知事の記者会見
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2021年10月18日(月) 午前10時

1 知事発言
それではですね、10月18日月曜日午前10時のですね、定例記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

(1)ロボカップアジアパシフィック2021あいち開催委員会第10回委員会及び記者発表会の開催について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/jisedai/10th-meeting-and-press-conference.html)

 まずはですね、「ロボカップアジアパシフィック2021あいち開催委員会第10回委員会」と「記者発表会」の開催についてであります。
 11月25日から29日まで、Aichi Sky Expoをメイン会場として、アジア・太平洋地域の学生を中心としたロボットの競技大会、「ロボカップアジアパシフィック2021あいち」を開催いたします。
 この度、大会の開催内容につきまして、10月21日に実施する「第10回委員会」において審議をし、会議終了後、開催内容を紹介する「記者発表会」を開催いたします。
 委員会におきましては、国内外のチームの申込状況を踏まえた競技種目の決定、会場計画、式典・サイドイベントの内容、新型コロナウイルス感染症対策について御議論いただきます。
 会議終了後の「記者発表会」では、大会の開催内容や見どころについて御紹介し、県内の二つのチームによる競技のデモンストレーションも実施をいたしますので、是非取材をいただければというふうに思います。
 引き続き、競技参加者や来場者の皆様が安心して参加できるよう、健康と安全の確保を最優先といたしまして、開催に向けて準備を進めてまいります。
 ということで、その次が資料でございます。10月21日の(午後)1時半から、開催内容について審議し、そしてですね、2ページの2の「記者発表会」については、その後、午後2時10分から3時までということで、私とそのロボカップ日本委員会の会長であります岡田先生(が出席し)、そして、ビデオメッセージということで、ロボカップアジアパシフィック(委員会)の会長であるチャンジウ・ゾウ氏のビデオメッセージをいただきます。
 その後ですね、競技ロボットのデモンストレーション。写真にありますように、一つはサッカー小型リーグということで、愛知県立大学RoboDragons(ロボドラゴンズ)、それから名古屋工業大学NITRo(ニトロ)ですね、これがレスキュー実機リーグということで、こうした形のデモンストレーションを行っていただくということでございますので、よろしくお願いをいたします。ですから、愛知県立大学のRoboDragonsがサッカー小型リーグ、名古屋工業大学NITRoがレスキュー実機リーグということで、この2種目のね、デモンストレーションを行っていただくということでございます。
 11月の競技大会は、国内選手は会場に来ていただき、海外チームはインターネットを介して参加をしていただくということにいたします。与えられた技術課題をチームの活動拠点で実施をし、バーチャル競技はね、バーチャルは与えられた技術課題をチームの活動拠点、それぞれのところで実施をして、その模様をインターネットを介してライブ又はビデオで判定する、そういう大会にするということでございます。
 なお、こういう状況でありますので、今のところですね、十分な感染防止対策を行った上で観客を、人数制限をしながらですね、入れていきたいというふうに思っております。入場者数を制限する、そして事前の来場登録もお願いをするということでございます。
 それからですね、10月30日の土曜日には、Aichi Sky Expoでドローンのですね、その試験的な競技というのもやるということでありますので、またその折に発表させていただきます。
 それがまず、これが1点目ということでございます。

(2)大高緑地等のマーケットサウンディングについて
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/koen/minkatu.html)

 続きましてですね、二つ目でございます。大高緑地等のマーケットサウンディングについて申し上げます。
 愛知県では、民間活力を活用した都市公園の施設整備を進めており、公園の更なる魅力の向上に取り組んでおります。
 これまでに民間のノウハウを活用した大高緑地の「ディノアドベンチャー名古屋」、新城総合公園の「フォレストアドベンチャー・新城」、それから、本県の県営都市公園で初めて公募設置管理制度、パークPFIを活用して今年オープンいたしました小幡緑地の「オバッタベッタ」の3施設を、民間活力を導入して、公園の中でですね、施設を作っていただいておりますが、大変好評ということでございます。
 「ディノアドベンチャー名古屋」が2016年7月オープンで、「フォレストアドベンチャー・新城」は2018年の3月オープン、「オバッタベッタ」は2021年の4月オープンということでございます。
 そこでですね、更に民間活力の導入を進めるため、民間事業者のノウハウに基づく提案を幅広く募り、県と民間事業者が「対話」を行う「マーケットサウンディング」を行います。
 募集する提案の対象は、大高緑地のプール跡地と6か所の県営都市公園でございます。
 大高緑地のプールは、今年の夏、50年続きました営業が終了いたしました。このプール跡地の約2ヘクタールにおきまして、2024年度には新しい施設を整備できるように、魅力ある公園施設の導入に向けて、提案を募集いたします。地元からは水遊び場を求める声があるため、噴水などの親水施設の提案も検討いただけたらというふうに思っております。
 6か所の県営都市公園は、大高緑地、小幡緑地、牧野ケ池緑地、これは名古屋市内ですね。あいち健康の森公園、新城総合公園、東三河ふるさと公園ということでございます。それぞれ公園内の場所は限定いたしません。公園の魅力向上につながる施設の導入に加え、既存施設のリニューアル、またカーボンニュートラルなど都市環境の改善に資する取組、イベントの開催、社会実験など、幅広く提案を募集をいたします。
 また、これら六つの県営都市公園につきましては、マーケットサウンディングと並行して、県民の皆様からも、魅力向上のための意見・要望を広く募集いたします。
 県営都市公園を、更に魅力的で県民の皆様に愛される公園とするため、民間事業者の皆様、県民の皆様からのたくさんの御提案や御意見をお待ちをいたしております。
 ということでございまして、資料が、今申し上げたところでございまして、「サウンディングについて」ということで、対象の公園ですね。それから2ページが「スケジュール」ということでございます。
 そしてですね、4ページが大高緑地のプールの跡地ということでございます。これは、もう既に大きいC、D(プール)はもう中止していたのね。今年、A、B(プール)、小っちゃい方が50年の歴史が終わったということでございまして、これをどうするかということ。それから、あと六つの公園について募集をするということでございます。
 要は、県営都市公園というのは11あるんですけどね。11公園あるんですが、ある程度、一定の広さが要ると。民間活力を導入するためには、一定の広さが必要だということで、供用面積の大きい六つの公園を選定をいたしました。
 あとはですね、愛・地球博記念公園、万博公園はですね、これはジブリパークの整備を進めておりますので、除くと。あと、熱田神宮公園、木曽川祖父江緑地、それから尾張広域緑道、それから油ヶ淵水辺公園、これはちょっと小っちゃいのでですね、そういったことにはなじまないだろうということで、対象外ということにいたしました。
 あとはですね、100ヘクタール規模の公園でございまして、ある程度の面積が要るということで、今回、この六つを対象にマーケットサウンディングを行うということでございます。
 ちなみに、現在ですね、「ディノアドベンチャー名古屋」は、大体年間10万人ぐらい入っていただいているということ。「フォレストアドベンチャー・新城」は年間2万人、「オバッタベッタ」はですね、今年の9月末までで、半年弱で1.2万人ということで、このコロナの中でそういう状況ですから、これで(規制が)解除されれば、人気は出てくるんではないかというふうに思っております。
 なお、こうした形で民間の方に活用いただきますと、使用料をですね、県は頂くということになります。
 これは、マーケットサウンディングを行って、民間事業者からの提案をいただいて、その後「対話」をして、事業者から応募があると。民間の事業者が手を挙げていただけるということになりますと、来年度、2022年度にもですね、事業者の公募を行いまして、その後、22・23(年度)で設計とか必要な施設整備を行って、24年度からオープンという形になります。あくまでも私どもは、県営の公園なので、提案があったからその会社ということでなくて、当然公募をさせていただくということでございます。
 なおですね、そうした民間事業者からの活用以外にもですね、例えば既存施設のリニューアルだとかイベントの開催だとか、あと、カーボンニュートラルに資するものだとか、自動運転とかドローンといったね、そうした社会実験、そうしたものの提案もね、是非お願いができればというふうに思っております。
 この際、県営都市公園のある程度規模の大きなものが、県の公園というのは広域公園になりますからね。市民のための公園、地域の公園というのは市町村の皆様が作る公園で、私どもは広域公園ですから、おのずと規模が大きくなるということでございまして。そういったもので民間活力の活用というのをしていきたいということでございますので、よろしくお願いをいたします。

(3)新型コロナウイルス感染症について
(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html)

 続いてですね、コロナの状況について申し上げたいと思います。
 お手元の資料でございますが、一つはですね、まずは年代別ですが、70歳以上の方の割合は3.4パーセント。そして、(感染)経路不明が48.7パーセントという資料です。
 それから、重症・中等症の方が5パーセント。
 それから、検査件数は10月10日の日曜日まで入っております。その前の週は大体3,000件台ということでしたかね。
 ということと、入院状況でございます。入院状況を補足をいたします。金曜日の発表から3日たっておりますので、金曜日の発表というのは木曜日の夜の数字ですから、それからですね、そのときの発表の入院者が、98人が3日たって3人減って95人。コロナ以外は3人で変わりませんので、コロナ病床は95人が92人、病床使用率は5.3パーセントということです。
 重症の方は、6人が1人増えて7人ということですね。
 そして、名古屋市内の入院は、33人が3人減って30人ということでございます。
 そして、愛知病院は、9人が6人増えて15人。
 それから、ホテル入所が、60人が11人減って49人、49人です。
 それから、自宅療養の方が、238人が47人減って191人という状況でございます。
 この間、3日間でお一人亡くなっておられますので、死亡者は1,153人ということです。
 そして、その下のクラスターでありますが、クラスターはですね、二つ終息をしておりまして、一番右上、11D、14人。これは名古屋市内の職場のクラスター、終息。そして、四つ目の11E、20人。これは豊川市の高校の運動部、終息ということでございまして、今もまだ継続しているのは二つだけということで、やはり落ち着いてきているということで、クラスターも今、継続中は二つということでございます。


2 質疑応答
(1)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 昨日で県独自の厳重警戒措置が解除されて、今日から飲食店への営業時間短縮等の要請がなくなります。その御所感と今後の注意喚起についてお願いします。
【知事】 これだけですね、感染が落ち着いてきたということで、新規陽性者、入院患者さん、そして重症者の方、陽性率、全てステージの1ということでありまして、水準的には、今年の3月若しくは去年の10月といった状況までですね、落ち着いてきておりますので、この機を捉(とら)まえて解除ということにさせていただきました。
 ただ、冒頭に申し上げましたように、引き続きですね、「警戒領域」という形で基本的な感染防止対策の徹底をお願いをいたしております。
 特に、一番大きく変わるところが、飲食店さんへの営業時間短縮の要請につきましては、昨年11月29日から何らかの形でずっと継続しておりましたが、ほぼ11か月ぶりにこの営業時間短縮というのはお願いをいたしません。解除ということになります。
 ただやはり、飲食、それもお酒を伴う飲食を長時間やって密になるという場面が出てきますと、感染のリスクが高まってまいりますので、営業時間短縮ということはこれで一旦は解除ということになりますが、是非、基本的な感染防止対策の徹底を引き続きお願いを申し上げます。
 それは、マスクの着用、手洗い、手指消毒。それからまた検温ですね。それから換気をしっかりやっていただく。それから、お客さんとお客さんの間を空ける、パーティションを作る。1テーブルということで、一つの固まりとしては4人までということでですね、そうした感染防止対策の徹底を引き続きお願いを申し上げたいというふうに思っております。
 そうでありませんと、またクラスターが起きたり、感染者が増えてきたということになりますとね、もう一度その規制をお願いをするということにならざるを得ません。
 先週も私は申し上げましたが、第5波はこれで終息をいたしましたが、第6波は必ずやってくると。秋冬を迎えてですね、昨日から大分涼しくなっております。こういう季節の変わり目等々でですね、風邪をひかれる方も増える。そうなりますと、やはり感染症のリスクも高まります。第6波は必ずやってくるというふうに思っておりますので、その第6波が一日でも遅くなるようにですね、そしてその第6波の山ができるだけ低くなるように、そのためにも感染防止対策の徹底をお願いを申し上げます。
 そしてまた、感染者が増えたり、入院患者さんが増えてきたといったような場合にはですね、躊躇(ちゅうちょ)なく、また規制をお願いをするということになりますので、とにかく、この間もですね、感染防止対策の徹底をお願いをし、あわせてですね、ワクチンの接種をですね、特に40歳以下の現役世代、若い世代の方々が、まだ2回打った方は50パーセントちょっとという状況ですので、そういった方々にはもっともっと、一人でも多く、1日でも早く打っていただくように、お願いを申し上げたいというふうに思っております。

(2)第49回衆議院議員総選挙について
【質問】 衆院選が明日公示されます。4年前、知事は、小池東京都知事や当時の松井大阪府知事とともに、「三都物語」といって連携していくというふうに記者会見をされていると思いますが、今回の選挙に、知事はどのような立場というか距離感で臨まれるのか教えてください。
【知事】 私はですね、衆議院選挙といいますか、自分自身の2年前の知事選で、国政政党でいえば4党から推薦をいただいております。ということでありますので、そうした4党の皆様にね、頑張っていただきたいということでございます。
 ということでありますので、それぞれ皆様ね、政策・主張をしっかり訴えていただいて、国民・有権者に選択肢をね、分かりやすい形で示していただいて、そして政策で切磋琢磨(せっさたくま)をしていただきたい。そのように望んでおります。

【質問】 例えば、4党の中でも、県内外を含めて、候補者の応援とか、そういうふうな活動はされる予定はあるのでしょうか。
【知事】 個別に話がありますのでですね、ちょこちょこは行くことがあるかもしれませんけれども、県内だとですね、どこかへ行くとどこかも行かなきゃいけないということになるので、そこはなかなか、やっぱりバランスを取らないかんのかなというふうには思いますけどね。
 個別に話が現にありますし、この週末も、ちょっと遠出をしてきましたけどもね。お話があれば、また日程が合えばね、応援に行くのはやぶさかではないかなというふうに思っております。
 ただ、平日はですね、非常に公務が立て込んでいるのが事実でございますので、いろんな行事とか公務とかね、そういった合間を縫ってということになるのではないかなというふうに思いますが、そこは、お話があれば、個別に相談をしてということになると思います。

【質問】 知事の立場ですと、応援の中でどんなことを訴えられるのですか。
【知事】 どんなことというか、いろんな政策のことをですね。今やはり国民・有権者の皆様の関心が高いのは、やはり一つはコロナ感染症対策ですね、コロナ感染症対策の話。それからまたですね、経済対策・産業対策ですね。ポストコロナ時代の日本の産業・経済の在り方。デジタル化、グローバル化、それからカーボンニュートラル。そういったものを中心にね、お話をさせていただくということではないかなというふうに思っています。

(3)「ワクチン・検査パッケージ」に関する技術実証の実施について
【質問】 先週13日に発表されました「ワクチン検査パッケージ」のライブ(音楽コンサート)についてお尋ねします。県のホームページを拝見すると、「県が提供している資料を確認した上でチケットを申し込んでください」というふうに書いてありますが、チケットの申込みが「ワクチン検査パッケージ」の対象になるという県の発表の2日前の11日に終了になっているようです。こういう実験の対象になるということの発表前に申込みの選択をして、後からその対象になることが分かったことについて、もうちょっと早く知りたかったというような声が、幾つか我々の方に届いていますが、こういう時系列になったことについて、事情が分かれば教えてください。
【知事】 ちょっと事実関係がよく分からないので、コメントはありません。
 今御質問のあったことを、御質問で初めて知りましたし、ちょっと事実関係が確認できないので、コメントは特にありません。
 その(発表の)前に申込みをやっていたっていうことですか。
【記者】 そのようです。
【知事】 それは話が違うね、だとするとね。ということだと思いますけど。ちょっと経緯がよく分からないので、コメントはしようがありません。