知事の記者会見
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令和3年5月17日(月) 午前10時
1 知事発言
 おはようございます。5月17日月曜日のですね、定例会見を始めさせていただきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。

(1)第18回日本デフ陸上競技選手権大会兼第24回夏季デフリンピック競技大会日本代表選手選考競技会の結果について
 発表事項の前にですね、一つ申し上げますと、土曜日ですね、土・日でこの知多運動公園陸上競技場で行われました、「第18回日本デフ陸上競技選手権大会兼第24回夏季デフリンピック競技大会日本代表選手選考競技会」が開催をされました。
 15日土曜日の開会式、これは日本の大会で、来年のですね、来年の5月にね、ブラジルでの4年に1回の夏季デフリンピック大会の日本代表を選出ということでありましたので、少人数に絞って、必要最小限といいますかね、その選手で開催ということでありまして。開会式も行ってまいりましたが、参加選手は延べ47人ということでありました。
 そこで選手宣誓をされたんですね、選手宣誓をされた石田考正(いしだたかまさ)選手がハンマー投で第2位となり、派遣標準記録を突破されて、代表候補ということでありましたので、御報告いたします。心からお祝いを申し上げたいと思います。
 あと、あれですね、優勝したり2位になったりという選手はたくさんおられましたが、派遣標準記録を突破しないと代表になれないということなんですね。厳しいことだと思いますが、引き続き、大いに、この石田選手には頑張っていただきたいと思います。

(2)東京2020パラリンピックの日本代表として内定した愛知県ゆかりの選手について
 そして、パラリンピックも、カヌー競技会で、愛知県ゆかりの加治良美(かじよしみ)選手がハンガリーでの「(2021ICF)パラカヌーワールドカップ」で6位となって、東京パラリンピックの日本代表に内定ということでありまして。これも岡崎の方ですね。ということでありますので、大いに頑張っていただきたいと思います。

(3)5Gアンテナ基地局設置に係る県有施設の開放について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/joho/5g-kishahappyou.html)
 それではですね、発表事項2点申し上げます。
 まず第1点でございますが、5Gアンテナ基地局設置に係る県有施設の開放について申し上げます。
 第5世代移動通信システムである5Gは、超高速、超低遅延、多数同時接続などの特長があり、「自動運転」、「スマート工場」など、新規事業の創出や地域活性化を図るための重要なインフラであります。このため、多くの5Gアンテナ基地局を速やかに各地に整備する必要があります。
 基地局を設置する主体は通信事業者ですが、基地局設置の進捗が県民の皆様への5G提供環境の向上に資することから、本県としても「あいちDX推進プラン2025」の個別取組事項として、通信事業者の5Gアンテナ基地局設置を支援することといたしております。
 5Gの電波は、4Gの電波と比較して到達距離が短いため、これまで以上に多くのアンテナ基地局が必要となります。このため、通信事業者による5G提供エリアの拡大のための基地局の設置場所として、県有施設を開放するものであります。
 具体的には、県公式Webサイトに5Gアンテナ基地局の設置候補となる県有施設の位置情報などを掲載するとともに、各通信事業者からの相談等に応じて一括して対応する窓口を設置をいたします。
 県有施設への基地局設置につきましては、これまでは通信事業者が、個別に各施設の状況を確認し、設置についての相談を行っておりましたが、今後は公開するデータベースを基に、各通信事業者がワンストップ窓口に相談し、ワンストップ窓口が一括して県の施設所管課と調整を行うことで、通信事業者の負担を減らし、県有施設への5Gアンテナ基地局の設置を効率的に進めてまいります。
 今後、このワンストップ窓口により、基地局の設置場所の確保を進める通信事業者を支援をし、県内の基地局設置を加速化させていきますので、よろしくお願いをいたします。
 4Gと5G、これはもう釈迦(しゃか)に説法ということでございますが、4Gよりも100倍速いブロードバンドサービスができるということであります。2時間の映画のダウンロードだと、4Gだと5分掛かりますが、5Gだと3秒ということで、100倍ですかね、100倍速いと。超低遅延ということで、タイムラグがなくリアルタイムに遠隔地の機械を操作、制御できると。そして多数の同時接続、スマホ、PC始め、あらゆる機器がネットに接続できるということでございます。
 そして、通信事業者につきましては、5Gをですね、現在県内の基地局で、県内で5G基地局を整備している社はですね、各携帯電話事業者がWebページで発表しておりますが、ちなみにですね、県内ではNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの4社がやっております。多くはやはり、4社とも名古屋市内中心部、名古屋駅周辺・栄周辺をやっておりますし。あとはだからあれですね、NTTドコモは豊田スタジアムと、あと私どもの常滑の愛知県国際展示場も5Gを引いていただいております。KDDIは、名古屋市に加え、岡崎駅周辺、新豊田駅周辺、名鉄一宮駅周辺、それから高蔵寺ニュータウン、東刈谷(駅)周辺と。それからソフトバンクは、新豊田駅周辺、刈谷駅周辺、ラグナシア周辺。楽天モバイルは岡崎駅周辺、名古屋に加えてね、ということでございます。
 今後ですね、そうした形でのサービスが、といいますか、県有施設でそうしたことをですね、したいということであれば、是非また御相談をいただければということでございます。そうした形でですね、やっていきたい。
 お手元の資料にありますように、具体的にはこの県の公式Webページに開設するものでありまして、Webページ上にこの窓口のメールアドレス、電話番号をですね、掲載いたしますので、この資料の2ページですね、この専用ダイヤル、メール。ここに御照会をいただいて、そして申込み、御相談いただいたら、その後相談をして、また具体的にやっていきますので。
 常時だらだらということになりますと、ちょっと効率的ではありませんので、まず、ここにあるように、(3)、第1期、第2期、第3期という形で期間を、期間を区切るといっても1か月ありますのでね。1か月ごとにその期間を提示して、そしてお申込みをいただければ、そこでですね、御相談をしていければというふうに思っております。
 ということでございまして、ちなみに、今まで県有施設で5Gのアンテナ基地局をやっているのは、先ほど申し上げましたが、愛知県の国際展示場と県営名古屋空港の2か所ということでございます。今後、例えば名古屋城周辺で、この三の丸のね、官庁街においても、今までありませんでしたけども、そういったところがあればですね、対応していければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 それがまず第1点でございます。

(4)あいちシェイクアウト訓練の参加者募集について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/saigaitaisaku/aichi-shakeout2021.html)
 続きまして第2点、あいちシェイクアウト訓練の参加者募集についてであります。
 愛知県では、南海トラフ地震などの大規模地震発生の際に、県民の皆様それぞれが、その場に応じて身の安全を確保するための「あいちシェイクアウト訓練」を、防災の日である9月1日水曜日の正午を基本に、県内全域で実施をいたします。
 この訓練は、時報を合図に地震から身の安全を守る行動、「しせいをひくく」、「あたまをまもり」、「じっとする」を約1分間実施をするものであります。
 100万人を目標に、本日から訓練参加者を募集いたしますので、希望される方は、訓練前日の8月31日までに「専用申込みサイト」又は「ファックス」にて登録をお願いいたします。
 訓練当日が都合の悪い方も、8月31日火曜日までに参加登録を行い、別の日時に実施をしていただいて構いません。是非、御家族や企業、グループなどで幅広く御参加をいただきたいと思います。
 なお、訓練の実施に当たりましては、周りの安全をよく確認するとともに、新型コロナウイルスの感染防止のために「3つの密」を避けながら、自宅や職場など、それぞれの場所で取り組んでいただくようにお願いをいたします。
 「備えあれば憂いなし」、大規模地震の発生に備え、住宅の耐震化や家具の転倒防止対策に加えて、自分の身は自分で守る「シェイクアウト訓練」を通じて、県民の皆様の防災意識の向上につなげてまいります。多くの方の御参加をお待ちをいたしております。
 ということで、資料にありますように、「しせいをひくく」、「あたまをまもり」、「じっとする」ということで、これは毎年やっております。
 ということでございまして、資料の裏面にありますように、愛知県は2013年から。これは、2008年に南カリフォルニア地震センターが中心、主体となって始まったものでありまして。「シェイクアウト」というのは、これは「地震をぶっ飛ばせ」、「地震に負けるな」という意味でありますが、日本では、2012年の3月に東京都の千代田区で初めて実施され、その後、翌年から私どもも実施をして、ずっとこれで、9回目ということになりますかね、2013年からですからね。
 でもって100万人を目指してね、100万人を目指してやってまいりまして、2019年に85万6,000人までいったので、100万人も目前だなということでありましたが、昨年はさすがにですね、少し少なめということでございました。
 去年はですね、とにかく例年よりも募集の開始が遅れましてね。遅れたということと、募集期間が1か月以上短くなったということで。いつもは5月中から募集していたのが、6月の終わりから8月、2か月となって短くなったということと、そもそも企業さんの中には、そういう訓練そのものをですね、テレワーク、オンラインなどを含めて中止をしたというところがある中で、大分減ったということでありますが、今回はですね、それはどこの場所でもやっていただけるということでありますので、是非参加をしていただき、お願いをしていきたいというふうに思っております。
 必ずしも人が集まって行う必要はありません。とにかくコロナ禍においても取り組みやすい訓練だと思います。テレワークなど分散勤務をしている企業・団体でも積極的な参加をお願いをしたいと思います。「3つの密」を避けて、マスク着用といった感染防止対策をやった上でやっていただければと思いますので、よろしくお願いをしたいというふうに思っております。
 なお、事務局としては、愛知工業大学さんの地域防災研究センターの「あいぼう会」といったところが事務局も手伝っていただいておりますので、御紹介をさせていただきたいというふうに思っております。
 基本的にこの参加実績は、2020年まではずっと1位だったんだな。あっ違うな。2020年は一番多かったんですが、2019年は、神奈川県が別のやり方でやっているんだな、これ。
【防災安全局長】 そうですね。ちょっと数字の取り方が違います。
【知事】 取り方が違うんだね。実際に申し込んでではなくて、ただ単に言っていただけということか。
【防災安全局長】 ええ、そうですね。
【知事】 なので、そういう意味では、実質的には一番多いということだと考えておりますが、そういった形で多くの方にまた御参加をいただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(5)新型コロナウイルス感染症について
(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html)

 それではですね、今日の感染者数はまた午後3時40分から申し上げたいと思いますが、昨日までの感染状況です。
 いつものように、こちらの資料は、70歳以上の高齢者の方(の割合が)10.4パーセント、感染経路不明の割合は47.3パーセント。そして、重症・中等症の方の割合が7.5パーセント。
 徐々にやはり年代層も、若年層からばらけていき、そして、中等症・重症の方も増えてきているということだと思います。
 それから検査件数ですが、5月の9日の日曜日まで入りました。5月の6、7(日)が6,200件台ということで、明らかにやはり連休明けのですね、ものが増えてきているということであります。多分これは、先週はもっと多いんだろうというふうに考えております。
 それから、経路不明の方は44.8パーセント。
 そして入院患者さんですが、2日分でありますので、土日でありますので、この2日間で、28人と23人で51人、51人増えて934(人)ということでございます。
 ただですね、このコロナ病床以外の方はですね、コロナ病床以外の方はこの下の表にありますように、もともと70人でありましたが、10人退院されましたので今60人ということでありまして。コロナ病床の方を除けばですね、874人の入院でございます。ですから、率として、病床使用率71.9パーセント。非常に高い数値でありますけれども、そういう状況。そして、重症者がお一人コロナ病床以外に入って、もともと入院されているところに、そのまま動けないということだと思いますが、入って治療を受けておられるということでありまして、69人で、重症病床使用率が54.8パーセントということであります。
 今、五つの医療機関でそれぞれ感染が確認されましたので、そちらの方に入っていることで、5病院で今60人の方が入院されておられるということでございます。
 そしてですね、続いてこの入院状況でございますが、その下、クラスターの状況でありますが、クラスターが新たに三つ発生をいたしております。
 その下ですね、医療機関のところ、医療機関三つ、医療機関・高齢者施設ということでございますが、7Qは、これはですね、名古屋市内の医療機関ということでございます。名古屋市内の医療機関ということでございます。それから7Rは豊田市の高齢者施設、豊田市の高齢者施設。7Sはあま市の高齢者施設、高齢者施設。
 それから、終息をしたのはですね、6Z。6Zは半田市の障害者施設、半田市の障害者施設14人。それから7Cが名古屋市の保育施設、名古屋市の保育施設10人。それから6R。6Rが名古屋市のスポーツジム25人。この三つが終息をいたしております。
 それから、名古屋市内の入院者でございますが、土日からはですね、市内病院の市内の入院者が2日間で10人増えまして328人。そして名古屋市以外の方の市内病院入院が21人、21人でありまして。ですから、328足す21で349人ですね。349人ですが、うちですね、確保病床以外の医療機関、いわゆるクラスター等でそのまま病院に入っている方が3病院で49人おり、49人がコロナ病床以外に入院していますので、名古屋市内の入院者は300人。2日間で21人増えて300人。300人がコロナ病床に入院しているということ。市内の方の市外病院の入院が、1人増えて34人、34人ということでございます。
 ちょうど300人なので、コロナ病床だけでも大変厳しい状況になってきているのは事実でございます。大どころの病院にも相当ですね、入院者が入っていただいております。相当多くのですね、入院者を引き受けていただいているわけでありまして、医療機関の皆様には心から感謝を申し上げたいと、感謝を申し上げたいというふうに思っております。
 なお、引き続きですね、こうした現下の厳しい医療状況を踏まえて、入院病床、そして重症者を引き受けていただけるそういう病床の確保・上積みについてもですね、これを増やすということについて、ずっとですね、させていただいてまいりました。ずっと取り組ませていただいてまいりました。2月以降ですね、今の1,215(床)にしてからずっとですね、引き続きお願いをしてまいりまして。3月の「緊急事態宣言」解除、「厳重警戒宣言」も解除といったときも、ずっとお願いをしてまいりまして、それが医療機関の御協力をいただいて大分積み上がってきておりまして。
 そうしたことを5月中にですね、5月末までに国の方に、厚労省の方に報告をするということになっておりますので、それに向けて、今、更に積み上げをさせていただいておりますので、また切りのいいところで御報告をさせていただきたいと思います。もう今は、1,215、(重症病床)126ではありません。もうちょっと増え、もうちょっとというか、そこそこ増えておりまして、5月末までということでありますが、切りのいいところで御報告をさせていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 それでは、ちょっと追加で幾つか申し上げたいと思います。
 まずはですね、この週末、土曜日ですね、15日の土曜日付けでですね、一つは、県内の高齢者施設におきまして、入所者に対して、同じ日に誤って2回接種してしまうという事例が発生をいたしました。もうこれは既に報道等されておりますが、それにつきまして、各市町村におかれましては、接種時に予診票の確認、接種者本人であることの確認ということで、誤接種の防止に努めていただきたいということを、15日付けで県内市町村には通知を出させていただきました。
 それからですね、同じく5月15日付けで、これは県内の接種会場にて、集団接種ですね、接種会場にて使用するワクチンのバイアル数を誤って計数をし、必要数以上のワクチンを解凍・希釈した結果、未使用のまま廃棄してしまうという事例が発生いたしました。各市町村では、貴重なワクチンを廃棄するという事態にならないように、適切なワクチンの管理に努めていただきたいということと、予約キャンセル等で発生した余剰ワクチンについても、廃棄とならないように柔軟に対応していただきたいということの通知も、併せて15日にさせていただいております。
 ということが、2点ということでございまして、それとですね、また、日曜日の新聞報道で、愛知県の宿泊施設が1,300室を確保しているが、実際の受入れは300人にとどまると。これは、車の台数の制約から何だかんだと書いておりますが、特に名古屋市内のところは急に増えてきたので、それまでのですね、3月、4月の状況ということで、その日に申し込まれてすぐに入れないということがあるというのは事実かもしれませんが、1日ぐらい待っていただければ全員希望者は入れているということでありますので、金曜日に申し上げましたが、もともとの記事のストーリーを作って、そこにはめ込むということをやられたんだろうと思いますけれども、極めて不正確というか、事実と異なりますので、こういう感染症、病気の話で、こういう形でですね、ストーリーを作ってやられるというのは、はっきり言って勘弁いただきたいと思いますし、もう厳重な抗議文は出させていただきました。撤回を求めたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 いずれにしても、愛知県は5月の31日まで、この「緊急事態宣言」中でございます。緊急事態措置を発出をいたしております。愛知県内4万店舗の飲食店には午後8時までの時短営業とお酒の提供はやめていただく。そして、大規模商業施設等につきましては、午後8時までの時短営業ということでございます。そして、イベント・行事等は50パーセントの定員と5,000人のアッパー規制、そして午後9時までということでありますし、学校等々については、部活は、合宿とか練習試合というのはやめていただくということで感染防止対策の徹底をお願いしておりますし、遠足、修学旅行、宿泊を伴うものは中止・延期ということでお願いをしております。また、テレワークも更に進めていただくことをお願いをいたしております。今一度ですね、感染防止対策の徹底を何とぞよろしくお願いをいたします。

2 質疑応答
(1))新型コロナウイルス感染症について
【質問】 今日の午前9時から、大規模接種の予約が始まったと思います。まだ始まったところなので、把握されている限りでいいんですが、どんな状況か、混乱等起きていないかを、教えてください。あと、大規模接種会場を作ると言って、それなりに短い期間で、予約までとりあえずは来れましたが、ワクチンの確保というか、承認から愛知県に運ばれてくる段取り等、何か心配事等も含めて、予約が始まったということの知事の受け止めをお願いします。
【知事】 今日の朝の午前9時からですね、予約の受付が、名古屋市、春日井市さんのですね、通常の予約受付のそのプラットフォーム、いわゆるコールセンターと、そしてサイトでの予約ということが始まったということでありまして。始まったばっかりなので、特にまだ報告は受けておりません。今日、とりあえず一当たり、ある程度は、午前中ぐらいが終わったところで状況が、何か特筆すべきことがあれば、また報告があるのではないかと思いますが、その予約状況等々ですね、踏まえて、また適切に対応していきたいというふうに思っております。今日、どういうあれになっているか、まだ全く聞いておりませんので、これからかなというふうに思っております。
 とにかく我々としてはですね、市町村の皆様の集団接種・個別接種、ワクチン接種をしっかりとサポートをするという意味でですね、大規模接種会場を作らせていただきました。
 この週末から今朝のテレビ、報道、ワイドショー等々でも、東京と大阪の国(の大規模接種)のね、予約について、いろいろ報道されておりましたので、私も出掛けに拝見しまして、コメンテーターの皆様もいろいろおっしゃっておられますし、それぞれやはり問題・課題を指摘されておられるんだろうと思います。
 我々としてはですね、当面まずは市のサイト、コールセンターで予約していきますから、当面、ダブルブッキングという話は、ないことはない、同じ人が(予約を)取ったんだけど、やっぱりもっと早くしたいということで受けるという。ただ、それは市の方で接種券の番号で把握できますんでね、あれですけど、全くゼロではないかもしれませんが、そこは、当面は、ほぼ起きないだろうというふうに思います。
 ただ、我々はずっと考えておりまして、先週からも私も申し上げましたが、やはり数が多くなればなるだけ、この1日に予定していたものがですね、やはり余るということはですね、ミスマッチで余ってくるということは、もう間違いなくあるわけですね。全員が全員、キャンセルなしで来るなんてことは絶対ないのでですね。そういう意味では、そのとき、どうしていくかと。ですから、リザーブの方をですね、用意して、また声掛けをしていくということもそうですけども、ただ数が増えてくるとですね、それでは多分追っつかないと思うんですね。相当、穴が開くということになると。
 ワクチンはあるわけですよ。ワクチンがあって、医師・看護師のマンパワーをそろえておいてですね、多分、午前中からずっと、うちの場合、名古屋空港ターミナルビルだと(午前)9時から(午後)9時までやりますから、午前中から夕方ぐらいまでは、できるだけ。多分早く打ちたいという方なんで、予定の時間より少し早めに来られるので、前倒し前倒しでやっていくにしても、それでも多分、最後の方に相当空きの時間が出てくるのが容易に想定されますので。それをそのままにしていくということは、非常にもったいないといいますかですね、いわゆるワクチンというよりもマンパワーの浪費になりますからですね、それはやってはいけないだろうなと。ですから、そこのところをどういうふうにあれしていくかと。
 一番極端な話はですね、アメリカみたいに、もう年齢関係なしに待っている人に来てもらって、その順番でぽんぽんと打つというのも、それは最終的にはありかもしれませんけど、いきなりそれというわけにいきませんのでですね、そこをどういうふうにしていくか。
 市町村のね、集団接種の会場だと、そのエリア、エリアでやっていきますから、接種券を送られた優先接種の方は把握しておられるし、多分そのエリアなんでしょうね。だから、あらかじめ声を掛けておくというのはできるのかもしれませんが、うちの場合は広域なので、それはできませんのでね。その場合、どういうふうにするか。今、いろいろ考えております。考えております。なので、できるだけ、その予約と実際の接種現場ができるだけ混乱が起きないようにですね、しっかりとやっていくということと、あと、その予約の方と実際その日に来られて接種される方とのミスマッチをですね、どういうふうに解消していくか、これはしっかりと考えていきたいというふうに思っております。
 それは、国がやる、防衛省がやる東京と大阪は、もっとその問題が顕在化してくるんでしょうね、きっとね。我々は市町村の予約サイトとまずは連動していますから、そこのところは更に呼び掛けて、声掛けをして来てもらうということだと思いますけれども。そういった状況を見ながらですね、我々はとにかく予定していた1日のですね、予定の件数は、できるだけこなしていきたい。そこで前倒しができれば、一人でも多くの方に打てれば、できるだけ早く終わるわけですからね。それが遅れれば遅れていくわけなので、できるだけこれは前倒しができるように、工夫をしていきたいというふうに思っております。

【質問】 県内の入院状況について、昨夜の時点で934人と過去最多になっていて、重症者も70人で、その1日前は71人だったと思うんですが、ほぼ過去最多の水準となっています。現時点での入院状況、医療提供体制について、受け止めを改めてお願いします。
【知事】 大変厳しい状況だと思います。というのは、もう先週ですね、毎日毎日400人を超えというか、ずっと先週は、月曜日が426だけで、あとはずっと500人を超えて、6日連続で500人台、(うち)600人(台)が2日ということになりますと、それはその全体の人数のパーセンテージで入院者が出てきますので、そういう意味ではですね、当然、入院患者さんが増えてくるということは想定をされるわけでありますから、そういうことで、入院患者さんが積み上がっているんだなというふうに受け止めておりますが、大変厳しい状況だというふうに考えております。
 ただ、先ほど申し上げましたように、前回、1,215床、そして(重症病床)126床という形でですね、積み上げたときから、またすぐ医療機関さんには、更にこの上積みといいますかね、確保をお願いをしたいということをずっと働き掛けをしてまいりまして、今、それがもう相当数上積みができておりますので、それはまた切りのいいところで発表させていただきますが、そういう意味では、何とかですね、何とかぎりぎりのところで持ちこたえているということではないかと思っております。
 ただ、本当に厳しい状況でありますし、名古屋市内と言わず、コロナ患者さんを中心になって受け入れていただいている大病院は、ほぼほぼいっぱいになってきておりますので、そういう意味ではですね、これ以上増えてくると、一般の医療、また救急の医療についてもですね、何らかの制約をですね、お願いせざるを得ない状況が、もうひたひたと迫っているという状況ということを、御理解をいただきたいと思います。その上で、県民・事業者の皆様には是非ですね、行動をですね、自粛・変容、感染防止対策の徹底をですね、お願いをしたいというふうに考えております。

【質問】 大規模集団接種会場で使用するモデルナのワクチンですが、いつ来るという話はもう来ているのでしょうか。
【知事】 はい。24日から打てるように、23日までには来るという話は、連絡は来ております、うちの部局の方に。それも、大体、その次の1週間ぐらいに必要な量は、その前日までには何とか送りますという返事は来ております。なので、それはもう、我々は待つしかありませんので、それで準備をさせていただきます。 なので、24日に一斉に始められると思いますよ。
 だから、そのときはあれか、24日は、藤田とうちの名古屋空港の取材は、受けていただく段取りを今しているのか。
【感染症対策局長】 できるように、段取りをしています。
【知事】 今、やっているとこね。
【感染症対策局長】 はい。
【知事】 ということだそうです。両方ともね。
 だからその日は、藤田は午前中からやるんだよな。
【感染症対策局長】 午前中からです。
【知事】 午前からやって、その日は、だから長いこと、1,000人やるんだな、1日やって。次の日の火曜日から、藤田は夕方の5時(から午後)10時になるんですよ。ちょうど500人ということなので、それから1週間ぐらいね。初日は(丸一日)やる。
 うちはだから、午前中をやはりちょっと予行演習にして。12時からか。
【感染症対策局長】 (午後)1時からです。
【知事】 1時からか。午前中はやはりちょっと。
 やっぱり藤田さんはね、自分のところでやって、自分のスタッフでやりますけども、うちは病院ではないところを開設をしてやって、また、うちのがんセンターのお医者さんだけじゃなくて、他の医療機関からも、大学病院からも応援に来ていただきますので、混成部隊なんで。そういう意味ではちょっと、予行演習やって昼から、初日は1時から何時までだった。6時間か。
【感染症対策局長】 (午後)1時から6時までです。
【知事】 1時から6時ね。5時間。ですから、うちは初日は500(人)だね。これで徐々に増やしていくということでございます。
 それでも多分ミスマッチは出ますよ。だって、今、市町村さんでやっているその集団接種会場は、1か所500とか1,000とかないはずだから。だからそれは、普通は1割どころじゃないと思いますがね。もっと出ると思いますよ、きっと。だから、それをどうするかって、穴を開けちゃうというわけにいきませんのでね、それ。ちょっと本当にどうしようか。いや、いろいろ、その接種券を持っているところをどんどんまずは来てくれと言ってやるんでしょうけれども、それでも本当に全員がやっぱり近所じゃないのでね。いや、だから言われてすぐ、その日の午後3時ぐらいに言われてですね、1時間で来れるかって、そういう人ばっかじゃありませんのでね。だから、そこをどうするかと。
 本当、それは東京とか大阪の方が、もっとその話が出てくると思いますよ。予定の数なんか、当然、ミスマッチがいっぱい出てくると思いますけどね。いや、だから、あんまりたくさん出てくるんだったら、東京とか大阪って、それだったら、もう並んだ人に打ったらいいじゃないかというような話は、僕は何か出てくるような気がしますけどね。ただ、あんまりそれを大々的にやると、殺到して大混乱が起きるのも、また容易に想定されるので、そこをどうバランスを取るのかというのをですね、これはちょっと、よくよく考えないかんということだと思います。