第1回
介護サービスだけでなく“楽しさ”も提供「デイサービス」
取材協力:社会福祉法人サン・ビジョン 第2ジョイフル江南 
施設長 松井和生さん

もう一つの居場所であり、社会の中のコミュニティーの一つ

 デイサービスセンターは自宅で生活している方が通う通所施設です。入浴や食事など日常生活の介護サービスを提供するほか、体操などのレクリエーションを行います。ここ第2ジョイフル江南が対象とするのは、軽度な要介護1から重度の要介護5までと総合事業対象者(要支援1、2、基本チェックリストを受けている方)というすべての介護段階の利用者様。なかでも多いのは要介護1、2です。
 利用者様にとってデイサービスセンターは、自宅以外のもう一つの居場所であり「コミュニティー」です。その魅力は“楽しく”過ごせることだと思います。おやつを作ったり将棋をしたり、ボランティアによるギター演奏を聞いたり。職員も一緒に盛り上がりますよ!
 一方、入所施設は入居いただいて介助や支援を受ける場所。基本的には 「生活の場」であり、終のすみかです。安心して“ゆったり”過ごしていただけるよう努めます。

施設外観写真

人と人とのふれあいを感じられる仕事

 ここでの介護職の仕事は、入浴・食事・排泄の介助、レクリエーションの立案や実施などです。入所施設の場合は生活介助に多くの時間を割り当てるのですが、デイサービスでは食事や排泄の介助が必要ではない方もいます。スムーズに会話される方が多い分、ご要望が多い面もあります。ですから、柔軟な対応力やコミュニケーション力が、デイサービスで求められるスキルといえます。
 それだけに人と人とのふれあいを感じられ、利用者様が元気になったり喜んでくれたりするとうれしいですね。「あなたがいてくれてよかった」「また会いに来るわ」といってもらえるのがやりがいです。
 もし介護の仕事に興味があり、人と関わるのが好きならチャレンジしてほしいですね。人生の大先輩である高齢者から学ぶことも多いはずです。介護職員にもさまざま個性があり、それぞれに力を発揮できる場があります。自分の適性を知るためにも、まずは一歩進めてはいかがでしょうか。

施設内写真

デイサービスでの1日の仕事

今回学んだ入所施設との違いは…

第2ジョイフル江南

デイサービスセンター、特別養護老人ホーム、ショートステイホームを併設。「自分自身が住みたくなる施設、地域の人々が来たくなる施設、職員が働きたくなる施設」という3つの施設目標を掲げ、職員が輝いた生活を送るとともに、利用者様が「いつまでも自分らしい生活」を送るサポートを行っています。同法人では近隣に、レクリエーションを主目的にプールや温泉などを備えた大型デイサービスセンターや、リハビリを主目的にデイケアを行う介護老人保健施設も備えています。

問い合わせ先:社会福祉法人サン・ビジョン 第2ジョイフル江南
愛知県江南市河野町五十間51
TEL:0587-57-1081
URLhttps://sun-vision.or.jp/facility/344/