分類 | 県指定 |
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種別 | 絵画 |
所在地 | 名古屋市中村区 |
所有者等 | 妙行寺 |
指定(登録)年 | 昭和31年(1956) |
時代 | 桃山 |
一幅 75.4×39.2cm 日遙賛
画像は上げ畳に右手に笏を持ち腰に小太刀を差した位冠束帯姿で座る。清正の顔貌は 真横に引かれた眉や目、口髯に武将的な個性がよく出た表現である。黒袍の文様も詳細に描かれる。画像の上部に日蓮宗の肖像画にある題目が書かれる。「前肥州太守浄池院殿日乗大居士」「干時慶長第十六辛亥林鐘下旬四日遙」の書きこみが画像両脇にある。加藤清正(1562~1611)秀吉の血縁で家臣。肥後熊本領主。文禄・慶長の役で朝鮮出兵は有名である。日遙は、清正が朝鮮出兵時彼地で得た孤児で日本で養育して身延山で僧とした人物。本像は、松平定信編集『集古十種』肖像編に模写収録されている。