知事の記者会見
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令和3年7月12日(月) 午後3時30分

1 知事発言
 それではですね、本日は午後になりましたが、午前中は7月臨時議会ということでございまして、今年度7回目の県議会ということでございました。ということで、定例会見を午後にさせていただいたということでございまして、御理解いただければと思います。
 
(1)新型コロナウイルス感染症について
(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html)

 それではですね、本日7月12日月曜日の状況を申し上げます。
 7月12日月曜日、愛知県の陽性者数は42人、42人です。県所管分29人、名古屋市7人、豊橋3人、岡崎1人、一宮1人、豊田1人の42人ということでございます。
 ということでございまして、やはり明らかにリバウンド傾向は出ております。
 水準的には、確かにですね、42というのは、愛知県の場合、人口でいきますと、50人がステージ1とステージ2の境ですが、月曜日はやはり比較的検査数・検体数が少ない曜日なので、1週間前が21、2週間前が20、3週間前が35、4週間前が46ということなので、3週間前、4週間前の水準かなと。ですから、6月半ばぐらいの水準かなということです。その5週間前、6月7日は96人、5月31日は145人ですので、一番多かった5月の10日、連休明けが426なので、そこからいきますと、ぐぐっと減ってはきておりますけれども、ちょうど10分の1ということでありますが、一旦20人、21人になって、またこう42人というのは、やはり嫌な感じがいたしますね、ということでございます。
 資料の裏面の2ページの4の②を御覧をいただきますと、指標の数値ですが、過去7日間平均で新規陽性者は、昨日までの数値で57.1(人)、ステージの2をちょっと、ボーダーを上回ったというところですね。一方で、入院患者さんは過去7日間平均201.1ということでステージの1、グリーンゾーン。これは220が境ですので、これで3日連続グリーンゾーン、ステージ1ということで、入院患者は落ち着いております。それから、陽性率1.7パーセント、ステージの1。重症者13.9、これもステージの1。そしてですね、重症者の方は、これは22が境なので、13.9というのは大分下回っていますね。入院患者さんは(境が)220なんで、これも下回っております。それから、陽性者のうちの高齢者の方の割合が、7人がボーダーなので、これも下回って、ステージの1。ですから、今ステージ2なのは新規陽性者の57人というところだけということでございます。
 ただ、先週の21が42に置き換わりますので、ちょうど7で割ると3増えるので、明日はこれが60、60ということになりますね。ということでありますけれども、他は全部ステージ1なので、まだまだ落ち着いているということには変わりないかなということでございます。
 それから、年代別の方の割合は、70歳以上が11.3パーセント、感染経路不明が46.6パーセントで変わっておりません。
 それから、重症・中等症の方の割合は9.4パーセント、これもほぼ一緒です。
 それから、検査件数は7月4日日曜日まで入ってきております。
 それから、入院患者さんの数ですが、193人ですが、これはですね、金土日3日間分の推移を見ますと、195が193。一旦189になって、また193にちょっと増えたということでございますが、3日間でいきますと2人減りました。2人減って193で、コロナ病床以外の方もですね、これは5人が1人減り4人になった、また1人増えて5人ということで、これは変わらずですので、コロナ病床の入院患者は、金曜日の資料では190が、これは一旦184まで減ったんですが、また増えて188。ですから、3日間では2人減って188。病床使用率は12.4パーセント。重症者は、これは13人が2人増えて15人で、病床使用率は10.3パーセント。いずれにしても、まだ、そのくらいの数値ということでございます。という状況であります。そして愛知病院は8人が入院。そして、施設入所は92人、若干増えていますね。名古屋の東横INNが59人、豊川が3人、三河安城が30人。
 死亡者はですね、亡くなっている方が、昨日よりは1人増えて、983人ということです。
 そして、クラスターですが、下の表の中のうちですね、まずは9D、9Dのクラスターです。クラスターは二つ、新たに確認をされております。9Dが、碧南市の医療機関18人、18人。そして9C、一番下の9C、みよし市のスポーツチーム10人というのが、二つ増えております。
 そして、名古屋市内の入院者は、市内病院の入院が63人。うち、コロナ以外が2人なので61人、61人となっております。ですから、大体3分の1ということですかね、という状況でございます。それが本日の入院の状況です。
 そしてですね、本日からですね、愛知県は昨日で、国のまん延防止等重点措置は解除ということになりましたので、本日、7月の12日からは愛知県独自の厳重警戒宣言を発出をさせていただきました。厳重警戒宣言。そして7月12日から8月11日までの1か月間、この感染拡大の防止に向けた厳重警戒措置、厳重警戒措置を県民・事業者の皆様にはお願いをいたします。
 飲食店さんは夜9時まで。そして大規模商業施設も夜9時まで。そして、イベント・行事等につきましては、これも夜9時までですが、定員の50パーセント、若しくは1万人のアッパー規制ということでございます。引き続き、感染防止対策の徹底を何とぞよろしくお願いをいたします。
 また、特にですね、この来週7月23日からオリンピックが始まります。始まります。もう既に、東京・首都圏はリバウンドになっておりますけれども、これから更にまた、大会関係者・選手、海外からもメディアも含めて多くの方が来られます。全国からも東京に多くの方が行かれることになろうかと思います。
 また、今週の数値を見て、来週、オリンピックの直前、前にはですね、何らかの強いメッセージを県民の皆様にはお願いをせざるを得ないと考えております。このオリンピック、そして夏休み等でですね、また帰省、旅行、いろいろ御計画がおありかもしれませんが、是非ですね、今の厳しい感染状況を御理解いただいて、県をまたぐ移動、特にオリンピック、オリンピックのところにですね、開催地の東京及び首都圏に行くことは厳に控えていただきたいということと、そして感染防止対策の徹底をですね、何とぞよろしくお願いを申し上げます。ということでございます
 そして、次の資料はですね、本日から厳重警戒宣言でありますので、刈谷のハイウェイオアシスのライトアップをレッドからオレンジにさせていただくということでございます。ライトアップ時間は午後9時から11時までということにいたします。これ、8月11日までですね、していきたいと思います。
 そして、次の資料は、人口上位10都道府県の1回目の接種を終えた高齢者の接種率ということで、段々頭打ち。それはそうですね。80.72パーセントまでいきましたので、大分頭打ちになってきておりますが、更にしっかりとやっていきたいというふうに思っております。豊橋中央会場も、土曜日10日にオープンいたしましたので、更に積極的に接種をしていきたいと思います。
 それから、愛知県のワクチン接種の状況でございますが、これは国のデータを抜粋をいたしましたが、医療従事者への接種は、本日1週間分が切り替わりましたが、1回目32万5,000人ということで、2回目がほぼ、もう100パーセントに近くなっております。27万人を分母といたしますので、ほぼ100パーですが、1回目が5万5,000人超えておりますのは、これは明らかにですね、私どもの(名古屋)空港ビルと藤田医大さんの病院の、いわゆる高齢者以外の、会場設営者とか医学生、看護学生、それからまた警察職員、それから自衛隊の方、そしてまた保育士さん、そして新しく特別支援学校の教職員ですね、そうした方にも打っていただいておりますので、そういった接種券のない方は全部こちらに入れてありますので、そういう形で増えているということでございます。
 以上、本日の感染症関係ということでございました。

(2)「愛知の人権施策に関する有識者会議」の開催について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/jinken/yushikisya1.html)

 そして、本日の発表事項は1点でございまして、お手元の資料を御覧をいただいてお聞きをいただきたいと思います。
 「愛知の人権施策に関する有識者会議」の開催についてであります。
 本県では、これまで、「人権教育・啓発に関する愛知県行動計画」等に基づき、人権教育・啓発を推進するとともに、人権に関する重要課題に取り組んでまいりました。
 しかし、今もなお、同和問題、そして障害者、外国人、ヘイトスピーチ、性的少数者など、様々な人権課題が存在をしております。
 また、近年、インターネットの利用者が急速に増加する中、インターネット上の不当な差別・誹謗(ひぼう)中傷等、人権に関わる問題が数多く発生していることから、6月補正予算により、「インターネットモニタリング事業」を試行的に実施することといたしました。
 さらに、この度、人権を取り巻く社会状況の変化等を踏まえた、広い視野からの創意ある助言を得ることを目的に、新たに、学識経験者や弁護士等で構成する「愛知の人権施策に関する有識者会議」を開催し、様々な人権課題に対する具体的な対応策の検討を行うことといたしました。
 第1回の会議は、8月18日水曜日に開催し、今後の本県における人権施策の方向性などについて、御意見を伺ってまいります。
 多様性を認め合い、誰一人取り残されることなく、全ての人の人権が尊重される社会づくりを進めるため、しっかりと取り組んでまいります。
 お手元の資料がございますが、御覧をいただきますと、8月18日午後2時からということでございまして、議題としては、「愛知の人権施策に関する有識者会議」の開催、人権を取り巻く現状、愛知県の人権施策の取組について申し上げます。そして3ページ、別添が、その有識者会議のメンバーでございます。
 これはですね、愛知県は、「人権教育・啓発に関する愛知県行動計画」というのを作っておりまして、これは2001年2月に策定をし、最終改定が2019年の3月でありまして、そこにですね、重要課題への対応ということで、「女性」、「子ども」、「高齢者」、「障害者」、「同和問題」、「外国人」、「感染症患者」、「犯罪被害者」、「インターネットによる人権侵害」、「ホームレス」、「性的少数者」、「様々な人権をめぐる問題」といったものが並べて記載されておりますが、そうした問題について対応するということで、それぞれの分野、そうした分野の人権に関する重要課題についてですね、学識経験を有する方々、基本的には、ここにありますようにそれぞれを専門とする大学の先生方をリストアップしてお願いをさせていただき、さらにですね、人権擁護の観点からということで、弁護士さんも入っていただいておりますし、また、愛知県の人権擁護(委員)連合会の会長さんにも入っていただいておりますし、また、国の人権擁護機関ということで名古屋法務局の部長さんにも入っていただいております。
 ということで、全部で10名おられて、それぞれの分野の専門家の皆様でありますが、そうした皆様の日程をですね、調整をしておりますと、本当はもうちょっと早くかなと思ったんですけど、結局、全員が(出席)ということになってきますと、この8月18日ということでありますので、それまでに様々に我々は課題の整理をしましてですね、また、資料もお届けをし、御説明をさせていただいて、当日はこの専門の先生方から、中身の濃いいろんな発言というか提言を頂ければというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 今回開催する有識者会議ではですね、具体的には、例えば新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うインターネット上の不当な差別、誹謗中傷を防止するための対応を検証すると。そのために、差別を助長する書き込みのモニタリングを試行的に実施し、これは6月補正で措置をいたしました。今回の有識者会議では、こうしたモニタリングの試行結果、若干もうスタートしますので、それがある程度出てきましたら、そうしたモニタリングの結果も踏まえて、モニタリング事業の本格的実施や様々な人権課題への対応策についても、助言、アドバイスを頂ければ、提言を頂ければと思っております。
 また、6月議会でも、性的マイノリティーに関することの御質問を頂きました。この性的少数者の理解促進やパートナーシップ制度について、どういうふうに取り組んでいくべきか、また有識者会議でも議論をしていただければというふうに思っております。
 いずれにしてもですね、愛知県は2019年7月に「SDGs未来都市」に選定をされておりまして、男女を問わず、若者から高齢者まで、さらには障害の有無や国籍にかかわらず、多様性を認め合い、誰もが活躍できる愛知、そうした社会を目指しております。誰一人取り残されることなく、全ての人の人権が尊重される社会づくりを進めるため、この有識者会議で具体的な提言、具体的な方策を御議論いただき、御提言いただければというふうに思っております。ということで、よろしくお願いをいたします。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 今日は月曜日ですが、デルタ株の数は出ていませんか。
【知事】 変異株検査のデルタ株の陽性者数はですね、前回の発表から1週間で7人、7人増えております。したがって、累計が55人、55人になりましたということでございまして。その7人のどういう方々かということについては、公表というか整理をして、明日、また資料提供をさせていただきますので、よろしくお願いします。

【質問】 ワクチンの供給不足について伺いたいのですが、今日、第11クールの供給量は発表されていますか。
【知事】 11クールというのは、8割分は基本的には先週来ているんだね。あの11クール、12クールね、8月の2日と16日からの2週間・2週間の市町村分の、だから全体が1万箱か、1万箱のうち8,000箱は、国がそれを人口比に応じて割り振ったと。その割り振ったところから進捗状況が進んでいない、在庫が多いのではないかと思われるところは1割カットするということを聞いておりますけれども。残りの2割は都道府県に配分をして、そこでこう調整をしてもらうということでありますが、その配分の方針だとか、どこの市町村からどのぐらいカットするかとかですね、その残りの2割について、どのくらいこちらに来るかというのはまだ来てません。

【質問】 今日、名古屋市が集団接種の数を半減させるという発表をしていますが、今、県内の自治体で、そういう具体的な影響が出ている市町村について、今把握されている状況はいかがでしょうか。
【知事】 正直言って、先週来ですね、先週ずっとかけまして確認をしました。54市町村確認しましたが、これについては、それぞれ、どこがですね、どうだということは、公表しているところもありますし、そうでないところもありますので。公表してくれるなというところもありましたので、私どもの方からそれをですね、ここはこうだというのを申し上げるのは、控えたいというふうに考えております。それぞれの市町村が自主的に発表されるのは、それはもうお任せしております。
 大体ざっくり言ってですね、接種計画に一切変更がないというのが半分。大体ですね、個別接種、集団接種、それぞれについて確認しましたが、大体、現時点では接種計画の変更は予定していないというのが、両方とも半分でございまして。
 個別接種についてはですね、既に接種計画を変更をした及び決定をしたというところが、愛知県内に14市町、個別接種についてね。変更を検討しているというのが13市町。なので、残りの26市町村は予定していないと、こういうことですね。個別接種はね、いわゆる病院、診療所の個別接種。
 集団接種についてはですね、接種計画を変更した及び決定をしたというのが15市町。接種計画の変更を検討しているところが16市町。ということなので、現時点で接種計画の変更を予定していないという市町村が21。
 ちょっと数字が合わないけど、そこはちょっと確認できてないということでございますね。ちょっと個別は、要は公表している市もあれば公表していないところもあるので、そこはちょっと御勘弁ということでございますので、よろしくお願いいたします。

【質問】 他県の状況を全て調べたわけでもないのですけれども、今、知事がおっしゃった数字を見る限りでは、他県ほどは大きな影響は愛知県では出ていないのかなという感じもしますが、いかがでしょうか。
【知事】 いや、そんなことない。多分、全国的に同じような感じじゃないでしょうか。やっぱり他県といっても、人口規模の小さい県で、また、その中でも人口規模の小さな市町村は、まあまあ、このまま打ち切れるかなというふうな感じでやっておられるんじゃないでしょうかね。
 やはりある程度人口規模の大きいところは、診療所・病院とか医療機関に供給したところは、やはり数が多いからですね、どうしてもその打っていくところの時間がかかるのでタイムラグがあるということで、それが何か滞っているとか在庫とか言われると、それはなかなか、ちょっとしんどいね、ということではないでしょうかね。
 ですから、市町村の集団接種とか、我々県の大規模接種は、もう打って打って打ちまくっていますから。それもきちんと、ちゃんと1週間分ですね、1週間に1回来ますけど、1週間分をちゃんと補充されてありますので、そこは問題ないと思いますが、市町村はどうなんですかね。だから、市町村はトータルで来るからあれなんですね、やっぱりどうしても先々不安だというところは、少し予約を抑えるかとかね、そういったところはあるのかもしれませんね。
 ただ、私は、それがやはりある程度滞留していると見られると、それはまたワクチンの供給をカットされるというふうになっても、それはもうかなわんので、もうとにかくできるだけ打ってくれと。できるだけ打ってくれということは前から申し上げているとおりだし、通知も出していますしね。7月1日付けだな、1日付けで出しましたね。早く打ってくれというのと、VRS(ワクチン接種記録システム)に必ず登録してくれということは申し上げておりますので、引き続き同じことを申し上げていきたいというふうに思っています。

【質問】 まだ評価するには早いかもしれないですが、今おっしゃったシステムの登録だとか接種をどんどん進めるということが、ワクチン不足がちょっとでも改善されるのに役立つというふうにお考えということでよろしいでしょうか。
【知事】 だから、物はある、物は来ると言っているわけですから。特に、9月末までには必ず来ると、必要な分はね、と言っているわけなので、それはもう、若干それがずれてもですね、基本的には何ら影響はないと思いますのでね、ワクチン接種については。
 それよりも、今、打ち控えてですね、いわゆる在庫があるんじゃないかと言われるよりは、もう打った方がいいと。それは誰が見てもそうですよね。ということだと思っております。

【質問】 大規模接種会場に予定どおりワクチンが来ているということですけれども、河野太郎大臣が約束されたとはいえ、もし供給が滞れば、無い袖は振れないということですが、この見通しに不安な点はないですか。
【知事】 我々は、5月24日からスタートをし、その後ですね、7月に入ってあと5か所もスタートし、それも接種計画を全部、国の方には話をしてですね、やってきておりますので、それはちゃんと供給しますというふうに約束いただいていますから、それを前提にやっていくということではないかというふうに思っています。
 もし、それで我々がきちっと計画どおりにやっていってですね、本当にある段階でもう実際に物がないと、弾切れだということになったら、それは他の話と違いますから、当然、コロナのワクチンの件でですね、弾切れを起こしたと、約束したのに来なかったということであれば、それは我々は激しく言いますけどね、それはね。そんなふうにはならんのじゃないでしょうかというふうに思っています。
 特にワクチン接種は、基本的には感染症を抑えていくワクチンですから、やはりヒト・ヒト感染、ヒト・ヒトの接触の密度、濃度、回数が高い、やっぱり大都市圏域が、どうしてもその感染症の震源域というかエピセンターになりやすいということなので、そこをいかにスピーディーにスムーズに打っていくのかということが一番のポイントになります。
 一方で、やはり人口の多い大都市圏域だからこそですね、たくさん送っても、やはり打ち手もたくさんありますから、どうしてもですね、そこでタイムラグが起きやすいということなので、見かけ上はですね、何か滞留しているとか在庫があるみたいなことが言われやすいのかもしれませんが、私はそれはですね、途中段階のことであって、どんどんどんどん供給して、どんどんどんどん打っていけばですね、進んでいくということだと思いますので、むしろそういう形でどんどん進めていくと。
 特にやっぱり大都市圏域で進んでいかないと、感染症は収まりませんのでね。なので、もうとにかく理屈抜きにどんどん進めていくと、ある物は全部打ち切るということが一番いいんじゃないでしょうか。あとは、送ってくれるという約束があるんであればですね、あるんであればというか、あるわけですから、それは打つということではないでしょうかね。
 ましてや、この後、世界最大のスポーツイベントであるオリンピックが始まるわけですからね。無観客とは言いながら、何十万人という方ですね、選手団、関係者、それから会場設営者、大会関係者、それからメディアの方々がもう世界中から集まって、東京及び首都圏という大都市圏域で活動されるわけなんで、もうとにかく一日でも急いでね、一人でも多くの方にワクチンを打っていくということが、これだけの大規模スポーツイベント、世界最大のスポーツイベントをやる前提じゃないでしょうかね、というふうに思います。なので、もうとにかく一日でも早く、一人でも多く打つということだと思います。