知事の記者会見
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令和3年10月25日(月) 午前10時

1 知事発言
 皆様、おはようございます。10月25日月曜日午前10時の定例会見を始めさせていただきます。
 
(1)サービスロボットの実証実験・デモンストレーションの実施について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/jisedai/arx2021-start.html)

 1点目、サービスロボットの実証実験・デモンストレーションの実施についてです。
 愛知県では、人に代わって案内や清掃などを行うサービスロボットの社会実装を促進するため、2019年度から、サービスロボットの実証実験を実施をしております。
 今年度は、サービスロボットの導入促進に向けて、県内の様々な施設で実証実験を実施し、愛知県の先端的な社会の姿を県内外に発信していくサービスロボット社会実装推進事業「あいちロボットトランスフォーメーション(ARX)」を実施をいたします。
 この度、事業に参加するロボットや、実証実験の実施内容が決まりましたので、お知らせをいたします。
 今回の実証実験には、コロナ禍における「新しい生活様式」に対応した「案内」や「警備」、「清掃・消毒」、「搬送・配膳」など、計38機のロボットが参加します。
 11月3日の豊田スタジアムを皮切りに、藤田医科大学病院、農場2か所、大名古屋ビルヂング、中部国際空港及びAichi Sky Expoの計7か所で実証実験を行います。
 実証実験は報道機関の取材のみ可能でありまして、一般の方の見学はできませんが、後日、実証実験の様子を撮影した動画を「あいちロボットトランスフォーメーション」の特設Webサイトで公開しますので、御覧いただきたいと思います。
 また、11月25日から28日にAichi Sky Expoで開催する「ロボカップアジアパシフィック2021あいち」の会場内において、13機のロボットによる一般来場者向けのデモンストレーションを行います。
 なお、実証実験のスタートである11月3日の豊田スタジアムでは、「ARXキックオフトーク」と題しまして、私も出席して、事業内容や参加ロボットを紹介するトークイベントを実施をいたします。スタジアム内で働くロボットの取材と併せて、是非お越しをいただければと思います。
 こうした取組を通じまして、県民の皆様の暮らしに役立ち、また、コロナ禍で活躍するロボットの社会実装を促進するとともに、本県におけるロボット産業の更なる振興を図ってまいります。
 ということで、お手元にあります資料ですね。今私が申し上げたのが、四角の箱書きの中がその趣旨でありますが、実証実験として、7か所はここにある表のとおりですね。豊田スタジアム、藤田医大病院。そして農場はですね、東郷町のトマロッソ東郷ファーム、もう一つは田原市の鈴木菜園ということで、両方ともトマトの収穫ロボットですね。それは両方とも12月で今調整をしております。それから、年明け1月は大名古屋ビルヂング。オフィス・商業施設での案内、配膳、警備、清掃・消毒、いろんな多種多様な業務を大名古屋ビルヂングでやると。それから、年明けの1月~3月で空港業務をサポートする消毒、サイネージ、搬送ロボットなどを、中部国際空港(で実施)。そして年明け1月~3月は(Aichi)Sky Expoでも、同じくですね、施設管理業務をサポートする清掃・消毒、配膳などの実証実験ということでございます。
 裏面にありますように、「2 デモンストレーション」で、「ロボカップアジアパシフィック2021あいち」で、13機のロボットでデモンストレーションを行います。
 そして、「3」がこのARXのキックオフトークということで、11月3日、豊田スタジアムで、私と、株式会社シンク・コミュニケーションズの代表(取締役)である石川勝(いしかわまさる)さん、この事業のプロデューサーとのキックオフトークを行うということでございます。
 この石川さんという方はですね、2005年の愛・地球博ロボットプロジェクトのプロデューサーでありまして、また今度のですね、2025年大阪・関西万博の会場運営プロデューサーでもありますし、私どものこの「あいちロボットトランスフォーメーション」のプロジェクトのプロデューサーでもあるということで、この事業・プロジェクトの現状だとかサービスロボットの現状についてトークをしていただき、御紹介いただければというふうに思っておりますし、「案内」、「警備」、「モビリティ」など、数多くの最先端サービスロボットが、この豊田スタジアム内で一斉に、11月3日に働きますので、それについても御紹介いただくということでございますので、よろしくお願いをいたします。
 こういった形でですね、着々と進めていきたいというふうに思っております。これがちらしですけどね。ということでよろしくお願いをいたします。
 これがまず第1点でございます。

(2)フランスの政府系投資銀行「Bpifrance」との交流セミナー「Aichi Prefecture and Bpifrance connect: focus Industry 4.0」の参加者募集について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/startup/bpifrance2021.html)
 続きまして二つ目です。フランスの政府系投資銀行「Bpifrance(ビーピーアイフランス)」との交流セミナー「Aichi Prefecture and Bpifrance connect: focus Industry 4.0(アイチ プリフェクチャー アンド ビーピーアイフランス コネクト:フォーカス インダストリー 4.0)」の参加者の募集ということです。
 愛知県ではこれまで、スタートアップ・エコシステムの形成を目指しまして、フランス、アメリカ、シンガポール、中国の支援機関・大学とグローバルな連携体制を作ってきました。
 その一環として、今年2月にフランスの政府系投資銀行である「Bpifrance」と連携・協力に関する覚書を締結をいたしました。
 Bpifranceは、主に中小企業を対象として融資、保証、出資などの業務を行っており、特に、フランス政府が推し進めるスタートアップ支援施策である「フレンチテック」のスタートアップに対して、毎年1億ユーロ以上の投資を行っております。あわせて、「Bpifrance Le HUB(ビーピーアイフランス ル ハブ)」という、スタートアップへの伴走支援プログラムを実施するなど、フランスのスタートアップ支援において大変重要な役割を担っているということです。
 この度、Bpifrance と初めての連携プログラムとして、愛知県とフランスのスタートアップや企業など、スタートアップ・エコシステムの関係者を対象に、愛知県とフランスのスタートアップを取り巻く環境の理解と相互交流の促進を目的とした交流セミナーを11月26日に実施することといたしましたので、お知らせをいたします。
 セミナーでは、まず、愛知県とBpifranceから、各機関の実施するスタートアップ支援の取組について紹介した後、愛知県が運営するインキュベーション施設「PRE-STATION Ai(プレステーション エーアイ)」の統括マネージャー、それからBpifranceの「インダストリー4.0」の専門家から、それぞれの国・地域におけるインダストリー4.0の概況とスタートアップの関与について紹介をしていただきます。
 続いて、このインダストリー4.0に関するサービスや製品を提供している、愛知県5社、フランス5社のスタートアップによるピッチを行います。
 セミナー終了後は、参加者と、登壇した講師やスタートアップが自由に対話できる交流セッションを設けます。
 両国・地域のスタートアップを取り巻く環境に対する理解の向上や、スタートアップと大企業の交流の促進を通じて、グローバルなネットワークを拡大し、この地域のスタートアップ・エコシステムの発展やイノベーションの創出につなげていきたいと思っております。
 Bpifranceの取組に関心にあるスタートアップ関係者の方や、フランスのスタートアップとの協業に関心のある企業やスタートアップの皆様には、是非御参加をいただきたいというふうに思っております。
 ということで、今私が申し上げたのが、資料の箱書きのところでございます。
 内容として、11月26日金曜日、午後5時から6時半まで、資料の1ページの「1」ですね。会場とオンラインの併催ということでございまして。これはですね、なごのキャンパスでですね、毎週金曜日かな、このNAGOYA CONNÉCT(ナゴヤ コネクト)ですね。Venture Café Tokyo(ベンチャー カフェ 東京)と連携してやっている名古屋市主催のNAGOYA CONNÉCTというのが、毎週金曜日に、毎月第4金曜日だな、毎月第4金曜日にパネルセッション、レクチャー、ワークショップなどですね、そうしたいろんなスタートアップ関係のイベントをやっておりますが、その11月版として、今回これをやるということでございます。
 タイムライン、参加者といたしましては2ページですね。Bpifrance側からはこのお二方。それから次に、私ども愛知県の(経済産業局スタートアップ)推進監。それから講演としては、インダストリー4.0ということで、PRE-STATION Ai統括マネージャーの山本氏、それからBpifrance側からはこの方ですね、François-Xavier de Thieulloy(フランソワ グザヴィエ ドゥ テュロイ)さんという方ですね。
 そして、それが終わりましたらスタートアップのピッチということで、愛知県側からは5社、フランス側からは5社が、それぞれプレゼンテーションを行うと。その後、質疑応答、それからクロージングがあり、交流セッションという形の、そうしたイベントということでございます。
 本来であれば、対面でですね、リアルでやって交流だということでありますけど、今はコロナ禍でありますから、リアルもありますけど、こういうオンラインでどんどん海外とやれるという時代になったということかなと思っております。こうしたことは、準備は結構、設営が大変だと思いますが、引き続き精力的にやっていければというふうに思っております。
 フランスでは、これまでINSEAD(インシアード)とですね、連携してそうしたプログラム・プロジェクトもやってまいりましたし、それからStation F(ステーション エフ)ともですね、連携・協議し、様々に一緒にプロジェクトをやってきましたが、Bpifranceは、日本でいうと政策投資銀行に近い、そうした機能だと思いますが、そこが更にスタートアップのこういう伴走支援というか、こういったコンサルティングのようなこともやっているということで、当初からですね、向こうの方から是非是非連携したいと、是非是非提携したいと、こういう話を強く頂いておりましたので、我々もですね、望むところだということで。去年、2020年1月に私がフランスに渡航した際に、早期に覚書を締結して提携していきましょうということで合意をし、今年2月にオンラインでの締結式を行うことができました。この覚書では、ビジネス展開支援やファイナンスでの支援、アントレプレナー教育、さらにお互いのですね、スタートアップの提携・協力といったこともですね、進めていこうということで、これが今回の交流セミナーになったということでございます。
 もう既に何度も申し上げておりますが、Bpifranceというのはですね、比較的新しい組織でありまして、2013年に設立をされたもので、主に中小企業の資金調達と開発を促進する公的投資銀行だと。政府系金融機関ですね。融資、保証、出資、ファンド管理を一元的に行うと。総資産が8兆5,600億円ということで、そこにですね、そういった金融、出資・投資機能に加えて、起業家へのアドバイザリープログラムやアクセラレーションプログラムなどをやっているということでございまして。彼らもそうしたスタートアップ企業の、いわゆる中小企業の海外展開を支援するということなのでですね、今回、日本とは是非連携したいと。こういうことで、今回こういう共同のですね、セミナープロジェクトということでございます。
 
(3)新型コロナウイルス感染症について
(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html)

 引き続いて、コロナの関係のことについて申し上げます。
 まず、入院状況等につきましてはですね、年代別は最初の資料でありますが、70歳以上の方は3.4パーセント。(感染)経路不明の方は48.7パーセント。
 重症・中等症の方は5.0パーセント。
 検査件数も、10月17日の日曜日まで入ってきております。平日は大体、最近は3,000件をちょっと割ってくるような(件数)。(新規陽性者数が)あれだけ少ないですからね。濃厚接触者も少ないので、そういうことになってまいりますが、必要な検査数はずっとやっております。
 それからですね、次に入院状況ですが、3日間分を補足をいたします。
 入院患者さんはですね、全体で、この金土日の3日間でですね、66人から1人増えて67人。コロナ患者さん以外が1人で変わりませんので、コロナ病床では、65人が1人増えて66人ということです。病床使用率は3.8パーセント。重症の方の5人は変わっておりません。それから、名古屋市内の入院も、20人が1人増えて21人ですね。それから、愛知病院の入院が8人から1人減って7人。
 施設入所はですね、31人から8人減って23人、23人ということになりました。
 そして、自宅療養の方は、11人減って160人、160人。
 この3日間、金土日では、亡くなった方はおられませんので、死亡者は1,155で変わりません。
 重症の方の年代別の表は真ん中のところ。
 クラスターも、新しいものや変更はありません。ということでございます。
 いずれにしてもですね、全ての指標はステージの1ということでございますので、大変落ち着いている、安定をしているということでございます。過去7日間平均で新規陽性者は20.4(人)ということでありますので、大変落ち着いているということですね。重症の方も5.3ということで、落ち着いているということでございます。入院患者さんも、7日間平均で72。直近で67ということですからね。これも大変落ち着いているということでございます。
 ということで、それが今の状況でございます。

(4)「愛知入院待機ステーション」の今後の対応について
 最後にもう1点でございますが、そうした状況を踏まえまして、「愛知入院待機ステーション」の今後の対応について申し上げたいと思います。
 愛知県では、新型コロナウイルス感染症患者の受入病床がひっ迫した際に、一時的に受け入れて、酸素投与等の必要な処置を行い、入院につなげることを目的といたしまして、2021年9月6日の月曜日に、愛知県武道館に「愛知入院待機ステーション」を開設をしておりましたが、新規陽性者数の減少などを踏まえまして、9月21日の火曜日から休止をいたしております。
 この度、新規陽性者数や病床使用率の状況から、今後もですね、当面の間、利用者が見込まれないということで、10月31日、今月末をもってですね、この「愛知入院待機ステーション」を廃止をして、11月2日から愛知県武道館の利用を再開をいたします。
 なお、感染再拡大により、改めて入院待機ステーションの開設が必要となった場合には、既に宿泊療養施設として開設・運営をいたしております「東横INN名古屋名駅南」内に開設をすることといたします。
 最終的な設置時期等は、新規陽性者数や入院患者数、病床ひっ迫の状況を踏まえて判断をいたしますが、目安としては、入院患者数がステージ4に近づいた際に開設の検討・準備を行ってまいります。
 要は、この第5波は落ち着いて、収束をいたしましたが、これまでもですね、もう御案内のように、感染症ですから、患者さんが増えていくときは一気に噴き上がっていく感じの増え方をし、それがどっかで止まって、またぐっと下がっていくということなんですね。やはりヒト・ヒト感染なので、拡大していくときは濃厚接触者がどんどん増えて拡大をしていく。止まるとですね、やはり人の動きも何らかの形で抑制をされ、止まっていきますので、また一気に減っていくということになります。
 なので、これはステージ4ということを申し上げておりますが、やはり上がっていくときはですね、増えていくときはやはり急激に増えることも想定されますので、そこはですね、状況を見て、やはり入院調整などがですね、少し手間取るというような状況が見られるということであればですね、そこは速やかに開設をしていきたいというふうに思っております。
 なお、その場所はですね、ここにありますように、今回の武道館は閉鎖をいたしますが、東横INN名古屋名駅南におきましてですね、あそこは805室ありまして、全部が一遍に使えるというわけではありませんが、十分その7~8掛けは使っていけるということになっておりますので。そのうちのですね、東横INN名古屋名駅南の5階部分、ワンフロアをですね、この入院待機ステーション用に確保する。要は、空けておいて、いつでも使えるようにするということにしたいと思います。
 なお、この5階部分は、ちなみに62室ございます。今回、愛知県武道館で用意したものは20床。ワンフロア20床で、あそこはもうちょっと増やせますから、あそこで30とかもうちょっと、30床は十分できて、40はちょっとえらかったかな。ただ、2階、3階、4階と上の方にいけばですね、全部やれば50床、60床なり、もっと増やすということも可能ではありましたが、今回はまず5階ワンフロアで、62室あるところを確保して、そこでまずはですね、同じく20床をですね、用意をしていきたいというふうに考えております。
 現在武道館に用意してあります資機材はですね、基本的には全部リースでありますので、一旦リースはお返しをして、いつでも借りられるという形にして、ベッドとかそういったものは、今度はホテルですからね、ありますので。あとは酸素吸入器だとか様々な、心電図だとかいろんな医療機器ですね、酸素濃縮器、生体情報モニターなどの医療機器ですね、それからまたパソコンなどの事務機器、そうしたものはほとんどリースでありますので、一旦撤去をしてお返しをした上でですね、またいつでも借りられるように手配をしていくというふうにしていきたいというふうに考えております。
 これは、愛知県内で救急医療というか災害医療をやっているDMATのですね、先生方に相談をさせていただいて、最初は、特に8月末から9月の頭は、非常に入院状況がひっ迫しておりましたので、一旦入院待機ステーションで酸素吸入もして、ちょっと入院調整を、1泊ぐらいを想定しておりますが、そういったことでやろうということでありましたが、その場合は、やっぱりワンフロアで診れるのがいいということでありましたが、今回、そのホテルの中もね、しっかり見ていただいて、ワンフロアで使うのであればこれでいいだろうということで、今回はああいう形でですね、体育館とかそういったところに間仕切りをして作るということではなくて、最初から宿泊施設であるホテルのベッドを活用して、そこに資機材を持ち込んで入院待機ステーションという形にしていくということにさせていただくということでございます。
 ということで、いつ、どういう形で開設するかは、臨機応変にやっていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 なお、愛知県武道館もですね、現在は利用を中止しておりますけれども、当然利用はありまして。今、こちらのいわゆる柔道場とか弓道場とかなぎなた場を使っておりますが、大きなホールの方はですね、今、改修工事をやってて使えないんですね。なので、全館が今閉館になっているので。そもそもこの柔道、なぎなた、弓道とか剣道とか、そういったところの方も当然ニーズがありますし、これは大学入試に使うということなんだな。ということもありますのでですね、結果、この入院待機ステーションは、利用された方は一人もおられなかったということで、これはこれでいいんですけれども、それでずっと置いておくわけにはいきませんのでね。10月31日をもって、これは撤去をして、11月1日月曜日が武道館の休館日でありますので、2日の火曜日から利用を再開するということにさせていただきます。
 ということで、このアナウンスは早い方がいいかと思いまして、今日、月曜日の朝の会見でさせていただきました。
 引き続きですね、こうした入院待機ステーションは、もういつでも、部屋もベッドも用意をしてありますので、あとは資機材を取り付ければすぐ動けると。医師・看護師の確保も、ここでずっと入院するわけじゃありませんのでね、そこも、もう前の9月のときにやりましたので、いつでもできますので、そういう体制を整えた上で準備をしていきたいというふうに思っております。
 引き続きですね、この感染症対策を、秋冬を迎えてですね、しっかりと備えていきたいというふうに考えております。

2 質疑応答
(1)「愛知入院待機ステーション」の今後の対応について
【質問】 愛知入院待機ステーションの件でお伺いいたします。先ほどの知事の御説明で、もし必要になった場合は、東横INN名古屋名駅南の5階フロアに設置をされるというお話でした。ここは最大62部屋ということですが、62床を設置できるということでよろしいでしょうか。
【知事】 それは、ワンフロアは62室ですから、62床はできますね。いや別に、もっともっと増やそうと思えば増やせますよ。またワンフロア(追加)でツーフロアにすれば、掛ける2ですからね。ですから、それは状況次第ですね。状況次第ということだと思っております。
 というか、これは入院状況がひっ迫した場合に、まずは受け入れてもらって、1泊して酸素吸入なり応急処置をして、入院調整をするということですから、すぐ入院できるなら最初から入院した方がいいわね。当然のことですけどね。最初から医療行為が受けられるわけですから。ですから、そういう意味で、本当にひっ迫した場合の準備ということなので、それが60(床)も100(床)も要るというのは、ちょっとあんまり考えられないかなという気はしますけどね。
 いずれにしてもああいう施設ですから、やっぱりワンフロアを(確保する)。実際にそこで、軽症の方が宿泊してもらう方と混在するというのはあんまり良くないと思いますのでね。ですから、ワンフロアごとに区切って対応していくということではないかというふうに思っています。

(2)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 今日から、飲食店での対策が「同一テーブルに4人を目安に」に変わると思います。先週金曜日にも御説明いただきましたが、お手数ですがもう一度、改めて御説明と、心構え・注意喚起をお願いします。
【知事】 これまでですね、時系列的に申し上げますと、御案内のように9月末で緊急事態宣言が解除と。その後、県独自の厳重警戒宣言で10月17日の日曜日までですね、飲食店さんには夜8時、(あいスタ)認証店は夜9時(まで)という形での規制をお願いをしてまいりました。
 それを17日で解除して、先週の月曜日18日からはですね、営業時間短縮・時間制限はなくなりましたが、引き続きですね、飲食店さんには、同居家族さんかいつも一緒にいる方で4人までということで、一つのテーブルね、4人までということでお願いをしておりましたが、さらにですね、この感染状況・入院状況等が本当に落ち着いてきておりますので、もう一歩緩和をしてですね、今度は、今まで「4人以内」というふうにしておりましたが、「1テーブル4人を目安」としていただいてね、そこは、4人が良くて5人が駄目ということではなくて、そこはそれぞれの現場でね、適切な判断をしていただいて、「4人を目安」ということにし、そして普段一緒にいるということでもなくて、4人・5人というか、そういう形での4人を目安にした形でのですね、会食をしていただければ、それは会食ということもね、あり得ますね、と。その際も、あくまでも感染防止対策を徹底していただいた上でね、適切にそれぞれの飲食店さんの現場現場で対応していただければいいのではないかということで、今日から、もう一歩、飲食店さんの対応というのを緩めさせていただいたということでございます。また引き続きですね、その状況を見ながら、対応を考えていきたいというふうに思っております。
 ただその一方で、今週末は、日本にもしっかりと定着したハロウィンが(10月)31日日曜日に向かってですね、あります。ですから、金土日というのは結構、人出が出るかもしれませんが、これは先週通知を出させていただきましたが、できるだけこのハロウィンですね、主催者がおられずに、要は、どういう対策を誰が責任を持ってするかというのがない自然発生的なイベントでありますので、できましたらですね、これに参加するのは控えていただきたい。いろんなネットだとかテレビだとかですね、そうしたもので楽しんでいただくということではないかと、バーチャルで楽しんでいただければということでお願いをしたいという通知を出させていただきました。こういう人が集まるようなところへはね、できるだけ行かないということと、やはり感染防止対策の徹底をね、お願いをしていきたいというふうに考えております。
 この秋冬に備えまして、今、本当に落ち着いてきているので、飲食店さんでの会食などは、少しずつ少しずつ、緩めさせていただいておりますけれども、その場合にも、感染防止対策の徹底をね、引き続きお願いを申し上げたいというふうに思っています。