知事の記者会見
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令和3年5月24日(月) 午前10時

1 知事発言
 皆様、おはようございます。5月24日月曜日のですね、定例会見を始めさせていただきます。

(1) エシカル消費普及啓発のためのロゴマーク及びイメージ動画の募集について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kenminseikatsu/rogodogaboshu.html)

 それではまず1点、今日の発表事項を申し上げます。お手元の資料を御覧いただきたいと思います。
 エシカル消費普及啓発のためのロゴマーク及びイメージ動画の募集についてであります。
 愛知県では、持続可能な社会の実現に向けて、人や社会、環境に配慮した商品を選んで消費する「エシカル消費」の理念を、広く県民の皆様に普及する取組を進めております。
 この度、エシカル消費を普及啓発するために、県独自の「ロゴマーク」のデザインとエシカル消費の「イメージ動画」を募集することといたしました。
 「イメージ動画」といたしましては、県民の皆様が自ら実践をしているエシカル消費を御紹介いただくなど、エシカル消費を分かりやすく伝えていただける作品を募集をいたします。
 募集期間は、明日5月25日火曜日から8月20日金曜日まででありまして、どなたでも、何点でも応募をいただけます。
 応募いただいた作品の中から、選考委員会における審査によりまして、ロゴマークの最優秀賞1点とイメージ動画の入賞10本を選定をいたします。
 ロゴマークの最優秀賞及びイメージ動画の入賞作品については、11月頃、県が開催予定のエシカル消費普及啓発イベントにおいて、私から表彰し、賞状と副賞の商品券を贈呈をいたします。
 決定したロゴマークは、県のポータルサイトや、啓発誌、啓発グッズなどで活用いたします。
 動画は、県のイベントやWebページ、YouTubeなどで発信をいたします。
 皆様の積極的な御応募をお待ちをしております。
 ということでありまして、資料にありますように、今、私が申し上げたことが書かれております。多くの方にですね、御応募をいただければというふうに思っております。
 このエシカル消費、「エシカル」というのはですね、「倫理的」という意味でありまして、「エシカル消費というのは、人や社会、環境に配慮した商品やサービスを選んで消費すること」という定義をされております。商品を選ぶのに、価格、品質、安全性に次ぐ、このエシカルというのが第4の尺度とも言われておりますので、このエシカル消費をですね、更に広げていきたいと思います。
 これはですね、具体的には何かといいますと、「人への配慮」ということで、障害者の方などが作られる、授産施設などで作られた商品の購入とかですね、また、コロナ禍により打撃を受けている事業者・生産者の商品の購入といったものも入ります。また、「社会への配慮」ということで、フェアトレード商品や寄附付き商品の購入。「環境への配慮」ということで、エコ商品とかリサイクル商品、資源保護に関する認証商品の購入。それから、「地域への配慮」ということで地産地消、被災地の産品の購入といったものが入ります。
 これはSDGsのですね、ゴールの12「つくる責任 つかう責任」というところに関連するということで、このエシカル消費を、今、どんどんこれから広めていこうということでございます。
 ロゴマークはですね、「シンボルマーク」ということで、「エシカル」と「あいち」を絡ませるような、そんなものを作っていただけたら有り難いかなと思いますね。
 そして、イメージ動画は、消費者自らが実践をしているエシカル消費の行動例やその効果など、(エシカル消費を)イメージできる1分以内の作品を募集をするということでございますので、よろしくお願いをいたします。
 これは選考委員会で審査を行いまして、受賞作品を決定をし、11月頃に開催予定のイベントで表彰したいというふうに考えております。
 この11月頃に開催するイベントは、また後日ですね、これから詰めて、9月頃にどういうイベントかというのを発表したいというふうに思っております。
 これがまず第1点でございます。

(2)新型コロナウイルス感染症について
(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/)

 そしてですね、続きまして、今日の感染状況はまた午後にも申し上げますが、昨日までの状況ということで、お手元の資料を御覧いただき、説明をさせていただきます。
 まずはですね、この1枚目、年代別ということで、70歳以上の方の割合が10.6パーセント、感染経路不明の方(の割合が)47.6パーセントという数字で、傾向は変わっておりません。
 続いて、症状別ということでありますが、重症・中等症の方の割合が7.9パーセント。少しずつ数値が上がってきているかなという感がございます。
 それから検査件数ですが、5月16日の日曜日まで入りまして、やはり日曜日は大分少なくなって、やっぱり休み前の5月14日が7,458件。これまだもうちょっと、後でぱらぱらと民間のやつが積み上がってきますので、もうちょっと増えますが、7,500件というのはすごいことだなと。今までで一番多いということですかね、ということだというところでございます。
 そして最後に入院状況でございますが、入院状況等の補足をいたしますと、本日といいますかね、今朝の時点、昨日の夜の時点で締めておりますが、入院者1,028人ということで、1,000人を初めて超えたということでございます。1,028人。1,000人を超えまして、週末からいきますとですね、68人、68人増えております。
 しかしながら一方でですね、コロナ病床以外のですね、もともと入院されていた方が、医療機関等でクラスターが起きてそのままその病床に入院という方が、今日現在で、現段階で73人おりますので。ということで、コロナ病床を使っている方は955人、955人で(病床使用率は)63パーセントということでございます。重症者もですね、10人増えて89人ですかね。週末から10人増えて89人ということでございまして、これも病床使用率は61パーセントということで、大変厳しい状況でございます。そして愛知病院は34人が入院。
 そして施設入所、ホテルの入所はですね、ちょうど300人ということで。名古屋の東横INNが213人、豊川が33人、三河安城が54人ということでございます。
 昨日6人亡くなっておられまして、ここのところ何人か亡くなっておりますので、今(死亡者数は)716人ということになっております。ということでございます。
 そしてですね、新たにクラスターが二つ発生をしております。二つ発生しております。7Yのクラスターがですね、これはあま市の高齢者施設、あま市の高齢者施設10人。それから7Z、これも名古屋市の高齢者施設14人ということでございます。
 そして右で、6N、29人のクラスターが、これは名古屋市の高齢者施設でありますが、終息をいたしております。それから7E、7Eは、これも名古屋市の医療機関のクラスター28人、終息をしております。それからその下、7A、7Aのクラスター、これも名古屋市の学校28人、終息をいたしております。それから7B、これは豊田市の大学の部活28人、終息をいたしております。ということでございます。
 そして、今日段階の名古屋市の入院者でありますが、名古屋市内の方が市内病院に入院しているのは349人、市外の方の市内病院入院が27人でありますので、足して376人。376人ですが、市内で二つの医療機関のクラスターが起きて、そこにそのまま入院している方が69人おられますので、コロナ病床で入院されている方は307人、307人ということであります。ただ、300人を超えましたので、相当厳しい状況だということで御認識をいただきたいと思います。
 そして、名古屋市の方が市外の病院の入院も45人、45人ということでありますので、これも大分、入院調整が厳しい状況ということでございます。
 ということでございますので、是非この厳しい状況を御認識をいただきたいというふうに思います。
 ということでですね、愛知県は緊急事態宣言発出中ということで、5月の31日まで緊急事態措置であります。飲食店へは、午後8時までの時短要請、お酒の取扱いはやめていただくと、お酒の提供はやめていただくということをお願いしております。それから大規模商業施設も午後8時まで、そして土日は休業をお願いをいたしております。この週末、この土日、そして今度の土日も、この5月31日まで、緊急事態宣言中の土日は、1,000平米を超える大型商業施設には休業要請をお願いをいたしております。そして、イベント、行事、スポーツなどは50パーセントと5,000人のアッパー、規制ということでお願いをいたします。
 とにかくですね、この人流、人の流れを抑制をし、そして、県民・事業者の皆様のですね、行動の自粛・変容、何とぞお願いいたします。感染防止対策の徹底を、今一度お願いをいたします。よろしくお願いいたします。
 そしてですね、大規模接種が今日から始まっており、午前中は、もう藤田(医科大学会場)は始まったということでございまして。本日の予約状況は、(藤田医科大学会場)1,000人・(名古屋空港ターミナルビル会場)500人ですが、若干のキャンセルが何人かもう出ておりますので。が、1,000人・500人で、予定どおり、藤田医大は今日は(午前)9時から(午後)7時まで、私どもの空港ターミナルビルは、午前中に打合せ・調整をいたしまして、午後1時から今日は6時まで、5時間ということでございます。
 予約等はちょうどいっぱいということになっておりますが、ただやはりキャンセルはここから更にあり得ると思いますので、空港ビルの方はですね、今日は、接種会場の従事者と、そして今日は看護学校の学生さんをですね、今日明日ですね、それぞれ50人ずつ、あらかじめリストアップというか確保いたしまして、夕方といいますかね、学校が済んでというか途中でといいますか、授業が終わった後に来てもらって、今日の時間の最後の方に打つということにさせていただきます。そうしませんと、多分、確実に余りが出てしまうことになると思いますので、そうならないようにやっておくということでございます。藤田医大さんの方も、そこは弾力的にやっていただくように要請をいたしておりますので、そういうふうに進めていただけるというふうに思っております。
 なおですね、今朝現在、午前9時現在の予約状況は、藤田医大さんの方はですね、名古屋市の方は86.8パーセントまで予約が出ております。1万3,000人ね、1万3,000人。6月20日までのあれですが、86.8パーセントの予約になっております。それから、空港ターミナルビルは、名古屋市の2万4,500人の予定のところを、今のところ63.8パーセント、63.8パーセントということでございます。豊明市はまだ始まったばかりということでございますし、あとは、小牧市も今日から予約がスタートするんですね、ということでございますので、よろしくお願いをいたします。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 コロナの入院患者ですが、初めて1,000人を超えたということで、先ほど言及もありましたけども、やはり1,000人を超えるというのは、かなりの県民にとっては衝撃かと思います。改めて、1,000人を超えたということの御所感をお願いします。
【知事】 コロナ病床(の使用状況)でいけば、まだ955人ということでありますが、全体のこのコロナ感染症のですね、入院患者さんということでいけば、1,000人を超えたのは初めてということでございます。
 ということでですね、ここのところ連日ですね、500人や600人という新規陽性者が続いていけばですね、やはり入院患者さんは増えていくということでありますので、いずれはこの水準にということではありますが、やはり1,000人の入院というのは大変厳しい状況だというふうに思っております。県民・事業者の皆様にはですね、この厳しい状況を御理解、御認識をいただいて、何とぞですね、今一度、この感染防止対策の徹底をですね、お願いを申し上げたいというふうに思っております。
 ワクチン接種は今週から本格化をいたします。今週から本格化をいたしますので、このワクチン接種に結び付けていくためにも、この第4波の山はですね、抑え込んでいきたいというふうに思っておりますので、是非ですね、この緊急事態宣言・緊急事態措置の中でのですね、この感染防止対策を、引き続きといいますか、今一度、何とぞよろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。

【質問】 キャンセル枠の件を確認したいんですけれども、名古屋空港は、今日と明日は、現場の運営スタッフの方と看護学生ということですか。
【知事】 看護学生さんを今日50人、明日50人って、あらかじめもう声を掛けてありますので、その方々に、授業が終了後、そのまま集団で来ていただくということですね。
 さらにその間にですね、会場の従事者にですね、順次打っていただくと。やっぱり打った後、少し健康観察で休んでもらわないかんので、全員が打っちゃうと、それは運営ができないので、やりながらということですね。会場設営者は、やっぱり早く打った方がいいので。ここで、医師・看護師等々、医療従事者はですね、もうみんな既に打っているということを確認しておりますので。だとすると、やはり予約者といいますか、不特定多数の方が来られますので、会場従事者も早く打った方がいいということで、打ってもらうということでございます。
 水曜日以降も同じようにまた、今日、明日のキャンセル状況を見ながらではありますけどもね、会場従事者と、そういった看護学生・医学生、それで関係のところから声を掛けて、打っていければというふうに思っています。

【質問】 この土日、大型商業施設にかなり厳しい休業要請が出ていたんですけども、その効果について、知事の受け止めを教えてください。
【知事】 大型商業施設ですね、百貨店とかショッピングモールなどはですね、食料品店とかそういう生活必需品のところを除けば、閉じていただいたところが多くあったというふうに聞いております。
 とにかくですね、人の流れを抑えていくということをですね、丹念にやっていくということだと思っておりますので、効果がどうかというのは、これはまたその何日かたった後に表れてくるというふうに思います。
 とにかく人の流れを抑え、減らしていくということでですね、また引き続き、この感染防止対策の御理解・御協力をね、我々としてはしっかりとお願いをしていきたい、そういうふうに思っております。

【質問】 緊急事態宣言の期限まで今日で1週間となりましたが、期限の延長などすべきかどうかについて、知事の現時点のお考えはいかがでしょうか。
【知事】 5月31日までの緊急事態宣言の期間にですね、私どもとしては、この感染防止対策を更に進めてですね、この第4波の波、この山をですね、ぐっと抑えていきたいと。でもって、ワクチン接種が今週から本当に本格化いたしますのでね、そのワクチン接種に結び付けていきたい、ワクチン接種を加速していきたいというふうに思っております。
 そういう中で、まだ1週間後ということでありますが、緊急事態宣言をどうするかについては、またこれは国とよく協議をしたいというふうに思っておりますが、私どもの今の感染状況、特に、毎日の新規の陽性者数ですね、過去7日間で見ると、今、愛知県の新規陽性者数は、全国で3番目という数値でありますので。今、沖縄、北海道がどんどんといって、沖縄、北海道は過去7日間で、10万人当たりだと84人、79.6人で、うちは50人。4位が広島で49人、福岡48人、こういうところでありますから。
 この感染状況を見ればですね、じゃあ、あと1週間でこれが収まっていくように、私どもとしてはですね、対策を講じ、そして県民の皆様に協力をお願いしたいというふうに考えておりますが、5月31日で緊急事態宣言が終了して卒業するということには、なかなか難しいのではないか、厳しいのではないかというふうに考えます。
 とにかく、まずは5月31日まで、この緊急事態宣言下で感染防止対策の徹底を図っていきますが、今の現状からすればですね、緊急事態宣言がそこで一区切りということにはならないというふうに考えます。あとは、6月1日以降、どういうふうに対応するかについては、国とよく協議をしたいというふうに考えております。
 ただ、私どもの状況からすれば、これはもう客観的なデータを見て判断するということになりますけれども、この新規の陽性者数の状況と、先ほどの質問にもありましたが、入院患者さんが1,000人を超えたというこの厳しい状況からいたしますとですね、じゃあ5月31日までで一区切りということにはならないのではないか。そういう厳しい状況だという認識でおります。国とも協議といっても、このデータを見れば明らかなので、我々としてはやはり、引き続き、感染防止対策を徹底をしていく、その徹底を図っていくということになるというふうに考えております。
 なお、先ほどのその大規模集団接種会場のですね、いわゆる高齢者以外のキャンセル枠といいますかね、そうしたものについて、先週、通知等で申し上げましたが、いわゆる子供たちを相手にする学校の教員さんとかですね、保育士の方ということも例示させていただきましたが、先週、8万人から9万人ぐらいいるというふうに申し上げましたが、ちょっと実数を申し上げますと、愛知県内でですね、小・中・高・幼稚園等の教員さんが5万9,250人。これは去年、直近の数字ですね。ちょうど1年前の5月の数字が、大体、夏ぐらいに出てくるので、その時点で調べてますが、5万9,250人。保育士さんが3万5,520人ということで、合わせて9万4,770人。要は、9万5,000人いるんですね。
 なのでですね、この方々に我々のところでというわけにはいきませんが、それぞれの市町村でですね、集団接種会場等々を設けていただいておりますので、そういったところでキャンセルが出てくればですね、こういった教員さん・保育士さんについてもですね、その枠の中で弾力的にやってほしいということを、先週、通知いたしましたので、まずは、その市町村の皆様で、そこをよく考えて対応していただければ有り難いのではないかというふうに考えております。
 なお、これは高齢者の接種が段々こう終了していきますと、次は一般の接種になりますので、その際はですね、教員さん・保育士さんというのは、やはりそこで対応を考えていくということも、あっていいんだろうというふうにも考えております。

【質問】 大規模接種会場についてなんですけれども、今日から県営名古屋空港と藤田医科大で接種が始まります。その接種を加速していきたいですとか、知事の受け止めをお願いします。
【知事】 今日からですね、東京・大阪の自衛隊による接種会場と併せてですね、今日から私ども愛知県でも、2会場でですね、大規模集団接種が始まります。(名古屋空港ターミナルビル会場)500人、(藤田医科大学会場)1,000人からスタートして、空港ビルでいけば500人、それから1,000人、来週には2,000人というオーダーに、レベルに持っていきたいというふうに考えております。
 とにかくですね、7月末で高齢者の接種にめどをつけるといいますかね、終わらせるということを目標にして、とにかくですね、このワクチン接種をどんどん進めていきたい、加速していきたいというふうに考えております。感染症は、やはりワクチンを接種して、集団免疫をですね、獲得しない限りは収まっていきません。ということでありますので、とにかく、このワクチン接種、これがポイントでありますので、しっかりとやっていきたいというふうに思っております。
 そして、このワクチン接種、今日から始まるこの大規模集団接種でありますが、高齢者が終われば終わりじゃなくて、その後、次は更に大きなマス(集団)である一般の方の接種になりますので、本当に長丁場になると思います。とりあえず9月末までですね、ということで考えておりますけれども、多分、それでも終わらないのでしょう、きっと一般の方であればですね。もうその時期になればですね、もう多分、予約がなくても、どんどん打てるんじゃないでしょうか。多分、そのワクチンが大量に出回っているはずなんでですね、ですから相当ですね、やはり長丁場の作業になるというふうに思いますが、とにかく全力でこのワクチン接種を進めていきたいというふうに思っております。
 要は、早いところワクチン接種がどんどん、進めば進むだけ、進んでいけばですね、様々な経済活動はどんどん再開できますのでね。1日でも早い方がいいと、一人でも多い方がいいということだと考えておりますので、そういうことでですね、しっかりと進めていきたいというふうに思っております。
 また、このワクチン接種に従事する医療従事者の皆様はですね、そういう意気込みで取り組んでいただいているというふうに聞いております。とにかくしっかりとですね、連携して、ワクチン接種を進めていきたい、加速していきたいというふうに考えています。

3 知事発言
(1)新型コロナウイルス感染症について
 もう一つだけちょっと、これはまだ決まったような話じゃありませんけれども、週末に、東京ドームを接種会場に提供するということをね、読売ジャイアンツが言われたということでしたが、実は、私どものところに、私のところにも、これは詰めた話じゃありませんけども、ナゴヤドーム(バンテリンドームナゴヤ)を使っていいですよという話は、内々私のところにありましたけれども。ただ、やっぱりどうやって使うのかなということ。やっぱり完全に休んじゃうわけじゃないですもんね。試合をやりながらですからね。だから、どうやって動線を切ってあれするのかなというのを、ちょっとどういうふうに。何か球場のコンコースを使って、コンコースって廊下みたいなところですよね、でやるという。空調は効いているから、あれなんかなと思いますけど、一般の観客と選手・スタッフとの動線をどうやってあれするのかなというのを、ちょっとどういうふうにされるのか、よく研究したいなというふうに思っております。
 ただ、会場というよりも、やはり我々としては、医師・看護師といった医療スタッフをね、確保するというのがやっぱり必要になってきますので、それとの兼ね合いでどうなのかということも含めてですね、そこはやはり少しどういうふうにするんだろうと思って、大変興味深く、そのニュースはね、聞きましたけども。1日1,000人ぐらいだったら、確かに球場を使いながらでもやれるんだなと思いましたけどもね、そこはよく研究していきたいというふうに思っております。

4 質疑応答
(1)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 最後におっしゃったバンテリンドームナゴヤの話ですけれども、いわゆるグラウンドを使うとかではなくて、試合をやっている日でも、球場内の施設を使ってできないか、ということを研究されているということなんでしょうか。
【知事】 いや、そんな詰めた話じゃなくて、要は、その会場がありますよと、ワクチン接種会場として提供してもいいですよという話があったということです。
 ただ、最初、試合をやりながら、例えば、ドラゴンズが遠征してね、1週間ぐらい空いて、それでそのときにやって、また施設を撤去するというんじゃ、あんまり意味がないから。こっちは何か月という長丁場になるので、そのときに、その試合をやりながらというのは、どうやってやるんだろうということと、とにかくなかなか医師・看護師のですね、医療スタッフを確保するのは結構大変なので、そういう意味では、まずは空港ビルというオフィスビルがすぐ使えるというのが。たまたま三菱スペースジェットさんが4月で撤退されたので、そのまま使えるということだったので、そちらの方ということでさせていただきましたが、この週末、そういう報道を拝見したので、どうやって使うんだろうと思ってね、そこはよく研究をしていきたいなというふうに思っております。医師・看護師が確保できて、それが可能であればですね、それも一つの選択肢なのかなというふうには思いますね。
 ただ、空いている空間がそんなにあるとは思えないので、どうされるんだろうと。ただ、あそこまで言った以上は、それはもうやられるんでしょうけどね。よくそこは参考にさせていただきたいなというふうに思っています。

【質問】 球団側の方からナゴヤドーム(バンテリンドームナゴヤ)の使用について申出があったということですか。
【知事】 違います。
【記者】 球団側からの申出ではない。
【知事】 どこからというのは、ちょっと申し上げません。