愛知県の企業の取り組み

  1. 社会福祉法人 東海福祉会 箱舟保育園

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初めての育児相談や<br />
子育て家庭の交流の場を提供し、<br />
地域のふれあいを活発に

社会福祉法人 東海福祉会 箱舟保育園

advanced_hakobune01

箱舟保育園は、外部団体との協力体制の確保で、充実した活動を行っています。現役のママさんの声を取り入れ、活動の幅を広めたり、園内での活動を外部でも行えるように工夫をしたり、地域の子育てに親身になって取り組んでいます。

活動内容について

るんるんクラブ

取り組みのきっかけ
平成21年4月1日から適用された新保育所保育指針により、園児の保護者だけではなく、地域の子育て家庭への支援が定められました。当初は何か活動を行いたい気持ちはあるものの、空きスペースと人手の問題からなかなか活動には至りませんでした。
転機となったのは、保育園の設置母体となっている隣の教会の建替えで広い集会所が出来たことで、空きスペースの問題が解決されたことです。また、人手の問題も保育園職員だけでなく、外部の人の力を借りることは出来ないかと考えていた時、みなみ子育てネット主催の「子育て応援交流会」が開かれ、その中で、心強い味方となる近隣学区の主任児童委員の方と出会うことができました。
活動の詳細
単体のサロンや箱舟保育園だけではなく、年2回の合同子育てサロン「るんるんクラブ」が作られました。保育園の人脈を利用し、絵本の読み聞かせを中心とした会を平成23年7月に第1回目として開催、その年の秋には保育園で毎年行っていたヤキイモパーティーを「るんるんクラブ」でも開催しました。保育園と主任児童委員だけでなく、民生委員と協力し、参加親子110名と大変盛り上がりました。
翌年の「るんるんクラブ」では、ベビーマッサージを実施。応募が殺到したことで、需要の多さを実感しました。こちらは現在、「るんるんクラブ」とは別に保育園と講師の先生が協力し、8月を除いた月1回の定期開催を行っており、昨年度は159組の親子が参加しています。
平成25年から「るんるんクラブ」の活動は、初夏に親子で簡単な体育ゲームを行うミニ運動会、秋にヤキイモパーティーが定番となりました。ヤキイモパーティーは土曜日開催ということもあり、パパの参加も多数見られました。
活動名称 るんるんクラブ
活動開始時期 平成23年
活動場所 保育園の園庭
活動分野 保育・子育て
協働先の名称 近隣3学区の主任児童委員さん6名と協働

おいでおいで赤ちゃん

取り組みのきっかけ
自主サークルを開いている現役のママさんから「出産後に地域との繋がりを持てないまま育児をしている人が気楽に通える場所を増やしたい」と相談を受け、箱舟保育園と協働で、月1回、0歳児第1子を持つママを対象としたサロン「おいでおいで赤ちゃん」を作りました。区の社会福祉協議会も集会室の使用料などを助成してくれています。
活動の詳細
「おいでおいで赤ちゃん」のこだわりは0歳児の第1子に限定したことです。初めてママになった方達同士の不安や悩みの相談の場、新しいママ友を作ってもらう交友の場としたかったためです。
活動の内容は自己紹介とフリートーク。その中で絵本や触れ合い遊びの紹介をしたり、育児相談や入園相談を受けたりすることもあります。自己紹介では、名前だけではなく、使って良かった赤ちゃんグッズの紹介や親子でゆっくりできるお店を教えたりするなど、話が広がるような工夫を取り入れています。また、家庭内で起こりやすい事故例や近隣の病院の地図などの情報もお渡ししています。
最初は2組だった参加親子も口コミなどで広がっていき、昨年度は97組参加するまで増えました。
活動名称 おいでおいで赤ちゃん
活動開始時期 平成25年
活動場所 保育園北隣のキリスト教会の集会室(この教会は保育園の設置母体です)
活動分野 保育・子育て
協働先の名称 地域で他の子育てサークルを開いている現役ママ2名と協働

活動を続けていくポイント

一言で言うと無理をしないこと。活動することが負担になってはいけないので、無理をしない範囲や規模で続けて行くことが大事だと思います。

活動の成果

まず活動が定着してきていることは大きな成功だと思います。
近隣地域の主任児童委員や民生委員の方と顔見知りになれた事も収穫だと思っています。大きな災害等の時などには、地域のために協力する仲間になるので、備えにもなったと思います。

今後のやっていきたいこと

これまでの活動は、今後も引き続き続けて行きたいと思っています。
また、保育園だけでなく、設置母体の教会としても地域貢献がしたいと思っています。子どもだけでなく、お年寄りも含めた地域の方の交流の場のカフェなどを行っていけたらと構想しています。

これから取組みを考えている企業への一言

子育てを始めたばかりの方は交流の場を求めています。大きな支援活動が出来なくても場を提供してあげるだけでも立派な支援になると思います。疑問や不安な点は、社会福祉協議会や保健所に相談されると良いと思います。

企業情報

社名 社会福祉法人 東海福祉会 箱舟保育園
所在地 名古屋市南区
創業年 昭和48年
従業員数 21名
主な業種 医療、福祉

[社会福祉法人 東海福祉会 箱舟保育園]

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初めての育児相談や<br />
子育て家庭の交流の場を提供し、<br />
地域のふれあいを活発に

advanced_hakobune01

箱舟保育園は、外部団体との協力体制の確保で、充実した活動を行っています。現役のママさんの声を取り入れ、活動の幅を広めたり、園内での活動を外部でも行えるように工夫をしたり、地域の子育てに親身になって取り組んでいます。

活動内容について

るんるんクラブ

取り組みのきっかけ
平成21年4月1日から適用された新保育所保育指針により、園児の保護者だけではなく、地域の子育て家庭への支援が定められました。当初は何か活動を行いたい気持ちはあるものの、空きスペースと人手の問題からなかなか活動には至りませんでした。
転機となったのは、保育園の設置母体となっている隣の教会の建替えで広い集会所が出来たことで、空きスペースの問題が解決されたことです。また、人手の問題も保育園職員だけでなく、外部の人の力を借りることは出来ないかと考えていた時、みなみ子育てネット主催の「子育て応援交流会」が開かれ、その中で、心強い味方となる近隣学区の主任児童委員の方と出会うことができました。
活動の詳細
単体のサロンや箱舟保育園だけではなく、年2回の合同子育てサロン「るんるんクラブ」が作られました。保育園の人脈を利用し、絵本の読み聞かせを中心とした会を平成23年7月に第1回目として開催、その年の秋には保育園で毎年行っていたヤキイモパーティーを「るんるんクラブ」でも開催しました。保育園と主任児童委員だけでなく、民生委員と協力し、参加親子110名と大変盛り上がりました。
翌年の「るんるんクラブ」では、ベビーマッサージを実施。応募が殺到したことで、需要の多さを実感しました。こちらは現在、「るんるんクラブ」とは別に保育園と講師の先生が協力し、8月を除いた月1回の定期開催を行っており、昨年度は159組の親子が参加しています。
平成25年から「るんるんクラブ」の活動は、初夏に親子で簡単な体育ゲームを行うミニ運動会、秋にヤキイモパーティーが定番となりました。ヤキイモパーティーは土曜日開催ということもあり、パパの参加も多数見られました。
活動名称 るんるんクラブ
活動開始時期 平成23年
活動場所 保育園の園庭
活動分野 保育・子育て
協働先の名称 近隣3学区の主任児童委員さん6名と協働

おいでおいで赤ちゃん

取り組みのきっかけ
自主サークルを開いている現役のママさんから「出産後に地域との繋がりを持てないまま育児をしている人が気楽に通える場所を増やしたい」と相談を受け、箱舟保育園と協働で、月1回、0歳児第1子を持つママを対象としたサロン「おいでおいで赤ちゃん」を作りました。区の社会福祉協議会も集会室の使用料などを助成してくれています。
活動の詳細
「おいでおいで赤ちゃん」のこだわりは0歳児の第1子に限定したことです。初めてママになった方達同士の不安や悩みの相談の場、新しいママ友を作ってもらう交友の場としたかったためです。
活動の内容は自己紹介とフリートーク。その中で絵本や触れ合い遊びの紹介をしたり、育児相談や入園相談を受けたりすることもあります。自己紹介では、名前だけではなく、使って良かった赤ちゃんグッズの紹介や親子でゆっくりできるお店を教えたりするなど、話が広がるような工夫を取り入れています。また、家庭内で起こりやすい事故例や近隣の病院の地図などの情報もお渡ししています。
最初は2組だった参加親子も口コミなどで広がっていき、昨年度は97組参加するまで増えました。
活動名称 おいでおいで赤ちゃん
活動開始時期 平成25年
活動場所 保育園北隣のキリスト教会の集会室(この教会は保育園の設置母体です)
活動分野 保育・子育て
協働先の名称 地域で他の子育てサークルを開いている現役ママ2名と協働

活動を続けていくポイント

一言で言うと無理をしないこと。活動することが負担になってはいけないので、無理をしない範囲や規模で続けて行くことが大事だと思います。

活動の成果

まず活動が定着してきていることは大きな成功だと思います。
近隣地域の主任児童委員や民生委員の方と顔見知りになれた事も収穫だと思っています。大きな災害等の時などには、地域のために協力する仲間になるので、備えにもなったと思います。

今後のやっていきたいこと

これまでの活動は、今後も引き続き続けて行きたいと思っています。
また、保育園だけでなく、設置母体の教会としても地域貢献がしたいと思っています。子どもだけでなく、お年寄りも含めた地域の方の交流の場のカフェなどを行っていけたらと構想しています。

これから取組みを考えている企業への一言

子育てを始めたばかりの方は交流の場を求めています。大きな支援活動が出来なくても場を提供してあげるだけでも立派な支援になると思います。疑問や不安な点は、社会福祉協議会や保健所に相談されると良いと思います。

企業情報

社名 社会福祉法人 東海福祉会 箱舟保育園
所在地 名古屋市南区
創業年 昭和48年
従業員数 21名
主な業種 医療、福祉

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