分類 | 県指定 |
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種別 | 彫刻 |
所在地 | 一宮市千秋町 |
所有者等 | 龍光寺 |
指定(登録)年 | 昭和34年(1959年) |
時代 | 平安 |

木造十一面観世音菩薩立像
高さ158cm、桧材、寄木造(よせぎづくり)、彩色。
面相は豊かに柔らかく、切れ長で柳葉状の眼形である。体部前面はやや複雑化しているが、姿態は整っている。彩色はほとんど剥落し、全体に木肌が露出しているが、それがかえって穏やかな刀法や衣文の流れのなめらかさを示している。頭上の化仏(けぶつ)の一部と右脇下の一部、光背など、いずれも後補である。
この地方にみられる藤原末期通有の形式をもつ作である。