロナウイルス感染症のですね、拡大、蔓延(まんえん)を防止する、これを封じ込めていく、抑え込んでいかなければならないということで、私どもは休みもなく全力でやっているわけでありますので。そうした感染症を抑え込んでいくということでね、そこはやはり念頭に、これはすべからくの活動ですが、すべからく県民の皆様には、その新型コロナウイルス感染症を抑え込んでいく、封じ込めていくということはしっかりと念頭に置いていただきたいということは、申し上げたいと思っております。
 以上です。

(2)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 新型コロナの感染封じ込めというところに関してですけれども、愛知県と他の自治体との連絡調整というところで質問です。
 私どものところに、実際こんな話がありました。瀬戸保健所管内で、名古屋市内の特別養護老人ホームに勤める職員の方が陽性だったということが確認されたそうなのですが、その特養の職員が感染したということが名古屋市側に連絡が一切行っていないというような話がありました。
 市側は特養からの報告で事態を把握しているということなのですけども、瀬戸保健所から、当該区の保健センターなり市の方に、職員が感染しました、陽性でしたということが報告がなかったというような話がありまして、こういった情報交換がきちんとされているかどうかというのは、知事はどの程度把握してらっしゃいますか。
【知事】 すみません、もう一度正確に言っていただけますか。
 御自分がばーっと言われてもですね、今のお話はどういう具体的な内容なのか、ちょっとうまく聞き取れなかったものですから。
【質問】 もう一度申し上げます。
【知事】 はっきりと、具体的に言っていただけませんか。
【質問】 瀬戸保健所管内の自治体にお住まいの方で、新型コロナが陽性だというふうに判明した方がいらっしゃいました。この方は名古屋市内の特別養護老人ホームに勤める職員の方でした。その特養の職員の感染が判明しましたという情報共有が、瀬戸保健所から名古屋市サイドになされていないと。
 名古屋市側は、その特養自体から、うちの職員がどうやら感染しましたということで報告を受けたので把握をしたのだけど、なかなか瀬戸保健所から職員が感染していましたという情報の共有がされないと。
【知事】 それはそういうことになっているのか。要は、瀬戸保健所管内の方が陽性だということが検査で確認をされたということなので、瀬戸保健所はそれが分かって、その方のいわゆる濃厚接触者を割り出して追っかけているわけだな。
【感染症対策局長】 普通であれば、名古屋市に勤務場所があれば名古屋市とも話をします。
【知事】 普通は話をする、通常は話をすることになっているんだな。
【感染症対策局長】 ちょっと具体的にそのケースはよく分からないですけど。
【知事】 まあそういうことですね。
 だから通常は、割り出して追っかけていくときに、勤務先がそちらであればそちらの方のところの、特養であろうが事業所であろうが、そちらのところに昼間勤めていますよということは、連絡しながら情報共有してやっていくのが普通ですね。
 ですから、それがやれてなかったということであれば、誰かがそれはそこのところでちゃんと対応しなかったということではないでしょうか。ですから、それはやっぱり厳にそういうことがあってはならないということだと思っております。個別のケース、ケース・バイ・ケースでしっかりと対応していくということだと思っています。
 それが事実であれば、そこはしっかりと、そんなことでは駄目だということはですね、しっかり指摘をして、改善といいますかね、必ずそんなことが二度とないようにね、しっかり対応するように指示をするということになると思います。

【質問】 先週からお盆休みに入って、ちょうど3連休が終わったところです。7月の中旬頃から感染者がわーっと増え始めて、昨日は100人程度ということで、一旦ちょっとだけ下がっているようですけれども。この3連休で抑え込まなければならないという話を知事はされておりましたが、この3連休を終えて、現状の愛知県内の感染者数の推移の評価は、どのようでしょうか。
【知事】 昨日まで14日連続100人台ということでありますから、引き続き厳しい状況に変わりはないというふうに思っております。
 要は、3連休になって、昨日もね、午後、昨日は6時か、夕方に申し上げましたが、昨日も愛知県の衛生研で350検体、若しくはもうちょっと、400ぐらい回していると。名古屋市も200ぐらい回しているので、行政の検査は、ほぼほぼ平日と同じぐらい回しておりますが、医療機関の検査が、やはり3連休の最後の日が休みということなので、そこがちょっと少ないのではないかという感じはいたします。
 なので、今日、明日はやはり平日ということなので、またそういう医療機関、民間のですね、医療機関の検査件数が上がってくれば、それは可能性としては、やはり陽性者も増えてくるという可能性はあろうかと思います。
 ということなので、傾向として落ち着いているとか何とかという話ではないと思いますので、そういう意味でですね、やはり引き続き厳しい、厳しい状況だということをしっかり認識をしてですね、対処をしていきたいと思っておりますし、県民の皆様には、ずっとずっと申し上げておりますが、やはりこのお盆休みを挟んだこの期間で行動の自粛、行動の変容をしていただいて、そして感染拡大を抑え込んでいきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願い申し上げたいというふうに思います。