知事の記者会見
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令和3年11月22日(月) 午前10時

1 知事発言
 おはようございます。本日は11月22日月曜日、午前10時、定例会見を始めさせていただきます。

(1)あいち航空ミュージアム開館4周年特別企画展スペシャルトークショーの開催について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kouku/2021talkshow.html)

 あいち航空ミュージアム開館4周年特別企画展スペシャルトークショーの開催についてであります。
 早いものでですね、あいち航空ミュージアムは、今月11月30日火曜日に開館4周年を迎えます。本当にあっという間かなと思いますけれど。
 この間、コロナ禍でね、大変苦しい時期がまだ続いておりますが、開館4周年を記念いたしまして、今週末11月27日の土曜日から来年3月14日の月曜日まで、日本の飛行機開発史や、我が国初の実用ジェット機であり、航空自衛隊の練習機として開発されました「富士T-1」にまつわるエピソードなどを紹介する特別企画展「日本の飛行機づくりと富士T-1初鷹(はつたか)」を開催をいたします。
 この度、オープニングイベントとして、開催初日の11月27日土曜日にスペシャルトークショーを開催することが決定しましたので、お知らせいたします。
 トークショーでは、第1部として、東京大学名誉教授である鈴木真二(すずきしんじ)館長をナビゲーターに、航空評論家の中村浩美(なかむらひろみ)氏をお招きし、企画展のテーマである「日本の飛行機づくり」の歴史などについてお話をいただきます。第2部では、株式会社SUBARUの元社員で、航空機開発を担当されていた方をお招きをし、富士T-1の魅力や開発秘話などについて紹介をいたします。
 トークショー当日に御来館をいただいた全ての方に対して、あいち航空ミュージアムオリジナルポスターをプレゼントいたします。このポスターは、特別なイベントの際にお配りをしておりまして、お客様から非常に好評をいただいておりますので、今回も御用意をさせていただきました。
 特別企画展におきましては、神話の時代から現在に至る日本の飛行機づくりの歴史と、富士T-1の開発秘話から引退までの数々のエピソードについて、大型パネルで解説をいたします。今回、このパネルのイラストを手掛けた方は、航空機の絶妙なタッチと航空に関する知識の正確さから、航空マニアの間で高い評価を受けており、大変見応えのある内容となっております。
 また、この企画展に合わせて、隣接する航空自衛隊小牧基地で保管をされております富士T-1の実機を特別にお借りをして、期間限定で展示を行うほか、当機体の開発時代に飛行試験を行っていた頃の貴重な映像も上映をいたします。
 なお、あいち航空ミュージアムでは来年3月31日までの予定で入館料の特別割引を実施しておりまして、現在、個人でも団体料金で御入館をいただけます。
 是非この機会に、御家族・御友人お誘いの上、開館4周年を迎えるあいち航空ミュージアムを訪れていただいて、航空機産業の魅力に触れていただければというふうに思っております。
 ということで資料がございますが、今、私が申し上げたことがここに書いてありますので、よろしくお願いします。
 11月27日土曜日、第1部は午前11時から正午、第2部は午後1時半から2時半までということでございます。
 2ページに「出演者プロフィール」で、中村さん、それから鈴木館長、伊佐野康夫(いさのやすお)さんということでございます。
 資料の3ページが参考資料ということでございます。パネル展示は、「日本の飛行機づくり」、「富士T-1初鷹物語」ということのパネル。それから、実機はこの下にある写真、これを展示をするということでございます。
 富士T-1というのはですね、航空自衛隊のパイロットを育成するために開発された練習機でありまして、我が国初の実用ジェット機であります。富士重工業で開発、(現在の)SUBARUでね、開発されて、1958年の試作飛行ですから、昭和33年ですね。その試作飛行から1963年までに66機が生産をされて、2006年に全機退役と。長いこと使ったということですね。ということでございます。古いやつからいうと45年ぐらい使ったということですね。非常に良い機体だったということではないかと思います。
 それからですね、入館料が来年3月末まで、コロナ禍ということで2割引。団体料金と同じようにですね、一般が1,000円が800円、高校・大学生は640円、子供たち、小・中学生は400円ということにしておりますので、よろしくお願いをいたします。
 今年度はですね、今年の7月24日に、この航空ミュージアム来館100万人ということで御入場いただきました。
 2017年の11月30日に開館しまして、最初の4か月で20万人、2018年度は38万4,000人、2019年度が27万8,000人、去年は10万7,000人。今年はですね、11月14日時点で8万3,000人なので、去年よりは上回るかなということでございます。
 天井が高くて、いつもドアを開けてありますので、風がスースーなので、これから冬はちょっと寒いかもしれませんが、密になることは絶対にありませんので、そういう意味ではね、お越しをいただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(2)新型コロナウイルス感染症について
(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html)

 それではですね、今日の感染状況を申し上げたいというふうに思っております。
 というか、ほとんど感染者はおりませんので、70歳以上は3.4パーセント、(感染)経路不明は48.8パーセント、それから重症・中等症の方は5パーセントは、全く数字は変わりません。ほとんど増えませんのでね、感染者が。
 検査件数は、土日まで入りましたが、土日は2,000件を切っておりますが、平日は大体平均すると3,000件ぐらいはあるということでございます。
 そして入院状況ですが、金土日の3日間でですね、入院者は14人で変わりません。変わりません。重症の方も2人で変わりません。変わりません。そしてですね、名古屋市内の入院が2人減って、4人から2人。今2人ですね。2人減って2人。そして、愛知病院の入院が、1人から4人、3人増えて4人。これは、その体制を組んでありますので問題ありませんが、増えたということです。
 それから、施設入所・ホテル入所はですね、3日間、金土日で6人減って11人、6人減って11人。今11人ですね。全部で6棟、六つのホテルを借りて1,628室ありますけれども、入っているのは11人ということでありますが、秋冬というかね、冬に備えまして、これは確保をしていきたいというふうに思っております。
 それから、自宅療養の方も2人増えて36人、2人増えて36人ということです。
 死亡者は変わっておりません。亡くなった方は、3日間、金土日ではありません。
 それから、重症の方の2人の年代別は下の表。
 そして、クラスターはありません。ということでございます。
 ということで、昨日は感染者が2人ということでございました。2人。日曜日はですね、比較的少ないんですが、それでも1週間前が11人、その前は16人。11人、16人、28人、34人、71人で、9月26日の日曜日は165人。10月の3日の日曜日は71人となって、ぐっと減って、昨日は2人ということでございました。
 今日までで7日間平均では、新規の陽性者は6人ですね。7日間平均で1日当たり6人というところまで落ち着いてきております。あとはですね、しっかりと経済を回していくということにいたしたい。
 新たなですね、警戒領域での対策は、今日11月22日から新たな対策を進めておりますので、何とぞよろしくお願いいたします。警戒領域での新たな対策ということで、緩和もさせていただきました。飲食店さんは、テーブル4人(まで)ということではなくて、そういった制限ではなくて、感染防止対策をしっかりやっていただく。それからまた、感染防止安全計画を作っていただいた行事・イベント等は、定員の100パーセントまで入っていただくということも可能ということにいたします。社会経済活動を併せて回していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

2 質疑応答
(1)新型コロナウイルス感染症について
【質問】 コロナの関係で質問です。5月から開設されていた県の大規模接種会場のうち、まだ豊橋の会場は残っていると思いますが、名古屋空港ターミナルビルと豊明市の藤田医科大学の2回目の接種が昨日で終了したと思います。5月から、ほぼ半年間休みなしで、いろいろな方の御協力によって運営とか接種等をされてきたと思いますが、知事として所感があればお願いします。
【知事】 空港ビルと藤田医大本院は、昨日ですね、21日に、2回目も終了いたしました。25日まで豊橋中央会場がまだ残っておりますが、あとは全て終了したということで、5月24日からですね、今言われましたように休みなしでずっとやってきていただきまして、この間ですね、累計で90万2,797回(打った)。16日(まで)、先週だな。ですから、約91万回打ったということでございます。本当に多くのね、医療関係の皆様にですね、本当にお世話になりました。心から感謝申し上げたいと思います。また、この間、会場を運営・設営していただいた皆様にもですね、感謝申し上げたいと思いますし、また、この接種にですね、進んで参加をいただきました県民の皆様にも、心から感謝を申し上げたいというふうに思っております。
 こちらでですね、人数にして、1回目を打った方が45万6,000人、そして職場・職域接種で78万1,000人、こうした方々がそういったところで打っていただいて、愛知県全体のですね、ワクチン接種を押し上げていただいたと。県全体では、全人口に比して77パーセントを超える方が打っていただいておりまして、全国平均よりも進んでおります。ということでありますので、多くの皆様にね、関係の皆様、そしてまた打っていただいた県民の皆様に心から感謝を申し上げたいというふうに思っております。
 なお、引き続き3回目のブースター接種が12月1日から始まります。先週発表いたしましたように、ファイザー、モデルナともにワクチンの量は十二分に確保をいたしておりますので、そのことも含めですね、また順次、8か月たった方からですね、ワクチン接種をしていただきます。市町村から接種券が行きますので、そうした場合はですね、できるだけ多くの方にですね、3回目の接種も臨んでいただければ有り難いというふうに思っております。
 冬を迎えてですね、感染症がはやりやすい季節になりますので、どうかマスク、手洗い・手指消毒、そして換気などなど、基本的な感染防止対策の徹底を引き続きお願いを申し上げたいというふうに思っております。

【質問】 新たな「警戒領域」での対策として、今日から、会食での対策の緩和があります。マスク会食など基本的な対策は続くと思いますが、忘年会シーズンに向かってかなり会食も増えてくると思いますので、改めて県民に対しての呼び掛けをお願いします。
【知事】 先ほど申し上げましたようにですね、1日の新規陽性者数は、昨日は2人ということでありまして、昨日までの過去1週間・7日間の平均で1日6人ということで、本当にですね、8月末の2,000人を超えたときからすればですね、本当に落ち着いて、第5波は終息したということだと思いますが、ただ、ウイルスがいなくなったわけではありませんので、今でもぽちぽちと出ているということもあります。
 それから、これから冬に向かって、やはり感染症がはやりやすい時期でもありますので、県民の皆様には、引き続きですね、基本的な感染防止対策、マスクの着用と手洗い・手指消毒、換気を十二分にする、密になる場面を避けるといったことをですね、是非励行いただいて、自分の身は自分で守る、自分はうつらない、そして人にうつさないということを基本にですね、お願いをしたいというふうに思っております。
 ただ一方でですね、やはりこれだけ落ち着いてきましたので、社会経済活動は回していかなければならないというふうに思います。そういう意味では、感染防止対策にお気を付けをいただきながら、そろりそろりとですね、日常活動を取り戻していただければ有り難いというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

3 知事発言
(1)全国知事会「第30回新型コロナウイルス緊急対策本部」について
 昨日、全国知事会のWeb会議がありまして。私は、午前中は大高緑地公園で「サムライ・ニンジャ フェスティバル2021」というのがありまして、武将の格好をしておりましたんで、それを着替えて12時ちょっと前に入りまして、本当は最後の順番だったんですが、その後小池(東京都知事)さんが付け加わったので、ラストから2番目の発表というかね、意見開陳ということになりました。
 その折に申し上げたのは主に3点で、一つは、PCR検査のですね、無料化。無料検査を国が大々的にやるということでありますので、その財源負担はしっかりやってほしいということを申し上げました。
 そして、ワクチン接種についてはですね、必要量ですね、ファイザー、モデルナともに必要量をしっかり確保していただきたいということと、私以上に他の知事さんが結構たくさん言われて、今日の新聞にも出ておりますけれども、やはり8か月と言って6か月と言って、また8か月と、(2回目接種と3回目接種の)間を空けるのがね、というふうに言われたことについて、大変憤っておられる知事さんが結構おられたということでございまして。私は、それは何を言っとるんだという思いはありますけども、ありますけど、言っても詮ないことなので。
 厚労省のお役人さんがね、学者さんに、6か月たったら抗体量が減るんだから、何で6か月で打たないんだと言われてですね、8か月で何か根拠があるのかと言われて、あんまりないのでですね、多分ファイザーのワクチンがそうでないともっと足らなくなるからということではないかと思いますが、8か月と言っておいて、6か月に何でしないんだと言われて、その場しのぎで、6か月も現場の判断でいいですよという適当なことを言って、しかし、ファイザーのワクチンがそれでやると足らなくなるので、また8か月でしか送らないよというふうに言ってみたりということでありますけど、何度も申し上げておりますように、このワクチンは、我々が自力で確保できるということであれば一生懸命確保しますけれども、そうじゃないので。
 そういう形で、8か月空いたスケジュールでないとワクチンを供給しないよと言われたら、それ以上やりようがないんでですね。我々としてはそれでもって、きちっきちっとやっていくということに尽きますけれども。ただ、そういうふうなことをですね、その場しのぎのことを言ってですね、混乱させたのは事実なんで、その混乱させた張本人のところはですね、やっぱりしっかり説明して、すんませんと言わなきゃ駄目ですね、それはね。それは駄目ですね。
 土曜日の朝ね、ここ(講堂)でやった県の対策本部会議でも、あの長谷川院長ですらですね、6か月でやれるんだったらそうしてほしいということを、土曜日の段階で長谷川院長ですら言っているんで、やれると思っている方が結構おられるとしたらですね、それは困ったことなんで。その数のワクチンは来ませんからね。今は在庫とかがありますから、打とうと思えば打てますけども、それで打っていったら、すぐ弾切れになっちゃいますから。そのことはね、やっぱりしっかりと説明をしてくれないかんということだと思いますね。
 ということと、あと、職場接種について3月からということでありますから、できるだけ早めにスケジュールを出すのと、7月・8月の(ときのように)1か月半もですね、間が空くというようなことが、もう二度とないようにね、やっていただきたい。
 多分ですね、多分というか、愛知県は、そういった職場・職域接種をやっていただける企業・大学ですね、企業さんなんかは結構あると思いますね、3回目も。ただ、その場所の開設費とか医療スタッフの確保の費用は、その企業さんが負担するというわけですから、そういう意味ではですね、用意はしたが物(ワクチン)が来ないではね、みんなやる気がなくなっちゃいますので、そこはしっかりやっていただきたいということを、その趣旨のことも昨日申し上げました。
 三つ目としてね、やはり愛知県ですから、日本一の産業県として、経済活動の再開に向けた提言ね。一つは、航空機産業については、やはり民需がコロナで落ち込んでおりますから、いわゆる官需ですね、基本的には防衛産業になりますが、官需の前倒し発注などでしっかり支えてもらいたい。そして三菱スペースジェットは必ず再開してもらいたいということも申し上げました。また、交通事業者に対する支援、それから自動車産業のサプライチェーンの支援といったことも申し上げたということでございまして、引き続き、機会を見つけて、コロナ対策と社会経済活動を回していくということも、しっかり申し上げていきたいというふうに思っております。