愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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知多の虫供養行事(大野谷)【ちたのむしくようぎょうじ(おおのだに)】

分類 県指定
種別 無形民俗文化財
所在地 知多市、常滑市
開催日 12月15日~1月16日、秋の彼岸の入り
所有者等 大野谷虫供養保存会
指定(登録)年 昭和58年(1983)
知多の虫供養行事(大野谷)

大野谷旧13か村で行われている虫供養は、知多市大興寺・南粕谷・北粕谷・大草・羽根・松原、常滑市矢田(やた)・小倉・宮山と石瀬・権現・西之口・榎戸が交代で当番を受ける。
中心行事は道場供養・巡回礼拝・大法要の3つである。道場は掘立小屋であったが、近年は公民館などを借りることが多い。道場供養では「お掛軸仏」を掛け、当人(とうにん)と念仏講の人たちが中心になって朝夕勤行する。道場供養が終わった翌日の17日からは毎日各地の当番の家にお掛軸仏を回し、巡回礼拝(阿弥陀講)がおこなわれる。大法要は、秋の彼岸の入りに当番地区の寺で行い、本堂にお掛軸仏を掛けて仏具や供物を供え、境内には大塔婆を建てる。お勤めの後、次期当番地区との間で虫供養関係の仏具や什器類の引き継ぎが行われ、当番地区の交替となる。
起源について記した史料がなく、詳しいことはわからないが、戦国時代、大野谷一帯を支配していた佐治家滅亡のとき、難を逃れた同家の守り本尊である阿弥陀如来の掛け軸を祀ったことによるといわれている。

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