知事の記者会見
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令和3年1月12日(火) 午前10時
1 知事発言

 皆さんおはようございます。1月12日火曜日、昨日は成人の日でありまして、3連休明けのですね、定例記者会見を始めさせていただきます。

(1)第8回新型コロナウイルス感染症に関する東海3県知事によるテレビ会議の開催について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/bosai/sankenkaigi.html)
 さて、それではですね、まず、お手元の資料の一番後ろのところに1枚紙がありますので、御覧をいただければと思います。
 第8回新型コロナウイルス感染症に関する東海3県知事によるテレビ会議の開催について申し上げます。
 本日、1月12日午後1時から、Web会議におきましてですね、3県知事会議を開催をさせていただきます。所要時間は30分を予定をいたしております。
 これは、国が「緊急事態宣言」を出しましたので、それに伴う私ども愛知、愛知と岐阜についてですね、対象区域の追加要請についてということで、意思統一、意思確認をさせていただくということと、また、三重県さんもですね、それに足並みをそろえてですね、東海3県で、愛知・岐阜・三重3県でコロナ対策をやっていくということでありますので、それについての情報共有、認識の共有、意思統一、意思確認をやらせていただきたいというふうに思っております。
 前回は第7回、12月15日、「年末年始に向けた愛知・岐阜・三重3県知事共同メッセージの発出」ということでやらせていただきました。今回が第8回ということでございます。今日午後1時から予定しておりますので、よろしくお願いをいたします。

(2)「新しい生活様式」で活躍するサービスロボットの実証実験・デモンストレーションの実施について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/jisedai/robotshowcase2020-start.html)

 それではですね、私から発表事項1点を申し上げます。
 「新しい生活様式」で活躍するサービスロボットの実証実験・デモンストレーションの実施についてであります。
 愛知県では、サービスロボットの社会実装を促進するため、県内の様々な施設においてロボットが活躍する姿を広く御紹介する「あいちロボットショーケース」を昨年度から実施をしております。
 この度、今年度の事業に参加するロボットや、実証実験及びデモンストレーションを実施する施設などが決まりましたので、お知らせをいたします。
 今回は、ウィズコロナ・アフターコロナ時代の「新しい生活様式」にも対応した「案内」や「警備」、「清掃・消毒」、「荷物搬送」など、計29機のロボットが参加をいたします。
 今月18日から24日まで大名古屋ビルヂングで実施するのを皮切りに、藤田医科大学病院、名古屋市内のビジネスホテル及び中部国際空港の4か所において実証実験を行います。
 一般の方は見学はできませんが、後日、実証実験の様子を撮影した動画を「あいちロボットショーケース」の特設Webサイトで公開いたしますので、是非御視聴をいただきたいと思います。
 また、2月の5日・6日にAichi Sky Expoで開催する「SDGs AICHI EXPO 2020」の会場内において、こちらは、一般来場者向けのデモンストレーションを行います。
 こうした取組を通じまして、県民の皆様の暮らしに役立ち、また、「新しい生活様式」で活躍するロボットの普及や、本県におけるロボット産業の更なる振興を図ってまいります。
 ということで、お手元の資料にありますように、今、私が申し上げたことの趣旨、そして実証実験・デモンストレーションの概要ということで、まずはですね、大名古屋ビルヂングにおきまして、ビルのテナント企業さんの協力の下、オフィスや商業施設で活躍する案内、警備、清掃・消毒、荷物搬送ロボットなどの実証実験を行います。参加ロボットは19機。ここが一番多いですね。
 続いてですね、Aichi Sky Expoで2月の5・6日で開催される「SDGs AICHI EXPO 2020」に出展をいたしまして、案内や屋外清掃ロボットなどの一般向けのデモンストレーションを行います。参加ロボットは7機。
 そして、藤田医科大学(病院)では、医療現場をサポートするロボットとして、紫外線照射による消毒ロボット、また、薬剤や食事を運搬するロボット、人を乗せて自律走行するモビリティロボットの実証実験を行います。参加ロボットは5機。
 そして、名古屋市内のビジネスホテル「ホールアーク」では、従業員の代わりに受付業務を行うロボットの実証実験を行います。
 また、中部国際空港では、自動走行で空港のカートの回収を行うロボットの実証実験を行うということでございます。
 それをですね、撮影した動画を、「あいちロボットショーケース」ということで、特設Webサイトで公開いたしますので、後ほど御覧をいただければというふうに思っております。
 裏面ですが、新型コロナウイルス感染防止対策には万全を期してやっていきたいというふうに思っております。
 また、取材の申入れは、この下記4にある問合せ先にお願いをさせていただきたいと思います。
 あとはですね、この資料ということで、また御覧をいただければというふうに思います。資料のカラー刷りのもののあれですね、4ページ以降は、こういうロボットを使っていろんな実験をすると。4ページ、5ページですね、ということでございますので、また御覧をいただきたいと思います。様々なロボットがもう実用化をされている、されていくということでございます。
 また、詳細については、また部局の方にお問合せいただければというふうに思っております。
 昨年度はですね、8月にAichi Sky Expoの開業、11月にG20の外務大臣会合の開催時に、一般の方向けのデモンストレーションを実施をいたしました。今年度は、実施場所を今申し上げた空港とか商業施設、医療機関、宿泊施設など様々な施設に拡大をいたしまして、各施設のニーズに対応するサービスロボットの実証実験を中心に展開をいたします。
 29機のロボットが参加をいたしまして、新型コロナウイルス感染症対策ということで、清掃・消毒などのロボットも今回参加をするということでございます。また、特設Webサイトで報告をいたしますので、また是非御覧をいただきたいと思いますし、是非また、取材の機会を設けることになると思いますので、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。

(3)新型コロナウイルス感染症について
(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html)
 ということでございますが、それではですね、以上発表事項ですが、それに加えまして、今日午前中ですが、お手元に昨日までの状況の資料がありますので、御覧をいただければというふうに思っております。補足して説明をさせていただきます。
 まず一つ目がですね、新型コロナウイルス感染症の年代別の状況ということでございまして、70歳代以上の方の割合が16パーセント、そして感染経路不明の方の割合が43.5パーセントということで、基本的な状況は変わっておりません。感染経路不明の方の割合が43.5パーセントということで、比較的追えているということだと思っております。
 そして、2枚目のカラー刷りのこれは、重症・中等症の方の割合が10.6パーセントということでございます。ということで、軽症・無症状の方が多いということでありますが、やはりですね、感染者が増えておりますので、入院状況、それからまた重症の方も増えているということで、医療の状況ですね、大変ひっ迫をしておりますので、県民の皆様には、何とぞ行動の変容をお願いを申し上げたいというふうに思っております。
 それから3枚目が、陽性者の入院等の状況でございますが、昨日の夜の時点、ですから、今日の朝、現時点での入院者は696人ということで、過去最多でございます。昨日より4人増えて過去最多。この前、693人という数字がありましたが、過去最多でございます。そして、重症の方が1人増えて49人で、これも1月9日と同じ、最多タイということで、厳しい状況であります。そして、愛知病院が、また昨日より1人増えて31人、これも過去最多ということでございます。そして自宅療養の方は180人増えて2,142人で、これも過去最多ということでございます。施設入所が272人。名古屋の東横INNが147人、豊川が15人、安城が110人ということでございます。
 そして、クラスターにつきましてはですね、新たに三つのクラスターが、この週末に発生をいたしております。4Jのクラスターは、名古屋市内の知人同士の自宅での飲み会、会食でございます。4J、11人のこのクラスター、自宅での会食。そして、続いて4Kのクラスターは、これはスポーツのクラブチームということでございます。13人です。そして、4Lのクラスターは名古屋市内の医療機関。この三つのクラスターが新たに発生をいたしているということでございます。
 なお、クラスターの終息したものについては、この右の方にありますが、医療機関・高齢者施設で終息が確認されたのが、3A、3B、それから3H、それから3J、それから3K、それから3O、3P、3Xのクラスターの終息が確認をされております。という状況でございまして、これが入院の状況です。
 そして、続いて4枚目は検査件数と陽性者数、陽性率でございます。年末年始まで入ってまいります。年末までですね、年末まで。
 5枚目が感染経路不明の方の割合の数字ということで、御覧をいただければというふうに思っております。
 いずれにいたしましてもですね、大変厳しい状況でございます。現段階では「厳重警戒」ということでございますが、感染防止対策を1月7日木曜日に作りましたが、この外出の自粛、そして首都圏1都3県への移動の自粛、そして営業時間の短縮。これですね、営業時間の短縮のお願い、そしてまたテレワーク・時差出勤のお願いなどなどですね、感染防止対策の徹底を何とぞお願いを申し上げたいというふうに思っております。
 今は「厳重警戒」ということでお願いをしておりますが、もう今日午後、先ほど申し上げましたが、東海3県、愛知・岐阜・三重の3県知事会議を開催いたしまして、愛知と岐阜でですね、国の「緊急事態宣言」の発出の要請をですね、確認をしていきたいというふうに思っております。
 ということで、もう「緊急事態宣言」の発出のほぼほぼ手前ということではないかというふうに思っております。県民の皆様には、感染防止対策の徹底をお願いを申し上げます。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 今日午後、東海3県の知事会議を開くということですけれども、今日中に国に対して(「緊急事態宣言」の発出の)要請をするということでよろしいでしょうか。
【知事】 要請はですね、この休みの間、各民放の番組さんにも出させていただきましたが、もう先週から、もう事実上させていただいておりますので、改めて今日は確認をするということではないかと思っております。
 「いつか」と言われたら、もう1月6日の水曜日に、私は午後の会見で、あの日が364人ということで過去最多を更新をし、300人台をですね、いきなりいきましたので、その折にですね、西村大臣とはその午後にも、「こういう状況が続けば国の『緊急事態宣言』の発出を要請せざるを得ない、そういう状況にもなってくると思う」ということと、日々のですね、その日は初めて300人台を超えましたから、「その状況はね、やはり注視をしていかなきゃいけないということですが、そういうことになろうと思います」ということを申し上げ、そして、「日々日々ですね、そういう状況を情報共有して、緊密に連携して対応していきましょう」と、こういう話をお互い確認させていただいたということでございますので、認識としては、もう既にその意思は伝えてあるということでございます。
 ただ、今日は3県知事会議をして、改めて3県知事で意思確認をさせていただき、そしてまた国の方にも、「こういうことですね」ということで確認をさせていただきたいというふうに思っております。

【質問】 確認ですが、3県知事でやるけれども、三重県はその対象には入らないという理解でよろしいでしょうか。
【知事】 三重県さんからはですね、客観的な数字なんですね。ですから、ただ単に、何かちょっと増えたから、患者さんが増えたから「緊急事態宣言」だということにはならないですよね。
 私は、前からずっと申し上げておりますが、やはり感染症、病気の話ですから、これを抑えていくためには、客観的なデータと科学的な論拠・エビデンスに基づいて、やっぱりこれは組み立てていかなければならないということだと思っております。
 なので、そういう意味で、人口当たりからしてですね、私ども愛知県もそうですが、岐阜県さんも人口当たりの感染者(数)が非常に厳しいということなので、一体として国に要請をし、三重県さんの方はそこまでは至らないけれども、ただ、東海3県でやはり足並みをそろえて対策をしていくということで、三重県独自の警戒宣言ですか、そういったものを出して、そして対策として足並みをそろえてやっていくというふうに聞いておりますので、そういった点をですね、改めて今日午後1時からの3県知事会議で確認をしていきたいというふうに思っております。

【質問】 知事は先週、3連休の数字を注視したいということをおっしゃっていましたが、この3連休は若干数字も減ってきたかなと思うんですけれども、どのように受け止めていらっしゃいますか。
【知事】 これまでの傾向ですけど、やはり土・日といいますか、日・月ですね、やはり検査による検体数が、どうしても医療機関が休みになりますとね、土・日の分が減る。それがやはり半日ぐらい若干ずれますので、そうすると、日・月はいつも新規の陽性者数は減ってくるという傾向がありますので、そういうことではないかというふうに思っております。
 なので、そういうことからいたしますとね、やはり、日・月の数値は減ってきたとはいっても、日曜日・月曜日が過去最多でありましたかね、ということで大変厳しい状況ではないかというふうに思っております。また、休みが明けましたので、今日また、多分、明日以降がですね、また大変厳しい状況になってくるのではないかというふうに思っております。傾向的には、やはり感染はですね、大変厳しい状況だというふうに認識をいたしております。
 それと、先週は本当にあれですね、やっぱり東京・首都圏と大阪、そして我々と、水準は違いますけれども、やはり同じような感じで、増えるときは増え、若干減るときは減ってということで、そういう意味では、本当に傾向がですね、パラレルに出ているので、これはなかなか容易ではないなというふうに思っております。
 その中でも、特にやっぱり1都3県・首都圏は、大変感染者の水準も高いので、なかなか厳しい状況だなと。でもって、そこと東海道新幹線で結ばれているので、もう東京・神奈川とすぐ隣というのが新幹線の名古屋駅であり、名古屋・愛知なのかなということなので、そういう意味では、大変厳しい状況が続くということを念頭に置いてですね、対応していかざるを得ないというふうに思っております。

【質問】 県内の飲食店に出している時短要請に関してなんですけれども、例えば、今後、国に「緊急事態宣言」の発令を要請しまして、国から宣言が発令される前の段階で、今の午後9時までの時短要請を、午後8時までに前倒しするとかいった考えはありますか。
【知事】 時短要請についてはですね、要は、こういうふうにやると決めてから4日間の周知期間ですかね。ですから、1都3県・首都圏も今日からなんですね。今日から時短要請。大阪が14日からですかね。9日で決めて、14日ということでありますので、その周知期間はやはり設けていかなければいけないということだと思っております。 なので、今日、3県知事会議をやり、その意思確認をさせていただいて、また国の方ともですね、意思確認を、その意思といいますか考えをね、共有していきたい、確認をしていきたいというふうに思っておりますので。その上で、国の「緊急事態宣言」の発出を要請といいますかね、そういう意思をもう伝えてありますので、そういう状況の中で、今の午後9時までというのを午後8時ということにですね、強化をするということは、これはもうやらざるを得ないと思っております。
 ただ、いつからするかということについては、またその状況を見てですね、にらみながら検討をしていきたいというふうに思っております。
 いずれにしても、1日の協力金が4万円が6万円ということになりますので、またその財源措置も含めてやはり考えていかなければいけませんので、それをいつにしていくかということについては、引き続き検討していきたいというふうに思っております。

【質問】 仮にその「緊急事態宣言」が愛知・岐阜に対しても発令となった場合に、バックボードにもあります冬季国体の方は、現時点では予定どおり実施するということでよろしいでしょうか。
【知事】 これはやはり、国体の主催者ともそれは協議をしなきゃいけませんけれども、現段階、今の段階では、これまで準備をしてまいりましたし、感染防止対策を徹底した上で、予定どおり実施、開催をするということで、現段階ではそういうふうに考えております。
 そこはよくまた関係者と、主催者・関係者と協議をしていきたいというふうに思っております。いろんなやり方はあるかと思いますけどね。
 ということで、今日は午後1時からこの3県知事会議のWeb会議、これはオープンでいいんだね。
【防災安全局長】 オープンです。
【知事】 オープンということにさせていただきます。

【質問】 「緊急事態宣言」の要請についてなんですけれども、既に大筋が伝わっているので、今日は要請しないというお話だと思うんですけれども、今後も要請はされるのでしょうか。それとも、要請はしないということでしょうか。
【知事】 もう要請はしたと認識しています。
【記者】 したという認識ですか。
【知事】 国の方もそういう認識です。
【記者】 分かりました。
【知事】 なので、今日は確認をさせていただくということであります。だから、それを要請ととられるかどうか、それはお任せします。もうしたと。
【記者】 もうしていると。
【知事】 していると、国の方もそういう認識です。
【記者】 分かりました。
【知事】 それは確認してあります。

【質問】 その上で、今日の午後の3県知事会議の後に、改めて3県知事でこういう確認をしたというような連絡を、国にもまた伝えるということでよろしいですか。
【知事】 それはします。それはします。