分類 | 県指定 |
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種別 | 絵画 |
所在地 | 名古屋市中村区 |
所有者等 | 光明寺 |
指定(登録)年 | 昭和45年(1970) |
時代 | 江戸 |
二巻 縦32.6cm、横997.0cm(上巻)、1142.4cm(下巻)
この絵巻は、現在東京都の増上寺に伝わる鎌倉時代絵伝の完壁な模本である。詞書も画態も一致し、高い芸術性と古典の情緒をも生かし原本さながらの観を呈している。増上寺本は鎌倉時代絵巻中でも芸術的価値高く、殊に大和絵の典型的な画風をよくとどめる逸品である。光明寺本はこの種絵巻の模本中でも群を抜いた稀に見る立派な例といえる。文化9年(1812)の書写であることが添書で知られ、画家も鎌倉時代絵巻の模写を多く手がけた者であろうと推定される。