分類 | 県指定 |
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種別 | 絵画 |
所在地 | 名古屋市博物館(寄託) |
所有者等 | 善光寺別院願王寺 |
指定(登録)年 | 昭和31年(1956) |
時代 | 桃山 |
一幅 80.5×35cm 仁峯永善賛
善光寺別院願王寺は織田又六の母が開基といわれ、本図にこのような伝承をもつ。像は、白小袖に柿色染め分け文様の肩衣姿で、正面を向いて座り、脇差を差し、右手に扇子左手に念珠を持つ追善の形式をとる。身体に比して大きな頭部は大きく頭頂をそり上げて、膨らんだ頬や間隔の狭い眉と目の間などの若い面貌がみられる。長興寺蔵信長像で肩線が一直線になっている肩衣と共通風俗に時代を思わせる。賛者仁峯永善は 臨済宗の僧で尾張政林寺(名古屋市天白区土原1丁目)開山である。尾張海国寺(名古屋市熱田区神宮2丁目)の開山で叔栄宗茂の法嗣で一時妙心寺に住した。