知事の記者会見
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令和3年6月14日(月) 午前10時

1 知事発言
 皆様、おはようございます。本日ですね、6月14日月曜日、定例会見を始めさせていただきます。
 さて、それではまず、お手元の配布資料で発表事項が、今日は1点でございます。

(1)災害時における電動車両等の支援に関する協定の締結について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/saigaitaisaku/mitubisikyoutei.html)

 災害時における電動車両等の支援に関する協定の締結についてです。
 愛知県では、大規模な自然災害が発生した場合に、円滑な災害応急対策を実施することを目的として、三菱自動車工業株式会社及び西日本・北愛知・名南(めいなん)・西尾張三菱自動車販売株式会社と、災害時における電動車両等の支援に関する協定を締結することといたしました。
 この協定は、大規模な自然災害により停電が発生した際に、避難所等において電気製品への給電が可能なプラグインハイブリッド車両等の貸与をしていただく等の内容となっておりまして、南海トラフ地震などの大規模地震や、昨今頻発している豪雨災害への備えとして、大変心強いものだと感じております。
 また、平常時においても、県が実施する防災訓練等へ積極的に御参加いただくなど、支援活動を円滑に実施するための連携を図ってまいります。
 協定の締結式は、6月24日木曜日午前10時から県公館において、三菱自動車工業及び三菱自動車販売各社社長様に御出席いただいて開催をいたします。
 また、あわせて、今回貸与をいただくプラグインハイブリッド車両の給電デモンストレーションを実施をいたします。
 「備えあれば憂いなし」、今後も引き続き、迅速かつ的確な災害対応に、しっかりと取り組んでまいります。
 ということで、お手元の資料でございますが、この資料のように、6月24日木曜日午前10時から、三菱自動車工業の社長さん及び販売各社の社長さんということで、プラグインハイブリッド車両のデモンストレーションをさせていただきます。
 その車両はですね、「アウトランダー」のプラグインハイブリッドと「エクリプス クロス」ということでございまして。これ、「アウトランダー」と、「エクリプス クロス」もそうかな、これは岡崎でね、作っている代表的な車両ということでありまして。あそこで作って、これは、9割以上は輸出ということなので、蒲郡の三河港から輸出をしているということで、長年ね、そういう形でやらせていただいておりますし、そのために、蒲郡のね、あの岸壁、(水深)11メーターの岸壁、(延長)350メーターというやつも県が整備をしましたのでですね、そういう形でまたどんどん大いに生産、発展をしていただければというふうに思っております。
 そして、愛知県が実施する防災訓練などへも、これも参加をしていただこうということでございます。
 三菱自動車さんは、それぞれ縁のある自治体にですね、18の都道府県、また101の市町村とこういう協定を結んでおられるというふうに聞いております。災害時のね、こういうプラグインハイブリッド車両を使って給電をするということで、被災地を応援しておられます。最近でも、東日本大震災や九州北部地震、また、2018年の西日本豪雨、また、2019年の房総半島台風、2020年の7月豪雨、熊本のね、7月豪雨と、そういったところにもこの車を送って応援をしているというふうにお聞きをいたしております。
 なお、これはですね、車両1台で一般家庭の最大10日分の電気が供給可能と。もちろんエンジンもガソリン満タンで回してということですけどね、ということでございます。また、こうした「備えあれば憂いなし」、災害に備えた対応をしっかりとやっていきたいというふうに考えております。
 それが本日の発表事項でございます。

(2)新型コロナウイルス感染症について
(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html)

 そして続いて、また本日の感染状況等は午後申し上げますが、資料としては、昨日夜の時点、今朝、現時点でのものということで、70歳以上の方の割合が11.3パーセント、感染経路不明の方の割合が46.7パーセント、そして重症・中等症の方の割合は8.9パーセント。そして、検査件数は6月6日の日曜日まで入っております。6月の5・6の土日は、大分やはり件数も減ってきているということであります。
 そして、入院状況等について申し上げたいと存じます。入院状況でございますが、これは昨日の夜の時点ですから、今朝、現時点でのものということでありますが、この金土日3日間でですね、3日間で、入院患者さんは819人から51人減って768人、768人であります。51人減って768人ということでございまして。うちですね、コロナ病床を使っていないところは3病院で15人、15人ですので、これを引きますと753人。下にありますように現時点753人です。これは(木曜日時点の)799人から46人減って753人。
 なので、もう病床使用率としては49.7パーセント、49.7パーセントということで、50パーセントを切りました。もちろんコロナ病床以外でも入院者を入れておりますので、合わせて768を1,515で割ると50.7、ちょうどぎりぎりのところまで来ているということでございます。
 そして、重症者の方が、83人が9人減って74人ですが、この土日では減っておりませんので、9人。引き続き重症者の方が多い、厳しい状況でございます。
 そして、愛知病院の入院はですね、28人。
 施設入所が240人で、大分減ってきました。名古屋の東横INNが156、豊川29、三河安城55。
 昨日2人が亡くなっておりますので、890人が亡くなっておられます。死亡者890ということです。
 そして、クラスターがですね、一つ出ておりまして、下の8R、8Rですね。職場ですね。8R、11人、職場。これは豊田市の職場のクラスターが、一つ。
 そして、右の二つ目のところ、7W、23人、これは春日井市の高齢者施設。これは終息しております。終息しております。
 そして、名古屋市内の入院患者さんは、市内の方の市内病院入院が216人、市外の方の市内病院が38人。足して254人ですが、コロナ病床以外ではもう1病院です。1病院、3人おられますので、引くと251人。コロナ病床の入院は名古屋市内251人。市内の方が市外病院への入院が22人、22人。少し落ち着いてきて。それでも251人が入院されておられますので、医療の状況としては、現場はなかなか大変な状況ということには変わっておりませんので、感染防止対策の徹底をお願いを申し上げます。
 ということでございまして、それが入院等の状況でございます。
 それからですね。今現在の、A3のですね、横の資料がございますので、御覧いただきたいと思います。
 数値等につきましては、また本日の午後ですね、申し上げたいと存じますが、過去7日間平均は今日の午前でも午後でも一緒ですので、それをちょっと今日はお示しをさせていただいております。
 これを御覧いただいて、特徴的なのは、一つはですね、新規の陽性者数が、昨日が101ということでありましたので、過去7日間平均で150.4ということで、ステージの2、ステージの2ということになりました。160がステージの2と3の境なのでね、一気にステージの2まで来たと。ステージの2は、この表を見ていただきますと、4月の12日の月曜日、152以来ということでございます。だから、4月の13日からぐっと来てですね、ちょうど2か月、ちょうど2か月ですね、ステージ3からステージ4ということでありました。ステージの4のですね、レッドゾーンが一番長かったんですが、これが1週間ちょっとでステージの2まで減ってきたということで、これは有り難いことでございます。
 ただ、一方でですね、この表を見ていただきますと明らかでありますが、入院患者さんは825、7日間平均でね。ということなので、まだまだステージ4、ステージ4。ですから、新規の陽性者が減っても、重症の方といいますかね、なかなか入院患者さんが減っていかないという厳しい状況でございます。
 ということでございますので、引き続き愛知県はですね、緊急事態宣言発出ということで、6月20日まで緊急事態措置、緊急事態宣言に基づく緊急事態措置であります。この夜8時までのですね、営業時間短縮、時短営業とお酒の提供をやめていただくということ。そして大規模商業施設につきましては、平日午後8時まで、土日は休業をお願いをしております。そして、イベント・行事・スポーツ等については、定員の50パーセント、そして5,000人のアッパーということでございまして、そういうことで、6月20日まで緊急事態宣言。とにかくですね、今ワクチン接種が本格化しておりますので、それを一日も早くやっていくということのためにも、医療現場に掛かるですね、この負荷は減らしていきたい。県民の皆様の命と健康を守るための医療をしっかりと守って、そしてまたワクチン接種を一気に加速をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 最後にですね、御参考までに、これは毎日政府が都道府県別の高齢者の接種率をですね、表にしておりますが、人口上位の10都道府県の接種率、静岡県までですね、入りますけれども、それで見ますと、愛知県は41.18パーセントということで第1位ということでございます。医療関係者、そしてまた市町村、そしてまた私ども県の大規模接種場、そしてまた各病院始めですね、このワクチン接種をやっていただいている方々について、心から感謝を申し上げたいというふうに思っております。
 とにかく、更に更に加速をしていきたいと思います。今週17日木曜日に、また6月定例県議会が始まりますが、先週も発表いたしましたが、県の大規模接種会場を、(名古屋)空港ビル、藤田医大さんの本院に合わせて、更にバンテリンドームナゴヤ、そして岡崎にあります愛知医科大学のメディカルセンター、そして藤田医大の岡崎医療センター、そして安城の更生病院。三河地区にも3か所開設をし、更に豊橋におきましてもあと1か所開設するということで、今、具体的な協議を行っております。めどは立っておりますので、具体的に詰まりましたらまた発表し、議会の方には追加提案をしていきたいというふうに思っております。いずれにしても、とにかく高齢者接種を終えて、もう一気にですね、一般接種をどんどんどんどん進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
 そしてですね、一般接種といえば、この金土日3日間の接種の状況でございますが、金土日それぞれですね、空港ビルは毎日200人強、214人とか207、211、毎日200人強の追加接種をさせていただいて、キャンセルが若干20名から40名ぐらい出ておりますので。2,000人(規模)ですからね、だから逆に言うとほとんど(キャンセルが)出ていないということだと思いますが。そういう200人強の追加接種を含めて、2,180、2,140、2,180と順調に打っております。
 そういう中で、主な方々としては、この3日間で医学部生185人とかですね、看護学生143人とか、警察職員110人とかですね、自衛隊職員95人とか、こういう形であらかじめリザーブして、どんどん打たせていただいております。もう実質的に一般接種もどんどん進めていければと思います。
 藤田医大さんもそれぞれですね、追加接種を100人から400人ぐらい用意していただいて、1,140人、1,150人、1,220人と順調に打っていただいております。主な方々としては、看護学生178人とかですね、この3日間で、警察職員200人とかですね、自衛隊職員105人とか、医療従事者の同居家族158人とかですね、かかりつけ患者84人とかですね、そういった形でどんどん打っていただいておりまして、どんどん進めていければというふうに考えております。
 なお、今日もですね、追加接種を、空港ビルでは221人用意をし、藤田医大さんは104人用意をしております。同じように看護学生、それから自衛隊職員、警察職員という方が多いんですが、空港ビルでは、私のところで112人、児童養護施設の従事者にあらかじめ来ていただいて打つという形で考えております。そういう福祉施設等々もどんどんどんどん打っていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 新型コロナの感染状況についてお尋ねします。昨日時点の入院患者数、重症の患者数が、もうすぐステージ3に入ろうとしていますが、現状の医療提供体制の認識について、改めてお聞きします。あと、先週の金曜日の会見でも質問が出たと思いますが、緊急事態宣言の解除とその後の措置について、具体的に現時点ではどのようにお考えか教えてください。
【知事】 先ほど御説明させていただきましたように、新規陽性者数はですね、減少傾向が定着をしてきているというふうに考えております。ということで、本日時点で、過去7日間平均が150人、150人ということでありますので、もうステージの2ということになりました。ステージの2ということになりました。今週もその傾向は変わらないというふうに考えます。もうちょっと、更にですね、減少いただくことをですね、望みたいというふうに考えておりますが。
 ただ、その一方でですね、この第4波の特徴ですけれども、中等症・重症になる方が多いということは、やはりこれは変異株のですね、影響ではないかと思われますが、これまで軽症であった方でも、CTスキャンを撮るとその肺にこう影が出ている、いわゆる肺炎の気がある、肺炎になっているという方が多かったというふうに聞いております。なので、中等症になり、そのまま重症になるか、そのまま残念ながら亡くなってしまう方もおられたということでありますので、そういう意味でですね、なかなか治りが悪いということはあるということは聞いております。
 ということですので、新規陽性者が減ってくる、これでもうステージ2になったということは、大変有り難いことだと思いますが、残念ながらですね、やはり入院状況が少し長引いているということで、入院状況の改善というのは、少しこう時間差、遅れて来ているというのは、現状だと思います。
 ということでありますので、あとちょうど1週間ということでありますが、6月20日までの緊急事態宣言中にですね、更に更にですね、新規陽性者を減らして、入院状況も改善をしていきたいというふうに考えております。ということなので、県民の皆様には、あと1週間でありますので、とにかく感染防止対策のですね、徹底をですね、お願いをしたいというふうに考えます。それが1点。
 そしてもう1点、緊急事態宣言は6月20日までということになっております。5月12日から20日間、更に6月1日から20日間ということで40日間ですね、緊急事態宣言に伴う緊急事態措置、大変厳しい規制・自粛をお願いをしてまいりました。ということでありますので、これはですね、客観的な数値が、今のような傾向になっているということであれば、やはりそこで緊急事態宣言は解除、一区切りというふうに持っていきたいというふうには考えております。
 ただ一方でですね、やはり全て規制がなくなるということでは絶対にありません。絶対にありません。やはり段階的にですね、そうした規制・自粛というのは緩和していくということに当然なります。当然なります。前の第3波のときもですね、2月末に緊急事態宣言を解除した上で、県独自の厳重警戒宣言という形でステージ3に対応する措置を取らせていただきました。
 ということでありますので、今回はですね、私どもとしては20日までの緊急事態宣言は一区切りとしたいと考えておりますが、一方で、やはり段階的にステップを踏んでいくということからいたしますと、次はですね、法律に基づくまん延防止等重点措置によってですね、ステージ3、ステージ3に対応するこの措置をですね、講じていきたいというふうに考えております。ということで、またそれに対して必要なですね、対応策、これも併せて検討をしていきたいというふうに考えております。
 今日はまだ月曜日でありますが、明日以降、週半ばには方向性を見いだしていかなければいけませんので、全国10ある緊急事態宣言の中でですね、全部横並びでそういうふうにしていくのか、それとも一部、メリハリを付けていくのかというのは、これは国の判断だろうと思いますが、我々としてはですね、全体の中で緊急事態宣言は6月20日、これで一区切りとし、更に必要なステージ3、ステージ3に対応する措置として、まん延防止等重点措置をですね、講じていければというふうに考えております。考え方としては、そういうことを国の方には伝えていきたいというふうに考えております。
 ですから、そうなりますと、ちょうど大型連休中に講じた規制・抑制といいますかね、措置ということになるかなというふうに考えます。もちろんそのエリアをどうするとか、その時短営業をどうするかとか、いろんなことは決めていかなければなりませんが、いずれにしても、そういう形でですね、国の方には私どもの考え方をですね、話をしていきたいというふうに考えております。

【質問】 今の質問の関連です。先のゴールデンウイーク中のまん延防止等重点措置と同等の措置になるだろうということですと、エリアだとか、対象だとか、それから酒の提供だとかも、そこに準じる形になるのでしょうか。
【知事】 全く新たなやり方ということにはならないでしょうね。ですから、基本的には、そういう方向でということになると思います。
 ただ、一番大きいのは、やっぱりエリアを限らないかんということなので。どこのエリアにするかというのは、この5月12日からの緊急事態宣言の前はですね、名古屋とそれ以外ということでありましたが、そこはちょっと感染状況がですね、この直近のといいますか、この5月、6月の感染状況を見てですね、本当にそうなのかということは、少しそこは検証しなきゃいけないということだと思います。
 ただ、まん延防止等重点措置というのはエリアを限定をしてということになりますから、どこのエリアを対象にするかはよくよく考えていきたい、検討していきたいというふうに考えております。
 岐阜県さんとか三重県さんは、岐阜市とか、四日市とか津だけじゃなくて、もうちょっと広めにいろいろ取っておられますので、いろいろ考え方はあるんではないかなというふうに思います。ですから、いずれにしても、具体的な対応方策は、引き続き検討していきたいというふうに思っております。

【質問】 県民・事業者が一番気にされているのは、エリアもそうなんですけれども、酒類の提供をどうするかということだと思います。そこに関しては、前回のまん延防止等重点措置のときは提供されていたと思うのですが、そこはいかがでしょうか。
【知事】 ですから、これまでのまん延防止等重点措置でやればですね、時短営業を重点措置区域は午後8時までで、お酒も午後8時まで、オーダーは7時までと、こういうことでありますけれども、そこをどうするか、いろいろ専門家の中で御意見があるようでありますので、それはよくよくお聞きをして考えていきたいというふうに思っております。
 どうなんでしょう、国が、今回はオリンピックを前にしてね、やはりもっと抑えていかなきゃいかんということで、まん延防止でも、重点措置区域は午後8時だったら、同じくお酒は駄目ですよと言うかどうかですけどね。それはちょっとまだはっきりしませんので、それは注視をしていきたいというふうに考えております。

【質問】 繰り返しになりますが、そうすると国の対応を待ってというか、見て判断するという形になりますか。
【知事】 そうなりますね。だから、何もなければ、そのまま緊急事態宣言になる前のものでいいですよということになればですね、それに対応するということに、ならっていくということになると思いますが、今いろいろ御意見があるようですので、その動向は注視をしていきたいと。全国10のところが緊急事態宣言になっていますのでね、私どものところだけで独自に決めるということには、なかなかならないので、その状況はしっかりと注視をしていきたいというふうに思っております。
 だから、今もそうですけど、やっぱりこの後、だから7月の20日過ぎにオリンピックが始まったときにですね、7月の下旬、8月の上旬、このときに毎日観客が22万5,000ですか、それからスタッフ、関係者、メディアの方などを入れると毎日33万人でしたっけ、オリンピック関係だけで。その方々が東京の都心のあの一角に集まるということでありますので、これはそのときにどういうふうな措置を講じていくかというのを、そのときにまた感染が増えていればあれなんでしょうけど、そうでなくてもですね、やはり何かしらのことは相当考えないといけないのではないでしょうかね。それが、東京の都心部だけなのか、それとも首都圏一円なのか、それとも三大都市圏域なのか、緊急事態宣言が発せられたこの10のところなのかというのはありますけれども。いや、私はその折にはやはり、緊急事態宣言というかそういう規制・措置があるかないかは別にして、やはり特別な何か対策をですね、講じないと、そこは相当な人流が起きてですね、その後のちょうど8月の真ん中ぐらい、お盆時なんかはもう大変なことになるんではないかということがですね、非常に危惧(きぐ)されるなというふうに思いますね。そのことは、私はしっかり申し上げていきたいというふうに思っております。
 なのでですね、大変恐縮でありますが、パブリックビューイングは、少なくとも愛知県内はやめていただくということでお願いをさせていただいたということであります。ですから、またそれに加えていろんな必要な措置があれば、また重ねて検討し、お願いをしていきたいというふうに思っております。
 よく言われますけどね、地元の人が地元の近いところに行ったり来たりというのは、これはやむを得ないかなという感じはありますけれども、やはり相当長距離な移動を取って、宿泊を伴い、またそこで飲食等々があればですね、やはり相当、その感染症のリスクは高まりますのでね、これまでの経験則上。ということなので、このオリンピック・パラリンピックについては、やはり相当な対策を講じていかなければ、なかなか次の第5波の感染拡大、感染爆発とまで言いませんけれども、感染がぐっと広がるということは、なかなか止められないんじゃないかという気がしますね。
 その頃までに、本当にワクチンの、あのアメリカの「ワープ・スピード作戦」ではありませんけども、一気にじゃあ7月末までにですね、若い人まで含めて、半分ぐらい打てりゃ別ですけど、とてもそれはそこまでいきませんのでね。いきませんので、そういう意味では、時間との戦い、いやワクチンはね、ということだと思いますので、あわせて、ワクチン接種をとにかく急いでいきたいというふうに考えております。

3 知事発言
(1)新型コロナウイルス感染症について
 今日また午後にも御報告ということだと思いますが、職域、職場の接種もですね、大分やはりどんどん手が挙がってきて、先週金曜日も申し上げましたが、名古屋港の港湾事業者関係の皆様も大体話がまとまったということでやっていただきますし、あと大学もですね、幾つかのところが話がまとまって、申請はまだ今週ぐらいですかね、というところだと思いますが、大分幾つかのところがやっていくということだというふうに内々に聞いておりますので、私どももですね、それをしっかりと後押しをして。ちょうど夏休みのときに、学生さんも含めて打ちたいというところが多いようでございます。ちょうどこの夏休み前の(講義が)終わったところの土日かな、そんなところでまとめて打ちたいというところが幾つかあるというふうにも聞いております。それは非常に合理的じゃないでしょうか。
 ただ、そこで打つとあれですね、モデルナだから、4週間後にまた来てもらわないかんですけどね、そこへね。ただ、1回でも打てば、8割効果があるということであれば、大分違うんじゃないでしょうか。
 だからといって、学生さんが、じゃあええわと言ってやりたい放題やるというのは、ちょっとこれはいけませんけどね。そこはやはり、ちょっと普通の夏休みとは違うので、そこ少し、少しというか相当、結構自重してもらわないけませんが、それでも、20歳前後のね、若い方がね、夏休みだ、夏休みだといってですね、動き回る。普通だったら、何もなければそういうことなんでしょうけども、それはちょっと自重していただくのと、そういうときに、やはりその前に1回でも打っておけば全然違ってきますので、是非多くの大学ね、学生の皆様ね、やはりそういったのは是非推奨したいですね。
 愛知県には51の4年制大学があって、20万人いますからね、大学生が。全国で、だから東京、神奈川、大阪に次いでかな、ということだと思いますけどね。是非多くの大学にはね、是非是非これは職場接種をね、やっていただきたいなというふうに思っております。大分出てくるというふうに個々には聞いておりますのでね、期待したいと思います。
 ちなみに人口10万人当たりの感染者数は、今日現在だと愛知県は6番目ですかね。まあ沖縄(が1番目)、山梨が2番目なんだね、今ね。それから、東京、北海道、神奈川、愛知ということですね。いずれにしても、それはそれとして、しっかりとやっていきたいというふうに思います。
 それから、昨日、一部新聞にですね、時短の協力金の支給率というのが出ておりました。愛知県は、今支給をして、まだ受付中というものがありますので、それはまだこれからですが、受付が終了したものの実施はですね、これは3月の下旬までの分だな、受付が終了したものは、これはもう98パーセント支給をしておりますし、最盛期のスタッフは、県の職員が120人、委託で190人で、全部で311人というスタッフをそろえてやらせていただいたということでございまして。申請の数に対しては、やはり人員・スタッフは手厚く対応させていただいたんではないかというふうに考えております。よろしくお願いします。