知事の記者会見
メインメニュー
知事のマニフェスト 知事の発言・寄稿 知事記者会見 県議会知事提案説明 知事からのメッセージ 知事交際費の執行状況 プロフィール トップページ 写真で見る主な活動


令和3年7月5日(月) 午前10時


1 知事発言
 おはようございます。7月5日月曜日のですね、朝10時、定例記者会見を始めさせていただきます。

(1)新型コロナワクチン大規模集団接種会場(バンテリンドームナゴヤ)の開設について
 先ほどですね、午前8時にバンテリンドームナゴヤへ行ってまいりまして。本日から、バンテリンドームナゴヤにおきまして、外野スタンドの下のコンコースなどなどを使ってのですね、ワクチンの大規模接種会場がスタートということになりますので、その開所式といいますかね、セレモニーに行ってまいりまして、また、現地におられる医師、看護師、薬剤師、医療スタッフの皆様、設営の皆様を激励をしてまいりました。ということで今日のマスクは、ドラゴンズのマスクということでございます。
 現地では、ナゴヤドームの白井常務、それから医療スタッフを派遣していただけるシーユーシーのですね、濵口社長、そしてイオンモールの(ナゴヤ)ドーム前店のですね、片岡ゼネラルマネージャー始め、皆様にお越しをいただきました。
 あそこにワクチン接種に来た方は、イオンさんのね、駐車場を、これは無料で貸していただけるということでございますので、そういった形で。野球場という性格上ですね、朝の9時から午後1時の4時間、4時間で500人ということでありますが、慣れてくればもうちょっとできますけどね。いずれにしても、そういう形で、便のいいところでありますのでね、多くの方に使っていただいて、加速していただければと思います。今日は尾張旭市の方の枠ということでございまして、もう既にたくさんの方が来ておられました。しっかり進めていければというふうに思います。
 これで、土曜日ですね、愛知医科大学のメディカルセンター岡崎、それから藤田医大の岡崎の医療センター、これは1,000・1,000。それから安城の更生病院が840という形で、三つスタートいたしました。そして今日、バンテリンドームナゴヤがスタートということで、これで6か所目。今度の土曜日、7月10日はですね、豊橋中央会場がスタートいたしますので、これで7か所。
 県が開設するこうしたものは、全てモデルナのワクチンを使いますので。これについてはですね、もう私どもは当初から、いの一番でスタートしておりますので、これにつきましては国の方から、モデルナのワクチンの必要量は供給するという確約は頂いておりますので、しっかりと接種を進めていきたいというふうに思っております。

(2)東京2020オリンピックの日本代表として内定した愛知県ゆかりの選手について
 そしてですね、今日の発表事項の前に、続々と東京オリンピックの代表選手が内定といいますかね、発表されておりますが、週末もですね、先週もたくさん発表されまして。先週発表されただけでも、男子のハンドボール、女子のバレーボールからテニス、それから女子のバスケットボールときまして、そして陸上競技も発表されて。2日だから金曜日ですね、棒高跳の山本選手、4×400メートルリレーの川端魁人(かわばたかいと)選手、それから新体操団体で杉本選手、竹中選手のお二人。それから3人制バスケットで男子の富永選手、そして3人制女子は馬瓜(まうり)ステファニー選手、西岡里紗選手、山本麻衣選手の3人ということで、これでオリンピックの愛知県ゆかりの選手は合計で75人、75人となりました。
 パラリンピックもですね、車椅子フェンシングで恩田竜二(おんだりゅうじ)選手が代表ということで、パラリンピックは8人、8人ということになっております。
 感染防止対策をしっかりやった上でですね、皆様それぞれに頑張って活躍をしていただきたいというふうに考えております。

(3)「令和4年度国の施策・取組に対する愛知県からの要請」について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/seisaku/202107kuniyousei.html)

 それではまずですね、「令和4年度国の施策・取組に対する愛知県からの要請」についてであります。
 来年度の政府予算の概算要求に向けて、国の施策・取組に対する愛知県からの要請事項を取りまとめました。
 別紙の1、要請項目の一覧を御覧をいただきたいというふうに思っております。
 要請項目は全体で45項目であります。要請書は、「新型コロナウイルス感染症対策の強化」は別冊とし、1から44までの項目は、厚い冊子の本冊に取りまとめております。コロナウイルス関係で一つ、そして、いつものこの赤表紙のやつを使っておりますけど、これで1から44ということで取りまとめさせていただいております。1項目が、大体見開きという形ですかね、2ページでということになっております。
 別紙の2、要請項目の概要というのを御覧をいただきたいと思います。項目ごとに要請内容を取りまとめております。要は、大きく内容を変更したもの・追加したものということでございます。
 まずはですね、「デジタル社会の実現に向けたDXの推進」ということでございます。
 愛知県では、2020年10月に「愛知県DX推進本部」を立ち上げ、同年12月に「あいちDX推進プラン2025」を策定をいたしました。
 県行政のみならず、県内企業のデジタル化、デジタル人材の育成とバランスを取りながら、官民の取組を両輪として推進し、デジタル社会の実現を目指すということにしております。
 こうした取組を着実に推進するため、自治体の情報システムの標準化・共通化、中小企業等に対する人的・税財政的支援の強化、人材育成のために自治体が実施する事業への財政措置等を要請をしてまいります。ということでございます。これがまず41、DXの推進ということです。
 それから、これは新規で、大きく変更したのは「カーボンニュートラルの実現に向けた対策の推進」ということです。
 これまで「地球温暖化防止戦略」という形でね、項目が付けてあったと思いますが、「カーボンニュートラルの実現に向けた対策の推進」ということで大きく内容を変更いたしました。
 愛知県は、日本一の産業県であり、やむを得ず温室効果ガス排出量も全国最多となっておりますので、2018年2月に「あいち地球温暖化防止戦略2030」を策定をし、徹底した省エネルギーや再生可能エネルギーの導入拡大に資する取組を進めてきたところであります。さらに、これまでの取組に加えて、学識経験者で構成される「あいちカーボンニュートラル戦略会議」を設置するとともに、企業・団体から幅広い事業・企画アイデアを募集し、プロジェクトの事業化を支援するなど、新たな取組に着手することといたしました。
 こうした取組を加速し、温室効果ガスの排出削減目標を達成するため、再生可能エネルギーの普及施策の強化、地域の取組への支援はもとより、国においても2013年度比46パーセントの削減目標達成に向けた具体的な施策とそのロードマップを示すよう要請をするものであります。
 また、愛知県が先頭を切って取り組んできた、電気自動車など次世代自動車の大量普及に向けた助成措置やインフラ整備への支援、また、水素供給拠点の整備に向けた環境づくりや規制緩和、企業等への財政支援などを要請してまいりますということでございしまして、この二つを中心にですね、やりました。2ページ以降はその要請項目の概要ということでございますので、御覧をいただければというふうに思っております。
 続いて、別紙の2の2ページですかね、「新型コロナウイルス感染症対策の強化について」ということでございます。新型コロナに関する要請は昨年度から行っておりますが、要請事項は、オリンピックの開催やワクチン接種の円滑な実施といった、最新の状況を踏まえた内容を追加をしているところでございますので、また御覧をいただきたいというふうに思っております。
 そして最後に2ページ、「ワクチン接種の円滑な実施」の一つ目、「ワクチンの必要量の十分な確保」ということです。
 愛知県のワクチン接種率は全国的にもトップクラスであり、また、県内7か所に設置した大規模集団接種会場でのワクチン接種が、高齢者接種及びそれに続く住民接種を更に加速をさせております。
 そこで、ファイザーとモデルナのワクチンの必要量を十分に確保するとともに、県、市町村、医療機関が無理なく計画的に接種業務を進められるよう、具体的なワクチン供給スケジュールを早い段階から示すように要請をするものでございます。
 その他、多くの要請項目を取りまとめております。これらは、全て愛知県の取組を推進する上で、重要な項目ばかりでありますので、愛知県の実情・課題をしっかりと伝え、必要な支援や協力が得られるよう積極的に働き掛けてまいります。
 今、日程を調整しておりますので、また調整がつき次第ですね、お知らせをしたいと思います。一応、来週の予定をしておりますが、コロナの状況次第ではどうなるかというのもありますので、そこはよく見極めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
 これがまず第1点ですね。

(4)短期間で収穫可能なセンダンの試験植栽地の募集について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/rinmu/20210705.html)

 続きましてですね、二つ目です。短期間で収穫可能なセンダンの試験植栽地の募集についてであります。
 愛知県では、充実した森林資源を活用するため、「伐(き)る・使う、植える、育てる」循環型林業の推進に取り組んでおります。
 伐採後の植栽樹種として、従来のスギ・ヒノキに加えて、成長の早いセンダンを求める声が、近年、苗木生産者や森林所有者から寄せられております。
 センダンは、日当たりの良い場所に自生するセンダン科の落葉広葉樹でありまして、一般的な木材の場合、利用までに40年から60年を要しますが、センダンは育て方によっては植栽後20年程度で利用できます。
 枝分かれして横に広がる性質がありますが、近年、側芽(そくが)、芽ですね、横に出る芽を取り除いてまっすぐ育てる技術が確立をされました。また、木目がケヤキに似て美しいことから、家具メーカーから注目されており、育成方法の実証調査が、主に熊本県で進められております。
 こうした中で、愛知県においても、このような新たなニーズに応えていくため、育成方法の実証調査を進めることとし、この度、センダンの試験植栽地を募集することといたしました。
 募集期間は7月5日から30日までで、募集対象地数は2ないし3か所を予定しております。
 センダンは、豊富な養分や水分を好むことから、このような条件の森林を持ち、センダン試験植栽地として提供可能で、かつ、センダンの育成方法の実証調査について愛知県と一緒になって取り組んでいただける方からの応募をお待ちをいたしております。
 ということでございまして、その次の資料を見ていただきますとですね、募集対象のところ、2の(1)は、こういう森林を持っている方ということでございまして。試験植栽地は、それを提供していただければ、愛知県が立木の伐採、整理をして、そこにセンダンの苗木を植えていくということですね。
 2ページがそのイメージということでありますけど、防護柵なんかもやると。スギ・ヒノキは大体40年から60年、センダンは20年ということで、早く育っていくと。ただ、広葉樹なので、この3ページにあるようにですね、自然の樹形はこうやってぶわっと枝が広がっていくんだな、ケヤキみたいにね。なので、それだと、なかなか木材というのは柱にしても板にしても、やっぱりまっすぐでないと使い勝手が悪いのでね。やっぱりそういう通直性が要求されると言いますけども、まっすぐでないといかんので、横に出る芽をこうやって切っていくと。こういうふうに芽かきをやるとですね、右にあるようにまっすぐ育つということになるということであります。ということで、そうしたものをやっていくということです。
 センダンの木材をつなぎ合わせたテーブルが下にありますけれども、そういうニーズがですね、非常にある。広葉樹なので、非常にやっぱり木目が好まれますね。ですから、そういった需要もあるので、今回その試験をやっていくということでございます。
 ということで、2~3か所でですね、0.5ヘクタール程度でやっていきたいということでございます。標高が200メートル程度までで、比較的養分や水分の多い斜面下部や平地がいいということでございます。
 ちなみに、県の西庁舎の敷地に1本生えている。西庁舎のところに、樹高5メーターから7メーターぐらいのですね、センダンで、これは3~4年生。3~4年でこんなに育つのか、というものがありますので、後で写真を提供しますけど、見たい人は見ていってください。これがセンダンだと。1本植わっとるだけか。ということでございます。それが2点目です。

(5)常滑港へのクルーズ船初寄港について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kowan/tokoname-cruise-kiko.html)

 続いて3点目でございます。常滑港へのクルーズ船の初寄港についてです。
 この度、9月28日にクルーズ船「にっぽん丸」が常滑港に寄港することとなりました。今回が常滑港へのクルーズ船初寄港となります。
 なお、常滑港では大型のクルーズ船が係留できない、要は接岸できませんのでね、沖合にクルーズ船を停泊させて、テンダーボートという小型船を利用して上陸をすることになります。
 これまで、クルーズ船の誘致に向けましては、常滑市、商工会議所とともに、知多半島周辺地域の観光素材によるツアープランを作成し、クルーズ船社等を対象にしたツアーを開催するなど、知多半島周辺地域の魅力をPRしてまいりました。
 乗客の方には、常滑焼の歴史が生活に息づく「やきもの散歩道」や醸造文化を支えた「半田運河」の散策を楽しんでいただけると思います。特にこの時期、9月末ですから、童話ごんぎつねの舞台となった矢勝(やかち)川の堤に咲く300万本の彼岸花が見頃となるため、是非お越しをいただきたいというふうに思っております。
 なお、クルーズ船の受入れに際しましては、新型コロナウイルス感染症の状況を注視しつつ、クルーズ船及び受入港の感染症対策に関する国が示すガイドラインに基づきまして、クルーズ船社、地元関係者と連携し、徹底した感染症対策に取り組んでまいります。
 また、今後は2022年秋の「ジブリパーク」開業に合わせて、またクルーズ船でもね、多くのお客さんに来ていただくなどですね、継続的にクルーズ船が常滑港に寄港することを目指し、経済効果の増大や空港エリアの更なる活性化につながることを期待をいたしております。
 ということで、今申し上げたのがその資料で、そういう形になっております。
 この資料の2ページですね、空港島の南の方に停泊して、このテンダー船、テンダーボートですね、定員120人ですが、密を避けるという意味で60人定員で運航しますが、2隻ありますので、2隻を使って、セントレアの浮桟橋(うきさんばし)に行く人、それからNTPマリーナりんくうに行く人という形でですね、上陸をしていただくということで対応をしたいということでございます。
 ちなみに、今回、ガイドラインに沿ってということで、この船は最大定員532名ですが、6割程度に制限をして運航をする。お客さんは、乗船2週間前にPCR検査を行うとともに、乗船の当日に再度PCR検査又は抗原検査を行って陰性を確認した上で、乗船をしていただくと。そして、マスクの着用、手指消毒、乗下船時間の分散化、また、ソーシャルディスタンスの確保といったガイドラインをしっかり守っていただくということでございます。
 当日は、常滑市や商工会議所が主体となって、NTPマリーナで歓迎イベントや物販を行うというふうに聞いております。ということでございますね。
 初めて中部空港島の方に来るということなので、大いにこれも期待をしたいというふうに思っております。
 特に高齢者の方は、どんどんワクチン接種が進んでおりますので、もうこの時期には多分、希望する方はもう全員打っているということなので、それを見越しての予約ということなんだなというふうに思っております。
 その資料とですね、そして「PORT OF TOKONAME(ポート オブ トコナメ)」という形でですね、クルーズ船誘致に使ったものでありまして、こういった形でPRをしております。実際、この旅行会社がこの旅行を組むということではありませんが、こういう形でPRしておりますので、是非御活用いただければということでございますので、よろしくお願いをいたします。
 以上がですね、3点の報告事項ということでございました。

(6)「令和4年度国の施策・取組に対する愛知県からの要請」について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/seisaku/202107kuniyousei.html)

 それと最初にですね、申し上げました、国への要請事項でございますが、今のところ8省庁ぐらいを考えておりますが、もうアポイントが取れているところもありますが、また感染状況等を見ながらですね、そこは判断をしていきたいというふうに考えております。またそれは発表させていただきますので、よろしくお願いをいたします。

(7)新型コロナウイルス感染症について
(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html)

 続いて、本日の感染状況でございますが、資料だけ、また御覧をいただければと思います。
 昨日時点、本日の今朝の時点でございますが、70歳以上の高齢者の方の割合は11.3パーセント。それから経路不明の方は46.6パーセントで、ほぼ変わっておりません。
 それから、重症・中等症の方の割合は9.3パーセント。
 それから、検査件数は、6月27日の日曜日まで入ったということでございます。
 そして、入院状況等であります。金土日3日間の分をですね、補足をいたしますと、金曜日の午前中発表から3日たちましたので、金土日3日間でですね、ですから木曜日の夜(時点の)金曜日の発表の資料は288人となっておったはずですが、そこから入院患者さんが44人減って244。コロナ病床以外の7人は変わっておりませんので、コロナ病床も44人減って237人で、病床使用率は15.6パーセント。そして、重症の方が6人減って17人で、病床使用率は11.6パーセントでございます。そして愛知病院の入院が13人です。そして、施設入所が72人。これは、名古屋の東横INNが44人、豊川が4人、三河安城24人ということでございます。亡くなられた方は971人ということです。
 そしてですね、そしてクラスターが一つ出ておりまして、その下ですが、左側の9B、9B、名古屋市の医療機関14人が新たに発生をいたしております。
 あと、右の方で五つ終息しておりまして、7のやつは全部終息したので外したということですが、一番上の職場のクラスターの二つ、8V、8Vは名古屋市の職場12人。8X、大口町の職場10人、これは終息しました。その下の8W、一宮市の高齢者施設14人、終息。そして8O、8O、その下ですね、名古屋市の学校46人、終息。そしてその下、8U、8U、豊川市の集会所、26人終息ということでございました。
 変更点は以上ということでございます。
 それから、このA3のカラー刷りの資料を見ていただきますと、新規陽性者数の過去7日間平均は、7月1日木曜日からステージ1、グリーンになっております。50人を切っておりますのでステージ1になっておりますが、昨日ですね、入院患者さんも7日間平均で282ということで、ステージの2というふうになりました。そして、重症者の方も昨日21人ということで、ステージの1、グリーンということになりました。高齢者の新規陽性者数の、一番下の欄ですが、これは早い段階でステージ1になっているということで、やはりワクチン接種の効果が出てきていると思います。やはり高齢者の新規陽性者が減り、重症者が減ってきている。全体の入院患者よりも減り方が大きいということでありますので、(入院患者数が)減ってきているということをこのデータが示しているというふうに思っております。
 そして、最後にワクチン接種。人口上位10都道府県の(高齢者の)ワクチン接種(率)で、愛知県72.82(パーセント)。さすがにもう頭打ちということですね。頭打ちということでございますが、やはりどんどん進んでいるということで、一般接種もどんどん加速をさせていきたいというふうに思っておりますので、しっかりとやっていきたいというふうに思っております。
 
(8)新型コロナウイルス感染症について
(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html)

 いずれにしてもですね、愛知県は、まん延防止等重点措置が7月の11日まで。7月の11日まで、あと1週間まん延防止等重点措置でありますので、是非ですね、県民・事業者の皆様は、また引き続き感染防止対策の徹底をお願いを申し上げたいというふうに思っております。
 重点措置区域のところは、飲食店は午後8時まで、そしてお酒は午後7時まで。そして、それ以外は午後9時まで。大規模商業施設も午後8時まで、それ以外は9時までということでございます。
 昨日ですね、本当に久方ぶりに1週間前よりも(新規陽性者数が)増えたということでありますので、今日の数値、午後の数字がですね、非常にちょっと気になります。気になりますけれども、昨日までで東京都が15日連続で前の週より増えているということでありまして、私はこの場でもずっと申し上げておりますが、過去の経験則上ですね、東京が増え出したら、やはり2週間後には、大体うちにやってくるということでありますので、昨日、(1週間前の)41人が63人になったというのは、非常にこれはですね、ちょっと気味が悪い感じがいたしますね。今日も先週並みで落ち着いてくれていればいいんですけれどもね。大変気になるところでございます。それも含め、しっかりとですね、日々の感染状況を見ながら対応するのと、やはりワクチン接種を更に加速をしていきたいというふうに思っております。
 よろしくお願いいたします。

2 質疑応答
(1)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 今、お話がありました、昨日の新規陽性者数が63人で、少し多かったということですが、これは、まだリバウンドが始まったとは言えないけれども、今日以降の数字を注視したいということでしょうか。
【知事】 そうですね。これまでずっとですね、順調に減少してきましたよね。うちもほとんど、曜日で見れば、ほぼほぼやっぱり2週間以上というか、もっと急激に減少してきましたので。ほぼほぼ6月の1か月、5月の半ばからですかね。最初の5月の連休明けのですね、5月の10日の週、17日の週というのが非常に厳しかったんですけれども、その5月の20日過ぎからですね、もうほぼほぼ1か月半にわたって、一本調子でこう下がってきたわけですね。
 ですから、(新規陽性者数が)678あったのが、この間の水曜日だと、もうそれは53とかですね、ということになって。要は、10分の1以下にぐっと一本調子で減ってきたのがですね、これが久方ぶりに1週間前の数値よりも(増えた)。41が63というと、率でいくと5割増しぐらいですからね。数字的にはそうあれではないにしても。
 それと、日曜日で、本来やはり検査・検体数が少ない曜日にもかかわらず、その1週間前より増えているというのは、これはやはりちょっと警戒しなければならないんではないかというふうに思います。
 ただ、分かりません。今日、午後の数字がね、やはり先週の月曜日とほぼ同じぐらいであれば、それは杞憂(きゆう)にすぎないということになるのかもしれませんが、いずれにしても、今日の午後の数値は注目をしたいというふうに思っております。
 ただ、1か月半にわたって一本調子で下がってきたのが、やはり東京がもう15日間連続で1週間前より増えているということからして、ちょうど2週間がたちますもんね、東京が増え出して。というのは、やはりこちらに、影響があるといいますかね、やってくる可能性が非常にある。リスクが非常に高まっているんではないかというふうに思わざるを得ません。
 ということでありますので、少し、今日及び今週の数値は、注視をしていきたいというふうに考えております。ちょうどそれも、今週ですね、まん延防止等重点措置をどうするかということを、私ども、そしてまた国とね、一緒に判断しなきゃいけないわけでありますので、それも含めれば、やはりしっかりと注視をしていきたいというふうに考えております。

【質問】 追加でもう1点なんですけど、まん延防止等重点措置について、現時点の感染状況で、解除・延長など、もしお考えがあったらお聞かせください。
【知事】 もういろいろな報道等々ではですね、1都3県、東京及び首都圏と沖縄をまん延防止等重点措置で、引き続きオリンピック期間も含めて1か月、しっかりと規制・抑制をかけましょうということで、あと残りはですね、数値がうちと同じように大分改善されているので、解除ではないかという報道がずっとね、先週末から流されておりますし、そうした報道に私どもも接しますが、まだそのことについて、国と話をしているわけではありません。
 ただ、これまでも、私ども愛知は、常に国の関係部署とは認識は共有しておりましたので、認識が違ったということは全くありませんでしたので、そういう形で認識を共有しながら、日々日々、連絡を取り合っておりますのでね、部局の方で。そういう中で、しかるべき時期に協議・相談しながら対応していきたいというふうに思っております。
 今の数値等々を見ればですね、もう大分落ち着いてきたということは言えるかと思いますが、昨日、やはり数値が上がっているということでもありますし、これが本当にリバウンドにつながっていくのかということは、これは注視をしなければならないと思いますし、そういう意味も含めてですね、このまん延防止等重点措置の対応については、今日この時点では、やはり慎重に、慎重に検討して、慎重に判断をしていきたい、そういうふうに考えております。