赤彩土器(パレス・スタイル土器)

赤彩土器(パレス・スタイル土器)
弥生時代後期~古墳時代前期

 弥生時代後期の尾張地域を特徴付ける赤彩土器は、ギリシャのクレタ島クノッソス宮殿跡出土の宮廷式になぞらえて「パレス・スタイル土器」とも呼ばれている。
 器肌は白色を呈し、直線文・波線文・斜行線文・列点文などを組み合わせた文様帯と赤色顔料を塗布した赤彩帯で装飾される。弥生時代後期は最も装飾が華やかな時期で、広口壺の他、小型壺、高杯、ブランデーグラス形の高杯、器台など多くの器種がみられる。終末期以降は、赤彩は壺のみに施されるようになり、古墳時代前期まで製作された。

○赤彩土器・壺1・2

  • 鋳型状の土製品
  • 銅滴

○赤彩合子

 弥生時代後期初頭の方形周溝墓から出土した。底部には透かしが施された高台が付き、身は筒形を呈する。蓋の外面には鋸歯状文が描かれている。身と蓋それぞれに二孔一対の紐孔が穿たれている。 同形の土器は、本県豊田市の川原遺跡から出土しているが、類例は極めて少ない。

赤彩合子
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