知事の記者会見
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令和2年8月24日(月) 午前10時
1 知事発言
 おはようございます。8月24日月曜日午前10時のですね、定例記者会見を始めさせていただきます。

(1)あいちアール・ブリュット展の開催について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/shogai/aichi-a-ru2020.html)

 それではですね、今日は発表事項1点でございます。お手元の資料を御覧をいただき、お聞きをいただきたいと思います。
 「あいちアール・ブリュット展」の開催についてであります。
 愛知県では、2014年から、障害のある方から寄せられた作品を展示する「あいちアール・ブリュット展」を開催をしております。この度、第7回目となります「あいちアール・ブリュット展」を開催することになりました。
 記者発表資料の1ページを御覧ください。開催期間は、9月17日木曜日から22日の火曜日・祝日まででありまして、会場は、名古屋市東区の名古屋市民ギャラリー矢田であります。
 例年は、開会式やホールイベント等を開催をしておりますが、今年度は、新型コロナウイルス感染防止のため、作品展のみを開催をいたします。開催に当たりましては、入場前の検温、マスク着用、手指消毒をお願いするなど、新型コロナウイルス感染防止策を徹底をしてまいります。
 次に、記者発表資料の裏面を御覧をいただきたいと思います。
 表面がね、今、私が申し上げた期日とか場所が書いてありますね。裏面がですね、作品の数ということでありますが、作品展では、公募作品展として、666点の作品を展示するとともに、「あいちアール・ブリュット美術館」と称しまして、これまでの「あいちアール・ブリュット展」で複数回入選された方や、「絵を描くこと」を仕事として企業に就職して活躍をされている方など、愛知を代表する作家53名の作品を展示をいたします。
 また、「文化芸術を通した共生社会」をダンス劇で実践をしている団体、「愛Wish(あいうぃっしゅ)プロジェクト」が、義足のダンサーとして知られる大前光市(おおまえこういち)さんを始め、東海地方の障害のある方を交えて制作した朗読劇の映像作品を会場内で上映をいたします。朗読劇の映像作品ね、ということでございます。
 あわせて、障害のある方の芸術的な才能の発掘に御協力いただいている一般社団法人アティックアートと連携をし、「あいちアール・ブリュット展」の展示作品から原画を選定をして、タオルやボックスティッシュなどの企業のノベルティグッズを制作します。
 私も毎年、「あいちアール・ブリュット展」で、個性豊かな多くの作品に出会い、感銘を受けてきました。今年も、たくさんの力あふれる作品を拝見することを楽しみにしております。入場無料でありますので、是非、御来場いただいて、障害のある方の「芸術のチカラ」をじかに感じていただきたいと思います。
 ということで、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。
 これがそのちらしでございますね。ポスターということで。こちらにも様々書いてあります。御覧をいただければと思います。
 毎年、作品公募のときにですね、テーマを決めておりまして、2014、2015が「記憶のアート」、2016年は全国障害者芸術祭もやりまして、そのときのテーマとしては「なんだこれは!?」というものでありました。それから昨年、2019が「情」、情けということでありますが、今年はですね、「つながるアート」。テーマは「つながるアート」といたしまして、「みんなの心のつながり」を表現した作品を募集をしたところ、84点の応募がありました。自由部門も集めて全部で666点ということでございます。
 そして、応募いただいた作品の中から優秀作品30点を選考し、来年3月にまた、名古屋市栄の愛知芸文センターで開催する「あいちアール・ブリュット優秀作品特別展」も開催をし、展示をいたします。
 また、来年2月には、豊川市桜ヶ丘ミュージアムで「あいちアール・ブリュット・サテライト展」も開催をいたします。これは、今年の2月もね、この豊川市桜ヶ丘ミュージアムでサテライト展を開催いたしまして、三河地方にお住まいの多くの方にお越しをいただいたという実績がありまして、今年もそういう形でサテライト展を開催したいというふうに思っております。
 そして、アート雇用ということで、今ですね、このアティックアートさんとも関連するんですが、こういうアール・ブリュットの展示作品から原画を選定をして、企業のノベルティグッズを作っていただくのが、アティックアートさんということでありまして、そういう原画を、絵を描くということで企業さんが採用していただいている方が計6社で12名。計6社で12名の方の雇用が、現段階で生まれているということでございます。ということで、これを更に広げていきたいというふうに思います。
 そして、先ほど申し上げました「愛Wishプロジェクト」というのは、様々な動物たちが登場する絵本を、義足のダンサー・大前光市さんや、東海地方の障害のある方を交えて表現した朗読劇を行うということでございます。これはですね、この「愛Wishプロジェクト」というは、2011年の12月に障害者を含む老若男女が共に踊る文化活動プロジェクトとして結成をされたということでございまして、今年は私どもの「あいちアール・ブリュット展」とのコラボでですね、この朗読劇を御披露いただくということでございます。
 そして、感染防止対策として、この名古屋市民ギャラリー矢田の七つの展示室全部を使いまして、やりますが、さらに、10名以上の団体でお越しになるときは、事前に来場日時の調整を行い、「3密」の状況を避けて御覧をいただこうというふうに思っております。
 入場前には体温計による検温、そしてまた体調の優れない方、また37度5分以上の発熱がある方は入場を御遠慮いただき、また、人と人との距離の確保、マスクの着用、手指衛生など、基本的な感染防止対策を徹底をしていただくということで進めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(2)新型コロナウイルス感染症について
(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/)

 以上が本日の発表事項でありますが、それでは、お手元に資料がありますので。
 土日はですね、今回は、感染状況の数値等については、記者クラブの皆さんにはお知らせをし、また公表もさせていただきました。そうしたことでありますが、お手元に今日段階、昨日段階、今日段階といいますかね、の感染状況の資料がありますので、御覧をいただければと思います。簡単に概略を申し上げたいと思います。
 まずは、この新型コロナウイルス感染症患者の年代別の資料でございます。
 30歳代以下の若い方が圧倒的に多かったんですが、今は60パーセントを切った状況でございます。もともとは70パーセントをずっと超えておりましたが、やはり40、50代、60代ということで、中高年層への感染の広がりというのが見えているということで、要警戒だということであります。経路不明の割合も55パーセントということでございます。
 そして、2枚目のカラー刷りの資料は感染者の症状別状況ということで、中等症・重症の方がやはり増えてきているわけでございます。これは、もともと4パーセントもなかった状況からじわじわと増えてきて、いわゆるやはり中高年齢層に広がっていくことと併せて、中等症・重症の方が増えてきているということで、警戒が必要であります。
 なお、この中等症・重症のこの数は延べ人数でありますので、実際に今入院されておられる方はどのぐらいかといいますと、この3枚目の資料でいつも整理をさせていただいております。
 御覧をいただきますと、これは昨日の午後8時現在ということで、それを症状別等で、入院状況等をですね、翌日の朝に間に合うように整理をするというものでございます。
 ちなみに、その前の日22日から23日にかけての変化でありますが、昨日は新規感染者が50人でありました。50人増えて、そして退院等で55人が出ておりますので、そういう意味では、トータルではマイナスの5ということでございますが、亡くなっている方が3人おられますので、入院等の状況でいけばですね、トータルではマイナス8ということになっております。
 状況でありますが、中等症の方はですね、3人増えて121人ということでございます。なので、こちらの2枚目の資料との差引きを見ますと、310人が中等症、延べでありますが、121人が入院、今、現在入院ということでありますので、190人の方はもう軽快して、治って退院されておられるということでございます。重症の方、26人の方は、一昨日からは、前の日からは変わっておりません。ただ、重症の方26人というのは、大変厳しい状況だというふうに思っております。引き続きですね、医療体制をしっかりと確保をしていきたいというふうに思っております。
 続いて、入院調整中は5人、そして施設入所は前の日より5人増えまして。入院調整は5人増えて28人、そして施設入所は前の日より5人増えて64人。これは東浦の健康プラザが4人増えて23人、名古屋の東横INNが1人増えて41人、自宅療養の方は5人減って605人ということでございます。
 そしてですね、クラスターの状況ですが、医療・高齢者施設でのですね、Pクラスターというのが4人増えて34人。そしてもう一つですね、その前の日ですかね、に発生をしたSクラスターというのがございますが、これは飲食店、カラオケができる飲食店ということで。上の方の繁華街の飲食店というのは、これは名古屋の繁華街のということで、そうではないそういう飲食店ということで、カラオケができる居酒屋の、居酒屋さんですかな、飲食店ということでございまして、これは半田市にあるお店ですね。これが21人のクラスターということで確認をされております。
 そしてですね、あとはですね、4枚目は検査の件数。名古屋市さんからもですね、土日も数値が報告を頂けるようになりましたので、連日、御報告をしております。ただ、医療機関のところがどうしても後追いになりますので、またさらに、それは私どもが拾ってですね、また追加をしていきますので、徐々に増えていくということでございます。
 それから、最後は経路不明の割合ということで、御覧をいただければというふうに思っております。
 私からは以上であります。

2 質疑応答
(1)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 この土日の新型コロナウイルスの発生が50人とか60何人という数字になっていますけれども、2日連続で数字がややこれまでより少なくなった背景とか原因とか、ありましたら教えていただけますでしょうか。
【知事】 先ほどの4枚目かな、検査件数でいって、土日はやはり検査件数が少し少なめということはあるかと思いますが、ただ、傾向的にですね、昨日までで2桁といいますかね、100人を切るのが10日連続ということでありました。その前に、8月の10日まで、7月28日からね、8月の10日までが14日連続100人台ということでありますと、昨日までですね、8月14日から8月23日まで10日連続、いわゆる、これは43人から90人までですかね、2桁ということでありましたので、傾向的にはやはり新規陽性者、患者さんは減っているというのは、傾向的には明らかに言えるというふうに思っております。
 このお盆休みを挟んでですね、もともとお盆休みは、愛知県の場合はやはり製造業中心の経済圏ということでもありますし、ある意味で、トヨタカレンダーでですね、動いているということもありますので、お盆は基本的には多くの会社が休みますので、夜のそうした繁華街に行かれるというのは少なく、ぐっと減るということに加えて、やはりその前後で緊急事態宣言を私どもは出させていただいたので、そのことによっての行動の自粛、行動の変容というのが明らかにあるのでですね、そのことがこの新規の陽性者、患者さんのですね、減少につながっているということは言えるというふうに思っております。
 ということで、もちろんですね、重症者の方、中等症の方は増えております。年齢も、やはり中高年層への広がりというのも見られます。これはやはり東京、大阪と同じような傾向がやはり出てきておりますので、そういう意味では、引き続きですね、県民の皆様には警戒をしていただいて、この感染防止対策をしっかりですね、取っていただけるようにお願いを申し上げたいというふうに思っております。
 ただ、こういう緊急事態宣言、そしてまた休業、営業時間短縮の要請というのは、ずっとですね、のべつ幕なしにやるというものではないと考えております。したがいまして、本日が期限でありますので、今日の午後、感染症対策本部員会議を開いて、そこにお諮りをして、本日付けで一旦の区切りということにさせていただきたいというふうに思っております。
 ということで、本日までが緊急事態宣言ということでありました。そして、その折に、不要不急の行動の自粛・変容、そして最近ではやはり高齢者等への拡大防止ということをお願いをさせていただいております。緊急事態宣言は本日までということでありますが、引き続き「厳重警戒」。第3段階ですね、オレンジゾーン、「厳重警戒」だということでありますので、引き続きですね、この行動の自粛、行動の変容、そして高齢者への感染の拡大防止、そして感染防止対策の徹底、これは何とぞ引き続きお願いを申し上げたいというふうに思っております。改めて県民の皆様に申し上げたいというふうに思っております。