愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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尾張津島天王祭の車楽【おわりつしまてんのうまつりのだんじり】

分類 県指定
種別 有形民俗文化財
所在地 津島市・愛西市
所有者等 尾張津島天王祭協賛会・市江車(ぐるま)協賛会
指定(登録)年 昭和59年(1984)
尾張津島天王祭の車楽

尾張津島天王祭には車楽と呼ばれる6輛の祭舟が登場する。それは津島神社の門前町として栄えた津島五か村と、津島の南方に位置する旧市江島から参加するものである。この車楽は2艘の舟を並べた上に屋形を置き、その上に2層の屋台を載せた舟山車であることが特色である。
前日の試楽は津島5か村だけは屋根上を半球状に提灯で飾る巻藁舟、翌日の朝祭は市江車とともに屋台を載せて能人形を飾る。特に朝祭には小袖を軒に下げ、屋形内では児(ちご)が囃子を奏している。古くは京都の祇園祭同様、胸に鞨鼓(かっこ)を着けた稚児舞を行なっていた。
車楽は近世以前から濃尾平野に分布した山車である。明治4年までは津島五か村は大山と呼ばれる祭舟と対で祭りに登場させていた。大山は人形、車楽は稚児舞を演じたように、祭舟によって役割分担が存在したのである。津島の大山と車楽は、この地方の山車祭礼の形成に、津島信仰とともに大きな影響を与えた。

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