愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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妙興寺境内地(みょうこうじけいだいち)

分類 県指定
種別 史跡
所在地 一宮市大和町妙興寺2438
所有者等 妙興寺
指定(登録)年 昭和44年(1969)
時代 南北朝

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妙興寺境内 地

妙興寺境内 地

妙興寺は臨済宗妙心寺派、尾張第一の巨刹で、その題額に「国中無双禅刹」とあるのもゆえなしとしない。正平3年(1348)滅宗宗興によって開創された。足利尊氏から寺領の寄進をうけ後光厳天皇(北朝)の勅願所、足利義詮の祈願所となるほど室町幕府から厚遇され、諸山と同格に列せられた。室町幕府の衰退によって寺院も荒廃したが、豊臣秀次が妙心寺の南化玄興を招き再興をはかった。江戸時代には尾張藩から寺領安堵されたが、往時に比べ縮小した。近世火災に遭い、建造物等に旧観を失ったが、なおよく中世寺院の遺構が残され、境内の規模、伽藍も広く、尾張における禅宗寺院随一の代表的な境内地といえる。

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