知事の記者会見
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令和3年10月4日(月) 午前10時

1 知事発言
おはようございます。それでは、10月4日月曜日午前10時、定例記者会見を始めさせていただきます。

(1)「あいち花マルシェ2021」の開催について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/engei/hanamarche2021.html)

 まず1点目、「あいち花マルシェ2021」の開催についてであります。
 愛知県では、花き生産額が1962年以降58年連続日本一を誇る「花の王国あいち」でありまして、花の需要拡大に取り組んでおります。
 その取組の一環として、生産者や花の小売店の皆様と連携をして、本県の素晴らしい花を見て、触れて、購入できる、花と緑のイベント「あいち花マルシェ2021」を11月20日の土曜日から11月23日火曜日までの4日間、名古屋市の久屋大通公園一帯で開催をいたします。
 「あいち花マルシェ2021」では、本県の生産者とお花屋さんがコラボしたお店で、色とりどりのあいちの花を御購入いただけるほか、花のディスプレイや県内の生産者によるフラワーコンテスト、体験教室など、子供から大人まで楽しんでいただける催しが盛りだくさんのイベントとなっております。
 開催初日の11月20日土曜日には、午前10時から、オアシス21のステージにおきまして、オープニングセレモニーを開催をいたします。なお、イベントの開催に当たっては感染防止対策を徹底して行います。
 またこれに先立ち、11月上旬にインターネットで「あいちの花」が購入できるように、日本全国45の地方新聞社が厳選した逸品を集めたお取り寄せサイト「47CLUB(よんななくらぶ)」内にあいち花マルシェの特設サイトを設けます。
 コロナ禍におきまして、家で過ごす時間が増える中、県民の皆様には、是非、種類が豊富で高品質な「あいちの花」を御家庭で飾り、暮らしに彩りを添え、潤いを感じていただきたいと考えております。皆様の御来場をお待ちをしております。
 ということで、これが資料ですね。20日から23日まで4日間、午前10時(から)午後5時。オアシス21、久屋大通庭園フラリエ、そしてヒサヤオオドオリパークZONE3というところですね、テレビトーヒロバですね。というところで会場といたします。
 ということでございまして、これがそのちらしということでございますので、多くの皆様にね、お越しをいただけるようにお願いしたいと思います。
 なお、オアシス21の会場では、世界で活躍する名古屋市出身の写真家HASEO(はせお)氏が「あいちの花」3,000本を使って、メインディスプレイである「花馬車」をですね、作るということでございます。これから作るので、お楽しみということですね。
 また、お花屋さんと生産者がコラボしたお店に、新鮮で丹精込めて作られた「あいちの花」がふんだんに並びますので、気に入ったお花をね、買っていただくこともできるということです。
 また、フラリエではですね、県内の生産者が作ったキクやバラ、洋ランなど300点が出品されるフラワーコンテストも実施されますので、よろしくお願いをいたします。
 「あいち花マルシェ2021」ということでございます。

(2)「エアロマート名古屋2021」への県内航空宇宙関連企業の出展について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/jisedai/earomart2021shuttenn.html)

 続きまして、二つ目でございます。「エアロマート名古屋2021」への県内航空宇宙関連企業の出展についてです。
 愛知県では、航空宇宙産業の継続的な発展を地域一体となって推進するため、2018年度から、県を中心に、名古屋市を始めとする地域の行政や支援機関及び大学で構成する「あいち・なごやエアロスペースコンソーシアム」において、県内企業の販路開拓支援、人材育成・確保支援など、様々な支援を行っております。
 この度、10月12日火曜日から14日木曜日までの3日間、Aichi Sky Expoで開催される日本最大規模の航空宇宙産業の国際商談会「エアロマート名古屋2021」におきまして、コンソーシアムの出展ブースを確保し、県内航空宇宙産業のサプライヤー企業57社と共に「あいち・なごやパビリオン」として出展をいたします。
 県内の航空機産業は、新型コロナウイルス感染症の影響により、国際線を中心に大幅に減少した旅客需要がいまだ回復しないことから、依然として航空機の製造需要が低迷する厳しい状況にあります。
 「エアロマート名古屋2021」は、航空宇宙産業に特化した商談会ですが、今回は特別に他産業からもバイヤーを招へいしておりまして、航空機サプライヤー企業が需要低迷期を乗り切るために、他産業からの受注獲得も期待できる貴重な機会となっております。
 コンソーシアムでは、厳しい状況にある県内航空機サプライヤー企業に、この機会を最大限に活用していただくため、出展料を全額支援するとともに、航空ビジネスの専門家による商談支援やコンサルティング等により、出展企業の商談を全力でサポートしてまいります。
 なお、出展企業57社というのは、これまでのコンソーシアムの出展支援の中で最大規模であるとともに、エアロマート名古屋の全出展者数の約3割に当たりまして、全都道府県の中では最大の出展規模となっております。
 今後も、こうした取組を通じて、この需要低迷期を乗り切るとともに、将来の需要回復を見据えながら、国内随一の集積を誇る愛知の航空機産業をしっかりと支援してまいります。
 ということで、今申し上げたことがこの資料の方に出ております。「あいち・なごやエアロスペースコンソーシアム」というのはですね、2018年8月にですね、私ども愛知県が主導して設立をし、名古屋市、また、(一般)社団法人中部航空宇宙産業技術センターを始めとした航空宇宙産業に関係する県内の行政、支援機関、大学が参画する組織ということでありまして、愛知県が事務局をやり、名古屋市、今言った中部航空宇宙産業技術センター、あとはあいち産業振興機構、名古屋産業振興公社、中部経済産業局、名古屋商工会議所、ジェトロ、それからグレーター・ナゴヤ・イニシアティブ(協議会)、それから名古屋大学、中部大学、愛知県立大学などなどに参加をしていただいている組織でございます。
 要はですね、航空機の製造需要回復は、やはり数年はかかると。航空需要が回復して、やはりその後になりますのでね。民間のシンクタンクの市場予測では、やはりコロナ(禍)前の水準を超えるのは2024年だろうというふうに想定されておりますので、その間は何としてもですね、この需要低迷期を耐えしのぐということが必要でありまして、他産業からの受注獲得、それから需要回復後における航空関係の商談の両方をやるということで、この「エアロマート名古屋2021」の出展支援をしっかりとやっていくということでございます。
 ちなみにですね、6月補正でこの「エアロマート名古屋2021」の出展支援の予算拡充ね。(対象企業数を)当初30社の予定を45社に増やしたんですが、公募したところ、57社が手を挙げてきたので、もう全部認めたということでございます。予算は中でやりくりをやります。
 それからもう一つはですね、来年3月ですね、「第33回日本ものづくりワールド」、これは東京であるやつですが、そこでもですね、愛知県が全額出展料を出しまして、共同出展ブースを作って、大体20社ぐらいをですね、来ていただけるように、航空宇宙産業を始めとした製造業の支援もするということも考えております。
 なお、感染防止対策としては、「感染(症)防止策チェックリスト」、それから最大会場内人数は1,000名までということで制限をし、検温、換気、消毒といったことで、しっかりとやっていきたいというふうに思っております。
 航空機産業は、今後20年間で市場は1.6倍になるというふうに想定されておりまして、成長産業でありますので、しっかりと支援していきたい。今が非常に厳しいので、ここを耐えしのぐということでやっていきたいというふうに思っております。
 これが二つ目ということですね。

(3)「Go To Eatキャンペーンあいち」の再開について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/sangyo-seisaku/gotoeat-aichi.html)

 それから、三つ目でございます。「Go To Eatキャンペーンあいち」の再開について申し上げます。
 国が実施している「Go To Eatキャンペーンあいち」については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、県民の皆様に対して、食事券の利用を控えていただくよう呼び掛けを行うとともに、2020年12月に実施予定であった第2期食事券、40万冊・50億円の当選発表を停止をしております。
 9月30日をもって本県に対する緊急事態宣言が解除をされ、今後は、感染防止対策を徹底しながら、社会経済活動との両立を図っていく段階を迎えております。
 そこで、この度、「Go To Eatキャンペーンあいち」を再開をいたします。
 具体的には、第1に、まず食事券の利用自粛の呼び掛けを明日10月5日から解除をいたします。これは去年のですね、去年10月に発行したんだな。10月に発行して、それを12月に使用停止したということだね。12月に第2弾、だから50億円・40万冊のやつを2回(販売)だったんですが、後段の部分は発券を停止をしていたと。いわゆる当選発表を停止をしていたということでありましたが、今回、それがまだ残っている分の利用をですね、明日から再開します。
 といってもですね、そんな1年前の(食事券が)残っているのかと聞いたら、50億円のうち1億円分が残っているということでございますので、その1億円分は使っていただいてもいいのではないか。というか、明日からどうぞ再開をしていただくということでございます。
 そして、去年のですね、12月に発表するということで募集をしていたもの、11月、12月で募集したんだな、去年ね。ということについて、当選発表を停止しておりましたが、それを再開をいたしまして、2期分の40万冊・50億円について、Webで申し込んできたものは10月12日に当選を決定をして、発表します。はがきは10月25日ということにいたします。
 食事券の御利用の際は、同居家族以外は「いつも近くにいる4人まで」、「マスク会食」の徹底、そして「ニューあいちスタンダード認証店(あいスタ認証店)」・「安全・安心宣言施設」のステッカー掲載店の利用など、感染リスクを下げながら会食を楽しんでいただくようにお願いをいたします。
 「Go To Eatキャンペーンあいち」の再開を通じて、感染防止対策に取り組みながら、頑張っている飲食店を応援することにより、安心な日常生活と活力ある社会経済活動の実現を図ってまいります。
 ということで、お手元の資料でございます。
 今日、どこかの新聞報道にもありましたが、やはり各地でそういった活動の、社会経済活動の再開といいますかね、その両立というのが取り組まれておりますので、それについて私どももですね、対応していかなければならないというふうに考えているところでございます。
 ということで、特に会食・飲食については、9月30日、先週木曜日にですね、4人ということについてどうしたらいいかということで、一応Q&Aをですね、ちょっと出させていただきまして、お配りいたしましたね。「いつも近くにいる4人まで」ということですが、同じ店でテーブルを分けて4人・4人で着席をしてもらうということ、それからテーブル間のお酌、交流はやめていただくなどなどですね、そういったことをやっていただきたいということで、Q&Aも出させていただきました。そういう形でやっていただければと思います。
 なおですね、この第2期分についてはですね、今年の12月15日が利用期限となっておりますが、ちょっと短いのでですね、その利用期限の延長は、私どもも、それから全国知事会を通じても要望をさせていただいております。先週の土曜日のですね、一昨日土曜日の全国知事会Web会議でも私の方から申し上げさせていただいたということでございますので、お願いしたいと思います。
 なお、この10月12日と25日についてですね、それぞれ当選通知に記載された引換番号を用いて、ファミリーマートのFamiポートという情報端末を利用して発券をする仕組みだということでございます。Web が12日、はがきが25日と分けたのはですね、引換えが一時期に集中しないように、引換えができる期間を分散する必要があるということで、当選通知の時期に差を設けたということでございます。40万冊発券しますのでね、一つが1万2,500円か、発券するので、一遍にこう来て、列になってもいかんということなので、ちょっと分けたということでございます。ということですね。
 お手元の資料にそういったことが書いてありますけれども、1ページの3で、「Go To Eatキャンペーンあいち」の概要ということで、去年の12月18日から利用自粛を呼び掛けていると。去年、第2期食事券は、11月、12月に抽選受付をしましたけども、(当選)発表は停止していると。それを今回、(10月)12日と25日に発表すると。
 2ページ、裏面ですが、事業の総体です。ということでやってまいります。
 参加店舗数は1万3,873店。大体、愛知県内の飲食店の半分ぐらいということですかね。ということで、しっかりとやっていきたいというふうに思っております。
 なおですね、各県さんでもいろいろ、再開というところがあるようでございますが、食事券の発行は、10月1日から福井県と岡山県が再開したというふうには聞いております。利用抑制はですね、同じく茨城県とか岡山県とか福井県が、10月1日から全面解除しているというふうにも聞いております。他にもあるようですね。我々も他の46県みんなに聞くわけにもなかなかいきませんのでね。ということでございますが、徐々に解除してきているところはあるんだろうというふうに思っておりますので、私どもも適切にそうした対応をしていきたいということでございます。
 なおですね、これにも関連いたしますが、いわゆるこの10月1日からの厳重警戒宣言の中で、「ニューあいちスタンダード認証(あいスタ認証)」ですね、飲食店は午後9時までの時間は営業ができますよ、という「あいスタ認証」ですが、先週また、金曜日、土曜日とですね、金曜日に4,236認証し、土曜日も1,827認証し、日曜日も225認証して、先週はですね、水曜日以降ですね、体制を組んで、水曜日から急ピッチでやっておりまして、水・木・金・土・日の5日間で9,394(店)認証をいたしました。1万店舗やるということで目標を立てましたが、日曜日はちょっと残りましたが、実質4日間で9,394ということでございました。今週も、今日からまた急ピッチでやっていこうというふうに思っております。
 したがって、本日段階というか、日曜日段階で認証店の累計が2万126、2万126。申請の累計が2万4,910、2万4,910ということでございます。先週1週間では4,000強の申請がありました。ですから、先週の27日月曜日段階で2万763が2万4,910なんで、その差のね、4,000ちょっとが申請がありましたので。ですから大体、先週の月曜日段階にあったやつは大体、ほぼほぼ認証はお届けしたわけでありますが、先週来た分がやはり今週にちょっと回っておりますので。まあ、ただ、この状況ですから、今日明日、遅くとも明後日ぐらいまでにはできるのではないかなというふうには思っております。ただ、不在とかおられないという場合がありますのでね、これは御容赦をいただければというふうには思っております。
 とにかく、急ピッチで「あいスタ認証」は進めていきたいというふうに思っております。
 ということで、この「Go To Eatキャンペーン(あいち)」の再開と、第2期分も発券ということで進めていきたいというふうに思っております。

(4)新型コロナウイルス感染症について
(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html)

 そして続きましてですね、感染状況を、今日の午前中の状況まで申し上げます。
 年代別、(感染)経路不明の方の割合はここに書いてあります。年代別は、70代以上は3.3パーセント、経路不明が48.7パーセント。
 そして、重症・中等症の方の割合が、第5波5.0パーセント。
 検査件数は、今日は9月26日日曜日まで入ってきております。20日月曜日の週は、8月末の1万台というものよりは、やはり大分、ちょっと少なめになって、5,000前後みたいな感じになっていますね。
 そしてですね、入院状況でございます。入院状況でございますが、これは今日までのあれなんで、それだけでは分かりませんので、金曜日の発表以降、ですから金・土・日の分、3日間の変化を申し上げます。
 金曜日発表は木曜日の夜ということでありますので、そういたしますと、金曜日発表時で入院者はですね、入院者が370人が今回297人。3日間で73人減って297人。
 コロナ関連以外がですね、1人減って8になりましたので、コロナ病床では72人減って、361が289。ここにあるようにね、361が289なので、病床使用率は16.8パーセント、16.8パーセントということで落ち着いております。これはステージの2の段階ですね。
 そして、重症の方は29人が26人で、3人減っております。3日間でね、3人減っておりまして、病床使用率は14.2パーセントということです。
 重症の方26人の内訳は、その下のとおりであります。
 それから、愛知病院の入院は、38が41。3人増えております。
 施設入所は、191が160、31人減って160。
 そして、自宅療養者は1,000人を切りました。この3日間で1,817が799、1,018人減って799。一番多かった8月末が1万9,000人を超えましたので、そこからしますと、もうこれで799ということで、大幅に減ってきております。
 それから、名古屋市内の入院は152が114、38人減っております。コロナ病床では145が108、37人減っているということで、名古屋市内も落ち着いてきております。
 それから、クラスターはですね、一つ減りまして、この右側のですね、三つ目の欄、10T、10T、名古屋市の高齢者施設10T、11人。これが終息をいたしております。新たなものは発生をしておりません。ということでございます。
 それと過去7日間の指標。午後も申し上げますが、過去7日間の指標でいきますと、もう既に新規陽性者はですね、ステージの2。そして重症者の方の数値が、今日の時点というか、昨日の時点でステージの2。高齢者の(新規)陽性者(数)はステージの1。入院患者さんはですね、多分今日の段階で、今日の数字が入ると多分ステージの2ということになるんではないかということでございます。もう足元では、もう289ですからステージの2になっておりますので、今日の数字が入ればステージの2ということになってくるかと思います。
 ということなので、ステージの2になりますと、先週申し上げましたGo To トラベルの県内版、県民の県内旅行というのもですね、これもリスタート、再開ということが現実になってくるということだと考えております。そういう形で準備は進めていきたいというふうに思っております。

(5)ワクチン大規模集団接種会場における予約なしによる接種の実施(10月5日(火)から10月7日(木)まで)について
(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/wakuchinsesshu-1004.html)

 最後に、ワクチンの大規模集団接種会場における予約なしによる接種の実施についてをですね、アナウンスをさせていただきます。
 いつも火・水・木の3日、それから金・土・日・月の4日をですね、発表しておりますが、明日からの火・水・木のこの3日間につきましては、県の8か所の大規模集団接種会場のうち、この6か所を、明日からもですね、予約なし接種ということで進めていければというふうに思っております。
 なお、この火・水・木の会場名とその時間は、ここに書いてあるとおりということでございます。
 いよいよあれですね、豊橋中央会場も入ってきたということですね。ワクチンステーション栄も入っているということでございます。安城更生病院はいつも土日だけなので、今回は入らないということ。それから、バンテリンドームナゴヤもですね、もう大分終局に来ておりまして、今日また夕方に申し上げますが、1回目の接種はもう昨日までかなと。というのも、市町村の枠が埋まらなくなりましたので。予約なし(接種)をやっても埋まらないということでありますので、ばらばらばらばらとずっとやっていきますと、モデルナなので4週間後も空けておかないといけませんので、ちょっとそれはですね、難しいということもありまして。とにかく今週、1回目も2回目も打つというのはですね、予約なしで打つというのは、この6会場というふうにさせていただきたいということでございます。
 そして、今現在、今日の朝、午前8時の時点での予約率もほとんど空いておりますね。6か所それぞれ、こうした形でやっております。空港ビルはもう、1,000の若者枠を作っておりますが、もうほとんど埋まらないと。藤田医大も、300ですがいっぱい空いていると。愛知医大メディカルセンター、岡崎医療センター(も空いている)。豊橋中央はまだ入っておりますけど、それでも埋まらないという状況でございますし、ワクチンステーション栄は、比較的(埋まっている)。もう市町村枠がありませんのでこちらでありますが、予約がまだ空いているということなので、どんどんお越しをいただければというふうに思っております。
 いずれにしてもですね、もうワクチン接種は終局に入ってきているということは明らかだなというふうに思っております。
 なので、終局に入ってきたというか、行き渡ってきたということと、もう一つは、やはり若者というか、現役世代の方がですね、まだまだ、まだまだ打っていただきたいと。まだまだ打っていただく方がたくさんおられるのではないかということでございますので、是非ですね、ワクチン接種を、一人でも多く、一日でも早くお願いを申し上げたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

2 質疑応答
(1)「Go To Eatキャンペーンあいち」の再開について
【質問】 「Go To Eat」とか、先ほど知事がおっしゃった「Go To トラベル」の県内版とか、徐々に再開をしていくということですが、そもそもの意義を伺います。
 要するに、いろいろと我慢を強いられてきて、飲食も旅行も行きたいという方が多いと思われるのですが、そういった需要がある段階で、国も県も予算を付けてしまったから、まずはやろうというような印象も受けます。需要が見込まれる段階で、いわゆる税金を使って、そういう需要喚起をするということについての意義というものを、改めて知事の方から説明をいただけないでしょうか。
【知事】 私も前から申し上げておりますが、やはり感染症ですので、今回の第5波もですね、増えてきて、広がっていくときは急激に広がり、頭を打ってからぐっと下がってくる。ですから、上がったり下がったりをしながらですね、だんだんだんだんこう収束をしていくというのが感染症ということでありますね。
 でありますので、もう全部の経済活動を止めて人の接触を止めればですね、収まっていくんですが、それだと社会経済が壊れてしまいますので、そちらの弊(へい)害の方がといいますかね、非常に大きいということでありますので、やはり収まってきたときはですね、社会活動・経済活動を回していくということが、これは必要になってまいります。
 なのでですね、今回、昨年来の事業ではありますが、ずっと昨年の12月半ばからですね、利用停止・自粛を要請しておりました「Go To Eat」、それから12月に発券を予定しておりました「Go To Eat」の第2弾、これはですね、もうこの際、緊急事態宣言も解除になったということもありますし、この先、私はやはり秋冬にリバウンドというか、もう1回、第6波が必ず来るだろうとは思いますが、その間、やはり一時ではあっても小康状態には現になっておりますので、こうしたときにですね、やはり感染防止対策を徹底していただいた上で、この「Go To Eat事業」、それからまた、具体的にどうするか今詰めておりますが、「Go Toトラベル」の県内版、県民の皆様の県内旅行といったものを応援する事業、これはやはりこの機に再開をしていきたいと。そして県内のですね、飲食店、そしてまた観光事業者の皆様をね、併せてやはり支援をしていきたい、そういうことだと考えております。
 もう一つは、やはりワクチン接種が大分進んできておりますので、そういった点でもですね、感染防止対策をしっかりやって、ワクチン接種をやっていけばですね、相当抑えていけるのではないかというふうに思っておりますので、そういった形での両立をね、感染の防止と、そしてまた社会経済活動の維持といいますかね、この両立をしっかりと図っていきたい、そのように思っております。

(2)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 週末の人出についてお伺いします。週末の栄周辺の人出を見ますと、夜間で2割ほど、昼間で1割ほど、先週末と比べると増えております。この背景をどのように分析されるかということと、リバウンド防止に向けてですね、県民に対して呼び掛けがあれば、改めてお願いいたします。
【知事】 やはり緊急事態宣言が解除になって初めての週末、土日でありますのでね。それでもって天気もそこそこよかったと、土曜日も日曜日もね、よかったということもあって、やはり皆様ね、やっぱりこの際といって外に出られる、外出されたんではないかなというふうに思っております。
 私は、土曜日は、常滑の焼き物祭り(常滑焼まつり2021)が今年中止になったので、ただ、陶芸作家さんのそういう展示即売会みたいなやつは常滑のイオンモールの駐車場でやっていたんで、そこを是非ということで、視察及び激励もね、含めて行ってまいりました。イオンモールの中もちょっと歩きましたけど、まあそこそこの人出だったかな。
 さらに、昨日日曜日は、ちょっと昼間時間があったので、栄というか、テレビ塔の界わいまで、いつものことですけどもジョギングして、どうだと人出はって行ったら、結構出ておりました。お店を見たらやっぱり、お店はみんな満席だったね。昼間でしたけどね。昼間だったから、まあでもお酒を出してもいいのか。そうだ、お酒も飲んどったな、みんな。だけど、やはり、何ていうか、満を持して出てきたような感じがね、やっぱりありましたね。ですからそこは、感染防止対策を取っていただきながらね、適切に対応していただくということではないかというふうに思っております。
 なので、9月30日で緊急事態宣言が解除になった初めての、(10月)1・2・3(日)が金・土・日だというこの週末で、秋のね、週末で天気もよかったということなので、これはやむを得ない面があるんではないかなというふうに思います。
 これは、ワクチンが相当行き渡っておりますし、感染防止対策をしっかり取っていただければですね、もうどちらかというと飛沫感染というよりも、この間、私は愛知県立大学のね、感染制御学の清水先生の説明も受けましたけどもね、県立芸大で。とにかくエアロゾル感染なので、もうとにかく換気だと。換気をしっかりやっていこうと。そういうことであれば、もう芸大でも、音楽教室も含めてね、(クラスターは)一切起きていないということを言われましたから、本当にそこをね、やっぱりしっかり気を付けてやっていただきたい。そういうことであればね、相当リスクは減らせるということだというふうに思っております。
 なので、あとはやはりね、感染防止対策を引き続きしっかり気を付けていただきながら、社会経済活動との両立を図っていくということだと思っております。
 だから、そういうことなので、余計にね、やっぱり若い世代・現役世代の皆様には、やっぱりお一人でも多くの方にワクチンを打っていただきたいなと。それも早くね。それは思いますね。やっぱり若い方の人出が多かったというのは思いますのでね、やっぱり。ああいう久屋大通公園及びテレビ塔の下のいろんなお店ね、ああいうとこなんで、それはどうしてもやっぱり若い方、家族連れが目立ちますよね、やっぱり。なので、とにかく早くワクチンを打っていただくようにお願いしたい、そういうふうに思っています。

【質問】 「ニューあいちスタンダード認証(あいスタ認証)」について、知事は水曜日から日曜日までの5日間で9,394店舗を認証されたということをおっしゃっていたと思いますが、これまでに2万126店舗を認証されたというのは、いつの時点の数字でしょうか。
【知事】 2万126はね、昨日3日日曜日の時点です。先週はね、先ほど申し上げましたように、これは水曜日から認証したということか。月・火で準備をやって。
【防災安全局長】 水曜日から実際(認証のスピードアップを)始めたということです。
【知事】 だから、水・木・金・土・日。日曜日は225で、そんなに多くありませんでしたが、これは人手が足らないのでですね。こちらにも(職員を)二百何十人集めましたけども、実際にお店へ持っていってもらわないといかんので、それは県庁内の各部局、それから出先機関ですね、そういったところに手分けして、割り付けをしてですね、持っていってもらいましたので、それぞれの皆様の都合で土曜日になったり日曜日になったり、こういうことだな。
【防災安全局長】 それぞれの計画で進めました。
【知事】 ということだな。とにかく先週1万(店舗認証に)行こうということで、私は号令を掛けましたので、1万を目標に、それを割り付けをやって、先週5日間で9,394。実際行ったのは、あとは637あったんですけども、後日訪問予定が202。要は、電話を掛けたら、ちょっと週明けに来てよというのがあって202。あとは、435は休業中とか責任者不在とか電話不通ということで、要は、連絡が取れなかったと。というのがあって、それを足すと、先週は1万31認証しようと計画して、9,394ということでありましたということですね。
 ですから、今日からまたばんばんやっていきますので、あと差が四千何百なので、また今日からも申請が来るでしょうけど、計画的にはどんどん認証をしていけるというふうに思っております。

(3)「Go To Eatキャンペーンあいち」の再開について
【質問】 「Go To Eatキャンペーンあいち」の食事券の利用自粛の呼び掛けについては、いつから行っていたのか教えてください。
【知事】 これはあれですね、この資料のね、1ページの3で、「Go To Eatキャンペーン(あいち)」で食事券の利用自粛の呼び掛け中というのは、2020年12月18日から継続中で、1ページの一番下(に書いてある)。

(4)新内閣の発足について
【質問】 正式な発表はまだですが、岸田新総裁が誕生し、内閣が発足する関係で、かなり顔ぶれが出てきております。
 知事が見ていらっしゃる範囲で結構ですが、現状で名前が挙がっている方の印象と、○○内閣と名前を付けることがよくありますが、知事の印象とどんな内閣かというのを、現時点でお考えがありましたらお聞かせください。
【知事】 いや、特に(ない)。これは人事なので、それをやられる方がね、それぞれの特色をね、自分のカラー、それから政策を出そうということでやられるわけですから、それはそれで、我々としてはそういうふうに受け止めるということではないかというふうに思っております。なので、それ以上は、特にコメントはありません。ありません。その陣容についても、特にコメントもありません。
 それ以上に、もうすぐ選挙なので、すぐ選挙なので、そういう意味では、あれじゃないでしょうか。この人たちが(大臣に)なって、仕事をどうのこうのというよりも、まず選挙でしょう。選挙をどうやって皆様が戦われるのかということになってくるんじゃないでしょうか。
 実際、来週解散して11月の前半の衆議院総選挙ですから、それが済まないとね。それが済んで、またそこで新たに、衆議院で多数を取ったところが首班指名して政権を作るということになるわけですから、それを経ないとですね、やはり本格的な仕事をやるということにはならないというふうには思っております。
 なので、その間、やはり9月、10月とですね、2か月、そういった形で実質的に政府がですね、なかなか動きが取れないような状況になっているのは事実でありますから、そういう意味では、このコロナの状況の中でですね、しっかりコロナ感染症を抑えながら、やはり社会経済活動を回していくという意味では、我々のですね、土曜日も全国知事会がありましたが、我々の責任は重大だと、重かつ大だというふうに、改めてそういうふうに思っております。その間に、変なふうにならないようにですね、なりませんけどね、実際やっているのは我々なので全くなりませんけどね。なりませんけど、そこはしっかりと気を引き締めてやっていきたいというふうに考えております。
 まあとにかく選挙じゃないでしょうか。選挙に向けて、どういうふうな議論をされるか、討論をされるか。それで国民の皆様に分かりやすい選択肢を示して、そして分かりやすい議論をね、重ねていただけるようにお願いをしたい。そういうことではないかというふうに思っております。

(5)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 「ニューあいちスタンダード認証(あいスタ認証)」の件で確認です。先週の金曜日に我々も名古屋市内の飲食店を取材して、全部かどうか分からないですが、申請が多くて、その日、その店については、実地調査ができずにステッカーだけ渡して、調査が間に合わないので、後々もう1回チェックしに行って、問題があったら取り消すなりなんなりをするという対応をしていたようです。申請が多いので致し方ない面もあるかとは思いますが、そういった対応をしていることを知事は御存じでしょうか。
【知事】 いえ、私が指示しました。(全て)チェックしていたら間に合わないので、もうとにかく申請があるということであればですね、その意思あり、意図ありということでありますから、現場に行って、明らかに駄目じゃないかということ以外はですね、もうお渡ししようと。その後ですね、もし不都合があれば取り消しますよ、という紙を置いてくるということで、もうとにかく、まずはですね、認証を増やすということでやれということで、私が指示しました。
 というのは、「あいスタ認証」というのはずっとやっておりましたがね、6月からやって、初めてが7月かな。できるだけこれをきっちりやろうということで、うちは42項目プラス8項目かな、プレミアムも含めて。ということで、50項目ですから、そういう意味では、前のですね、「安全・安心(宣言)施設」とは大分違うんですよね。でも、やはり世の中的には、やっぱりそれはきちんとね、そういう感染防止対策をやってもらう店を増やしてくれということだったのでそういうふうにしましたけど、それが今週の日曜日ね、この間の日曜日に国の基本的対処方針で、エリアで分けるんじゃなくて、営業時間をね、いわゆるそういう第三者認証があるかどうかで(午後)9時(又は午後)8時にする。そうなるとですね、これまで実際に申請があってから一生懸命チェックをやってですね、申請から認証までに1か月ぐらいかかっているときもあったんですけど、そんなことをやっていたら怒られちゃうので、もうとにかく(認証を)出すと。そうしなきゃ困りますもんね、やっぱり。それは8時か9時かでえらい違いますから、だから、まずお出しすると。その後でですね、不都合なことがあれば取り消すということにせざるを得ないですよね、これ。なので、体制を組んでですね、やって、先週1週間で9,394に出したと。今週も出しますよ。もうそうやってやらざるを得ない。それは割り切るしかないというふうに思っています。